資料5−3(2)

自己点検・自己評価のためのチェックリスト100■教職員編■

  1. 教育関係
    • (1)計画力
      • 1教育理念
        • 園の教育理念や教育方針を理解している。
        • 園の教育方針に共感している。
        • 園の方針や園長等の考えについて園長等や教職員と話し合っている。
        • 園の目指す幼児の姿を具体的にイメージできる。
        • 園の教育方針を理解しつつも、自分も明確な教育観をもっている。
      • 2教育課程
        • 幼稚園教育要領および園の教育課程を理解している。
        • 幼稚園教育要領および園の教育課程を踏まえた教育課程を編成している。
        • 園の教育課程は、園長が中心となり教職員と協力して編成している。
        • 幼児の姿や教師のかかわりなど具体的に想定して教育課程を編成している。
        • 園の教育課程は、幼児の実態や地域性などを考慮しながら必要に応じ再編成している。
      • 3指導計画
        • 園の教育理念や幼稚園教育要領を踏まえた指導計画を立てている。
        • 教育課程の具体的実施計画として、長期・短期の指導計画を作成している。
        • 個々の幼児の理解と発達状況に対応した指導計画を作成している。
        • 日々の保育の記録をとり反省や検討をし次の指導計画に生かしている。
        • ティーム保育など、教職員の共通理解のもとに指導計画を作成している。
      • 4環境構成
        • 安全で清潔感のある環境構成をしている。
        • 幼児の自発的活動を引き出す用具や材料などを適切に準備し配置している。
        • 自然環境や地域の特徴なども生かす環境構成になっている。
        • 楽しい雰囲気の中で安定して遊び込める環境構成になっている。
        • 季節や幼児の実際の活動などにあわせて、的確に環境を再構成できる。
      • 5評価反省
        • 自分の保育と計画の評価・反省を日々行うように努めている。
        • 評価・反省は、観点を定めて行っている。
        • 評価・反省したことは、次の保育・計画に生かすようにしている。
        • 評価・反省にあたっては、他の教師にも意見を求め参考としている。
        • 評価・反省にあたっては、他の教師の保育等も見て参考としている。
    • (2)実践力
      • 1幼児理解
        • 一人ひとりの幼児をよく観察するように心がけている。
        • 一般的発達理論の他、特別支援教育など特殊な発達段階についても理解している。
        • 幼児同志のかかわりにも目を配るなどして、友達関係を把握している。
        • 一人ひとりの興味や関心をもっていることを理解している。
        • 家庭や地域社会における幼児の姿についても多面的にとらえている。
      • 2健康安全
        • 登園時の視診を徹底し、常に幼児の体調面に配慮している。
        • 体調不良の幼児に休息をとらせたり家庭へ連絡するなど適切な処置をしている。
        • 健康面や安全面で、幼児へ気をつけるよう適切な言葉がけができている。
        • 園内で危険が予想される箇所を把握し、事故等の予防に努めている。
        • 園内の換気、採光、温度調整など環境整備にこころがけている。
      • 3幼児対応
        • 個々の幼児の特性を理解し、発達状態や仲間関係などを的確に把握している。
        • 幼児と共に活動し、また共感し、満足感や心の安定を与えている。
        • 個々の幼児の特性に応じた、適切な援助を行っている。
        • 善悪の判断や思いやりの気持ちなどを、適切な言葉と行動で示している。
        • 教育情報を収集し保護者等の意見を聴いて、常に保育内容を見直している。
      • 4保育態度
        • 幼児と同じ目線にたってものを見つめ、幼児の思いに寄り添おうとしている。
        • 品位のある言葉や思いやりのある態度など幼児のモデルとなるよう心がけている。
        • 幼児の話に耳を傾け、言葉にならない思いをも理解するよう心がけている。
        • 幼児が自発的に活動できるような言葉がけや働きかけに努めている。
        • 幼児の個性や性格、年齢や発達差に応じたかかわり方に努めている。
      • 5学級経営
        • 個々の幼児を大切にし、幼児同志もお互いを大切にする学級になっている。
        • 学級のことについて、担任以外の教職員とも情報交換できる環境にある。
        • 教室の環境構成について、日常的に点検するとともに改善がなされている。
        • 幼児の健康状態について、日常的に視診するとともに配慮がなされている。
        • 日常的に保護者と幼児に関する情報交換がなされ、意志疎通ができている。
      • 6研修研究
        • 研修会や研究会には自己課題をもって進んで参加している。
        • 自分の得意な分野だけでなく、不得意な分野についても積極的に研修している。
        • 保育技術の習得に止まらず、幼児観や保育観の確立にも努めている。
        • 学級経営に止まらず、園の経営や環境にも目を向け視野を広げるよう努めている。
        • 預かり保育やティーム保育や幼小連携など今日的課題にも目を向け研修している。
      • 7資質向上
        • 機会あるごとに幼稚園教諭として専門知識や技能を身につけようと努力している。
        • 仕事の手順をよく考え、能率よく処理するよう努めている。
        • 仕事外でも社会に目を向けたり趣味を深めるなど人間としての研鑽に努めている。
        • 自分の健康管理にも気を配り、前向きに生きようとしている。
        • 同僚や保護者とも積極的に交わる中から多くを学ぼうと努めている。
    • (3)管理力
      • 1保育管理
        • 保育環境を安心かつ安全に活動できる空間に管理できる。
        • 園の行事等のタイム・スケジュールを適切に管理できる。
        • 一日の保育の流れや自分の職務の流れなど時間管理ができる。
        • 園だよりやクラスだよりなどの保育情報を的確に管理できる。
        • 指導要録や健康診断記録簿などの文書を適切に作成し管理できる。
  2. 素養関係
    • (1)関係性
      • 1保護者
        • 家庭との連携が密で、個々の幼児の家庭での生活の様子を把握している。
        • 自分の考えをきちんと話し、保護者の話に心を開いて耳を傾けている。
        • 保護者の子育て不安を理解し、積極的に子育て相談にも応じている。
        • クラスだよりや連絡帳などを工夫して、幼児の様子を知らせている。
        • 事故や問題が起きた場合の、保護者への説明や対応が迅速かつ的確である。
      • 2地域社会
        • 機会をとらえて地域の人々に幼稚園を理解してもらう努力をしている。
        • 幼小連絡会や相互訪問など進学先の小学校との連携を密にしている。
        • 地域の人材や施設や自然などを保育に組み入れようとする意識をもっている。
        • 地域のボランティア団体などにも積極的に参加している。
        • 卒業後も卒園児やその保護者と連絡をとりあい、長期的に連携している。
      • 3上司同僚
        • 保育の向上に向けた職員同士のチームワークができている。
        • 何でも気楽に園長や教頭や主任教諭などの上司に報告・連絡・相談ができる。
        • クラスに関係なく、その場にいた教師が適切な言葉がけや対応をしている。
        • 学級経営や保育について、お互いにフランクに意見を交換している。
        • 園長や教頭や主任教諭など上司の指導・助言を素直に聞き入れられる。
      • 4その他
        • 出入り業者など、どんな来園者に対しても、いつも明るく応対している。
        • 丁寧な言葉で電話応対し、受けた伝言はメモして確実に伝えている。
        • 郵便物など受理した各種文書は、接受簿等で確実に管理している。
        • 職務上知り得た情報は、守秘義務を果たし外部に漏らすことはない。
        • 平素から不審者等へは俊敏に対応できるよう心がけている。
    • (2)適性
      • 1生活態度
        • 服装・髪型・身だしなみなど、清潔感あるものを心がけている。
        • 朝や帰りのあいさつなど、明るく親しみをこめてしている。
        • 親しくなっても礼儀をきちんとわきまえ、アドバイスには素直に耳を傾けている。
        • 園や教職員や保護者の批判は、軽はずみにしないよう心がけている。
        • いつも感謝の気持ちを忘れないようにしている。
      • 2向上心
        • 「できる」「うまくいく」と自己暗示をかけて、前向きに行動している。
        • 「どんな仕事でも楽しむ」姿勢を前面に出せている。
        • 常に大・中・小の三つの目標をもっている。
        • 雑用でも手を抜かず、周囲の人間の仕事の状況も把握している。
        • 不得手なことこそ積極的に取り組もうとしている。
      • 3情報活用
        • 保育誌だけでなく、あらゆる書籍やTVなど注目してみようとしている。
        • メモ帳等を持ち歩き、気がついたことは忘れず書き留めようとしている。
        • インターネットの情報検索機能を利用し必要な情報を収集している。
        • 収集した情報を、保育に取り入れ活かそうとしている。
        • 幼児等の個人情報を整理するとともに、情報保護には細心の注意をはらっている。