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不登校生徒に関する追跡調査研究会(平成23年度)(第2回) 議事要旨

1.日時

平成23年9月6日(火曜日)16時00分~18時00分

2.場所

文部科学省 旧庁舎2階 第2会議室

3.出席者

委員

森田委員、栗原委員、野田委員

文部科学省

德久審議官、三好視学官、青木生徒指導センター長、滝総括研究官、
藤平総括研究官、白間児童生徒課長、郷治生徒指導室長、武井課長補佐

4.議事要旨

開会

議事

【委員】いつごろから行かなくなったかを質問しなくてよいのか。また、Q2で欠席状況を、「小学校のときはどうでしたか」と聞かれると、例えば小学校5年から休んだことをどう回答してよいか分からないのではないか。

【事務局】前回は小学校を低学年、高学年のニ段階に分けて聞いていたが、今回は小学校のときから不登校気味だったのかがわかればよいと割り切っている。また、Q3を加えて、小学校のときの学校への適応感を質問している。

【委員】不登校として聞くときは30日以上の欠席だが、「半分ぐらい休んだ」という選択肢は、150日とか100日以上休んだことを想定していることになる。これでよいのか。

【事務局】この設問は不登校傾向が始まっているかどうかを知るために、グラデーションで三択になるようにしたかったのだが、半分ぐらいという表現が、何日前後という細かい計算を連想させるということは御指摘のとおりである。

【委員】グラデーションのポイントが半分でなく、例えば30日とか40日あたりのことだとすると、「半分ぐらい」と表現するのはよくないだろう。

【委員】ここで想定される「半分」が何日くらいのことかは答えにくい。

【委員】三択なら「半分」より「かなり休んだ」を使えば十分ではないか。つまり「ほとんど休まなかった」か「ほとんど休んだ」か、それ以外か。

【委員】私も三択でよいと思うが、「ほとんど休まなかった」と「ほとんど休んだ」のどちらでもない場合に、何日ぐらい休んだかを書いてもらう方法もあるだろう。
不登校のパターンはいろいろあるので難しい気はするが、本人がいつから休んでいると認識しているのか、という問いはあってもよいかと思う。

 【委員】サンプル数を増やしたいなら、文字を大きくするとか、最初に「このアンケートは15分で終わります」などと時間を示すとか、工夫が必要だと思う。

【事務局】調査は外部に委託して行うので、受託者において、回答しやすいようなレイアウト等に変更していただくことを考えている。

【委員】全体の言葉がかなり難しいように感じるので、きちんと意味が伝わるように配慮されたい。

 

【委員】いつ頃から休み始めたかを聞くことについて、まず、Q2で小学校の頃からだったのか、中学校何年生のときからだったのか、ある程度分かるようにして、その上で、Q4で「休み始めたときのきっかけは何ですか」と聞き、その後、それが何年生のときからかを聞くということでいかがか。

【委員】では、「いつから」という問いをQ4-2として加えるのがよいだろう。

【委員】Q4の選択肢の表現について、例えば「友人関係をめぐる問題」を「友人関係」とか「友だち関係」とするのはいかがか。後ろのかっこの中に具体例があるので。「きっかけは何ですか」と子どもに問いかけるイメージでいえば、何々問題という聞き方は違和感があると思う。

【委員】Q5-2について、利用しなかった理由を三択で「役に立たない」、「知らない」、「近くにない」とか「通えない」としているが、一般的に相談機関のアンケートでは、「役に立たない」とまでは思わないが、「何をしてくれるか分からない」、「何をされるかが分からない」という回答が母集団として一番大きいので、そのようなニュアンスの項目が選択肢の一つにあるとよい。
また、Q6について、どのようなところが支援してくれるかという観点から、居場所、自分が落ち着けるところ、というような選択肢があるとよい。Q23も同様である。
Q8については、不登校状態が継続する理由を、「登校しない」と「できない」とで書き分けているが、例えば二つ目の「遊ぶためや非行グループに入ったりして登校しない」という中には、積極的にグループに入ってはいないが、巻き込まれて登校できないという側面もあるので、「できる」、「できない」の表現は削り、文章を短くした方がよいと思う。

それから、Q8の例えば8番目の「勉強についていけず学校がつまらないので登校しない」という問いは、勉強についていけないのか、学校がつまらないのか、どちらにウエートがあるのか分からないので、分ける必要があると感じる。

【委員】Q5-2について、例えば三つ利用しなかった施設があるときに、利用しなかった理由を、当てはまるもの全てに丸を付けるということは、三つ理由がたまたま選択肢の1、2、3と異なった場合には三つに丸を付けるということか。

【事務局】対応させられれば一番よいが、問題を簡単にするという観点から、何らかの施設を利用しなかった場合に、どういう理由で利用されなかったかについて把握できれば最低限よいと考えた。

【委員】Q5-2の選択肢にある言葉は、子どもは聞いたことがないと思うし、聞いたことのないものを聞かれても困るだろう。むしろ子どもは、「進路を指導してくれるところ」とか「居場所になるところ」という観点で選んでいて、それがたまたま適応指導教室であったり、何かの施設であったり、ということだと思う。
また、Q4ではきっかけを聞き、Q6ではどんな支援が欲しかったかを聞いているが、本人なりに結局、何が原因だったのかを聞かなくてよいのか。それは、Q6に含まれていると考えているのか。20歳になって振り返ってみての自己分析的なところは聞く必要はないのか。

【委員】これは二つ考え方がある。一つは、自己分析が可能で、本人がそれを明確に意識できるかどうかとそのことの妥当性。もう一つは、この調査の位置付けとして、原因にさかのぼって、未然防止や予防策を考えていくという観点を盛り込んでいくか、あるいは、中学卒業後を中心として、小学校、中学校の段階については状況を押さえるにとどめるかということである。ウエートの置き方に関わる議論だろう。原因について問うことは難しい部分があるのではないのか。Q4のきっかけとQ6の支援の問いでカバーできるものはカバーすることでよいかと思う。

【委員】Q25の「自分が成長した点はどんなところか」という問いは、不登校の特徴を出すには結果の数字について何かと比較しなければならないだろう。例えば、登校していた子と比べるとか、あるいは、中学校3年のときと今を比べるとか。よって、「何を原因と感じましたか」と「成長したところはどこですか」の問いをセットにするなどの方法を考えないと結果を使いにくいのではないか。

【委員】私は、Q4とQ8でセットかなと思う。きっかけと継続理由という組立てで見ると、選択肢が対応していない。原因と結果の接続と、それを乗り越えたときにどのような成長あったか、というのがストーリーとして流れるとよいと思う。

【委員】Q4、6、8、25あたりがつながると、何か見えるものがあると思う。

【事務局】Q4、8の選択肢は問題行動調査がもとになっている。だから、対応するように修正してもよいだろうし、分類に値するように整理するだけでもよいだろう。

【委員】Q5-2については、インタビュー調査で尋ねたほうがより問題点が浮かび上がってくると思うので外した方がよいだろう。

【事務局】Q18の2も同様にする。

【事務局】4、6、8の順番はこのままでよいか。また、Q4とQ8の整理と、そこにQ6を加えるのかどうかの話について、4、6、8の順番なのか、8が前の方がよいのか。きっかけ、継続の理由、その次に克服できた理由、という流れのほうが思考パターンとしてはよいかと思うので、Q8を入れるなら、Q6の前に入れた方がよいかと思う。

【事務局】Q8は、前回では後ろの方にあった問いだが、中3までの内容なので前半に持ってきた。しかし、当時を振り返って考えてもらわないといけないので、少し調査に慣れた時点での質問として、Ⅰの後ろの方にした。

【委員】それから、Q17-1とQ17-2を、学校も仕事も一緒にするか学校と仕事とを分けるか。また、学校にも仕事にも行かなかった子どもをどう拾い上げるか。この件については、「仕事に就いた方にお尋ねします」と入れればよいだろう。

 

【委員】対象群として不登校でなかった子たちからランダムサンプリングして、不登校経験のある子と比較するとういことを考えていないのであれば、本調査を前回調査と比較するということは考えてよいか。

【委員】前回調査で参考にできるところは参考にしたい。

【委員】では、設問の立て方は、結果を見ると比較できる程度の感じでよろしいか。

【委員】10年前と状況がかなり変わっているので、変化は比較すれば読み取れるだろうが、事前にその変化が何であるかの同定は難しい。また、この10年の間に高校不登校の実態が調査され始めた。前回はその視点がなかったので、今回は高校不登校をもう少しクリアーにしていきながら、将来へどのようにつながっていくかを見たいというのが狙いである。したがって、あまり厳密に過去の10年との比較ということだけにこだわらない。

【委員】例えばQ30などは、現在、将来の見通しがある子とそうでない子とで、こういった違いがあるという説明に使うこともできる。よって、不登校となった子と不登校にならなかった子とで比較しなくても、不登校となった子どもの中での比較は可能である。

【委員】について、選択肢に「ある」、「ない」に加え「現在仕事に就いている」というのがあった方がいいだろう。

 

【事務局】Q26だが、成長したきっかけを聞いていて、誰が励ましてくれたとかいう選択肢を設けたが、よろしいか。

【委員】私の印象として、誰の支えが役に立ったかという問いはあってもいいかと思う。文章が長いと、読み取ることが難しいと思うので、「誰が役に立ったか」として「親」とか「先生」とかの選択肢を幾つでも丸を付けてもらう、という形の単純な問いでよいかと思う。

【委員】しかも、「期間」が「これまで」になっているので、例えば、今の選択肢では学校の先生といっても、どの時点の先生なのかわからない。また、いつの段階かを絞っていないので、今後どう役立てていくかを考えるときに、どの段階でどういう支援が不可欠だということを示せない。したがって、いつの段階かを絞るのはインタビュー調査で聞くこととして、ここでは「支えになった人」を問うだけの方が簡単になってよいだろう。

 

【委員】その他、技術的なことは座長と事務局とで検討することとしたい。

【事務局】それでは、調査票についての最終的な御了承は座長に御一任させていただくことでよろしいか。

【一同】(了承)

 

閉会

お問合せ先

初等中等教育局児童生徒課

-- 登録:平成24年04月 --