平成24年9月19日
初等中等教育局長決定
高等教育局長決定
1.趣旨
教員の資質能力の向上については、平成24年8月28日に「教職生活の全体を通じた教員の資質能力の総合的な向上方策について」(答申)が中央教育審議会で取りまとめられ、教員養成を修士レベル化し、教員を高度専門職として明確に位置付けるとともに「学び続ける教員像」を確立することや、修士レベルの課程での学修を標準とする「一般免許状(仮称)」の創設などを内容とする教員免許制度の改革の方向性などが示された。
答申においては、当面の改善方策として、教育委員会・学校と大学の連携・協働による取組を中心に、教職大学院の発展・拡充や専修免許状の在り方の見直しなどについて段階的に取組を進めることを提言している。
この答申を踏まえた改革を推進するため、協力者会議を設置し、専門的見地からの検討を行うものである。
2.検討事項
中央教育審議会答申の中で「当面の改善方策」とされた事項に関する検討を行う。
(1)教職大学院のカリキュラムや組織の在り方の検討等、修士レベルの教員養成課程の改善に関すること
(2)専修免許状の改善等教職課程の質保証等に関すること
(3)その他
3.協力者会議の構成
協力者会議は、教職大学院や教職課程を有する学部を設置する国公私立大学等の関係者及び教育委員会関係者等により構成する。
4.実施期間
決定の日から平成26年3月31日までの間とする。
5.その他
この協力者会議に関する庶務は、高等教育局大学振興課教員養成企画室の協力のもと、初等中等教育局教職員課において行う。
協力者会議委員名簿
敬称略・五十音順
安達 一寿 (十文字学園女子大学教授)
安倍 徹 (静岡県教育委員会教育長)
荒瀬 克己 (京都市教育委員会教育企画監)
大槻 東巳 (上智大学理工学部教授)
加治佐 哲也 (兵庫教育大学長)
熊木 崇 (東京都教職員研修センター指導主事)
酒井 博世 (名城大学教職センター長・教授)
坂越 正樹 (広島大学理事・副学長)
高田 邦昭 (群馬大学長)
高橋 香代 (岡山県教育委員会委員長)
竹原 和泉 (横浜市立東山田中学校コミュニティハウス館長)
田中 喜美 (東京学芸大学理事・副学長)
寺岡 英男 (福井大学理事・副学長)
長島 啓記 (早稲田大学教育・総合科学学術院教授)
野木 秀子 (株式会社CIJ顧問、早稲田大学客員教授、横浜市前教育委員)
早川 三根夫 (岐阜市教育委員会教育長)
細谷 美明 (港区立御成門中学校長)
村山 紀昭 (北海道教育大学名誉教授)
総合教育政策局教育人材政策課