資料3 「心のノート」の改善方針等の大枠(案)

1 今次の学習指導要領改訂における道徳の内容項目の改善の内容を踏まえた改善を図る。

<参考>今次の学習指導要領改訂における道徳の内容項目の改善の例

(詳細は資料5参照)

【小学校】

  • 第1学年及び第2学年の内容項目として「働くことのよさを感じて,みんなのために働く」を新設。
  • 第3学年及び第4学年の内容項目として「自分の特徴に気付き,よい所を伸ばす」を新設。

【中学校】

  • 「多くの人々の善意や支えにより,日々の生活や現在の自分があることに感謝し,それにこたえる」を新設。
    など

2 今次の学習指導要領改訂における道徳の指導内容の学年段階毎の重点化を踏まえた改善を図る。

<参考>今次の学習指導要領改訂における学年段階毎の重点化の内容

【小学校】

  • 各学年を通じて自立心や自律性,自他の生命を尊重する心を育てること
  • 低学年ではあいさつなどの基本的な生活習慣,社会生活上のきまりを身に付け,善悪を判断し,人間としてしてはならないことをしないこと
  • 中学年では集団や社会のきまりを守り,身近な人々と協力し助け合う態度を身に付けること
  • 高学年では法やきまりの意義を理解すること,相手の立場を理解し,支え合う態度を身に付けること,集団における役割と責任を果たすこと,国家・社会の一員としての自覚をもつこと。また,悩みや葛藤等の心の揺れ,人関係の理解等の課題を積極的に取り上げ,自己の生き方について考えを深められるようにすること

【中学校】

  • 自他の生命を尊重し,規律ある生活ができ,自分の将来を考え,法やきまりの意義の理解を深め,主体的に社会の形成に参画し,国際社会に生きる日本人としての自覚を身に付けること。また,悩みや葛藤等の心の揺れ,人間関係の理解等の課題を積極的に取り上げ,道徳的価値に基づいた人間としての生き方について考えを深められるようにすること

3 「心のノート」の道徳の時間での活用を従来以上に積極的に推進することとし,毎学年の道徳の時間で活用しやすいようにするため,記述欄等の工夫を図る。(例えば,各学年毎の記述欄を増加させるなど)

4 国による読み物資料の作成について検討

<参考>今次の学習指導要領改訂における教材に係る記述

  • 先人の伝記,自然,伝統と文化,スポーツなどを題材とし,児童生徒が感動を覚えるような魅力的な教材の開発や活用を通して,児童生徒の発達の段階や特性等を考慮した創意工夫ある指導を行うこと

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