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(別紙1)

【意見】

 先日の会議で鈴木氏がご発表された内容で、「コンピュータを操作できる教員数」や「コンピュータを使って教科指導ができる教員数」が、実情とは異なるという発言があったと思います。これは、悉皆調査の質問方法に問題があると思っています。
 「コンピュータを操作できる」という表現では、単にワープロが使えるということも含まれるため、相当数の割合になるのは明らかです。特に、「コンピュータを使って教科指導ができる教員数」においては、「教科指導」の内容が問題で、文部科学省側のイメージでは「授業中にコンピュータを使って指導する」ことを意味していると思いますが、回答する側では「教材プリントをワープロで作成する」ことも含めている可能性があります。
 つまり、「活用」という言葉にいろいろな意味があって、実態を把握するにはもう少していねいな表現で質問する必要があると思っています。「授業準備にコンピュータを使う」と「授業中にコンピュータを使う」をきちんと分け、児童・生徒がコンピュータに間接的に関わった使われ方をするのか、直接的に関わった使われ方をするのかを分ける必要があると思います。
 次の悉皆調査には間に合わないかもしれませんし、過去の調査との比較ができなくなってしまう可能性があると思いますので、今すぐにどうしたらよいというアイデアはありませんが、教育の情報化を評価する上での大きな検討課題だと思っています。



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