Programme for International Student Assessment(生徒の学習到達度調査)の2003年調査。OECD(経済協力開発機構)が実施。高等学校1年生を対象に,知識や技能等を実生活の様々な場面で直面する課題にどの程度活用できるかを評価する調査。(前回調査は2000年に行われた。)
41か国/地域
自らの目標を達成し,自らの知識と可能性を発達させ,効果的に社会に参加するために,書かれたテキストを理解し,利用し,熟考する能力
数学が世界で果たす役割を見付け,理解し,現在及び将来の個人の生活,職業生活,友人や家族や親族との社会生活,建設的で関心を持った思慮深い市民としての生活において確実な数学的根拠に基づき判断を行い,数学に携わる能力
自然界及び人間の活動によって起こる自然界の変化について理解し,意志決定するために,科学的知識を活用し,課題を明確にし,証拠に基づく結論を導き出す能力
問題の状況が,1.現実のものであり,2.解決の道筋がすぐには明らかではなく,3.一つのリテラシー領域内に限定されない場合に,問題に対処し解決する力
Trends in International Mathematics and Science Study(国際数学・理科教育動向調査)の2003年調査。IEA(国際教育到達度評価学会)が実施。小学校4年生,中学校2年生を対象に,学校のカリキュラムで学んだ知識や技能等がどの程度習得されているかを評価する調査。
経営や運営について,組織だって管理する方法。主に経営学の場で用いられる。近年は官公庁など行政の分野においても,効率化の観点からその発想が取り入れられてきている。
key competencies(主要能力)。教育の成果と影響に関する情報への関心が高まる中で1990年代後半にスタートし,2003年に最終報告されたOECDのプログラム「コンピテンシーの定義と選択」に規定されており,PISA調査の概念枠組みの基本となっている。単なる知識や技能だけではなく,技能や態度を含む様々な心理的・社会的なリソースを活用して,特定の文脈の中で複雑な要求(課題)に対応することができる力であるコンピテンシー(能力)の中で,特に以下の性質を持つとして選択されたもの。
ある集団のデータを大きさの順に並べた時に真ん中にくる値。統計的な解釈によると,集団における代表値として考える場合,平均値と比べると極端に大きい値や小さい値の影響を受けにくいという特徴をもつ。小さい規模の集団における典型的な代表値として信頼性が高いと考えられる。
データの値の離れ具合(散らばりの度合い)を表す数値。分散(「データの平均と個々のデータの差」の2乗の平均)の平方根で求められ,標準偏差が0とは,ばらつきがない(データの値がすべて同じ)ことを意味する。
ある集団のデータを大きさの順に並べた時に,上位25パーセントにあるデータの値と下位25パーセントにあるデータの値の離れ具合(散らばりの度合い)を表す数値。上位層と下位層の得点の差が大きいほど,四部位偏差は大きくなる。中央値と同様に,小さい規模の集団における典型的な分布の散らばりの度合いを表す代表値として信頼性が高いと考えられる。
四分位偏差=四分位範囲/2
上記の場合は、
20点=(80点‐40点)/2
初等中等教育局学力調査室