平成18年8月25日
初等中等教育局長決定
児童生徒の自殺の状況については、連鎖的な自殺の問題や、いわゆるネット自殺の問題など、自殺防止への対応は教育上の重要な課題である。
政府においては、我が国の自殺者数の増加に伴い、自殺問題を喫緊の課題として総合的な対策を推進するため、自殺対策関係省庁連絡会議を設置し、昨年12月に「自殺予防に向けての政府の総合的な対策について」取りまとめ、また、先の通常国会においては「自殺対策基本法」が成立し、国は自殺対策を総合的に策定し実施する責務を有するとされたところである。
文部科学省においては、これまでも、命を大切にする教育や教育相談体制の充実、いじめ問題への対応などの施策を通じて、児童生徒の自殺防止に取り組んできたところであるが、自殺防止について一層の充実を図るため、児童生徒の自殺の特徴や傾向などを分析して、学校現場に資する自殺予防の対応方策について検討を行うこととする。
平成18年8月30日から平成19年3月31日までとする。
この検討会に関する庶務は、初等中等教育局児童生徒課において処理する。
初等中等教育局児童生徒課生徒指導室