(1) |
テーマ設定 |
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1.で述べた問題意識に基づき、文部科学省において、以下のテーマを設定した。
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テーマ |
問題意識 |
学校運営と教育条件整備
(リソース) |
学校運営に資源が乏しい現状
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現場で教材費や図書費などが足りない |
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地域間格差(特にへき地など)が大きい など |
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学校運営の裁量拡大
(権限・責任) |
学校運営に裁量が少ない現状
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地域に開かれた学校運営
(多様な主体) |
学校運営が閉鎖的である現状
・ |
学校教育に多様な人材や活動が受け入れられない など |
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新しいタイプの自立的な学校運営
(地方教育行財政) |
地方教育行政を重層的に担っている現状
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都道府県教委と市町村教委の関係で市町村教委が十分に力量を発揮できない状況がある など |
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(2) |
「戦略的実施型」と「公募型」の2種類で実施
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(1)で設定したテーマに基づき、以下の2種類の方式で調査研究を実施する。 |
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○ |
「戦略実施型」 |
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文部科学省が全国的な規模で調査研究を実施する必要があると認める場合は、文部科学省が調査内容、実施団体を選定し、実施する
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○ |
「公募型」 |
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優れた現場のアイデアを活用する観点から、テーマに沿った研究内容と実施団体(市区町村、公益法人、NPO、株式会社等)の公募を行い、実施する |
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(3) |
ステアリング・コミッティーの設置 |
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「新教育システム開発プログラム」の実施主体は文部科学省であるが、このプログラム全体の活動が戦略的かつ効果的なものとなるよう有識者から構成される「ステアリング・コミッティー」を設置する。
ステアリング・コミッティーは、プログラムの進め方に関して以下のような役割を負う。
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・ |
公募に先立つ基本コンセプトに対する意見 |
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公募案件の審査(公募案件の採択、配分金額は文部科学省が最終的に決定) |
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それぞれの研究が終了した際の評価の監修 |
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その他、文科省に対する政策提言 |
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(4) |
研究成果の還元 |
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各研究は「やりっ放し」にせずに、その成果に基づき、厳密な評価を経た上で具体的な提案につながることを目指す。
その場合、次の二つの手法が考えられる。
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文部科学省は、全国的な制度化にふさわしいものであれば制度改正に発展させることを検討する |
・ |
制度改正に至らずとも、研究過程で生じた優れた事例については、それを他の学校や地域で再現するためのノウハウを分かりやすく整理して全国に紹介する |
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