平成22年1月14日
子どもを見守り育てるネットワーク推進会議
子どもたちが、将来への夢と希望を抱き、明るく笑顔で日々を過ごし、健やかに育っていくことは、国民共通の願いです。
しかし、少子化や情報化が進展し、経済状況が変化する中で、人間関係が希薄化するなど、学校や家庭、地域において、子どもを見守り育てる力が低下しています。このような状況の中、多くの子どもたちが、孤立し、安心して過ごすことができる居場所を見つけることができず、いじめられていること、死にたいと思うぐらい辛いこと、学校や家庭の中での悩んでいることなどを、誰にも相談することができず、一人で苦しんでいます。
こうした状況を打開し、子どもたちが大人を信頼して悩んでいることや困っていることを打ち明けることができ、学校や家庭、地域の大人が子どもたちの抱える問題を解決し、子どもたちが安心して成長していくことができるようにするためには、社会総がかりの取組が必要となります。
私たち大人は、一人ひとりが子どもたちを見守り育てる責任があることを自覚し、学校・家庭・地域社会が一層連携を深め、行政と民間団体が一致協力して取り組むことを決意し、ここに宣言します。
記
行政や民間団体で連携・協力して、子どもたちの悩みを受け止められるよう、様々なチャンネルでの子どもたちを対象とした相談の取組を充実させます。
「社会全体で子どもを育てる」という視点で、社会の大人と子どもとの信頼関係をつくるとともに、子どもたち自らが考え育つことができるよう、社会全体で子育てや教育を行い、子どもを見守る体制をつくっていきます。
行政と地域、民間団体が協力して、学校や地域に子どもたちが安心して過ごせる居場所をつくる活動を進めていきます。
放課後や週末等における子どもたちの居場所や、地域の空きスペースでの活動など、子どもたちが仲間同士や地域の人と触れ合い、様々な活動を行うことで、地域の中で子どもが育つ取組を進めます。
行政と地域、民間団体が協力して、子どもの教育や子育てで悩む家庭からの相談に応えたり、親同士や親と子でともに学ぶことのできる場を設けるなど、すべての親が自信を持って安心して子どもを育てることができるよう支援を行っていきます。
生徒指導企画係