「教育の情報化に関する手引」作成検討会(第5回) 議事要旨

1.日時

平成21年2月20日(金曜日)10時~12時

2.場所

文部科学省16階16F特別会議室

3.議題

  1. 「教育の情報化に関する手引」の検討状況について
  2. その他

4.出席者

委員

五十嵐、石原、梶本、金森、小泉、佐藤、座長、高橋、玉置、永野、西田、野中、野間、原、堀田、本田、山本

文部科学省

斎藤初等中等教育局参事官、中沢情報教育調整官、その他

5.議事要旨

(1)「教育の情報化に関する手引」の取りまとめについて

○前川審議官より挨拶があった。

○各WGリーダー及び事務局より、資料1に基づき各章の説明があり、その後、以下の意見交換が行われた。
 

【第3章(教科指導におけるICT活用)】

○教育の情報化は、情報教育、教科指導におけるICT活用、校務の情報化の3つから構成されるという記述があるにもかかわらず、章の並び順が「教科指導におけるICT活用」からになっている理由を改めて確認したい。

○これまで情報教育が最初に来ていたのには、教育の情報化という概念ができる前から情報教育という概念があったということがある。しかし、今回の場合は、学習指導要領の改訂に基づき、教員や関係者に分かりやすくするためにはどうすればよいかということで、第2章で学習指導要領の改訂について記述して、学習指導要領は教科別に記述されているので第3章では教科指導におけるICT活用と続ける、とすることが現場の教員に分かりやすいのではないかという意見があったため、検討の結果、現在の並び順となっている。

○そうした章立ての意図を手引のどこかに記述する予定はあるか。

○章立ての考え方の説明について、全体を概観できるものを作成するほか、第1章の前に「はじめに」を置いて触れたいと考えている。

○「教科指導におけるICT活用」を冒頭で3つに分けて説明してあり、分かりやすいが、現行学習指導要領では、情報活用能力の育成は教科指導とは別にあったので、教科指導と併せて情報活用能力の育成が起こるケースがあるということに過ぎなかったが、新学習指導要領では、教科の目標の中に情報活用能力の育成が含まれているものがあると理解している。従って、例えば、教科の目標は理科の何かの実験ができることであって、ついでにコンピュータも使用するから情報活用能力の育成も狙っている、というニュアンスであれば現行の学習指導要領であるが、新学習指導要領では、例えば理科でのデータの読み取りについて、理科だけでなく読み取る力をはっきり意識するような記述があるので、第1節1.にある「教科の学習目標の達成と同時に、情報活用能力の育成を狙っているものもある。」という記述は2つの意味に読み取れてしまう。そうではなく、教科の目標が情報活用能力そのものを狙っているケースがあるため、そういうことを主張したいので、少し追加していただきたい。

○今の話は第4章に記述した方がよいのではないかと思う。教科指導におけるICT活用が第3章に記述されているが、教科に関する学習指導要領の記述の中身にはそもそも情報活用能力の育成と重なるものがあるので、第3章で今の話を区別するのは難しいように思う。第4章の冒頭に記述してはどうか。

○この文脈であれば、第3章に記述してほしい。第1節1.3)で「児童生徒が、情報を収集や選択したり、文章、図や表にまとめたり、表現したり」という記述と「あるいは、繰返し学習」と2つに分けている。コンピュータが教師の道具として見えていてコンピュータを使っているというCAIの考え方の場合と、道具として子ども自身が使う場合と、両方記述してあるので、第3章が第4章より先に読まれるとすれば、ここでクリアにしておいてほしい。

○どこかで記述するとなると、第1章か第2章あたりという気がする。

○第3章については、学習指導要領やその解説における各教科の記述を忠実に抜き出すという作業をしている。そうした意味で、第1節1.3)の「一方で」以降は必要だろうかという気もしたが、教科指導と情報教育の重なりの部分になるので少し解説をしないといけないという思いから記述している。第2章や第4章など全体との関係で、構成員の方々の意見を基に調整したい。

○第2章第2節(学習指導要領を踏まえた情報教育とICT活用の推進について)に、情報教育とICT活用による教科指導とを併せ行う機会が充実することになるという意味合いの記述があるし、学習指導要領の改訂で言語活動の充実と情報活用能力の育成が非常に密接な関係にあるのではないかということで、手引が頭から読まれるということであれば、第2章に記述してあるのが望ましい。

○第3章や第4章に記述すると埋もれてしまう。第3章と第4章を俯瞰して読み取るためには、第2章第2節の中でもう少し詳しく記述するべきだと思う。

○学習指導要領の軸足が大きく変わったという意味では、この手引の読み方を示すということで第2章に記述するのがよい。単純ではあるが重い内容なので、学習指導要領の内容を記述する部分で示すのがよい。

○今回の学習指導要領の改訂では、教科指導のため、情報教育のため、の両方を勘案して具体的な文言がたくさん盛り込まれている。これが学習指導要領改訂の大きなポイントであることからすると、第2章の中で明確に記述する必要がある。ただ、この手引は必ずしも頭から順番に読まれるわけではないので、第3章の中心は教科指導におけるICT活用であるけれども、学習指導要領の改訂ではこういう趣旨での改訂があったのだということから、情報教育の視点について、少し触れておいていただく方がよい。

○第1節1.で「教員のICT活用指導力チェックリスト」の大項目のAやBなどが出ているが、このチェックリストを知らない方は何のことか分からない。AやBなどの記述がなくてもここは理解できるので、大項目名だけの記述でよいのではないか。チェックリストについては第7章で詳しく説明するということでよく、第3章では、第7章に関係するということを補足的に少し記述することでどうかと思う。

○チェックリストで分けて考えると非常に概念が整理しやすいので、注釈などを入れる方向で考えたい。

○第1章から読んでみて、「ICT」という言葉が何の説明もなくずっと使われている。校長先生の勉強会などに参加してみると、ICTという言葉に皆がそれぞれイメージを持っており、コンピュータだけのことだと思う人もいた。初めの方でICTとは何かの説明が要るのではないか。

○「ICT」を含め、いろいろな用語が出てくる。「フラッシュ型教材」とか、第7章でもカタカナ表記が結構見られる。どこか前の方に解説を置いた方がよいと思う。解説すべき用語についてはメール等で連絡いただければと思う。

○「ICT」のような手引全体に関わる用語と、各章でよく使われている用語について、どのような示し方をしていくかは検討が必要であると思う。
 

【第4章(情報教育)】

○第2節で情報教育を3観点・8要素に分類して説明してあるので、キーワードとしては分かりやすくなるが、そのように分解していくと、それぞれの項目だけをやればよいと誤解される恐れがある。「情報活用の実践力」の場合は、トータルに自分の一つのサイクルとしてやることが大事である。読んでいると、「情報活用の実践力」には3つの要素があり、学習内容の方もそうなっている。それらを統合するのは子ども自身だが、それを支援するのは教員なので、こうした活動を一つのトータルな仕組みとして子どもに対して成立させるようにしないといけない、と記述してほしい。そうでないとバラバラになってしまう。

○第2節の3観点の説明のところで、「A」「B」「C」と区分けした。現場で項目を分けて規準リストを作るためにはあった方がよいと思ったのだが、逆に不都合な面がないかなどご意見をいただきたい。

○頭に「A」「B」「C」と付けるのは重い意味はないと思うので、問題ないと思う。

○第1節2.(情報教育の系統性)のところだが、我が国では小学校では情報に関する教科等は特段なく、中学校では技術・家庭科の中にあり、高校では教科「情報」があるといったことを解説した上で、だから小学校段階ではこうしている、中学校段階ではこうしている、ということを記述した方がよい。

○第3節の具体例のところで、総合的な学習の時間の解説に記述されているようなスパイラル状にいろいろな力を身に付けていくという図説のように、情報教育で身に付ける力も同じようにしてやるのだということを説明してほしい。

○3観点・8要素に分けて細かく記述されていて読み手には分かりやすいが、指導する場面では、総合力、統合力が必要だと思う。まとめて指導する必要があることを記述する必要があるし、できればビジュアルに表現することがよいと思う。情報教育が個々の能力の育成で終わらないように記述の工夫が必要である。

○第4章に前回までは表があったが、その具体的な内容については吟味しなければならないということで、時期尚早という判断もあると思う。ただ、現場では、情報教育の年間指導計画を表などにより作成しており、手引を読むだけではどうしてよいか分からない。情報教育の実践のためには、学校全体のカリキュラムとしてどのように位置付けてやっていくのか、年間指導計画表の事例を盛り込むことは難しいとしても、学校での位置付けを確認しながらやらないといけないといったメッセージが必要だと思う。内容は各学校で吟味するとしても、各学校で枠組みを作って情報教育を推進してほしいというメッセージを是非記述してほしい。前回の手引の検討会でも同様のことを申し上げ、最後には時期尚早とされたが、以降10年近く経ってもまだ時期尚早ということなら、いつまで経ってもできない。ここで、モデルを示すという意味で、内容は各学校で判断してほしいがこういうアプローチでしっかり目標は押さえてほしい、というメッセージを送ってほしい。

○学校全体としての取組みというのはとても大事である。特に、情報教育の年間指導計画をどう作るかという視点が記述してあるとよい。情報教育の担当者が読む際に、小中学校の接続の重要性についても記述してあるので、例えば近隣の中学校と一緒に作るといった視点などがあれば、作成上の留意点として役立つと思う。

○手引が公表され、学校現場で話題になるのは第5章の情報モラルである。情報モラル教育については、情報教育の一部として年間指導計画に入り、その中で指導すべきである、という記述があるとよい。

○学習指導要領において総合的な学習の時間の学習として「情報に関する学習」が例示されている中で、第4章の具体例では、各教科の学習活動と同じように総合的な学習の時間での学習活動が取り扱われており、これでよいのかという気がする。

○いただいた意見については検討して反映させていきたい。総合的な学習の時間については、第1節2(3)において、特別な扱いになるということを記述し、具体例にもなるべく学習活動を入れている。学習指導要領解説における総合的な学習の時間に記載されているスパイラルの図については情報活用能力の育成そのものを表すものではないかと思っている。

次に、第3節1(2)の総合的な学習の時間における具体例で学習活動を2つ記述している。学習指導要領では4種類の活動を取り上げており、それを基に学習活動を記述した。ここに図があると、なお分かりやすくなると思う。

また、第3節は学習指導要領に基づいた学習活動の具体例であるので、各学校で実施されるであろうと思う。情報教育の担当教員であれば、これらを裏返しにして見ることで、年間指導計画を作っていけるものと期待したいといったように記述したい。

○第3節1.の小学校段階の各教科における具体例に、「○」と「・」があるが、どう整理されているのか。

○「○」は学習指導要領総則の解説に記述されている「基本的な操作」が4つあるので、それらを取り上げて記述してある。前回まで表であったものを文章にしたものである。

○第3節1A(1)以外は、各教科で短い文章があって具体例が示されているので、今まで議論があった、こういう活動をどの時間でするのかというのが見やすくなる記述なのかと思ったが、「○」として項目出しされた記述には、具体例の内容と重複している部分があるので、全体の記述の統一が必要であると思う。

○第2章表2-1の一番下に総合的な学習の時間の記述があるが、ここに配慮事項として解説の中に書かれていることが抜粋してある。内容の取扱いの(8)は、小学校にだけ書いてあることだが、わざわざ「情報に関する学習を行う際は」こうすべきと書いてあるので、第4章では、うまく取り出せばいろいろな学習活動の例が例示できる良いチャンスではないかと思う。この内容に対応した記載がもっと多く強調されてもよい。

○総合的な学習の時間の中でどのような活動をやるかについては、学校裁量の面があるので、なるべく控え目に記述した。ただ、第3節1C(3)の情報モラルの部分については「情報に関する学習のときに」という形で3つ記述した。

○第4章では、各教科で情報活用能力の育成が目的になる学習活動があることが明記されたことで分かりやすくなったが、いずれにしても教科の中でやるわけなので、どこかで情報活用能力のまとめのようなことが必要で、特に小学校では、児童の頭を整理する意味でも、総合的な学習の時間の位置付けが大事になる。総合的な学習の時間の中で学校がそれぞれ独自に評価の観点を決めているが、手引としては、情報活用能力の育成が総合的な学習の時間の大きな目標であるとして、総合的な学習の時間を特に大きく取り上げて、その中で体系的になるように学習活動を盛り込んだものをメインとして載せる方がよいと思う。その方が、各学校が情報教育の年間指導計画を立てる際も、教科におけるICT活用と情報教育ということからの年間計画ということで作りやすくなると思う。こうしたことから、第4章は総合的な学習の時間をもっと強調してもよいのではないかと思う。

○スパイラルの話や学校としての情報教育の位置づけといった点については、事務局でも検討してほしい。スパイラルをどのようにやるのかを明確にしないといけない。記述するのであればきちっとした形にしなければならず、曖昧であれば記述できない。ゴールの話も、表で示すとそれだけをすればよいと理解されかねないという懸念があるため、表は落としたいとの意見があった。再度、事務局主導で検討してほしい。 
 

【第5章(学校における情報モラル教育と家庭・地域との連携)】

○第2節の各教科における取組みの内容については、具体的な事例が分かりやすくなった。当市でも、ある中学校では、生徒の7割が携帯電話を所有し、そのうち9割が第3節(1)(インターネット上で起きていることに関する知識)の最初のところに示されているサイトにアクセスしたことがあるという調査結果が出ている。友達の携帯電話を使ってそうしたサイトにアクセスしている可能性も非常に高い中で、そこに触れる事例を載せてほしい。そういう事例があれば、教科ではない学級活動の中でも扱うことができるので、お願いしたい。

○第3節(2)(情報モラルの教材・授業実践事例の情報に関する知識)で「ちょっと待って、ケータイ」のDVDのことが触れられているが、数年後もこのDVDを入手できる見通しがあるのかどうかを踏まえた上で記述してほしい。

○第5章だけでなく全体を通して、イラストにはキャプションを入れてほしい。そのイラストが何を示しているか1行でも書いてあれば、見やすくなる。

○用語について、「学校非公式サイト」は文部科学省の言い方だが、世間的には「学校裏サイト」と言われているので、そうとも言われているということが付記されていれば読みやすいと思う。
 

 【第6章(校務の情報化の推進)】

○図6-1(校務の情報化が進んだ職員室イメージ)について、一番右の人はグループウェアを利用しているのだと思うが、読む人はこれがグループウェアとは分からないと思う。キャプションの方で「情報共有しているイメージ」とか「情報が共有されたイメージ」といったように分かりやすく示した方が良い。これを読む人に、パソコンを皆が持ってさえいればよいと誤解されると困る。

○第4節4(4)で電子データの「持ち帰り」と「持ち出し」の二つの用語が使われている。今後のネットワークの変化のことなどを考えると、「持ち出し」に統一するとよいと思う。
 

【第7章(教員のICT活用指導力の向上)】

○第7章にだけでなく全体的なことになるが、イラストが本文のどこに対応しているか分かるように、本文の該当部分に図表番号を入れて、相互リンクさせてほしい。
 

【第8章(学校におけるICT環境整備)】

○第1節1.の最後に、周辺機器として携帯型の情報端末やデジタルペンなどが例示されているが、ICT機器の具体名を記述するかどうかは判断が難しい。例えば、自治体からの問合せは、地上デジタル放送をどうするのか、ハイビジョン対応のテレビはどうなるのかということが多い。ここに記述するかどうかを検討してもらいたい。

第1節4(2)(校内LANの整備に当たっての留意点)で、具体的に安全性、拡張性ということが記述されていて非常に分かりやすいが、整備や機器の更新等の際には初期段階の研修が重要であるので、整備と研修について触れてほしい。

○同じ項にアンダーラインがあるので、アンダーラインを付けるか付けないかについては全体として検討してほしい。

○教育用ソフトウェアの一覧で、校務用としてはグループウェアなどが載っているが、学習用のソフトウェアで、学習を支援するためのコンピュータ室のソフトウェアなどについても記述してはどうか。

○検討したい。

○図8-6(地方交付税措置のイメージ)に学校のイラストがあるが、「最終的な使途」のところでは学校がなくなっている。これでよいのか検討してほしい。

○第3節(1)(教育の情報化のための地方交付税措置)に「『教育の情報化』の投資に対する効果を示していく」という表現があるが、「投資」というのは適切なのか疑問である。 
 

【第9章(特別支援教育における教育の情報化)】

○小中学校の教員がこの手引を見た場合に、特別支援学級の担任はもとより、全ての教員がこの章に注目すると思う。そのときに第3節1(1)(発達障害のある児童生徒に対する情報教育)で、「そのような児童生徒には学習意欲を引き出したり、注意集中を高めたりするためにICTを活用することが想定できる。」との記述があるが、これは、一般の児童生徒に対してもICTの効果として第一に挙げられることだと思う。普通の教室で一斉指導する場合で、特別な支援を必要とする児童生徒がいる場合といない場合でICTを活用した指導の配慮点に違いがあれば、ここで明確に記述する必要があると思う。

○特別な支援を必要としない子どもの範囲というのは難しい。ある意味では、ここで記述されていることは付加されることではないのかも知れない。特別な支援を必要とする子どもへの指導は、障害のない子どもにも効果があるのではないかと考えている。もしかするとICTを活用した指導がより充実していけば、特別な支援を必要とする子どもへの特別な配慮が必要なくなるのかも知れないが、現状として、普通の学校ではいろいろな個別の対応が難しいということがあるので、こういうことがあると示している。切り分けて記述するのは難しいと感じている。

○一般の教員にもICTが授業を分かりやすくするのだと言われていることと、特別に配慮を要する子どもにとっても効果があるので良いことであるという一般論のようなことを前段に記述した上で、さらに個別の配慮事項もあるのだと付け加えていく方が一般の教員にとっては分かりやすいと思う。

○全体のフォーマットに関して、用語については脚注で示すところと全体で外に出すところと整理してほしい。

○第4節3(1)2)に「交流及び共同学習」という記述がある。特別支援教育において交流学習、共同学習という場合は、通常学級の児童生徒との交流といったことを示すが、ICTを活用するということでは学校間でネットを使って交流するということとして使われる用語なので、どこかで注釈が必要だと感じた。

○第8節(特別支援教育におけるICT環境の整備)について、現在、普通の学校では特別支援学級も一般の学級と同じようなICT環境の整備しかされていないことが多いので、特別支援学校に限らず、特別支援学級についての記述もしてほしい。

○第6節(特別支援教育における校務の情報化)の事例では「K市では」として具体的な地域名を伏せている。第6章では具体名を記述しているので、全体の整理をお願いしたい。

○第5節(特別支援教育における情報モラル教育)において、「発達障害のある児童生徒の中には,その障害特性のために,社会規範に基づく判断や倫理的判断に偏りや困難のある者がいる場合もある。」との表現はいかがと思う。

○特別な支援を必要とする児童生徒への情報教育の捉え方だが、能力を支援するだけではなく、第4章で述べられている情報活用能力そのものを伸ばすような取組みも必要であると思う。そうした取組みをしている学級もあるので、そのことにも触れてほしい。情報教育の捉え方が第4章とは異なっているので見直してほしい。

○今後、他の章については高等学校に関して追記をしていくが、第9章では既に高等部のことも含めて記述されていると考えてよいか。

○含めて記述している。 
 

【第10章(教育委員会・学校における情報化の推進体制)】

○第2節3(1)(情報化による授業改善と情報教育の充実)の記述で、「第3章で示された系統表によって」とあるが、現在はなくなっているので、整合を図ってほしい。 
 

【その他】

○「デジタル」と「ディジタル」が混在しているので、統一してほしい。また、「ICT教育」という用語をときどき聞くが、違和感があるので、ここでは用いていないことを事務局で確認してほしい。

○誤字・脱字についてはいつまでに連絡すればよいか。

○後日改めて連絡する。

○本日ご意見をいただき方向性は決まってきたので、これに従って修正していきたいと思う。今後は、事務局、各WGと個別に調整していきたい。今後の調整については座長に一任させていただきたいがよいか。(異議なく、了承)
 

(2)今後の予定について

○本日の議論を踏まえて、修正や公表時期について座長とも相談しながら、できるだけ早く公表したいと考えている。また、高等学校分の追記については、学習指導要領が告示された後、検討会のメンバーの再構成もしながら、速やかに検討を始めたいと考えている。

○方向性も固まっているので、できるだけ早く公表してほしい。この手引を多くの方に使っていただき、教育の質の向上に結び付けられればと思う。今後は、高等学校分の追記について検討することとなる。構成員の方々には
短期間での作成にご協力いただき、深く感謝する。
 

  この手引を多くの方に使っていただき、教育の質の向上に結び付けられればと思う。今後は、高等学校分の追記について検討することとなる。構成員の方々には短期間での作成にご協力いただき、深く感謝する。

 

お問合せ先

初等中等教育局参事官付