資料1

子どもを守り育てる体制づくりのための有識者会議(第4回)概要

【下田委員からの御説明】

(質疑、意見等)

  • フィルタリングの普及や管理者の責任という点もあるが、有害情報を掲載する利用者の責任やそれに対するペナルティーを整備する必要があり、子どもたちにもそういったことをきちんと理解させていく必要がある。
  • (「生ぬるい解決策では解決できない状況になっている中で、有効と考えられる対策は何か」という質問に対して)子どもがインターネットを使う現状を目をそらさずに見た上で、保護者に対してこういったメディアの特性を説明し、子どもたちに好き勝手させたら大変であるということを理解させるとともに、社会教育プログラムを充実し、大人たちがグレードアップする必要がある。また、学校だけに頼るのではなく、学校と保護者、警察が協力する体制をつくらない限り、インターネットの問題には対応しきれない。
  • (「言葉の怖さを子どもたちに教えるなど、子どもたち自身に力をつけていく方策によって解決の目途がつくことはあるのか」という質問に対して)子どもたちを立派なネット市民にするという視点で、教育プログラムを考えることが重要である。インターネットは基本的に、判断力・自制力・責任能力を伴った人が使うものであるということを理解させた上で、特に高校生や大学生に対しては、自分が親になったらどう思うかという視点で、これまでの自分たちのインターネットの使い方を考えさせることが重要である。インターネットのいい使い方ができる国民を増やすという視点で子どもたちに向き合っていく必要がある。
  • 社会の仕組みづくりの面と、子どもたちの教育の面との両方からアプローチしていく必要がある。教育面に関しては、強い意思をもって自分をコントロールできる子どもを育てるという課題がある。

【喫緊の提案(案)に対する主な意見】