資料2 論点メモ(案)

 常用漢字表改定に伴う学校教育での筆写(手書き字形)の取扱いについて

 改定常用漢字表において、追加字種の字体(印刷文字における字体)については、「表外漢字字体表」(平成12年12月国語審議会答申)に示された「印刷標準字体」を基本として明示することとされたが、筆写の楷書字形と印刷文字字形の違いが、字体の違いに及ぶものについて、学校教育における手書き指導の取扱いをどのように考えるか。

 例えば、改定常用漢字表(文化審議会答申)の冊子(22)ページに示されている例において、学校教育で指導する手書きの字形を括弧内の字形と括弧外の字形のどちらかに統一することが可能かどうか。また、児童生徒が書いた文字の評価については、どのように取り扱うか。

 

(参考)

学習指導要領における漢字の「書きの指導」に関する記述

○中学校学習指導要領(平成20年3月告示)
〔第1学年〕
学年別漢字配当表の漢字のうち、900字程度の漢字を書き、文や文章の中で使うこと。

〔第2学年〕
学年別漢字配当表に示されている漢字を書き、文や文章の中で使うこと。

〔第3学年〕
学年別漢字配当表に示されている漢字について、文や文章の中で使い慣れること。

○高等学校学習指導要領(平成21年3月告示)
主な常用漢字が書けるようになること。   

 

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