資料2−2

「メディアが子どもに及ぼす影響の実態調査」中間報告

“ののいちっ子”を育てる町民会議

平成19年2月4日

  対象者数 抽出数 抽出率 回収数 回収率
保育園(年長) 328 152 46.3パーセント 129 84.9パーセント
小学2,4,6年生 1,306 468 35.8パーセント 425 90.8パーセント
中学2年生 350 136 35.1パーセント 123 90.4パーセント

(1)携帯電話の所持と「子どもに携帯電話を持たせない運動」の支持

1町内小中学生 携帯電話所持率



図1−3−5 携帯所有率(学年別)

全国的な統計に比べ、低い所持率
平成16年より所持率が低下傾向

野々市町の携帯電話の所持率(平成16年10月)
小学生(5,6年生)6.9パーセント、中学生(1〜3年生)14.7パーセント

2保護者の運動への支持率



  保護者
保育園 小学生 中学生
積極的に支持 27.9パーセント 31.0パーセント 40.0パーセント
必要な運動 53.3パーセント 53.7パーセント 46.3パーセント
家庭にまかせるべき 12.3パーセント 12.7パーセント 10.5パーセント
無回答 6.6パーセント 2.5パーセント 3.2パーセント

大多数の保護者が運動を支持
学齢が上がるに従い、支持層が増える

(2)生活の様子

1就寝時間

平日の就寝時間

【参考】

全国平均では、
小4…10時頃:55.6パーセント、
10時半〜11時頃:27.4パーセント
Benesse2005年「生活アンケート報告書・国内調査」より

保育園年長児の就寝時間が小学生より遅い傾向

2読書の様子(漫画、雑誌を除く)

学齢が上がるにつれて、読書時間が少なくなる傾向

保育園年長児の親の読み聞かせ

3学校外のスポーツ・ボランティア・文化活動の状況とニーズ(小学生保護者)

スポーツ活動へのニーズが高い。しかし、させたいが参加させにくい問題もあるのでは…

どの活動も7割以上の参加の意思がある。

(3)メディアとの関わり

1テレビ(ビデオ)の視聴時間

アンケートに答えたほとんどの世帯では、テレビは居間や食堂にあった。
テレビを見ながら食事をする世帯が多い。
視聴時間は、学齢に関係ない。
学校や部活動に忙しい中学生の視聴時間が多い。

2ゲームをする時間

小学生が最もゲームをする時間が多い。
中学生でゲーム機を持たずに、パソコンに移るのではないかと想定される。
テレビよりゲームの方が学習時間との関連性が高い。
(ゲームをする時間の多い子どもは、学習時間も少なくなる傾向)

3パソコン(ネット接続可)の使用の状況

家庭におけるインターネットに接続したパソコンの有無
  保育園…58.2パーセント 小学生…65.6パーセント 中学2年生…83.2パーセント

インターネットに接続したパソコンを使う子ども

社団法人日本PTA全国協議会 2004年
「青少年とインターネット等に関する調査」

【自宅のパソコンの有無】

【自宅のパソコンの使用】

自宅にパソコンがある子どものうち、

が使用

野々市町の中学生の多くが自宅でパソコンを使っている。

中学生の家庭のパソコンの設置場所

4フィルタリングの認知度 パソコン(ネット接続可)編

【参考】全国的な統計ではフィルタリングの認知度について

小学5年生保護者の62.4パーセント、中学2年生保護者の62.4パーセントが「知らない」と答えた
社団法人日本PTA全国協議会 平成16年(2004年)「青少年とインターネット等に関する調査」調査結果報告

(4)メディアが子どもに及ぼす影響の関心 小学生保護者の回答

全体的に「携帯電話」「インターネット」の問題に関心が高い

テレビ・ゲームの問題で、保育園保護者と小中学生保護者の関心の差が顕著

【テレビの問題に関心が「とてもある・ある」の回答】

【ゲームの問題に関心が「とてもある・ある」の回答】

最終報告に向けて―結語

 情報化の進展と、青少年のライフスタイルの変化について、全国的な趨勢と比較・検証を実施し、野々市町の実態を明らかにしたいと思います。まだ、集計、分析に取り組み始めたばかりで不十分な中間経過報告になってしまいましたが、依然として低い携帯電話の所持率や、町民会議活動への保護者の理解度の高さなど、これまでの運動の成果がアンケート結果に現れていることを強く感じております。最終報告に向け、関係諸団体のみなさまのご協力を今後ともよろしくお願いいたします。