資料6 文部科学省における自殺に関する取組について

1.命を大切にする教育

豊かな体験活動推進事業 平成18年度予算額 470百万円

  「体験活動推進地域・推進校」、「地域間交流推進校」、「長期宿泊体験推進校」を指定するとともに、「体験活動推進地域・推進校」の中で命の大切さを学ばせるのに有効な体験活動について調査研究を実施。また、ブロック交流会等を通じ、それらの取組みの成果を全国へ普及。

道徳教育推進事業 平成18年度予算額 295百万円

  命を大切にする心の育成など道徳教育を推進するため、指導方法の工夫や教材の充実、地域と連携した教育活動等について実践研究を行うとともに、生活上の問題を言葉で解決する力を養うための調査研究を実施。

家庭教育手帳の作成・配付 平成18年度予算額 213百万円

  一人一人の親が家庭を見つめ直し、それぞれ自信をもって子育てに取り組んでいく契機となるよう、子育てのヒント集としての冊子「家庭教育手帳」を作成し、厚生労働省との連携・協力のもと母子保健の機会などを活用して、乳幼児や小学生等を持つ全国の親に配付。

2.教育相談体制の充実

スクールカウンセラー活用事業補助 平成18年度予算額 4,217百万円

  児童生徒の臨床心理に関して専門的な知識・経験を有するスクールカウンセラーを配置し、それらを活用する際の諸課題について調査研究事業を行うために必要な経費の補助を実施。なお、平成18年度においても、全中学校(約1万校)に配置するための予算を計上。

子どもと親の相談員等の配置 平成18年度予算額 500百万円

  小学校段階における不登校や問題行動などの未然防止・早期発見のため、「子どもと親の相談員」を配置するとともに、生徒指導体制の充実や関係機関との連携を推進する「生徒指導推進協力員」を配置。

生徒指導上の諸課題に対応するための指導者の養成を目的とした研修

  独立行政法人教員研修センターにおいて、生徒指導又は教育相談を担当する指導主事等に対し、生徒指導上の必要な知識等を修得させ、各地域において研修の講師等として各学校への指導・助言等が、受講者により行われることを目的とする研修を実施。

養護教諭等を対象とした研修会の開催

  独立行政法人教員研修センターにおいて、養護教諭が行う健康相談活動等に必要な知識や技術の習得を図るなど、その資質の向上を図るための研修会を実施。

3.いじめ問題への対応

いじめに関する通知の発出

  いじめ問題への対応に関する通知の中で、「児童生徒の自殺を食い止めるためのあらゆる手立てを講じること」「理由の如何を問わず絶対に死んではいけないこと」など、自殺防止について繰り返し指導。

  • 「いじめの問題について当面緊急に対応すべき点について」(平成6年12月16日)
  • 「深刻ないじめ問題への対応について」(平成7年1月19日)
  • 「いじめの問題の解決のために当面取るべき方策等について」(平成7年12月15日)
  • 「いじめの問題への取組の徹底等について」(平成7年12月15日)
  • 「いじめの問題に関する文部大臣緊急アピールについて」(平成8年1月30日)
  • 「いじめの問題に関する総合的な取組について」(平成8年7月26日)

4.有害環境対策と情報モラル教育の充実

青少年を取り巻く有害環境対策の推進 平成18年度予算額 60百万円

  青少年を取り巻くメディア上の有害情報対策をより一層推進する観点から、地域における推進体制の整備を図るモデル事業を実施するとともに、全国的な啓発活動及び所要の調査研究を実施。

フィルタリングソフトの普及促進

  各種会議・フォーラム等において、フィルタリングソフトの普及に関するチラシ等を配付。

情報モラル等指導サポート事業 平成18年度予算額 95百万円

  情報化の影の部分への対応として、情報モラル等に関する効果的な指導手法の調査研究等を実施。

お問合せ先

初等中等教育局児童生徒課生徒指導室

(初等中等教育局児童生徒課生徒指導室)