学校図書館担当職員の役割及びその資質の向上に関する調査研究協力者会議(第4回) 議事録

1.日時

平成25年10月27日(日曜日)14時00分~17時00分

2.場所

文部科学省3階 3F2特別会議室(東京都千代田区霞が関3-2-2)

3.議題

  1. 学校図書館担当職員の担うべき役割・職務について
  2. 学校図書館担当職員の質の確保を図るための方策について
  3. その他

4.議事録

【堀川座長】  皆さん、こんにちは。定刻となりましたので、これより学校図書館担当職員の役割及びその資質向上に関する調査研究協力者会議(第4回目)を始めたいと思います。いいお天気になって良かったですね。台風の心配もありましたけれども、こうやって無事に開催できることをとても喜んでおります。
 そして、前回の会議の後、たくさんのメールを頂きました。それから、今日も加藤委員さんからこういう資料を頂いておりますし、皆様の御意見によってこの報告書がだんだんに充実してきていることを大変ありがたく思っています。今日も是非活発な御意見、御議論をお願いいたします。
 それでは、今日はまず初めに、前回会議の議論を踏まえて事務局より示されております、皆さんにも事前にメールで送付していただきました、学校図書館担当職員の担うべき役割・職務について、これまでの議論をまとめたものに対して皆様の御意見を頂きたいと思います。
 それから、二つ目は、もう一つの調査研究事項であります学校図書館担当職員の質の確保を図るための方策についての議論へ移っていきたいと思います。今日は、清水委員さん、堀部委員さん、槇川委員さんのお三方から研修に関する事例発表をしていただきます。
 そして、休憩を挟んで、質の確保を図るための方策について御議論をいただきたいというように思っています。
 それでは最初に、事務局に御異動があったと伺いましたので、その御紹介をお願いいたします。そして、配付資料の確認、そして、資料1についての説明を事務局の方でお願いいたします。
【春山課長補佐】  それでは、失礼いたします。事務局に異動がございましたので、紹介させていただきます。白間児童生徒課長の後任として新たに着任いたしました内藤敏也児童生徒課長でございます。
【内藤課長】  10月1日付けで白間の後任として児童生徒課長になりました、内藤でございます。前職は高等教育局の専門教育課長、大学の工学部、理学部、農学部、それから、高専などの関係の仕事をしておりました。
 学校図書館関係につきましては、初中局も経験は当然あるんですけれども、この間、私が担当していなかった時期に学校図書館法の改正があったり、あるいは学校図書館に関する地方財政措置なども一歩進んだりというようなことがいろいろあった旨聞いてございます。
 これからの学校図書館担当職員の担うべき役割・職務について、先生方にいろいろ御尽力、御議論いただいており、本当に感謝してございます。日曜日の開催となりましたが、先生方の御都合とはいえ、こういった形でお忙しい中出ていただいていることにつきましても本当に感謝申し上げます。引き続き、学校図書館担当職員の役割・資質の向上について、先生方の御意見を頂きながら、今後の学校図書館の充実・発展に寄与するものになりますよう事務局としても尽力してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 なお、先ほど座長に申し上げましたが、今日10月27日は文字・活字文化の日ということで、文字・文化活字振興法に定められた日でございます。11月3日の文化の日を挟んだ前後1週間ずつの2週間が読書の日で、その初日ということで文字・活字文化の日が定められたと聞いてございます。日曜日にセットしておいて大変申し訳ないですけれども、こういった議論をするには誠にふさわしい日かと思いますので、是非御豁達な議論をいただければと思います。よろしくお願いいたします。
【堀川座長】  ありがとうございます。よろしくお願いします。
【春山課長補佐】  続いて失礼いたします。配付資料の確認でございます。本日配付資料と致しましては、まず議事次第がございますけれども、資料は大きく4点となっています。資料1が、前回までのもの、いわゆる資料本体となるんですが、前回の御議論を踏まえ、また、その後に頂いた御議論とかを前回の資料から赤で修正したものになってございますが、それが資料1でございます。
 それから、資料2、3、4は、先ほど堀川座長の方からもございましたが、二つ目の調査研究事項であります学校図書館担当職員の質の確保を図るための方策について、本日清水委員、それから、堀部委員、槇川委員のお三方からそれぞれの研修等をはじめとする資質確保の状況についての御発表をいただくということで、その資料を資料2-1、2-2、資料3、資料4ということで付けさせていただいてございます。
 それから、追加資料として1点、加藤委員の方から頂きました資料を今、席上に時間前直前に配付させていただきました。
 それから、議事録が、第2回の議事録と、それから、第3回、前回の議事録、こちら3回の方はまだ未定稿ですけれども、配付させていただいております。こちらもまた御確認いただきまして、事実誤認や訂正等ございましたら、11月5日火曜日になりますが、電子メールをまた明日以降お送り申し上げますので、そちらへの御返信ということでお送りいただければと思ってございます。第2回の会議録につきましては、再修正いただいたものをそのままホームページに掲載させていただくということですので、あらかじめ御了承いただければということでございます。
 資料の確認は以上でございます。よろしいでしょうか。
 そしたら、資料1の方、前回からの変更点について御説明申し上げたいと思いますので、資料1の方をお手元によろしくお願いします。
 前回、一応、骨子案ということでしたが、これまでの議論のまとめということでお示しをしてございます。資料を1枚、2ページの方ですけれども、ここのページは、ごらんいただいたとおり字句の整理ということで、説明は省略させていただきます。
 資料3ページでございますが、学校図書館の利活用の意義ということで、ここのところが、前回、槇川委員、堀部委員、加藤委員、林委員、平久江委員から、多くの委員の方から、学校図書館の学校教育における位置付けを、例えば学習指導要領、学校図書館法だけじゃなくて、まず図書館の位置付けを明らかにするということがちょっと弱いんじゃないかというような御指摘をいただきましたので、この資料のページ3、4ということで記載をしてございます。
 簡単に御説明申し上げます。まず今回、平成20年、それから、21年に改訂をしております学習指導要領でございますが、知・徳・体のバランスのとれた「生きる力」を育もうとしていまして、その中の重要な要素として「確かな学力」を育成するというようなことになってございます。学習指導要領や、それから、学校教育法でもそうですが、いわゆる学力の3要素ということで、基礎的・基本的な知識及び技能と、それから、それらを活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力ということで、いわゆる活用する能力ですけれども、そうしたものが二つ目、それから、主体的に学習する態度ということで、この三つを学力の3要素ということで言っております。そうしたことを、今、新しい学習指導要領で求めていることをまず丸の1として記載させていただいています。
 確かな学力の育成に当たっては、具体的には、報告や討論、スピーチといった方法でございますけれども、実際に考える、思考するといったことのプロセスをたどっていくことで思考する力を身に付けるということで、言語活動の充実が、これはまた今日の学習指導要領での一つの大きな柱というか、重要事項とされているところです。
 そして、そうした観点もあり、二つ目の丸の後段ですが、学習指導要領には以下のような記述がございます。「学校図書館を計画的に利用しその機能の活用を図り、児童の主体的、意欲的な学習活動や読書活動を充実すること」と。これは中学校、高等学校、特別支援学校においても同様の記述がそのままあるところです。具体的にはということですが、学校図書館が、教科等の学習において、学習するテーマの背景に触れたりとか、それから、その補足となるような知識や情報を提供したり、また、そうしたテーマを、発展的に学習するための資料を有しているということですので、そうした授業を深めたり、子供たちの理解を豊かにする、それから、主体的・意欲的な学習活動を促進するといったようなことに活用できるということです。
 学校図書館を更に積極的に利活用するということは、今回、総合的な学習の時間の中に探究的な学習というような概念が指導要領の解説の方に書かれてございます。探究的な学習と申しますのは、この1から4までですが、1としては、自らの課題を見付けて、その課題について自ら情報を収集し、3と致しまして、その情報の整理、分析を行う。そして、そうしたものを考えや意見にまとめて自ら表現をすると、そういったようなサイクルでございます。そうしたものを繰り返していくというような一連の学習活動のことを探求的な学習というふうに。こうした探究的な学習にやはり学校図書館の機能が有効に活用されることでそうしたことの質が高まっていくということと、そうした探究的な学習での手法が総合的な学習の時間だけに止まらず、各教科の学習、授業においてもそうしたことが活用できるということです。
 3ページの一番下ですが、さらに読書そのものにつきましては、生きる力は、先ほど申し上げました確かな学力のほかに、豊かな心と健やかな体ということで三つになってございますけれども、そのうちの豊かな人間性にも当然寄与する、育成にも資するものであるということです。子供、児童生徒の望ましい読書習慣の形成を図るために、学校の教育活動全体を通じていろいろな指導の展開を図る上で学校図書館を利活用する意義が大きいということで、学校教育の展開の中での学校図書館の意義を少し丁寧にまとめたのが3ページから4ページということで、これは丸々追加をさせていただいてございます。
 今申し上げたようなことをイメージの図で示したものが4ページの方にございます。
 続きまして、5ページの方ですが、これは関係者について、前回のところから修正した部分をいろいろと御説明申し上げたいと思います。
 「教員(教諭等)」というところですが、これはこのページの真ん中に出ております、「教員は、児童生徒の教育をつかさどる」というところが、これは教員というのは実は教諭の学校教育法における職務規定ですので、「(教諭等)」というふうなことで括弧で補足をしております。
 それから、学校図書館担当職員の後、括弧を開きまして、「(いわゆる学校司書)」ということにしてございます。これは前回、吉田委員、それから、海野委員から、加藤委員の方からは本日配付の資料にございますけれども、学校司書と称するべきではないかということで御意見がございましたが、この報告書では学校図書館担当職員とやはりするべきであろうと思っております。
 その理由として申し上げますが、一つとしては、実態としては、やはり自治体や学校で学校司書の名称に統一化されていないということがまず事実としてございます。
 それから、司書という言葉は、これはいわゆる社会通念上の事実上の言葉じゃなくて、図書館法という法律で定められたいわゆる公的資格を指す言葉が司書でございます。そうした司書という二文字に学校という二文字を冠して学校司書というのが、やはり公の資格であるという誤解を招きやすい。実は我々の児童生徒課の方にも結構な頻度で、学校司書が資格であるというような誤解に基づくお問い合わせが実はございます。やっぱり文部科学省の公の報告書ということで考えますと、そこはそうした記述になるということで御理解をいただきたいと。ただ、実態としては、学校司書ということでこれまでのサポーターズ会議等の報告書でもこういう記述をしてございますので、そこはいわゆる学校司書ということで補足をするという形にしております。
 それから、「ボランティア」を消して「教育委員会」としてございますけれども、これは教育委員会をきちんと位置付けるべきだという御意見を前回頂きましたので、ここはいわゆる職務としてきちんと学校図書館に関わる者ということで、ボランティアに代えて教育委員会を位置付けております。
 それから、組織的に取り組んでいくというところは、文言を少し整理したということです。
 校長のところですが、学校図書館に関する教職員の認識を深めるということはやはり司書教諭の役割なんではないかというような御意見が前回ございました。積極的な学校図書館の活用に関する方針を教職員に対して明示するというようなリーダーシップというのがやっぱり校長の役割だろうということで、そのような書き換えをしております。あとは、リーダーシップの発揮というのが言葉としてはもう少し強くならないかというような御意見が出ましたので、これは単純な話で恐縮なんですが、「強く」という言葉を入れておりますが、何かもうちょっとうまい言い方があれば是非また教えていただければと思います。
 それから、司書教諭のところは字句の整理と、それから、情報活用指導計画につきましては、これは前回御議論の中でこうした計画の立案についても当然触れるべきだろうという御意見がありましたので、入れさせていただいています。
 「また」のところにおいても、特に司書教諭に期待される役割として、図書館を使用した教育指導方法や情報活用能力の育成等についての助言が期待されているということで特出しをしてございます。
 それから、図書館主任で、これをどういうふうに書くのかという御議論がありまして、これは前回の御議論を踏まえた修正とさせていただいております。長期的には司書教諭が担うことが望ましいんだけども、配置されていない場合には図書館主任が司書教諭の職務を担うということで言ってございます。
 それから、6ページの方に参ります。学校図書館担当職員ですが、授業を行う教員の支援を行うというものを明確に位置付けるべきだという御意見がございましたので、それを位置付けております。それに伴って、文章を一回切るということをしております。
 それから、その次の丸のところは図書館資料です。これは図書館資料にいわゆる活字の媒体だけじゃなくて、電子書籍等の電子情報みたいなものもイメージをしてあるということが分かりにくいというような御意見がございましたので、括弧書きですけれども、電子資料としまして、その中を開いて、CD-ROM、それだけじゃなく、ネットワーク情報資源ということで、この報告書においては図書館資料がそういうものを含むものだということでここで定義付けをしている形にしています。
 それから、続きまして、時間が押してございますので、すみません、少し簡単に申し上げます。丸々一つ入れましたのは、教育委員会の位置付けということで、ここは研修等、資質の向上について行うことが重要だということで、これはまた次の二つ目の調査審議事項ということで御意見を頂くことになるかと思っています。
 すみません、説明を少し省略させていただきまして、8ページの方をごらんいただきますと、学校図書館担当職員の役割・職務についての最も基本的な役割ということで、二つに位置付けてございます。と申しますのは、やっぱり今回、2ポツで3ページ、4ページで位置付けました学校図書館の学校教育における役割を踏まえると、1という観点と、加えて、学校教育の中での展開に資するということをやっぱり明示的に示すということが必要だということで、二つということを位置付けようとしております。
 それから、読書センター、学習センター、情報センターという見出しは、これは付けた方が分かりやすいんじゃないかという御意見を頂きましたので、付けさせていただいております。あとは、学習センターのところ、T2ということで話を言っておりますが、これは前回、指導と支援といったことでちょっと御議論があったところです。言葉は選ばなければ、事実上の指導を実際やっておられる場合が当然あって、ただ、それを言葉として指導として使うかどうかというところで御議論が出ました。
 ただ、それが実際授業で参加して子供たちの教育に当たっていただいているということをちゃんと触れておかないと、それは後退になってしまうんじゃないかといったような御議論があったと思いますので、指導という言葉を使うということはさせていただかないながらも、実態として学校図書館担当職員の方に授業で参加していただいて、直接子供たちに関わった支援をしていただいていることを明示的に書いてございます。ただ、それが全員、全てのところでやられているわけではないということですので、そういうことも有効であるということで、発展的にそうしたものを位置付けるということで触れてみたところです。
 それから、9ページの方に参ります。この辺りは基本的に言葉の整理や順序の整理ですが、上から二つ目の丸のところで、前回、「司書資格を保有しているわけではなかったりする」ということでございますけれども、幾つか自治体の実際の運用を見ていますと、司書資格に限らず、やっぱり教員免許とか司書教諭といったものを要件としておるというようなことがございますので、これはこうしたことを追加しました。
 10ページから、1、2、3の間接、直接、そういった教育指導ということで、ここは前回から多くの委員さんの方に御意見を事後に頂きましたので、それをまとめた形になってございますが、ここについてはまた御議論を、御意見を頂ければと思ってございます。
 それから、最後、13ページと致しまして、そうしたこれまでの議論を踏まえて、じゃあ、実際に学校図書館担当職員に求める資質・能力がどういうものかということで、その次のいわゆる資質向上の議論のブリッジとなる部分だと思っております。二つ目のところですけれども、学校図書館担当職員には、学校図書館の運営・管理的な業務に当たるための基本的な知識と、それから、児童生徒に対する教育的な活動に携わるための基本的知識、この二つを備えていることが望ましいということで、学校図書館の管理運営的な業務の例示を四つ挙げさせていただいておりますほか、児童生徒に対する教育的な活動についても、これは学校図書館に限定しない、学校や子供の発達・教育といった観点からの基本的な知識を後者の方に整理しております。
 こうした資質・能力、知識を身に付けることが望ましい学校図書館担当職員が組織的に司書教諭等と協同していただくということで、学校図書館の機能が十分に発揮され、ひいては児童生徒の健全な教養の育成に寄与することができるということで、ここで前半のこの報告書のパートが一応収まっているということで、この後に、では、具体的には行政等としては資質若しくは基本的な知識ということになっていますけれども、ここは、どういうふうに資質の向上を図っていくのかというような議論にしていくという、そうした流れを作るためのものです。
 すみません、ちょっと長くお時間頂きましたけれども、説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
【堀川座長】  ありがとうございました。御説明いただいたように、皆様の御意見に細かく対応して加筆修正してくださっていると思います。しかし、ただ、やはりそれぞれのお立場で気付くことというのは多々あると思います。もっとここを強く書いてほしいとか、ちょっとニュアンスが違うとかいろいろあると思いますので、御忌憚のないところを御意見をお聞かせいただければと思います。
 今日のところは、前回、全体を見ましたので、最初のページからページごとに見ていきたいと思います。そして、最後、それが終わってから、全体のことについて、枠組みとか、それから、加藤委員さんからの御意見も伺っておりますので、そうしたことについて、ページごとに見た後で少し議論を深めたいと思います。
 それでは、1ページ目はいいでしょうかね。
【平久江委員】  あります。
【堀川座長】  はい。
【平久江委員】  1ページ目の一番後のところなんですけれども、学校図書館が育てる力はという、この項目なんですけれども……。
【堀川座長】  ちょっと待ってください。
【平久江委員】  あ、ごめんなさい。2ページだ。
【堀川座長】  2ページですね。1ページの、最初の1ページはいいでしょうか。4番のところが、質の向上というところではなくて、確保に変わっておりますけれども、この辺はまずはいいですね。
 それでは、2ページ、内容に入りたいと思います。いいでしょうか。
 では、平久江委員さん。
【平久江委員】  すみません、早速お手付きしてしまいました。一番後の項目なんですけれども、この項目読みますと、内容的にもちょっと釈然としない、ちょっとおかしな感じもするところもあります。それから、内容的にもう少し大きな視点から述べた方がいいのではないかなということです。具体的に言った方がいいと思いますので、この文言についてこういったような修正が考えられるんじゃないかということで、ちょっと述べさせていただきます。
 これは前回最後にも言ったんですけれども、少しこれまでの学校図書館の発展を見ますと、やっぱり連携、協力というのが非常に重要な機能になってきていると。そういう観点から考えたときに、学校図書館が育てる力は、ここで「全ての学習の基盤となる力」と出ているんですけれども、これはやっぱり生涯にわたる学習の基盤となる力であるというのは、これは学校図書館法が出来たとき以来ずっと言われていることですので、もう少し広い視点でそこを変えた方がいいのではないかということです。
 それから、その後ですけれども、「学校図書館を整備することは、学びの文化を形成する」というのは、やっぱりこれはおかしい。学校図書館の整備は学びの文化を形成することにはならないと思いますので、「学校図書館を利活用することは」という形にした方がいいのではないかということです。そして、その後ですけれども、「学校が地域社会や家庭と連携・協力し、学びの文化を形成することである」というふうに、少し視点を広げる。やっぱり地域社会との関係というのは非常に大事じゃないかということです。
 その後、1文が点で入っているんですけれども、これは繰り返しにも近い内容ですのでその辺は削除して、「そのために、学校教育のインフラの一つである学校図書館の整備・充実を図るとともに」と、以下はそのままです。ちょっと早かったでしょうか。というような形で変えた方がいいのではないかなということで提案させていただきたいなとは考えています。
【堀川座長】  ありがとうございます。これは御意見を伺ったということで、後でまた検討させていただくことでいいでしょうか。
【平久江委員】  はい。
【堀川座長】  そのほか、2ページについてはいかがでしょうか。
 では、門脇委員さん。
【門脇委員】  最後の1文ですけれども、「学校図書館の運営に当たる人員の配置・資質の向上を図ることが極めて重要である」という文言のところですけれども、その前の言葉が、「整備・充実を図るとともに、学校図書館の運営に当たる人員の配置・資質の向上を図る」、人員の配置ということと資質の向上を図るという言葉がとても受け身な感じがするのです。ただ人が置かれて、その資質の向上を図っていただくということを待っているのではなくて、主体的な学びを育む学校教育のインフラの一つとして学校図書館を機能させるためには、担当者が協働して醸成していくという積極的な働きというようなニュアンスも入れていただきたいと思うのです。ですから、そこの中の文言に、「児童生徒の主体的な学びの機運を協働しながら醸成していくことが極めて重要である」というような文言にしていただけたらいいなと思います。
【堀川座長】  ありがとうございます。
 いいでしょうか。何かありますか。
【春山課長補佐】  趣旨はそのとおりだと。ただ、学校図書館の位置付けのところですので、学校図書館においてというところ、学校図書館を活用してということになると、場所はそこではなくてもいいかなという感じは。ちょっと検討しましたけれども、やっぱり2ポツの方とかになってくるんじゃないでしょうか。そこはちょっと事務局の話で。
【堀川座長】  文章と、それから、入れる場所とかを検討していただけたらなと思います。
 門脇委員さん、いいですか。
【門脇委員】  はい、分かりました。
【堀川座長】  それから、加藤委員さんは先ほど手を。
【加藤委員】  具体的な修正が考えられなかったのですけれども、最後の丸のところで、「学びの文化を形成する」というものがありますが、学びの文化の具体が明文化されていないのでイメージしにくいと思ったんです。今回、学校図書館の位置付けは学図法文言を引用されています。それに加えて、ユネスコ学校図書館宣言、確か堀川先生が訳をされていたと思うんですけれども、その中に表されている精神が要るのではないかと思いました。
 全ての者の教育と学習のための学校図書館という、全ての者というところが強調してあること、生涯学習のことと、情報社会のこと、これらが重要視される中で、学校図書館が今、機能を働かせることが重要だというのが分かると思います。
 学校図書館は、今日の情報や知識を基盤とする社会にふさわしく生きていくために、基本的な情報とアイデアを提供する。学校図書館は、児童生徒が責任ある市民として生活できるように、生涯学習の技能を育成し、また、想像力を培う、こういうことがうたわれているわけです。そして、学校図書館の使命として、学校図書館は、情報がどのような形態あるいは媒体であろうと、学校構成員全員が情報を批判的に捉え、効果的に利用できるように、学習のためのサービス、図書情報誌でも提供する、こういうことが必要なんじゃないでしょうか。
【堀川座長】  ありがとうございます。
 大串委員さん。
【大串委員】  今の発言は私、そのとおりだと思うんです。それで、私も以前、文部省のこういう会議で出させていただいたときに、確か1994年にユネスコの公共図書館宣言があって、その後すぐに文部省の会議ではそこの規定を受けた形で議論をして、確か二つレポートをまとめて、確か私が参加した2000年に出した地域の電子図書館構想協力者会議、そこでもやっぱりユネスコの規定を踏まえた上で議論をさせていただいたわけで、やっぱりここでも今御指摘のような広い視野できちっと考えていくということがすごく重要なんじゃないかと思います。大賛成ですね。
【堀川座長】  ありがとうございます。
 はい、槇川委員さん。
【槇川委員】  丸の一番初めです。学校図書館の設置義務、学校図書館法が出ているわけですが、もう一つ、学校図書館法だけではなくて、学校教育法の施行規則の中でも設けなければならない設備というふうにされているという文言をこの先に入れる。「学校図書館は、学教法施行規則において設けなければならない設備とされるとともに、学校図書館法において」というところはどうでしょうかということを一つ案としてお考えいただければと思います。
【堀川座長】  ありがとうございます。
 それはいかがですか。
【春山課長補佐】  それじゃ、事務的に。施行規則を入れていただくことはもちろん。順番としては、やっぱり法律の方が重みとしては重いので、そういったことで考えております。
【堀川座長】  ありがとうございます。
 ほかには、この2ページ、いかがでしょうか。
 今日は最後というわけではありませんので、次に進んでいいでしょうか。
 それでは、3ページに行きます。ここは全部真っ赤になっています。
 はい、杉本委員さん。
【杉本委員】  すみません、お願いします。私は司書教諭という立場ですから、その立場からの要望も含めてですけれども、学習に関わる部分の記述についていうと、すべての文言が学校図書館が利用されると有効であるという書き方になっているようにとれるんです。これまでの議論の中でも出てきているように、これから学校図書館が主体となって学習活動を行っていく、より直接的に子供たちの学習活動に関わっていくということで、今、いろいろな実践が各地で行われているところです。
 そうすると、そのとき一つキーワードになってきているのが、情報活用能力の育成なのではないかと捉えています。やはり情報活用能力をスモールステップを設けながら体系的に指導していく場所として、学校図書館があり、司書教諭がいて、学校図書館担当職員が関わっていくという面から考えて、情報活用能力こそが学校図書館が責任を持って育成するべき学力であるという捉え方が今、広まってきているように思います。
 ですから、丸で行きますと、3ページの下から二つ目、またその上といったところに、一つ、情報活用能力の育成というふうな文言を入れていただけると、より学校図書館が直接的な学習指導に関わっていくという後ろ盾を得られるように思います。いろいろな教科で学校図書館が利用されると、学校図書館には資料がそろっているので有効ですよというだけではなくて、直接、学校図書館の側から学力の育成に関わっていくという視点として、情報活用能力の育成という文言をどこかに入れていただけると、司書教諭という立場からするとありがたいなと感じました。以上です。
【堀川座長】  ありがとうございます。ここのところにも入れていただきたいということですよね。
 はい、堀部委員さん。
【堀部委員】  今のところですけれども、私もこの真っ赤になったページというのはすごく意味のあるページだなと思っています。そして、今、杉本委員が話されたところは、現場としてもともすれば一番誤解を受けやすいところであると考えています。学校図書館を利活用したという視点、確かに利活用というのは指導要領の中でも使われている文言に間違いないんですけれども、じゃあ、学校図書館の授業をしましょうといったときに、学校図書館でやらねばならないという狭い捉えをされている段階も残念ながら現場にはあります。
 そういう点では、やはり学校図書館を利活用した授業、言い換えれば、学校図書館の機能を利用するというのが、今、杉本委員が話された情報活用能力を生かした授業ということですよね。そういう点では、主体性の伸長を意図した授業というような視点で入れるべきかなと思います。全体的にやはり利活用という部分、分かる人にしてみれば情報活用の部分も当然あるんだけども、余りにもこの「館」という言葉の響きが非常に大きいと思います。
 これは横浜でも、じゃ、図書館の授業をやりましょうといったときに、やはり本を使わなくてはいけないとか、学校図書館でやらねばいけないというような実態は当然あるんですね。そこをやはりクリアするには、教科の目標・内容に迫るためには、主体的な学びをどう学校図書館が保障していくかというところでの重要性をもう少し見えるようにしなくてはいけないのかなと。単に授業として学校図書館を利活用する、使うだけではないという文言がニュアンス的にもう少し入れられるといいのかなというふうに考えます。以上です。
【堀川座長】  ありがとうございます。
 ほかの……。
【槇川委員】  お願いします。
【堀川座長】  槇川委員さん。
【槇川委員】  二つ目の丸の1文目から2文目にかけてなんですが、2文目の最初が「この観点から」となっています。「この観点から、学校図書館の利活用は重要であり」というふうになっているんですが、「この観点から」というのがどこを指すかというと、その上の部分だと思うんです。指導要領では、報告や討論、スピーチなどの言語活動を各教科等を通じて充実することを目指している」、このことから利活用が重要であるというところが、ちょっと何か一つ飛んでいる気がするんです。
 そこで、4段落目、「具体的には」なんですが、ここの部分の「具体的には」というところを削っていただいて、その上で、二つ目の丸の1文目の終わりの「各教科を通じて充実することを目指している」。それで、先ほどのところに飛んで、「例えば、学校図書館は、学習テーマに関する背景に触れ」云々、これを持ってくるとその次の「この観点から」というところを受けることができるかなと思うので、二つ目の丸の1文目と2文目の間に4段落目を挿入するというところはどうかなということをまた御検討いただければと思いました。以上です。
【堀川座長】  分かりました。4段落、「具体的には」という、そこを2段落と一緒にするということですね。
【槇川委員】  そうですね。
【堀川座長】  間に入れるということを検討していただきたいということです。
 ほかの委員さん。
 はい、門脇委員さん。
【門脇委員】  お願いします。学校図書館の利活用の意義についてという項目で、学習活動がとても重要だというふうに、この文章を読んでいくとそこにギューッと集約されていくような気持ちになっていくのですが、実は学校図書館を活用していくということの意義は、学び方を学べる人だったり、それから、主体的にどんどん自分から情報をとっていいふうに活用していけるような、そういう利用できる人だったりを育てるのが目的であるということを前提とすると、そういう活動を通じて学習活動を豊かにしていくんだと。下から2番目の丸の文言なんですけれども、学校図書館を利活用した授業を通じて学習活動を豊かにしていく、あるいはそういう人たちを育てていくということが出るともうちょっと広く意味が出てくるかなというような気がします。
 その下にある、「さらに、読書については」というふうにどちらかというと付け添えのような感じになっていますが、まずこれが1番に挙がってくるべき問題じゃないかなと。豊かな人間性を育むためのものが一番初めに挙がってきてもいいのかなというような感じを受けました。
【堀川座長】  ありがとうございます。この順番についてはなかなか難しいところですね。ほかのところでは、読書センター、学習センター、情報センターというような言い方をしています。読書の方を最初に持ってきた方がいいでしょうか。皆さんの御意見をちょっと伺いたいんです。学校図書館法などで、教育課程の展開に寄与し、そして、児童生徒の健全な教養を育成しと書いてありますけれども、それを見ると、学習センター的なものが前の方にというような気がします。それから、この報告書全体では、この後の方では読書センターを最初に出しているんです。この2章というか、利活用の意義のところだけが読書が後から来ているんですけれども、やっぱり付け足しのような気がしますかね。どうでしょうか。
【門脇委員】  書き方の問題だと思って、どちらが大事でどちらが最初に来なければならないという私の中で決まった事柄があるのではないのですが、学習指導要領ということが一番初めにポンと挙がってくるのではなく、何かもうちょっと大きな事柄を踏まえた言葉を入れていただいてからこういうことが出てくるような書き方の方が良かったかなということです。
【堀川座長】  じゃ、何か工夫をしていただけますかね。どうでしょうね。
 それから、「さらに」というのを取るだけでも、印象としてはちょっと違いますかね、順番というよりは。そして、一番初めに、学習活動を支援するだけではなく、そういう児童生徒を育てるんだというところを強調したいですね。
【門脇委員】  はい。
【堀川座長】  ほかの委員さん、いかがでしょうか。
 米澤委員さん。
【米澤委員】  私もこの2番の学校図書館の利活用の意義について、文章全体から受ける印象なんですが、学校図書館を使うということが、図書館で何かをするというようなイメージを強く感じます。学校図書館の資料の活用といった、ただ場所を使うのではなくて、学校図書館は情報の集まった場所であるというイメージを少しどこかに入れていただけたらと思います。例えば「また、学校図書館を積極的に利活用することは、例えば、総合的な学習の時間に」というような文言があります。ここに、学校図書館の資料を積極的にとか、学校図書館が有する情報の利活用といったことを入れていただけると、より一層、図書館だけを使うのではなくて、資料の有効活用というところに少し言及できるのではと思います。
【堀川座長】  なるほど、具体的なイメージが違いますね。ありがとうございます。
 はい、清水委員さん。
【清水委員】  学校図書館のこれまであった姿ではなくて、今後どう変化させていくべきなのか、例えば授業活用を含めて、そういったことを強調していく、つまり、新しい図書館の在り方みたいなものを強調するということでは、この順番は決して悪くないのかなと思っています。
 それから、今、御発言がありましたけれども、図書館という場所というよりは、図書館の情報を活用するということは当然あると思います。ですから、もちろん賛成なんですけれども、図書館における事業もまた充実をさせていかなくてはいけない。情報活用能力とか、それから、インターネットで自分の探したい言葉を打ち込んで得る情報ではなくて、たくさんある情報の中から選び出すような能力も身に付けさせていかなくてはいけないということを考えると、図書館での授業の活用ということは非常に重要になると感じています。以上です。
【堀川座長】  ありがとうございます。皆さんの発言してくださったことをどううまく取り入れられるかという、とても難しいところですが、御意見はいかがでしょうか。
 はい、平久江委員さん。
【平久江委員】  今いろいろ議論があったわけですけれども、これは2ページがまず位置付けがあって、機能の活用に努めていくということを前提にして3ページがあるわけです。ここでは確かに大きな前提も必要なのかもしれませんけれども、これはやっぱり2ページのところを基本にして理解していくべきものであって、3ページについては学校図書館の利活用の意義というテーマがありますので、それに沿った形で内容に一貫性を持たせていくというのが重要ではないかと思っています。
【堀川座長】  難しいですね。1、2……、はい、加藤委員さん。
【加藤委員】  本当に自分の中でまとまらないんです。今回の意見として提出したメモにも書きましたが、学校図書館の機能について、現在、読書センター、学習センター、情報センターと三つに分割をして考えられることが多いです。これは研究も進んできているわけで、この三つの働きは図書館の中に確かにあるというのは私も理解しているんですけれども、それでも、この三つに分割して考えることでは収まり切らないものが自分の学校図書館観の中にあります。
 例えば学びということで考えたら、子供たちは授業だけで学んでいるのではないというのが大前提にあります。だからこそ学校の中に図書館があるということの意義が私はあると思うんです。読書をする中で子供たちが1冊の本を読むことで学んでいることの大きさとか、授業で勉強した後、子供たちが気に掛かったことを自分で調べに来るとか、そういう日常的なもろもろの学び、それこそ主体的で自由な学びだと思うんですけれども、そういうものと図書館の働きが何かの形で明文化できないかなというのが私の中にあります。
【堀川座長】  ありがとうございました。確かに3ページは、教科学習を前提として書かれているところですね。後ろの方では特別活動とかもありましたけれども、日常的にそういう資料があるということがどう役に立っているかという、その辺も利活用のところにちょっと入れたいですね。
 そして、先ほど、機能を三つに分割して考えることに疑問を感じると、この御意見の中にありまして、私も今日のところで後で皆さんにまたこの辺は御議論いただきたい点だと思っています。ここで新しく三つの機能というように、まあ、前々からはあるんですけれども、この報告書の後ろの方にも出てきますので、これについてはもうちょっと後でいいでしょうか。
 3ページについてはいかがでしょうか。
 4ページに行っていいでしょうか。いかがでしょうか。はい。
【平久江委員】  4ページのイメージ図なんですけれども、ささやかなことなのでどうでもいいのかなという気もしないでもないんですけれども……。
【堀川座長】  いやいや、そんなことないですよ。
【平久江委員】  下の方から学校図書館が上に矢印が出ているんですけれども、学校図書館というのは、探究の過程ってあるんですけれども、実はそこから深く関わっているべき役割を担っているということを考えてみますと、やっぱり探究の過程のそれぞれの中でいろいろなサポートをしているというのが基本的な考え方なので、そういう考え方に立つと、どうも下からよりも、これが横に行って、横から右の方に矢印で行く方が分かりやすいのかなという、そんな感じがしたと。以上です。
【堀川座長】  なるほど。
 それから、ついでに言わせていただいていいでしょうか。学校図書館の働きのところで、これは堀川がお伝えした文章なんですけれども、2番目のところ、探索、資料の利用ではなくて、2ページの方に情報の収集・選択・活用能力の育成という言葉があるんですが、活用能力の育成という、これを是非入れておいていただきたいなと。
 それから、三つ目の知的活動の増進、人間形成・情操の発達もちょっと言葉が足りませんので、発達の促進と入れるのか、あるいは先ほどから出ているような自発的・主体的な学習活動の支援というような言葉を入れる方がいいのかという、その辺はもうちょっと検討が必要かなと思います。
 そして、探究の過程ではなくて、探究的な学習とやっぱり入れておいた方が分かりやすいのかなという。過程を4段階書いたつもりだったんですが。学校図書館の働きが左から行った方がいいのか。思考とか判断とか表現とか全部含めて下から支えるようなイメージだったんですが、どちらからの図がいいのかというのもまたちょっと検討したいと思います。
 それから、ほかには、4ページいかがでしょうか。
 大串委員さん。
【大串委員】  この図を拝見して、確かな学力というところで、これ、イメージなので、私、これからの学校図書館の学会の方の研究課題だと思うんですけれども、実は心理学の方で知識の定着曲線という、これ、専門用語でもっと違った言い方があるんですけれども、あるんですね。それは例えば今日学んだことは、1か月何もしないと全て忘れてしまう。それで、予習・復習をすると50%ぐらいまだきちっと残っている。その上で、自ら興味を持っていろいろと調べたり、それから、自分で学ぼうという意欲を持って取り組むと80%ぐらいになるという、こういう曲線があるんです。
 そうしますと、学校図書館というのは、その中ですごくとても効果があるのは、やっぱりさっき加藤委員がおっしゃったように、今日ちょっと先生に教わった。それを自分で調べてみようかなといって図書館に行ったら本があった。それで調べて、こういうことなんだということが分かった。そうしますと、さっきの曲線でいえば80%ぐらいになるわけですよね。ですから、そういう学ぶというところでの、授業で教わったことを自ら学ぶとか、それから、あとは、やっぱり予習・復習で学校図書館の資料を使ってやるとか、そういうことによって、知識だとか学んだ学習の内容が一人一人の個人の中に定着していく。その確度が、非常に定着度が高まると。それが確かな学力に僕は結び付くんじゃないかなと思うんです。ただ、それはこれからの研究課題なのでまだまだ何とも言えないんですけれども。
 文科省の方では、例えば大学辺りでは、一つの授業については、倍の時間、予習・復習をやりなさい、それから、演習では3倍の時間をかけろという、こういう指示を出して、それをきちんとやりなさいと今、大学等に言っているんですけれども、やっぱりそれは大学図書館を使うということがとても大切なんですよね。ですから、そういったことを、これ、もう少しあるんですけれども、ただ、まだ研究成果とかそういうのがないので何とも言えないんですけれども、ただ、そういうこともあるということを皆さんにちょっとイメージしておいていただきたいなと思います。
【堀川座長】  ありがとうございます。それ、文章の方で使わせていただけるかもしれませんね。この図の中に入れるかどうかというのはまた検討させてください。確かな学力というのは、文科省で言っている、今回の学習指導要領の基本的な理念になっている生きる力の中の一つというので出しているものなんですけれども、その辺はまた検討したいと思います。
 4ページいかがでしょうか。
 ごめんなさい、吉田委員さん。
【吉田委員】  ささいな問題ですけれども、イメージ図の真ん中、思考する、判断する、表現するというのがありますけれども、見た感じ、判断するが一番下敷きになっているのはちょっと違和感がありますので、だんごのようにつながっているとか、絡み合っているとかいう形の方がよろしいかと思いました。
【堀川座長】  私もその方が賛成なんですけれども、この辺は図の描き方というか、「判断する」の円周も出していただけたらと思います。
 槇川委員さん。
【槇川委員】  イメージ図の中で、先ほど座長が、探究の過程を探求的な学習の過程に変えるというふうにおっしゃった……。
【堀川座長】  過程じゃなくて、探究的な学習。
【槇川委員】  学習に変えるというふうなことをおっしゃっていたんですが……。
【堀川座長】  どうでしょうか。
【槇川委員】  これ、現場に届くことを考えると、現場では、いわゆる探究的な学習というと、例の課題の設定から情報の収集・整理・分析をやりますが、あれをまず見出しとして置いて、その次に何がというふうにした方が、現場の戸惑いはなくて済むかなと思います。
【堀川座長】  そうですね、確かに、自分の言葉でというのが。前に作ったのは、探究の過程で作ったので。そうです、見出しの部分を付け加えましょう。どうでしょうか。ありがとうございます。
【槇川委員】  それから、同じことで、いわゆる確かな学力というのは三つの要素があって、知識・技能と、それから、思考・判断・表現力等と、それから、学習意欲。確かな学力がこの三つだけに集約されてしまうような図になっているので、上と下に、今の知識・技能と、それから、学習意欲、確かな学力の3要素をちょっと下に向けて、これも来ているんだよというのが分かるようにすると、やっぱりこれも現場向けということでいいのかなと思います。
【堀川座長】  では、学習意欲が探究の過程の横にありますけれども、それを動かせばいいということですね。
【槇川委員】  そうですね。
【堀川座長】  確かに、現場の先生方がパッと分かってくださる図が大切ですね。ありがとうございます。
 ほかはいかがでしょうか。
 はい、加藤委員さん。
【加藤委員】  私も総合的な学習について、文科省の指導要領に描かれてあるらせんの図はとても印象的……。
【堀川座長】  ごめんなさい、何?
【加藤委員】  らせんで……。
【堀川座長】  ああ、らせんの、探究的な。
【加藤委員】  はい。それがとても印象的なんです。この中に、確かな学力に行き着くところまでにやはり探究的な学習の繰り返しというのは必要だと思ったんです。子供たちが学んだことで更に疑問が湧いたり、そして、人に発表したり、人が発表したことを聞いたりすることで思考を深めたり、新たな学びが広がっていく。そういう繰り返される、学校図書館は何度でも何度でも資料提供をしていくという働きがあります。
【堀川座長】  この図の中にも入った方がいいんですね。どういうように……、またお知恵をかしてください。
 やっぱりこうやって皆さんの御意見を伺うのは、随分これを充実させるのにとてもありがたいです。
 いいですか。
 はい、堀部委員さん。
【堀部委員】  今のイメージ図に絡んでですけれども、その上の白丸のフェーズのところですけれども、読書指導というと、やはりともすれば読書習慣の方に、習慣形成に重きが置かれるというのはある意味当然のところなんですけれども、知識・技能という学力の3要素の関わりからすれば、読み解く力、読む力というんですかね、読みの力というところをやはり併記する必要があるんじゃないかなと考えます。
 読書センターの機能あるいは読書指導の内容としての読書習慣というところは非常に大事なところであり、その分析は詳細いろいろな考え方があると思いますけれども、やはり学習指導要領に絡んで、どうやって資料を読み解くのか、あるいは物語にしても文学作品にしてもどうやって読み深めていくのかという読みの力を付けるということ、あるいは目的に応じた読書をどうしていくかとか、選書の問題とか、そういった側面からすれば、単に習慣を付けるのみならず、図書資料を読み取っていく、またそこから自分の考えを広めたり深めたりしていくというところがおそらく思考・判断・表現力につながるというところからすれば、そういった言い方を是非加えていただきたいなと思います。ともすれば、現場はやはり読書指導は習慣形成にかなり重きを置いているところがあるので、そういうところが今回の情報リテラシーの関連性を深めてくる、いわゆる読みの力というところを支える上での必要感かなと思いました。
【堀川座長】  ありがとうございます。読書という言い方ではなく、プラスしてさらに読みの力という、確かにこれが基になって、作品を読む、それから、調べ学習へ行くという。そうですね。ありがとうございます。これがこの前平久江先生がおっしゃった、真ん中のコミュニケーションセンターということかもしれません。これは本当にありがたいです。
 ほかにはいかがでしょうか。いいでしょうか。
 次のページに行ってよろしいでしょうか。5ページ目、お願いいたします。ここは前にも御意見を伺っているところなので、大丈夫でしょうか。
 平久江委員さん。
【平久江委員】  これは用語の使い方の問題なんですけれども、下から三つ目の丸の2行目なんですけれども、「学校図書館の経営・運営」になっているんですけれども、全体としてこれは「管理・運営」若しくは「経営」だけにしないと、ほかのものと用語の使い方がちょっと違ってくるので、多分これは経営だけでよろしいところじゃないかなと思います。
【堀川座長】  どうでしょうか。前ここの御意見を頂いた、村山さん、違いましたか。
【村山委員】  言ったような気がします。
【堀川座長】  何か御意見があれば。
【村山委員】  私も、経営の方がより大きい概念だと思うので、経営だけで運営の意味が十分入るんじゃないかと思います。
【堀川座長】  経営で大丈夫ですかね。ありがとうございます。じゃ、一応、経営だけにしておきましょう。
 いいでしょうか、平久江委員さん。
【平久江委員】  はい。
【堀川座長】  ほかの委員さん。
 はい、槇川委員さん。
【槇川委員】  すみません、何点かお願いします。最初の丸のところで、公に出る文書としての言葉の使い方として、校長、教員(教諭等)、それと、司書教諭、図書館主任が並列で並んでいるということにちょっと違和感を覚えます。当然、教員の中にも司書教諭、図書館主任というのは入っているわけです。ですから、この辺は括弧にするというのが一つの案かなと。司書教諭と図書館主任については、後の丸の中で詳しく説明がされていますので、あるいはここは司書教諭と図書館主任は取ってもいいのかなと思いました。並列の今の使い方というのは何とかした方がいいかなと思います。
 それから、すみません、続けて。四つ目の丸です。2行目の「教育指導」という言葉が、まずこれもちょっと違和感があって、こういったような使い方があるんだろうかというふうに思います。そこで、2行目のところをちょっと読んでみると、「児童生徒の読書活動や学習活動」、その後に「等」を挟んで、次のところをずっと消します。「に対する教育的指導や、担当する授業」、ここまでを消す。前から読んでいくと、「児童生徒の読書活動や学習活動等において」というふうに変えてはどうかなと思いました。
 それから、一番後の丸です。これも文章がややこしくなってしまっているような感じを受けました。そこで、「図書館主任は」となっているところ、この「主任」を、言葉を変えて、「図書館の運営は」というふうに変えて後を読んでいただくと比較的分かりやすくなったのかなというふうに思いました。以上です。
【堀川座長】  なるほど。
【槇川委員】  すみません、それからもう一つでした。五つ目の丸、「学校図書館を活用した授業において、教員」、その後の「(学級担任又は教科担任として)」、これは要らないのかなと思いました。以上です。
【堀川座長】  ありがとうございます。一番初めの丸のところはどうでしょうか。司書教諭、図書館主任を取るか、括弧に入れるかというところで検討していただくということでいいでしょうか。
 5ページ、ほかの御意見いかがでしょうか。
 加藤委員さん、お願いします。
【加藤委員】  前回でも発言したところですけれども、三つ目の丸のところで校長の職務として書いてあるんですが、学校図書館の運営・活用に関してリーダーシップを発揮するのは、私は司書教諭に入れた方がいいのではないかという気がしています。校長はもちろん全体の教育でどれにもリーダーシップを発揮するものだと思うからです。
 丸の二つ目と三つ目とを合わせて、「校長は校務をつかさどる者として、各学校の教育課程の編成に責任を有する立場から」、次の下の丸のものを持ってきて、「学校図書館の積極的な活用に関する方針を教職員に対し明示することや」、また上に戻って、「学校図書館が該当学校の教育課程の展開に寄与するよう校内の諸条件の整備(調整)を図る必要がある」というふうに、そのぐらいにとどめてもいいんじゃないかなと思いました。そうすると、司書教諭の役割がもう少しはっきりするのかなと思いました。
 あとは、司書教諭と学校司書の役割分担について考えてみたので、ざっと聞き流してください。「司書教諭は、学校司書とともに学校図書館の経営を担う」。こう書いたのには、やはり司書教諭と学校司書の役割に違いがあるということがこれまでこの会議でも何度でも出てきたので、学校図書館の経営は両方で担う必要があると思うからです。また、「司書教諭は学校図書館を活用した教育活動(図書館教育)がどの学年・学級においても計画的に実践されるように、指導計画を立案したり、教材を提示したりすることで、図書館教育への理解と認識を広げ、支援を具体的に行う。図書館教育は、豊富で多様な資料を活用した調べ学習や、学び方の一環としての図書館利用法の指導、また、どの子もが本を好きになる機会を提供する読書指導が考えられる」。と少し具体的な例を入れてみました。
 そして、学校司書については次のように考えました。「学校司書は、日常的な学校図書館活動の担い手であり、学校図書館を機能させることをもって、学校教育の充実に貢献する。最も基本的な職務は、児童生徒や教職員が必要とする資料や情報を、確実に迅速に提供することである。図書館サービスとしての資料提供を徹底的に行うことで、児童生徒や教職員の主体的な学び、知的自由の保障を実現させる」というふうに考えてみました。以上です。
【堀川座長】  ありがとうございます。今のをどこまで取り入れられるかというところですし、それから、この報告書の本体と、それからもう一つ、この本体には含められないようなというか、具体的なとか細かいレベルのものはハンドブックの方へなるべく入れたいなというようには思っています。その辺もまた皆さんにもちろん最後のところできちんと御了解を得ないといけませんけれども、そうしたことも含めて今の御意見をどこかで生かしていきたいなというようには思っています。
 事務局の方から何か。今、特別にはいいですか。後?
【春山課長補佐】  はい、ええ。
【堀川座長】  それでは、ほかに。
 米澤委員さん。
【米澤委員】  すみません、今の加藤委員さんの御意見にちょっと反対意見で申しわけないのですが、3番目の「校長は、学校教育における学校図書館の」という部分が独立していることが、やはり広い視点での捉え方でとても重要ではないかと思いますので、司書教諭との関連の中に含めないで欲しいというのが私の意見です。もしこれをまとめるのであれば、上の「校長は、校務をつかさどる者として」の上の部分のところにもっていくのはいかがでしょうか。
 学校教育における校長と学校図書館の関係という意味では、校長が直接的にリーダーシップをとれる環境が、現場で働く者にとって救いになることも考えられます。この文章が現場におりていったときのことを考えますと、余りに細かくしてしまうと、現場では使いにくいと思いますので、是非これはできる限りこの形で残しておいていただけたらと思います。
【堀川座長】  その辺が難しいところですね。
【米澤委員】  そうですね。
【堀川座長】  その辺の検討はまた事務局の方にお願いして、これを返していただいたときにまた御意見を伺うということにしたいと思います。
 5ページはいいでしょうか。今、6ページの方にも入っているようなんですけれども、5、6、7ページまでどうでしょうか。
 すみません、吉田委員さん。
【吉田委員】  2点お願いします。6ページの上から二つ目ですけれども、一番下の行になります。「具体の業務内容は各学校の実情によるところが大きいと思われる」というように入っていますと、各学校の実情によるところが大きいからそう頑張らなくてもいいよというようなニュアンスが残るような気がいたしますので、「具体の業務内容は」というところはカットしていただいて。そうすると、その次の丸が「例えば」というような具体の内容にちょっと言及されているようなので、カットされてもそんなに差し障りがないように思いました。
 あとは、四つ目の市町村教育委員会等について項目を作ってくださってありがとうございます。ただ、教育委員会はただ単に研修を適切に行うだけではなく、ほかにも業務としてやっていらっしゃると思います。例えば今日の発表の原稿をさっと見せていただきましたけれども、荒川区であれば、学校図書館支援事業をやっていらっしゃる。島根県であれば、子ども読書活動推進事業をやっていらっしゃる。それと、揖屋小学校がそうだったんじゃないかと思いますけれども、学校図書館教育のモデル校を作って、そうでない学校への学校図書館教育への発展を願っている。あるいは、相互貸借サービスを行ったり、物流サービスを行ったりする。それから、さらには図書館ネットワークを構築しているということもございますので、研修以外のことにも関わる文言を追加していただけたらと思っています。以上です。
【堀川座長】  ありがとうございます。その辺はまたここに入るか、あるいは方策の方に入るか、提言に入るかというところもありますが、今のところ、ここにもう少し入れていただければと思います。ありがとうございます。
 それから、いかがでしょうか。
 杉本委員さん。
【杉本委員】  ここの6ページのところで発言した方が良いのか、最後のところでまとめとして発言した方が良いのかちょっと分かりませんが、まず一つ目のポチで、「学校図書館を運営していくために必要な専門的・技術的職務に従事する」ということで、ここで学校図書館担当職員が専門的な職務に従事するということがまず出てきます。次の丸で、その専門性は何かという説明に入ってくると思うんですけれども、追加された部分を抜くと、図書館資料に関する専門的知識が学校図書館担当職員には求められると。その次の丸でもういきなり、「それぞれに求められる専門性に基づき」ということで、もうここで司書教諭と学校図書館担当職員が専門性を持っているということを前提に論が進んでいきます。
 その専門性の根拠になる専門的な知識であり技能というのがどこに述べられているのかというのをずっと見ていくと、最後の学校図書館担当職員に求められる資質・能力についてのところで本当は触れられるべきであろうと思うのですが、そこでは基本的知識についての記述しかありません。求められる資質・能力として、基本的能力・知識は求めているけれども、じゃ、専門的知識はどこで求めているのかというと、それについての記述がいまひとつ私が読んだところでは理解できませんでした。
 最後の方で言った方が良かったのかもしれませんけれども、担当職員に求められる資質・能力についての一番上の丸の中で、「学校図書館を運営していくために専門的・技術的職務」とあるんですけれども、それが、つまり専門的な職務が何を指しているのかというと、この現時点の中間まとめの報告書から読み取るならば、先ほどの6ページにある、図書館資料に関する専門的知識、ここが学校図書館担当職員の専門性について唯一具体的に述べている部分であるというふうに読み取れるんです。
 もしそういう解釈でいいのであれば、やはりその専門性がそこにあるということをどこかできちんと述べる必要があろうかと思います。そのほかのものは基礎的な知識を求めるというふうな記述がされているわけですから、それに対して専門的な知識・専門的な技能とは何かというところをやはりどこかで、ここのところ、学校図書館担当職員の説明をしているこの部分か、又は最後の求められる資質・能力について、どちらかでやはりきちんと示した方が良いのではないかと思います。
 最初から僕、専門性ということでこだわっているんですけれども、専門的とか専門とかいうんですけれども、じゃ、その専門は何なのかということをやはりはっきりさせておかないと、専門性とか専門的職務とか専門という言葉だけが独り歩きしてしまうように思います。ですから、大変難しいところだとは思いますけれども、基礎的な知識という言葉を使っているのであれば、どこかでやはり専門的な知識・専門的な技能ということもはっきりと盛り込んでいかないと説明がつかないのかというふうな感じはしました。以上です。
【堀川座長】  ありがとうございます。確かに13ページは基本的な知識という言い方をしていますね。13ページの一番後のところは「専門的・技術的職務に従事し」と書いてあって、難しいところですね。今の杉本委員さんの意見をどういうように生かしていくかというところですね。
 ほかには御意見……。
【春山課長補佐】  よろしいですか。
【堀川座長】  すみません、はい。
【春山課長補佐】  これ、修正したときの私の理解として、おっしゃるとおり、今、そうかなと思ったんですけれども、13ページの基本的な知識と、ほかで使われている専門的知識というのが、同じ土俵での基本・専門ということよりは、専門的職務とか知識とかいう中でのその中での基礎というか、専門基礎みたいなそんなイメージで13ページの基礎的・基本的な知識を捉えています。
 当然いろいろなことがある中で、学校図書館の運営・管理に関することと、それから、児童生徒の教育的なことに関すると、これがまさに専門性というか、専門として取り扱われることが期待される分野というか領域というところで。そこはそういうものだということからすると、頂いてちょっと思ったのは、確かに6ページのところが図書館資料に関する専門知識だけになっているので、それがむしろ13ページの方と一致しているかなというところで、6ページの方は書き切れていないんじゃないかなということを今ちょっと感じました。
【堀川座長】  ありがとうございます。中間にもう一つ何か必要かもしれませんね。
 はい、堀部委員さん。
【堀部委員】  これは6ページの二つ目の白丸になるのか、7ページの一番上あるいは3番目になるのかというところですけれども、何とか指導計画というのは、非常に各論的な部分はすごく分かるし、必要なことだというふうに思うわけですけれども、やはり学校を経営する立場、管理職の視点からすれば、もう少し大きなものにどう関連付けられているかという視点が絶対必要だと思うんですね。
 そういう点では、諸計画の全体像が見えるというところで、学校教育目標との関連付けを図る。その具体的な部分が、キーワードとしては学校経営計画とか、あるいは学校経営方針とか、そういった文言との絡みがないと非常に浮いてしまう、実効性のないものになり得る可能性がある。7ページのところに「校務分掌にしっかりと位置付けることが求められる」と最後の1文がございますが、単に校務分掌と組織的につなげるというその大前提は、学校教育目標とか学校経営方針というところ、学校経営計画というような文言を是非入れていただければなと考えます。
【堀川座長】  ありがとうございます。その辺は、5ページの「校長は」というところと関連させても書けるでしょうか。是非、学校経営という視点を入れていただきたいと思います。
 村山委員さん。
【村山委員】  私もそういうものに是非していただきたいと思います。教育目標があり、教育計画がある、そして、今年の重点目標等があるから、司書教諭はそれを踏まえて指導計画を立てる。校長だけではなく、司書教諭は、教育の方の専門家としてそこで力を発揮しなければいけないものだと思うんです。ですから、教育的な大きな項目から下の方までのことが関連があるんだということを押さえて、計画を立てるべきというような内容が、入っていた方がいいんじゃないかなと思います。
【堀川座長】  確かにそうですね。だから、学校経営の中で学校図書館がどう位置付くか。それが校長だけの問題ではなく各段階でという、そこを押さえなければいけないということですね。ありがとうございます。
 ほかの。
 はい、杉本委員さん。
【杉本委員】  すみません、司書教諭と学校図書館担当職員の専門性というところで、ちょっと戻るんですけれども、5ページに司書教諭についての記述があるところでは、「専門的職務をつかさどる」に続けて、「所定の講習を受講し、単位を取得した有資格者として」と、これが、要するに、専門性の後ろ盾というか、これがあるから、司書教諭は専門的職務をつかさどることができるんだという説明があるわけです。
 一方、6ページで、学校図書館担当職員が専門的職務をというところで、先ほどのお話ですと、この後、専門的職務の内容が少しということでしたけれども、であるにしても、専門的職務を担う根拠といいますか、後ろ盾といいますか、こういうバックボーンがあるから、専門的職務を学校図書館担当職員は担うんだということがやはりここで述べられていないと、ただ文章の上だけで専門的職務を担いますということでは意味がないと思います。
 ですから、ここに1文、そのために、この後議論される研修であり、講習であり、将来的には学校図書館司書という資格を視野に入れる入れないはこれからの議論でしょうけれども、こういう後ろ盾があるので学校図書館担当職員は専門的な素質を持っていることを前提として、専門的職務をつかさどる――つかさどるという言葉は使う使わないは別にして、専門的な職務を担当するという、やはり何らかの言葉があったほうが、きっと学校図書館担当職員の方々も自分の職務に対する後ろ盾という意味では分かりやすいのかなというような感想を持っています。以上です。
【堀川座長】  ありがとうございます。そのために研修が必要だというのを後で言っていくわけですが、それをちょっと何とかの参照とか何か入れておくべきなんですね。
 はい、槇川委員さん、すみません。
【槇川委員】  7ページ、終わりから二つ目の丸です。職員会議のこと、これ、非常に大事なことだと思うんですが、これ、言い回しとしてなんですけれども、こういう形でどうかなと思います。「また」の次の「職員会議は」、これを取って、「学校教育の中で学校図書館をどのように位置付けるかについて学校全体として共通理解を」、次に加えて、「する場として職員会議の果たす役割は大きい」。後の「有すること」云々、そこの1文は削るということではいかがかと思います。
 それから、全体的に、学校に学校図書館に関することをこういう言葉として届けるときに、盛り込むことも必要だけども、そぐ部分も必要なのじゃないかなと思うので、そういう意味で、6ページの一番後の丸、2文目、「また、職員会議に加え」、この後の部分は削ってもいいのかなと思います。
 同じ理由で、7ページの二つ目の丸、これはもう丸の部分、この段落全てですが、これもそいでもいいのかなと思いました。
 それから、言葉の使い方の問題なんですけれども、これも文書の性格上、気持ちはすごく分かって、「しっかりと」とか「強く」という言葉、あんまり形容詞とか副詞は使わない方がいいのかな、かえって伝わるのかなと思いました。
 それから、同じことで、非常に遠慮がちに言っている6ページの丸の3番目、2行目です。「連携・協力を特に密にすることが求められることに留意する」という非常に回りくどいので、「密に」の後、「することが求められることに留意」、これを取ってしまう。「密にするとともに」ということではいかがかと思いました。以上です。
【堀川座長】  ありがとうございます。
 はい、吉田委員さん。
【吉田委員】  今、槇川委員さんが言われたのと同様で、7ページの1行目、主語が大変分かりにくいように思いました。「学校図書館に関することを扱うことを目的として設けられる組織」というのは、6ページの一番後のところを受けて、いろいろな組織があるということを過不足なく表現されたいという意図はよく分かるんですが、かえって回りくどくて分かりにくいので、「学校図書館に関わる組織は」という程度で軽く扱われても、その後で受けて説明されるので訳が分かると思うので、いかがでしょうか。
【堀川座長】  ありがとうございます。7ページまでいいでしょうか。
 じゃ、加藤委員さん、どうぞ。
【加藤委員】  職員会議が話に出たので、そこについてです。今回の提案の中でいうと、職員会議というのは、学校図書館の位置付けとか全職員に学校図書館の働きを共通理解するそのときに、学校司書が参加していることが必要だというふうに読み取れました。学校司書は職員会議に毎回参加することが必要であると私は思っています。なぜなら、学校図書館活動を担うときに、児童生徒への理解とか、今どんな教育が進められているかとか、そういう全体的なことを共通理解しておいて学校図書館の活動に反映させるということが大変重要だと思っているからです。そういうことがあってこそ、学校の中で図書館が動くというか。だから、毎回参加することは必要だと思います。
 それと、たびたび出ている学校司書の専門性ということですけれども、これまでの第1回からの会議で学校司書の専門性という言葉がほんとにたくさん出てきて、先ほど杉本委員が言われたように、専門性という言葉は聞かれるけれども、何が専門なんだろうというところがやはり話の中で押さえられることが少なかったと思います。
 先ほど聞き流してくださいというふうに言った学校司書の役割・職務ですけれども、やっぱり学校司書は、日常的な学校図書館活動を担うというところが一つは押さえるべきだと私は思います。そして、担ってどうするかというと、学校図書館を機能させるということをもって学校教育の充実に貢献していく。そうすると、今、学校で何が大事に進められているかというようなことも当然知っておかなければいけないし、子供たちが今何を学んでいるかということも知っておかなければいけない。そこに通じると思うんです。
 中でも、基本的な職務は資料提供、児童生徒や教職員が必要とする資料や情報を確実に提供するということ。図書館サービスとして資料を提供するということが、児童生徒や教職員の主体的な学び、それから、知的自由、知る権利とか、それから、学習権ということに関係すると思いますけれども、そういう知的な自由を保障する、それを資料提供をもってするのが司書の職務だと、専門的な部分だと思います。以上です。
【堀川座長】  ありがとうございます。
 いいですか。
【春山課長補佐】  ほんと非常に細かい話なんですけれども、先ほどおっしゃった、7ページの「学校図書館に関することを扱うことを目的として設けられる組織は」というのは、職員会議とか各学年部会とかそうしたものじゃないよということを言いたかったんですよね。なので、書き方は工夫したいと思いますけれども、そこは書き分けが要るようになるということをコメントします。すみません、本当に細かい話で。
【堀川座長】  はい、門脇委員さん。
【門脇委員】  すみません、6ページ目の一番初めの丸の文章なんですけれども、学校図書館担当職員の担うべき役割・職務についてという文章に挙がってくるところでとても重要な部分だと思っているんです。この「学校図書館担当職員は」で始まる文章は今、3行にまとめられていますけれども、これだけでは私はちょっと足りないような気がしています。だからといって、どういう文言がここにふさわしいか今ここで述べることはできないんですけれども。
 一番後の13ページのところに挙げられている、学校図書館担当職員に求められる資質・能力と非常に重なっている部分もあって、こういう専門性を持ってここで教育活動に、何ていうんですか、先生たちの支援を行ったり、それから、子供たちが授業の中で情報活用をしていくということを支援していくんだということがこの部分で、この場でもう少し表現されるような言葉になっていくといいなと思うんです。
 最初に、2行目で「学校図書館担当職員は、学校図書館を運営していくために必要な専門的・技術的職務に従事する」とありますが、ここで切られてしまうと、単なる図書館という箱の中で、本を整理したり、貸し出しをしたりする業務にとどまるというような、何かそういう印象を持ってしまうのです。でも、後を読んでいくと、そうじゃなくて、こういう豊かに、私たち学校司書は教育活動の中でこういうふうに活動するということが期待されているんだなというのは後では出てくるんですが、この項目のところでもう少しその色が出てくるとうれしいと思います。
 それともう一つ、下から三つ目の丸にボランティアについての項目があるんですけれども、これが学校図書館に携わる関係者と組織についてという項目なのですが、やっぱりボランティアの協力を仰ぐというようなところでまた別に出てくるのなら違和感はないのですが、こうやって担当者の職務をずっと突き詰めていっているというその項目の中で「ボランティアは」というふうに出てくると、学校図書館担当職員の一翼を担う役割としてのボランティアというふうにもとれるような気もするのです。ですから、図書館活動がもっと豊かに展開される意味でボランティアの協力を仰ぐことも有効であるというふうに、後で出てくれば違和感はないのかなと思ったりしました。
【堀川座長】  ありがとうございます。後でというのは、ここの6ページは……。
【門脇委員】  ではなくて。
【堀川座長】  除くということですね。それから、あと、構成要素みたいなというふうなことですね。
【門脇委員】  はい。
【堀川座長】  ありがとうございます。やはり6ページの一番上の、先ほど杉本委員さんからもありましたように、ここもちょっと充実させなくてはいけないというところですね。
 ほかの方の御意見は?
 清水委員さん、はい。
【清水委員】  学校現場の一校長として発言なんですけれども、先ほどの7ページの職員会議云々というところですけれども、当然、学校長のリーダーシップというのが一番重要なわけで、そこから学校経営方針が始まってという云々の話がありました。私は、後でまたプレゼンで御報告させていただきますけれども、学校司書がこれまで行ってきた業務をもっと工夫したり拡大していってほしいという、自分が求める姿みたいなものがあるわけです。
 そういったことで考えると、この後のいろいろな話し合いの中で、やっぱり専門的な技術だとか能力だとかいうことについては少し定義が変わってくるかもしれないなということと、それから、毎回職員会議に参加する必要があるのか、ここにある文章のようになるのがいいのかというのは、なかなかこれでなくてはならないということを決定していくのは難しいとなるとすれば、積極的に参加することが期待されているとかいう形にしておかないと、常に職員会議に参加しなくてはならないとか何とかということを全国に発信するよりはいいのかなという感じがしました。
【堀川座長】  ありがとうございます。その辺が難しいところですね。各学校の実情によるところが大きい、そこは取った方がいいというように御意見頂いたんですが、そこは外して、でも、各学校の実情、あるいは小学校、中学校、高等学校、特別支援、やっぱり校種によって実情も違うという、どこかに最後の方に何か1文あるといいなというような気がします。先ほどのは、あそこの部分は取ってというところで。
 さて、大分時間が押してきているんです。こちらの司会進行が悪くてすみません。こちらの予定としては、少なくともここの時計で50分には、この関係のここのまとめの部分の議論は終えて、10分休憩をとって、16時からは御発表に移りたいと思っています。
 そして、7ページまでのところは、今はこれでいいでしょうか、一応。
 そして、じゃあ、8ページ以降、すみません、あと10分の時間でこれを見ていただいて。すみませんね、ほんとに。またメール等でも御意見伺わせていただきたいと思います。8ページいかがでしょうか。
 はい、すみません、じゃ、吉田委員さん。ごめんなさい。
【吉田委員】  先ほども語句のことを言われましたけれども、8ページの白丸の下から2行目、「それらについてしっかりと研鑽を積むことが重要である」と、「しっかり」も「研鑽」も両方言うと重なるかと思いますので、それに、今回新たに採用された方にはしっかり研さんしていないということを追及されてもいかんので、意欲を買うことにして、「日頃から研鑽している」とか「進んで意欲的に研鑽している」とか、その程度に書いていただけたらと思いました。
【堀川座長】  ありがとうございます。こちらも前にちょっと御意見があったところかもしれませんが。
 はい、真鍋委員さん。
【真鍋委員】  丸の三つ目の読書センターの機能についてです。先ほども御意見があったと思うのですが、ここにある文章からは、自主的・自発的な読書、そのための場の提供という風に感じるので、2ページに読書指導という言葉があり、5、6ページに年間読書計画という言葉も出てきますので、子供に読む力を付ける、子供の読む力を伸ばすということをはっきりと書いても良いのではないかと考えました。
 それから、先ほどの御意見を受けての感想になるのですが、職員会議の参画についてなんです。校長会で校長先生方の御意見として、「図書館指導員に図書室にこもらないで、できるだけいろいろなところに関わってほしい」という御意見があったというのを伺って、自分自身も反省するところがありました。指導員としては、学校図書館をしっかり整備する、それから、学校図書館の活用を進めていけるようにするという意識が大きいのですが、13ページに今回言葉が入ったように、学校職員の一員として学校のいろいろなことに関わることが求められているんだなと感じました。以上です。
【堀川座長】  ありがとうございます。この8ページに、読書センター、学習センター、情報センターというような三つの分け方がしてあります。皆様、委員さんに確認させていただきたいんですが、今まで文科省では読書センターと学習情報センターという言い方をしてきました。事務局に伺いましたら、1995年の調査研究者会議で、三つの、読書センター、学習センター、情報センターという言い方も出ていて、まとめのときに、学習情報センターという言い方になっているようです。今回の報告書では、新しくこういうように三つとしてきちんと出す。以前に、文科省で学校図書館の施設を充実させましょうという、すみません、今、タイトルを忘れましたが、その報告書には三つの機能で書かれているんです。ここではこの三つでいいでしょうか。
 牛山委員さん。
【牛山委員】  私、この三つでいいと思っています。それよりか、そこのところの文章にありますように、学校図書館の活性化に資するということのために三つがあるというのではなくて、やはり最終的には教育課程の活性化に資するというニュアンスの方がここでは大切ではないかと思います。
【堀川座長】  ありがとうございます。教育課程の活性化、そういう言葉が入るとうれしいんですが。
 それから、ほかの、8ページ、9ページのところではいかがでしょうか。
 平久江委員さん。
【平久江委員】  9ページの三つ目のポチのところの、そのポチの下から2行目のところなんですけれども、「学校図書館を活用した児童生徒に対する教育活動」と出ています。この点に関しては、二つの役割が挙げられている中で、やっぱり教員という文言が入っているので、ここでは、児童生徒及び教員というのもやっぱり入れておくことが非常に重要なんじゃないかなと。児童生徒及び教員に対する教育活動への協力・参画という。
【堀川座長】  教員に対しても教育活動でいいですかね。
【平久江委員】  教員の教育活動。おかしいか。
【堀川座長】  そうすると、教育……、「学習/教育」か何か、ちょっとその辺考えていただきます。
【平久江委員】  教育活動の内容がちょっと違ってしまうということですか。なるほど。
【堀川座長】  まあ、教育活動か。
【平久江委員】  何かしら教員に対するサービスの配慮というのはやっぱり入れておくことが必要じゃないかなと思います。
【堀川座長】  ありがとうございます。
【平久江委員】  その表現はお任せします。
【堀川座長】  そして、もう一つ皆様に御確認いただきたいことが、9ページの下から二つ目の白丸で職務を三つに分けています。利用者のニーズに対する「間接的支援に関する職務」「直接的支援に関する職務」と、教育目標を達成するための「教育指導への支援に関する職務」という三つの観点に分けて例示をこの後しているんですが、この観点はいかがでしょうか。加藤委員さんのところでは、今日頂いた資料の中で特に何かありましたか。
【加藤委員】  じゃあ、すみません。
【堀川座長】  加藤委員さん。
【加藤委員】  今日出した意見なんですけれども、私はこの三つに自分の仕事を当てはめたときに、どういうふうにこの中に当てはめようかというのを考えたんですけれども、うまくいかなかったんです。それは授業の中に資料提供ということで入っていくことはたくさんあるんですけれども、それは日常的な図書館サービスとして入っていくんです。例えば担当の職員が、今日はこの単元で調べ学習がしたいといったときに、調べ学習を成功させるためにはどんな資料があるかを紹介してほしい、そして、調べるときに子供たちが資料の使い方が分かるようにその調べ方も伝えた方が授業がよりスムーズにいくというようなそういう要求をもらったら、それは私にとっては図書館サービスとして授業に出向いていくんです。
 じゃあ、図書館教育というのはどういうものかというのを考えないといけないと思うのですが、それはやっぱりどのクラスでもどの教科でも子供たちがつけておかなければならない力をしっかりと考えて、それを教育の中に計画的に位置付けて、それをしてもしなくてもいいというんじゃなくて、確実にやっていく。そこの部分で、私は司書教諭が、授業を経験している人として力を発揮するんじゃないかなと。
 その図書館教育の中に司書がまた図書館サービスとして入っていくということは当然あるわけで、そういうことを考えたら、この三つになかなか入れ切れなくて、私の方は四つの分野に分けて今回案を出しています。それは、「学校図書館を学校教育に生かす経営・管理の職務」と、それから、「学校教育活動、子供の成長に資する図書館サービスの職務」、そして、「図書館教育の展開への支援と協力の職務」、最後が、図書館を動かしていくのに重要になる、蔵書をつくるというところの「学校図書館の蔵書を形成する職務」というふうに分けて仕事を考えてみました。この委員会で出されている案と大幅に違うので、どういうふうに意見をすり合わせていいのかちょっと分からないままに提案させてもらって申し訳ありません。
 それと併せて、司書の資格、専門性ということがよく出ている中で、資格については9ページの上から二つ目、「資格を保有しているわけではなかったりするなど、それぞれに違いがある」というふうに書かれているんですけれども、やはり専門性をこれだけ言うとしたら、図書館情報学を学んだ司書の資格は必要だと考えています。
【堀川座長】  ありがとうございます。その点と、それから、今の職務についての分け方なんですが、これはこれから発表していただく荒川区の例などにはまた学校司書の役割の区分けも出てきていますし、その辺をもう少し勘案して、もう一度皆さんの御意見を伺いたいと思います。
 大変時間が押してきて申し訳ありません。ここでちょっと休憩を入れて、16時5分から再開したいと思います。そして、申し訳ありませんが、途中になってしまいましたが、今の職務の区分けなども考えながら、次の研修、あるいは今日の荒川、それから、横浜、島根の発表を伺いたいと思います。すみません、ちょっと休憩を入れさせてください。
( 休憩 )
【堀川座長】  すみません、あと1分ぐらいありますが、皆さんお集まりのようですので、始めさせていただいていいでしょうか。すみません。
 それでは、今日のところは、まずは三つでしたね。荒川区の清水委員さん、そして、堀部委員さん、槇川委員さんの順序で発表をお願いしていいでしょうか。大変申し訳ない、10分程度という本当に短い、槇川委員さんは20分ということになっているようですけれども、こんなに準備していただいて短い時間で申し訳ありませんが、それでは、清水委員さんからよろしくお願いいたします。
 どちらでお話ししやすいでしょうか。そこでいいですか。説明しやすいところで。
【清水委員】  それでは、時計を見ながら10分以内に収めたいと。よろしくお願いします。
 荒川区の学校図書館支援事業ということで、項目だけになるかもしれませんが、お話をさせていただきます。よろしくお願いします。
 今、荒川区がこちらにございます。細かなことは一つずつ説明しませんが、大きく四つのブロックに分かれた区であるということだけ最初にお話をしておきます。あとはお読みください。
 それから、学校教育ビジョン推進プランの中に位置付けられて進めていることであるということとか、いろいろな柱もございます。
 このページだけちょっと詳しく説明をさせていただきます。まず荒川区の場合は、平成18年に100%の図書標準を達成するということで一気に行いました。それから、平成19年から学校司書の配置が始まり、平成21年、ここが、今から5年前がポイントになるんですけれども、小中学校全校に学校司書が配置されたということです。平成22年度に学校図書館支援室が作られて、機能し始めたということであります。
 それから、施策の事業内容については、これもまたお読みいただきたいと思いますが、このようなものがございます。
 学校図書館に関する教育活動の歩みですけれども、文部科学省も含めていろいろな研究指定を頂きながら進めてきたということがあります。それから、その研究指定に基づいてまた区の施策も変わるということを行っていったということです。この辺はお読みください。
 全校配置、平成21年度の話を中心にさせていただきます。週5日・5時間45分の勤務ということで進められています。それから、学校図書館活用あらかわモデルプラン作成とか、様々な研究も進めてきました。
 それで、今の学校司書の研修制度についてちょっと詳しくお話をします。当然トップは指導室長、それから、担当指導主事が付いております。教育センターの方に学校図書館支援室が出来ておりまして、そこに室長とスーパーバイザーが常駐しているという形になります。小学校24校、中学校10校ですので、34名の学校司書を配置して研修に当たっているという形になります。四つの地区があると申し上げましたので、地区別もあれば、全体会もあるという形になっています。
 この辺は少し駆け足で参ります。学びがつながるということで、こちらにある1番の学校図書館全体計画からはじまって五つの年間計画を全ての学校に出させて、その辺のアンバランスがないようにということで同じスピード感を持ってやっているということになります。
 この辺は写真ですので、省略します。
 学校司書研修会の変更についてということで少しお話をいたします。まず平成21年が全校配置になったということですけれども、学校司書研修会が、昨年までは毎月ですので年12回行われていた。それから、新任学校司書研修会が別枠で6回。これだけで18回になるわけです。それから、地区別学校司書研修会が年5回、学校図書館担当者研修会が年3回ですので、計26回の研修が支援室を中心に行われていた。
 今年からなんですけれども、回数が少し変わりました。なぜ変わったかについては後ほど述べます。学校司書研修会年6回、新任学校司書研修会が年6回、それから、地区別学校司書研修会が3回、学校図書館担当者研修会、これは学校での図書館担当者も含めた研修会が年5回、それから、学校司書連絡会というのは新規で3回となって、23回とやや縮小したような形に見えますが、実は中身的にはそうではないということです。
 なぜこのように組み替えたかということですけれども、学校司書の直接研修において学校司書の資質向上が図られたということがあります。5年目になりましたので、レベル的には相当上がってきたということがあります。それから、学校司書同士の情報交換の場を重層的に設定することで学校図書館の管理・運営に効果が期待できるというようなことで、発展的に全体研修を減らして、情報交換の場を増やしていったということがあります。
 それから、学校図書館の蔵書整理や学校図書館内の環境整備がかなり進みました。私は本校が1番だと思っていますけれども、荒川区内を見て回ると大体同じようなレベルに達してきているということで、かなり進んだということがあります。もうかなり環境整備が進んできたので、次はやはり調べ学習を中心に図書館の活用が求められているわけですけれども、正直申し上げてまだ一部の学校にすぎないということでありますので、いかにこれを活性化させていくかということが大きな目標としてあります。
 それから、学校図書館担当者への意識付けと調べ学習に対するスキルの向上ということで、学校図書館担当者研修会。調べ学習も含めて、学校図書館に関わる学校諸教員も含めて、一緒に研修をするということが今、進められています。
 それから、新規の研修会として、情報共有ということで学校司書連絡会が必要になるということで設定されています。
 学校司書研修会の内容は、全部読み上げませんが、年6回についてはこのように行われているということです。
 それから、新任学校司書研修会、年6回、これも2か月に1回行われています。今年確認したところ、4人の新しい学校司書が入ったわけですけれども、入って、できるだけある一定のレベルまではすぐに追い付いてもらうために、そこはかなり力を入れてやっているということです。このようなものをやっているということです。
 それから、学校司書地区別連絡会ということで、これは四つのブロックがあります。四つの区立図書館がありますので、その方たちも入って、団体貸し出しなども含めて情報交換をしていく。このことは結構大きく発展できてきたのかなと思っています。
 それから、学校図書館担当者研修会ということで、学校図書館に関する先生たちを含めた研修会を行うということでやっているということです。
 最後になります。10分間ってかなり厳しいんですけれども、息付く暇もなく行ってしまう。私のここの会への参加の立ち位置は、一般の普通の校長がどう考えるかという意見がとても重要と捉えています。そういうものを期待されていると思って参加しています。やはり学校全体の経営者としては、図書館のための図書館教育というよりも、学校教育全体を通じたパーツとしてどう機能させていくかということを考えています。
 以前にも御挨拶で申し上げましたが、学校全体をキャリア教育の視点で社会人基礎力を身に付けていく。そのために、学校図書館での情報収集能力だとか分析力を養う学校図書館の活用だとか、クリティカルリーディングの育成だとか、そういったことが大きな全体像の中で位置付けられているということです。平成18年から始まって、図書館活用事業、それから、コラボレーション授業としましたが、当時は指導員と言っていましたけれども、学校司書さんとの共同授業みたいなものも実施していて、それから、電子黒板が全教室に配置されましたので、ICT機器を活用したコラボ授業を進めてきました。
 それから、学校経営者のリーダーシップが重要ということもありますので、学校経営方針には必ず学校図書館の活用ということと数値目標を設定している。それで、なぜこの数値が達成できなかったということについても検証していくというような形で今進めています。
 写真をザーッとお見せして最後にしたいと思います。平成18年の図書館を使った授業の様子です。調べ学習を中心に行っています。
 それから、学校司書さんと教科の担任等が一緒に図書館で英語の授業を行ったり、社会科の授業を行ったりという様子です。こういったことを実施してきました。
 それから、学校司書さんの方から、学校図書館を授業で活用しやすいようにということで、職員用の学校図書館便りを出して共通理解を図っていくというふうなことを行ってまいりました。
 今後の課題ということで、いろいろ話せば切りがないんですけれども、学校図書館担当者と学校司書の連携強化がまず重要かなと考えています。あと、書いてあることはお読みいただきたいと思います。
 それから、お手元に荒川区の図書館の研修会での資料の一部をリプリントしてお渡ししました。特に、1ページ目開いていただいて、学校司書の役割と活動というところで、どういう仕事が必要なのかということで、いろいろな分け方があるかと思いますが、総括的なA、技術的な活動のB、奉仕的活動のC、そして、最後にDとして教育支援的活動ということで分けて、いろいろな力を身に付けさせるということに取り組んでおります。
 ちょうど10分になりました。よろしくお願いします。ありがとうございました。
【堀川座長】  ありがとうございました。(拍手)大変急いでいただきまして、申し訳ないと思います。いろいろな観点がありました。方策のところでいろいろまたこうした内容を盛り込んでいきたいと思います。
 それでは次に、堀部委員さんにお願いいたします。
【堀部委員】  それでは、私の方からは、荒川区、島根県よりも本当にスケールの大きい横浜市の取組というところで、たくさんの読書施策がある中で、今日は資料、A4、1枚裏表でお話をさせていただきます。
 教育振興基本計画と実際には第2次読書活動推進計画の中で学校図書館の活性化を図るというところで、今日はまず、今日たまたま大手新聞紙の横浜版のところでこれだけの紙面を割いて、本市小中学校司書のスタートという記事が載せられております。ここでは、読書に親しませるだけではなくて、やはりこれから目指そうとする情報活用能力の育成というところも期待を掛けているという記事であります。
 そんな中で10月から本市は配置ということになりましたが、まず10月1日から4日間、採用式も含めまして、午前午後丸々という4日間の中で、表面に示しましたような内容をもって研さん、研修を積んでいただいています。今回125人の配置ということになっていますが、その内訳は、小学校が108人なんです。中学校が17人というところで、校種の差というのは、本当に今、歴然としているところなんですけれども、やはりそれだけ小学校においては、読書ボランティア等の活用を図りながら、日常的に活性化に向けた素地がかなり出来てきているという中での取組です。
 研修の内容を見ていただきますと、時間のところはさておき、例えば人権教育のこととか、特別支援教育のこと、あるいは裏面の児童生徒理解、あるいはコミュニケーション力・連携力の向上という点で、これは直接的には学校司書の専門的なというところよりも、今日の資料でうたわれているところの児童生徒に対する教育的な活動に携わるための基本的な知識というところを受けていただき、実際には学校図書館運営の基礎とか、子ども読書活動の推進とか、そういった各論の中で専門性を付けていくというところが4日間行われました。
 詳細については実は、10分の話の中ですので限界がありますが、こういった「新採用学校司書研修」というテキストがございます。あと、一昨年度編纂した「司書教諭のガイドブック」とか「学校図書館教育の手引」、そういったものを活用しながら内容が提示されています。そんなところで、まずもって学校に向き合うにはどう向き合うかという教育的な環境の素地を理解していただきながら専門研修を進めていくということです。
 実際は、第1期とありますから、本年度は半年なんですね。この後、想定としては第4期まで、4期の4カ年の中で大きく500校の中に今配置をしていくという流れになっていますから、今日お話をするのはこの半期間というところで御理解いただければと思います。次年度はもう少し早い取組になるということが想定されるわけです。
 本校も、学校司書の第1期の配置校ということで、学校司書の方から研修の内容等を伺ったわけですけれども、具体的にはやはりそれぞれの学校事情がかなり大きく左右するものになるかなというふうにお話を伺って思ったところです。
 新採用の研修が10月1日から4日まで行われ、この後は、裏面に平成25年度学校司書研修・配置校担当者会というところで示されております。この中身は、1回から6回まで研修内容が書かれておりますけれども、対象となるのは、学校司書のみというところもありますけれども、司書教諭又は学校図書館担当も同伴、同行で行くというところも何回かございます。
 内容的には、こちらの方は、学校にどう向き合うかという教育活動に携わるための基本的知識というよりも、直接的に学校図書館教育に関わる研さんを積んでいただくものになっているかと思います。例えば2回目の11月20日あるいは1月29日というふうに想定しています区小学校図書館研究会授業研究会に参加というところは、横浜市は18区ございますが、それぞれの区の方の小学校教育研究会との連携を図りながら、一斉授業研究会を行うと。そういったところは本来は司書教諭又は学校図書館担当者に向けて行われるべきものなんですけれども、今回は学校司書も自分が関わる区の方の授業研に参加して、実際どのような授業が行われているかというのをまず体感していただくという予定です。
 それから、4回目の12月17日のところは、これは方面別あるいは区別ということで学校司書の交流会というところがあります。これについては、学校司書と公共図書館が連携しながら研さんを積んでいただくということです。司書としての直接的なスキルに関わる部分を方面別、東西南北、横浜は分権になりましたので、そういった区割りの中で情報交流を進めていただく機会をまず持とうということです。
 それから、任意というところでの教育実践フォーラムというところでは、読書活動の推進に関しての具体的な取組を事例発表として交流するという機会がございます。
 あとは、今回、学校司書の配置校が具体的に学校司書が配置されることによってどういった成果が生み出されるか、あるいは次年度の第2期に向けてどういった課題を見出してくるかというところが大事になってきますので、その機会には司書教諭と同席の中で情報交流を進めるという機会を打っております。
 最終的には、現在、第2期の方を応募が掛けられているところであり、また、第2期の125人の応募の方も掛けられているところでありまして、この後そういった中での取組が期待されるところです。
 新採用の学校司書の研修については、第2期の研修に第1期の方々がどう参加するかというところはまだ練り上げている途中だというふうに聞いております。また、学校司書に対する研修単独でいく場合と、このように配置校の担当者会という枠組みで、同席をしながら情報共有を進めるというような方法的な工夫も26年度以降は進めていくことになりますし、平成18年度から、司書教諭に向けては悉皆の研修を年に3回打っております。その中で、司書教諭としてのコーディネート力を付けていただき、かつ、それぞれの推進校・実践校の実践を共有していただいたり、専門的な見地から御講演を頂いたり、アドバイスを頂いたりということを平成18年度から行っておりますので、これについては司書教諭に向けた単独研修というところも並行して行われると聞いております。
 ただ、学校管理職に向けた研修というところも必要感は非常にあるところではありますけれども、平成15年度の司書教諭の配置のときに管理職悉皆研修があったんですけれども、それ以降、本市では管理職の悉皆という形では設けられておりませんので、今回の学校図書館担当者会というところで、配置校には管理職に同席をしていただいて、今回の学校司書配置についての理念とか趣旨については事務局からの説明がございました。したがって、26年度以降は管理職に向けてどう発信していくかというところでの研修というところも必要になってくるであろうという話も伺うところです。
 それから、新聞でも取り上げられているところがございますが、平成26年度の4月1日から横浜市の市民読書条例が施行されるということです。実際にはもう公布されているんですけれども、その運用に関して、区との連携というところでは、本年度中に各区の読書推進の方針や方向を示すような会合を持ち、26年度の具体的な運用の中で各区の特色に応じた取組を進めていくというところを意図しているところです。
 今回は子どもの読書推進計画というよりも、横浜市の市民における読書推進計画ということですので、その一部に学校図書館の責務ということで、第5条、読書活動の推進に関する計画を策定するということと、この計画に基づき学校図書館を中核とした児童及び生徒の読書活動の推進に努めなければならないという中で、各区の具体的な特色のある活動を区役所、公共図書館と連携しながら打つというところもあります。こういったところでも、具体的に司書教諭、また学校司書が直接的な意見を反映させるような機会、それがまた資質の向上につながり、資質の維持につながる機会となるものと期待しているところです。
 以上です。時間になりました。ありがとうございます。
【堀川座長】  ありがとうございます。(拍手)ほんとにもう時間との闘いで、本当に申し訳ありません。
【槇川委員】  それでは、最後、島根県です。20分頂いておりますが、ここでは、研修の説明ではなくて、実際にこの6月にやった学校司書研修を再現します。ただ、90分でやったものを18分で再現しますので、まばたきを十分注意していただきながら見ていただくと思います。
 司書教育の実際であります。島根県では平成21年から子ども読書活動推進事業を展開しています。なぜ学校図書館か? 島根県が学校図書館に着目した理由なんですが、私たち学校図書館に携わる者の使命は、子供たちに生きる力を付けることである。この生きる力を構成する三つの要素は、確かな学力、豊かな心、そして、健康・体力、いわゆる知・徳・体の中であります、確かな学力と豊かな心に迫ろうと思えば、そこへのアプローチは実にたくさんある。しかし、学校図書館法で、あるいは学校教育法施行規則の中で必ず置くことと定められている学校図書館の機能を活用してこの二つに迫る、これが県の施策の原点なんです。
 具体的に言うと、今日もお話に出ている読書センターとしての機能を活用して、子供たちが読書活動を展開し、その中で子供たちの感性、想像力を高める。もう一つは、学習情報センターとしての機能を活用して、学習を通して子供たちの情報活用能力を育て、そして、確かな学力に迫るというところなんです。
 しかし、今までの本の倉庫のような図書館では絶対にこれは実現できない。紙のにおいがプーンとしているようなそんな図書館ではですね。ですから、県の施策の最も重要な視点は何かというと、人なんです。人のいる学校図書館を実現しようとした。その人というのは何を表しているかというと、職としての学校司書と、そして、もう一つは司書教諭であると。
 その結果どうなったか。平成25年、小中学校、高等学校、特別支援学校、いずれも司書等の配置率が100%になりました。これが事業前と比べると、小中学校27%が100、特別支援学校はゼロが100%になった。
 しかし、小中学校の場合、100にはなっていますが、あそこにあるように学校司書等なんです。島根県の場合には有償ボランティアという区分を設け、それを市町村に選択をしてもらっている。最初の年は有償ボランティアが57%あったんです。有償ボランティアは、1日1時間、年間200日来てください。その代わり、島根県の方で20万円という補助金を差し上げます。100%県負担です。しかし、学校司書を置く市町村については、財政的な基盤の比較的しっかりしている市には半分、市町村には3分の2を補助している。つまり、有償ボランティアを置く限りにおいては市町村の持ち出しはゼロ。
 ですから、もしかしたら有償ボランティアの数は変わらないかなと思ったら、さにあらず、有償ボランティアと学校司書の数が逆転したんです。つまり、市町村は、自分のところの持ち出しが生じるにもかかわらず、学校司書の有用性を認めてくださって、これが増えてきたということもあろうかと思います。
 司書教諭も同じです。島根県は非常に小規模校が多い。学校図書館法で必置とされている12学級以上の学校というのは、全学校のわずか2割にすぎないんです。ですから、司書教諭の配置割合はわずか25%。しかし、これが年々上がっていて、今、70%になっている。
 じゃ、このことで一体どうなったかというと、学校図書館の現状の中で、これは毎年とっている学校図書館アンケートなんですが、NDCに沿っている、あるいは適切な表示がある、こういうふうに答えた学校がくしくも同じ数字だったんですが、98.5%であると。さらに、児童生徒にとって居心地のいい図書館になっているというふうに答えた学校の割合が9割を超えた。こういったように、人がいる図書館になったことで整備が進んだ。そして、それが子供たちの様子にも変化をもたらしてきたということははっきり言えるんです。
 これは県の学力調査の児童生徒質問紙から拾った項目なんですが、これ何かというと、平成21年度と平成24年度の調査の中で、1か月に読む本が増えたか減ったか4年間の差異をとったんです。これが選択肢です。子供たちは、1か月に何冊読みますか。ゼロです、一、二冊です、ずっと行って、31冊以上読みますと。この縦が小4から中3まで。減っている回答と増えている回答を色付けしたんです。まず4年間で減った回答、ここが減りました、小4年。増えた回答、ここが増えました。全体で見てみると、減った回答、増えた回答というふうに見てみると、読書力が全体的にこっちにシフトしているということがまずはっきり分かるわけです。
 さらに、これは全国学力・学習状況調査の児童生徒質問紙から拾っています。平成21年から25年まで、この焦げ茶の棒は全国平均です。週に1回以上図書館に行く児童生徒どのぐらいですか。全国平均が大体18%から19%です。中学校はちょっと低くて8%前後。これに島根県を重ねてみると、こういったように年次で比べても増えてきている、そして、全国との差もかなり広がってきている。中学校は、小学校ほどではないんだけども、やはり全国と比べて、週に学校図書館に行く子供たちの割合が多くなっているということが分かる。
 ここまでは成果なんです。しかし、学校図書館は余りに長いこと本の倉庫であったために、ここからが大きな課題。学校図書館活用教育ってほんとに必要なの? という声がいまだある。
 じゃ、それに応えるためには、この三つのことを考えてもらいましょうということで、学校司書さんにお見せするんです。実はこれは司書教諭研修ともリンクしているし、今ちょうど管理職研修を悉皆でやっているんですが、この管理職研修ともリンクをしています。
 具体的に、これは全国学力・学習状況調査の小学校国語A、24年を持ってきています。はい、これ、解いてみてください。こんなことが苦手なんです。この問題、子供たちの思考の中ではこういう思考をたどりながら問題を解いています。正答率はというと、どのぐらいかというと、こんな正答率なんです。43%。この問題でわずか4割しかできないんです。つまり、算数・数学、国語ともに、知識・技能を活用する問題とか記述問題に非常に課題がある。
 これは県調査の作文問題です。見てください。小4を見てください。平成24年、100人いたら22人が白紙で出しているということなんです。ですから、書くことへの抵抗感、どのぐらいの子供たちが原稿用紙二、三枚の感想を書くのが難しいですかと思っているかというと、見てください、小学校で67、中学校については7割を超えるんです。
 さらにPISA調査でもそうです。第1回の2000年調査から、PISAショックを経て、2009年のPISA調査では全体的に順位は上がっています。確かに学力は改善傾向かもしれないけれども、無答率ということを考えたときに、日本というのはOECD諸国と調べて非常に特異な傾向を示している。つまり、OECDの各国の無答率の平均がこのぐらいである。OECDでもこれぐらいなのに、日本は突出している。この問題だけではないんですよということを言うわけです。つまり、PISA調査では読解力や記述の問題に無答率が高いということを中教審で言っている。
 つまり、この三つの検査から考えてみると、課題、これははっきりしている。記述問題であるとか、知識とか技能を活用する問題、これが課題になる。見方や正解が一つでない問題。
 じゃあ、どうすればいいか。これが一番問題なわけです。知識の教え込みも必要だ。これは絶対に必要。しかし、それだけでいいかというところなんだと。
 じゃ、これ、どう考えるかというと、実は日本には学習指導要領があります。学習指導要領というのは、全国3万7,000余りの学校の教育の水準を保つために文科省で定めた教育課程の基準のこと、これを指導要領といいます。
 これに基づいて教科書なんかも作られているんです。
 つまり、その中で学校図書館がどういうふうに扱われているかというと、今日の会議の中でもありました。こんなことなんです。
 じゃ、具体的に学校図書館を活用した調べ学習ってどんな学習かというと、課題を設定して、そして、その課題を解決するために図書資料から必要な情報を取り出して、そして、分析、整理してまとめる、そして、発表するという学習です。
 でも、この学習は、実は皆さん方の学校でも展開しているんです。ただ、その学習がいつもうまくいっているかというと、そうじゃないんです。例えばこんなことがあるんです。調べ学習の時間に一生懸命やります。わー、真剣にやっているな、どんなまとめ方しているのかなと寄っていくと、絶句する。何を見たか。わっ、丸写しだ。調べ学習の過程の中で、子供たちは丸写しをしてしまう。丸写しをする、あるいは発表は原稿の棒読みになってしまう。こんなことが出てくる。今現在、調べ学習はこういうことが課題になっている。
 それはなぜかというと、実はこの調べ学習のそれぞれのプロセスの中で、子供たちが絶対に身に付けていなければいけない情報を活用する力というのがあるんです。それは何か。例えば課題設定してごらんと言っても、子供たちはそうそうできない。課題の設定の仕方をしっかり教えてあげなければいけない。そして、辞典とか辞書、使い方、最初から分かる? 分からないんです。目次の使い方、索引の使い方を教えてあげなければいけない。そのほか、例えば要約の仕方なんていうことを勉強しないと、子供たちが自分の身に付けていかないと、このプロセスは絶対展開できない。つまり、こういった情報活用のためのスキルを教えてあげないと、調べ学習というプロセスは展開できないんです。
 そのことを司書教諭研修で今、島根県ではやっています。そのことで、実は県の調べ学習の形態にも変化が出てきているんです。22年から24年の調べ学習の形態の変化を追っています。例えば情報を情報カードとか附箋に書き出すようなそんな学習、ちょっと増えているんです。見てください。2年間で25ポイント増えています。中学校でも23ポイント。あるいは、キーワードを抜き出してそれを要約するという学習、これも増えてきているんです。
 学校の司書の皆さんには、これを踏まえてお願いしたいことが二つあります。まず授業で活用する図書資料を準備するという物的支援をしていただきたいこと。それからもう一つ、是非お願いしたいことは、カウンターの中で授業を見るんではなくて、授業の展開の中で児童生徒の学習を支援をしていただきたいんです。
 そのために、学校図書の皆さん方にちょっと付けていただきたいものがあるんです。それをこれから演習を通してやっていきたいと思います。まずそれは、言語活動の展開を支える技能としての要約をちょっとやってみましょう。これ、実は去年の司書教諭研修の中で悉皆研修でやりました。要約というのは文章を短くまとめることです。要約の効果はこんなことがあります。
 さあ、今日演習として扱うのはこの二つです。二つの素材文を持ってきました。これを要約してみますね。例えば1枚目にはこんな過程を皆さん方にやってもらいます。これが大体30分です。要約の効果としてこんなことがあるんです。実はとても大事なスキルです。この要約を通して、メモだけを見て発表ができるとか、あるいは文章の構成を考える、そういうツールとして使えます。あるいは、レポート資料を作成することができる、そんな道具にも使えます。
 さあ、これを生かして、実際に皆さん方にはある資料を作成するイメージを作ってもらいます。これからが演習2です。
 今日の演習2は、読み取った情報を立体リーフレットで発信しようという学習です。要約して分かりやすく伝えるという目当てで行います。
 さて、立体リーフレットというのはこんなリーフレットです。これは自分たちで調べた情報を人に発信するためのツールです。これを皆さん方に要約のスキルを活用しながら作っていただきます。さて、今日の演習の流れはこんな流れです。こんなふうにします。いいですか。4人一組で作っていますからね。こういったもので皆さんにまとめてもらいますよ。これが大体40分ぐらいです。それで、これが出来上がります。
 これは学校司書研修で作ったものですが、司書教諭研修でも同様なものを、テーマを変えて作っています。ですから、司書教諭研修と学校司書研修がリンクをするということになるわけです。出てきてくださった学校司書は、司書教諭も同じことをやっていますから、例えば夏休み明けの研修でも実施していただくことができるということになるわけです。
 島根県の司書教、学校司書研修はこんな形でやっています。1回目から5回目まで。今、私が申し上げたのがここです。学校図書館活用教育について講義と演習90分。その前、第1回は、実は児童生徒理解ということでロールプレイングをします。どういうことをするかというと、生徒指導担当の指導主事に出てきてもらって、学校図書館の日々の業務の中で、自分が図書の整理をしていたら、ある子供が自分の友達の悪口を言いに来た。さあ、どうする? という、そこをロールプレイングして実際に体験していただく。そして、後で学校司書の中でシェアリングをするというふうな研修もしています。こういった研修は、先ほど申し上げた司書教育研修と管理職研修ともリンクをしているというふうな形で実施をしているということです。終わりです。(拍手)
【堀川座長】  ありがとうございました。
 今、3人の委員さんに発表していただきました。ご質問はいかがでしょうか。
 今の御発表の中でいろいろな面が出てきていて、この報告書の中でも、今日議論をした中にも盛り込めるような内容もあったと思います。それからまた、この次の質の確保を図るための方策についてというところで、今の研修について、あるいは研修だけではなくいろいろなアイデアがありましたが、それらを盛り込んで方策の案をまた作って来週お示ししたいと思っています。
 今日発表していただいた3人の委員さん、そして、今日は御欠席なんですけれども、林委員さんも後から駆け付けてきてくださって、居残りを3人の方にしていただいて、この後、この会議が終わった後でまたちょっとその案を練っていただこうと思っているところなんです。そうした後の会議にも向けて、いろいろなご質問あるいは御意見、是非伺っておきたいところなんですが、いかがでしょうか。
 どこかでお伺いしたいこともあったんですけれども、どこだったでしょう。
 御質問ありませんか。いいですか。
 すみません、加藤委員さん。
【加藤委員】  具体的な研修が分かって本当にありがとうございました。一つ伺いたいのは、島根県の場合は有償ボランティアと学校司書ということだったんですけれども、採用時に資格を問われているのかどうか。横浜については、前回横浜市のことを伺った後いろいろなところで調べて、資格は問われていないということが分かりましたので、島根県と荒川区の方では、採用時の学校司書の資格をどういうふうに問うておられるのか教えてください。
【槇川委員】  では、島根県の方ですけれども、これは市町村が配置しますので、市町村のお考えによって様々です。いわゆる国家資格としての公立図書館の司書資格を要件にしている市町もあれば、いわゆる司書教諭の有資格者か公立図書館の司書資格を優先している市町もある。松江なんかはそうですよね。そのほかには、それは問いませんと言っている学校もある。これは市町村のお考えで配置をされています。
【堀川座長】  ありがとうございます。
 清水委員さん。
【清水委員】  荒川区でございますけれども、小さな区でありますので、確認してみましたところ、やはり教員免許有り又は司書資格有りのどちらかということで今、採用しているということを聞いております。
 今後どのように考えるのかということもちょっと確認してきたんですが、これははっきり決まっていることではないんですが、やはりパソコン管理の能力が高い人を優先したいというようなことを言っておりました。以上です。
【堀川座長】  なるほど。ありがとうございます。
 ほかの委員さん、ご質問いかがでしょうか。
 すみません、じゃあ、堀川の方から堀部委員さんに……、失礼しました。吉田委員さん、はい。
【吉田委員】  申し訳ありません。学校司書の方と、それを支援する支援センターがあるところがあり、まだこれからというところもあると思いますけれども、横のつながりというか、例えば質問があった場合に各学校の学校司書がどのようにそれを解消していらっしゃるか、もしシステムがおありだったらお伺いしたいと思うのと、複数の学校司書さんがいる自治体がありますが、横のつながりがどのようにおありであるかというのがお分かりであれば教えていただきたいと思います。
【堀川座長】  それは荒川区?
【吉田委員】  お三方。お答えお分かりでない場合は結構ですし、もしお分かりであればお願いしたいと思います。
【堀川座長】  そうですね。それでは、いいですか、清水委員さんから。
【清水委員】  支援室の方でかなりきめ細かく指導してくださいます。そういう意味でいうと、いろいろな課題が生じたときに、困ったら支援室に相談するというシステムがまず出来上がっているということが一つです。
 それから、今、急ぎの発表でもちょっと申し上げましたけれども、基礎的な研修という時間を少し発展的に縮小した大きな理由としては、先ほど申し上げましたが、やはりブロック別であるとか、校種別であるとか、又は学校図書館に関わる教職員も含めての研修とかということで、課題を共有し、解決していくためにどうしたらいいのか。特に地区別の研修の場合には区立の図書館も入りますので、その辺の書籍の流通みたいなものも含めてスムーズに行くようにということで行っています。支援室が学校司書の皆さんにとってはとても心強い存在になっています。
【堀川座長】  ありがとうございます。
 それでは、堀部委員さん。
【堀部委員】  学校司書の横のつながりというと、ほんとにまだまだ計画の段階ではあるんですけれども、やはり司書教諭のつながりというところでは、先ほどお話を差し上げた各区の学校図書館教育部会というところは、各学校必ず1名から複数名おりますから、そういったところでの情報共有が図られるのが月に1回確保されています。そんな中で、感想文コンクールとか振興事業も進めるというところでありますけれども、学校司書の参画というところもある程度視野に入れられることは可能であるかと思います。
 あとは、先ほどお話があった資格についてですけれども、今日の新聞報道でも出されていますけれども、本年度3.6倍という中で、結果的に有資格者が8割であったと。これは司書あるいは司書教諭の資格を持たれているというような書かれ方ではありますけれども、そんな中で教育課程の具現化というところでの期待は非常に大きいものであると。
 今回の第2期も、求める人材として要綱として示されているのは3点あります。一つは、本市の学校教育を理解し、学校図書館を活用した教育に意欲のある方です。そして、二つ目が、図書館や学校図書館に関して識見のある方。そして、三つ目が、子供、教職員、学校図書館ボランティアときめ細やかにコミュニケーションがとれるというところで、やはり専門性の直接的な部分を前面に出すというよりも、そういった中で専門的な見識を磨いていただく方に関わっていただきたいというのが本市の思いかなというふうに読み取ります。以上です。
【堀川座長】  ありがとうございました。
 はい、槇川委員さん。
【槇川委員】  島根県です。市町によっては、学校図書館の支援センターが有る無しで学校司書への支援というのはほんとに大きく違います。例えば物流のシステムを持っていたり、相互貸借のシステムを持っている市町、そこに学校図書館支援センターがあるところもあります。非常に細かな支援をしておられます。
 県内の市町の横のつながりがあるかというと、ほとんどありません。センターのないところでは、県立図書館にそういった相談に応じるという部署もありますので、そんなに数としては多くありませんが、直接そこに質問するというふうなことも事例としてはあります。以上です。
【堀川座長】  ありがとうございました。今、自治体が区、市、県というところで、それぞれの横のつながりというのは、島根県の中にはまた市のレベルではあるでしょうけれどというところですね。
 ほかにはご意見、ご質問はいかがでしょうか。
 いいでしょうか。
 それでは、堀部委員さん、一つだけ教えてください。学校司書アクションプランってありましたね。あれは御本人たちが作るわけですか。
【堀部委員】  そうですね。その話題については私も直接聞いたわけではありませんけれども、資料の中に、司書教諭との連携の中で、御自身の専門性もあると思いますし、関わりもあると思いますので、学校司書としてどういうスタンスでその学校に入っていくかというところの具体的なイメージを持っていただくというふうに今の段階では捉えていただければと思います。
【堀川座長】  分かりました。それは、じゃ、個々のですね。学校司書の全体ではなくて……。
【堀部委員】  個々のですね。
【堀川座長】  個々の学校で個々の。分かりました。ありがとうございます。
 ほかにはいいでしょうか。
 伺ってまだ十分に消化できないところがありますので、またこの辺は次回の方策の中でいろいろまた御質問、御意見を出していただきたいと思います。
 そして、今日のこれまでの議論のまとめの後半の部分が残ってしまいましたが、後半というか、10ページ以降は何も手を付けておりませんが、もし次回時間があるようでしたら、この辺は事務局とちょっと相談をさせていただいてと思っております。それでも、今日は時間をとりましたけれども、9ページぐらいのところも、8、9はまた時間が短かったんですが、皆様の御意見が伺えて大変ありがたく思っています。これをまた修正をして、来週というわけにはいかないんですが、その次ぐらいにはまた検討していただきたいと思っています。
 そして、最後に事務局の方で。お願いします。
【春山課長補佐】  では、諸連絡だけです。冒頭申し上げましたけれども、議事録の確認の方につきましては、また5日までということでメールをお送りしますので、よろしくお願いいたします。
 また、次回会議ですが、今ありましたように、11月4日月曜日、振替休日ですけれども、同じ時間、14時から3時間、また場所はこちら、同じ会議室で予定しておりますので、よろしくお願いいたします。
 それから、今、12月までの日程を決めさせていただいているところです。年明け以降についてなんですが、第1回の会議の配付資料の方では、年明け以降、1月と3月にそれぞれ全体取りまとめということで開催するということでお示しをしておりました。3月は予備的な開催ということで念頭に置いておりまして、ですから、次と、次の次と、その次1月が、これから今日を除いて3回となりますけれども、そこまでの会議の開催ということで、また審議時間がなかなか確保できないんですが、そのようなことでお願いできればと考えております。1月の開催の日程調整をまた同じようにメールの方で確認させていただきたいと思いますので、またこちらについても御返信を頂ければと思っております。
 事務局からは以上でございます。
【堀川座長】  ありがとうございます。会議の日程が、3月は予備的に取ってあったということでしたが、それは開催しないということで、1月で終わりになります。それで、あと3回ですので、今日の御議論も12月、1月のところで最終的なことになりますが、それでも、メールで1月以降も御意見を頂きたいと思います。
 それからまた、これに盛り込めなかったものをハンドブックを作りたいというように前々から言っておりますが、その辺の作業も、申し訳ありませんが、また皆様にいろいろ御協力をいただきたいんですが、1月以降もそうした作業がきっと継続してあると思います。是非御協力をお願いしたいと思います。
 この会議の進行について、何か御意見、御質問おありでしょうか。
【村山委員】  確認させていただけますか。今日の10ページ以降については、何かまたメールで意見を送ったりをするんでしょうか。10ページ以降の検討というのは、いつどの時点にあるのかないのか。
【堀川座長】  ないことはないんですが、どうしましょう、次回。
【春山課長補佐】  思っておりますのは、次回、来週というか、次の月曜日のときにはこの資料の反映が我々もできませんので、次回は基本的に二つ目の御議論と、もちろん御意見を頂くことはあると思いますが、12月の段階で、今日の御意見とか、あとさらに今日以降にまた頂くことはもちろん受け付けていますので、それを踏まえたものということで、12月の段階で、若しくはまた1月にもありますけれども、その辺りの段階で御議論いただく時間というのはあるんじゃないかなと思っておりますので、また御意見がありましたら頂ければ。
【堀川座長】  そうすると、10、11、12だけでも来週というわけにはいかないですね、量的に。
【春山課長補佐】  すみません、失礼しました。それだけであれば、ごめんなさい、次回の二つ目の予定している議論の時間のすき間というか、そういうものがあればできると思いますので、そこの時間配分もまたちょっと御相談させていただいて考えたいと思います。次回も3時間ございますので、そこはまた座長と御相談させていただくということでよろしいですか。
【堀川座長】  やるということでいいです。
【春山課長補佐】  よろしいですか。じゃあ、そういうことで。
【堀川座長】  13ページも今日少し入りましたけれども、10、11、12、13ページについては今日とにかくこういう場では議論できなかったので、その時間をとりたいと思います。それから、1から9ページまでのところは来週議論する時間はありませんが、これから1週間後の間でも、それから、11月4日の後でもメールをまた頂ければありがたく思います。
【春山課長補佐】  できましたら、すみません、11月5日までに頂けたらありがたいです。
【堀川座長】  ごめんなさい、11月5日までに。
【春山課長補佐】  はい、すみません、全体としてですね。今日御議論いただいた1ページから9ページの部分につきましても、やっぱり11月5日までに御意見を頂けたらありがたいです。申し訳ありません。
【堀川座長】  すみません、11月5日までにとにかく今の御意見を頂きたいということです。遠方から来てくださっている方には本当に申し訳ないんですが、来週の月曜日にまたお集まりいただくということでほんとにすみませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
 何か質問、この後についていいでしょうか。
 はい、吉田委員さん。
【吉田委員】  今日の議論についてよく付いていけなかったんですが、学校司書の専門性についていろいろ発言されましたが、将来、学校司書の専門性についても話題になって文章を作っていただけるんでしょうか。
【堀川座長】  今後ということですか。
【吉田委員】  今後。
【堀川座長】  もちろんそれはこれを修正して、そしてまたいろいろ御意見を伺うことになります。それで、いいでしょうか。じゃなくて、課長補佐さんのお言葉が欲しいというと?
【春山課長補佐】  ごめんなさい、私もまさに理解できて……、まさにこの会議で今、学校司書に求められる専門性を御議論いただいているわけですね。
【吉田委員】  本日の13ページで基礎的な技能とかいうことを言われたので、専門性というと、やっぱり図書館資料についての専門性とかいうことに入るんだと思いますけれども。
【春山課長補佐】  そういうことで申しますと、ここで言う専門性というのは、今、13ページに書いてあることだと理解をしております。これ、具体的に、今、13ページに項目的に書いてあるものがございますけれども、この中身が何なのかというのはもう少しあるかと思いますけれども、レベル的に更に上乗せしていくというものについては、前回もちょっとお話があったかもしれませんけれども、ハンドブックの方に発展的なところに記していけるんじゃないかということで、ここではあくまで標準的というか、最低限期待されるところということで考えておりますので、専門の入り口という理解で、13ページの中身はそういうような理解でございます。よろしいでしょうか。
【吉田委員】  はい。
【堀川座長】  言葉遣いも難しいところですよね。これからまだ整理をしていかなくてはいけないと思っています。
 ほかにはいかがでしょうか。
 正直言って、ほんとに文章にするというのはとても大変なことで、これを読んでくださった方に発展的なところで受け止めていただけるものを作っていかなくてはいけない。それから、委員さんが皆さんおっしゃったように、校長先生にも一般の先生にも分かっていただけるような、そうしたものを作っていかなくてはいけない。今日のところで、学校経営とか、教育課程の活性化とか、あるいは読みの力の育成とかいうような言葉を出していただいて、とてもありがたいと思っています。やはり委員さん方が皆さんが発言をしてくださったことがこの中に言葉として入ってきますので、御面倒をお掛けしますが、労力も大変だと思いますが、メールでなりといろいろな御意見を賜りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 ということで、今日はこれで閉会にさせていただいていいでしょうか。ありがとうございました。

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