資料1 「「英語が使える日本人」の育成のための行動計画」(抜粋)

「英語が使える日本人」の育成のための行動計画(抜粋)
 (平成15年3月策定)

 

2.英語教育改善のためのアクション

2.英語教員の指導力向上及び指導体制の充実

【目標】
○概ね全ての英語教員が、英語を使用する活動を積み重ねながらコミ ュニケーション能力の育成を図る授業を行うことのできる英語力(英 検準一級、TOEFL550点、TOEIC730点程度以上)及び教授力を備える
○地域レベルのリーダー的教員を中核として、地域の英語教育の向上 を図る
○中・高等学校の英語の授業に週1回以上はネイティブスピーカーが 参加する
○英語に堪能な地域の人材を積極的に活用する

  「英語が使える日本人」の育成は、日々子どもに接する教員の実践を通して実現されるものであり、教員の指導力の在り方は極めて重要なものである。英語をコミュニケーションの手段として使用する活動を積み重ね、これを通して、語彙や文法などの習熟を図り、「聞く」「話す」「読む」「書く」のコミュニケーション能力の育成を図っていく授業を、普段から主に英語で展開するためには、英語教員に一定の英語力及び教授力が必要となる。このため、後述(「7.実践的研究の推進」参照)のとおり英語教員が備えておくべき英語力及び教授力の内容を具体的に分析する研究を実施するとともに、外部検定試験である程度測定が可能な英語力については当面の具体的な目標値を設定し、英語力及び教授力を向上させるため、下記のような施策を通じて、教員研修の充実等の取組を推進する。
 また、ネイティブスピーカーの活用は、生きた英語を学ぶ貴重な機会であるとともに、外国語や外国文化等に親しみ、自分の英語がネイティブスピーカーに通じたという喜びと英語学習へのモティベーション(動機づけ)を高めるなどの意味で、大きな意義を有する。さらに、海外生活経験等により英語に堪能な社会人など地域の優れた人材の協力を得ることは、英語の指導体制の充実を図る観点のみならず、社会の中での英語の必要性や、英語ができることによって広がる世界などについて、子どもたちが直接学ぶ貴重な機会となる観点からも、大きな意味を有する。このため、指導体制の充実のため、下記のような施策を通じて、ネイティブスピーカーの効果的な活用や地域の優れた人材の活用を推進する。

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