スクールカウンセラーは学校で起こるあらゆる危機的状況に心理-カウンセリング的側面から迅速かつ的確に対応しなければならない。
学校で起こる危機的状況は、その規模において次のように分類される。
スクールカウンセラーはこれらの危機に際して、その規模に応じて迅速かつ的確に対応する必要がある。特にA,Bランクの危機が発生した場合には、スクールカウンセラーが単独で対応するのは困難であるので、直ちにスーパーバイザーに連絡し、スーパーバイザーと協力して被災者、被害者、事件、事故に巻き込まれた一般教職員の心のケアの体制を迅速に構築しなければならない。その対応の仕方は別紙資料(資料6)に示したとおりである。
Cランク以下の危機に対しては、必ずしもスーパーバイザーに報告する必要はないが、対応が困難であると感じられる場合には、そのことを早めに報告し、スーパービジョンを受けながら活動したり、必要な場合はスーパーバイザーの派遣を要請したりするべきである。
兵庫県は、行政として学校危機対応のシステムを作っている唯一の県である。生徒の安全の確保のためには、そうした危機対応システムを迅速かつ的確に活用していかなければならない。
初等中等教育局児童生徒課