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いじめ対策にパーフェクトなものはない。様々な取組を重層的に行うことが必要。 |
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緊急に対応するものと本質的な解決策と二段階で考えることが必要。
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(いじめの加害者) |
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いじめの加害者に対する指導がこれまで不十分だった。これを強化すべき。「いついじめの被害者になるかわからない」というような抽象的な呼びかけの効果があるのか。
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(学校・教員) |
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いじめについて子どもが先生に言うことをためらうのは、本当に先生が自分を守ってくれるかわからないから。 |
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スクールカウンセラーに相談したという事実が新たないじめを生む。スクールカウンセラーに相談しやい環境・雰囲気を作ることが必要。 |
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いじめ問題などの事例集があっても、教員がそれらをじっくりを読む時間がない。 |
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「付け足し教育」が学校を多忙にしている。IT教育、環境教育、いのちの教育、心の教育、経済教育、金融教育……。 |
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国会、都道府県議会、市町村議会で行政に質問すると、現場に調査ものが落ちてくる。その調査がまた現場を忙しくする。 |
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本来子どもに向き合うべき教頭や教務主任が調査などの事務作業で忙殺されている。学校における事務作業負担を軽減すべき。 |
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教員の数を減らして、もっとよく子どもを向き合えと言われても限界がある。お金で済む話ではないけれども、お金も必要。
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(保護者・家庭・地域) |
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保護者が積極的に関わることが必要である。保護者が関わっているところはうまくいっている。 |
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正規の教員人件費の平均額の半分(約600万円)もあれば、保護者など数十人の大人のボランティアが学校に常駐できるようになる。 |
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地域社会が崩壊して直接の関係者以外とのナナメの関係が喪失している。学校でこのナナメの関係が唯一残っているのが保健室。学校に地域社会の大人たちを受け入れて子どもたちとのナナメの関係を作ってやることが必要。 |
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NPOなどの様々な取組を支援すべき。 |