令和7年8月8日(金曜日)~令和7年度8月20日(水曜日)
持ち回り開催(メール審議)
(委員)
	   荒木康弘(主査)、垣野義典、川原重明、草野崇文、篠田文彦、田尾玄秀、野島直樹(敬称略)
	(特別協力者)
	   益居綾(Web)(敬称略)
(大臣官房文教施設企画・防災部施設企画課)
	   瀬戸課長、梅崎企画調整官、扇谷課長補佐
	 
・修正したイメージパースの修正について、主な意見は以下の通り。
	
	・緑色が地だと赤色のチョークが見えにくい色覚特性のある児童生徒がいるため、黒板の色はグレー色に変更したらどうか。
	【事務局】
	・普通教室の黒板をグレー色に修正し、赤色チョークで文字等を記載する。
	・図書室の書架スペースに黒板の必要性がないため本棚に変更してはどうか。廊下側の本棚を減らして、視認性を高めて開放感のある図書スペースにしたらどうか。
	また1階の天井もイメージとして木質化を図りたい。スラブを支える小梁は現しになるのではないか。
	【事務局】
	・黒板はなくし、本棚を追加する。廊下側は扉横の1スパンをガラスとし、廊下からの視認性を高める。天井は小梁を現しとし、照明器具をシーリングライトとする。
	
	・大教室タイプのイメージについて、柱のサイズを小さくしたい。製材を使いやすいのは柱ではないかと思うが、大断面集成材のサイズに見えて窮屈感も感じられる。
	大部屋タイプは図書室の方が柱を生かすという意味でもよいのではないか。その場合1階は職員室のパースとすることが考えられる。
	※時間的制約があるため、意見を全て反映していただかなくて結構。
	【事務局】
	・柱サイズを小さくする。大幅な修正となる為、職員室のパースとはせずに、題名を「大教室タイプのイメージ」から「多目的スペースの様子」に変更する。
	
	・「一般流通材や金物を使用した…」の部分で、「金物→既製金物」と表現してはいかがか。
	【事務局】
	・「一般流通材や既製金物を使用した合理的で美しい木構造」に修正する。
	
	・大教室タイプの家具について、家具はさまざまな使い方のイメージが想起できるものとするため、机、椅子がフレキシブルに組み合わせ可能な可動式の表現にしてはいかがか。
	【事務局】
	・可動式の表現に修正する。
	
	・木育のイメージパースについて、真束の下の柱以外の柱(絵では左側の列柱)は削除した方がよい。
	JISのトラスではトラスの下弦材の下には柱や壁を設けない旨を記しているため、トラスの真束の下の柱はBタイプのプランに対応しているもので問題ないが、
	それ以外の柱(絵では左側の列柱)は消した方がよい。
	【事務局】
	・真束の下の柱以外(左側)の柱を削除する。
・中廊下型ユニットプランについて、主な意見は以下の通り。
	・資料1-2ユニットタイプを中止する方針の中で、5ページと6ページのタイトルがユニット寸法の整理(案)Dタイプとあって、まだユニットという文言が残っている。
	混乱しないように、他のタイプのページのタイトルでは、ユニットという文言を用いていないので、それに倣って揃えてはいかがか。
	
	【事務局】
	 ・資料2共に、他ページのタイトルと合わせ、「Dタイプ(大部屋型)1/2」「Dタイプ(大部屋型)2/2」に修正する。
	
	・議事次第議題で(2)中廊下型ユニットプラン、とあるのを、全体の改訂方針や、他の資料との整合性において混乱がなく、分かりやすいと思うため、中廊下型プランとしてはいかがか。
	【事務局】
	・「中廊下型プラン」に修正する。
	
	・資料のタイトルが実際の資料のタイトルと整合していない。
	【事務局】
	・議事次第のタイトルを資料のタイトル「ユニットタイプの整理・統合(案)について」に修正する。
・報告書(素案)について、主な意見は以下の通り。
	・P23独立天井の表記があるが、独立天井の有無は今後の検討課題である。スパンが大きくなると天井根太もそのスパンを飛ばす必要があり(天井根太の断面がかなり大きくなり、天井懐も大きくなる)、学校規模の建物には現実的には行われてはいないのではないか(住宅、共同住宅レベルでは有る)。
	【事務局】
	・(修正前)
	  乾式二重床や床と構造上独立した天井(天井裏には吸音材を敷く)等の設置を想定する。
	   (修正後)
	  乾式二重床や床スラブから構造上独立した天井(天井裏には吸音材を敷く)等の設置を想定する。
	 と修正する。
	
	・ P19 基本条件「3階建て木造校舎(準耐火建築物) 」について、2階建ての準耐火建築物も対象外との認識のため「3階建て以上、準耐火建築物」に表現してはどうか。
	【事務局】
	・「3階建て以上の建築物、準耐火建築物」に修正する。
	
	・ P19 基本条件「3階建て木造校舎(準耐火建築物)及び大家建築物 」の後に、「延焼防止建築物、準延焼防止建築物」を追加してはどうか。
	【事務局】
	・「延焼防止建築物、準延焼防止建築物」を追加する。
	
	・P20<平面計画・断面計画>太字部分は誤記でしょうか。
	 室と廊下や多目的スペースの間は、その用途や目的に応じて視認性や連続性を確保できるものとし、一体的な活動も行える空間づくりが可能なものとする。
	 また、室と室との間に設置する耐力壁線については、用途に応じて所要の開口を設けられるようにする。
	【事務局】
	・誤記のため修正する。
	
	・P20<平面計画・断面計画>採光以外に換気・排煙上有効な開口部などの法規制もあるので、「換気」を追加してはどうか。2階建ての1階の階高は、室の高さや梁断面、採光・換気など、設備計画及び建設コスト等を考慮して、現行JIS A 3301から拡大(h=3.8m程度)させて設定する。
	【事務局】
	・「換気」を追記する。
	
	・P21<構造計画>以下の内容を、耐力壁に対する配慮として追記してはいかがか。耐力壁にコンセントやスイッチを設ける場合、開口や配線ルートによる部材の欠損が生じるので、教室内のコンセントやスイッチの配置には留意した計画とする。
	【事務局】
	・追記する。
	
	・P22<荷重条件>「複層ガラス」を「複層高断熱ガラス ・高性能サッシ」に変更してはどうか。「2050年カーボンニュートラルの実現に資する学校 施設のZEB化の推進について」P22と表現合わせてはいかがか。
	  ※通常の複層ガラスだと厳しいように思うので、設備の専門の方にご意見いただいてはいかがか。
	【事務局】
	・「複層高断熱ガラス ・高性能サッシ」に修正する
	
	・P22<材料>屋根、外気等に接する壁及び地面に接する部分は、室内の温度が有効に保持できるよう効果的に熱の遮断ができる材料で断熱措置を講じる。
	 について、グラスウールやウレタンフォームなどの断熱材を指すかと思うが、「断熱措置を講じる」と表現重複するように思うので、太字部分を削除してはいかがか。
	【事務局】
	・表現重複しているので削除する。
	
	・P22<維持管理・長寿命化>建物の長寿命化を考慮して、軒の出を十分に確保し、木材への紫外線の影響や外壁や軒裏の木材への雨がかりを極力さけるようにする。
	 太字部分を追記してはいかがか。
	【事務局】
	・追記する。
	
	・P23<その他>学校施設の照明計画・配線ルート・太陽光発電設備等の電気設備計画を踏まえた構造設計標準とすること 。 学校施設の空気調和設備、衛生設備等の機械設備計画を踏まえた構造設計標準とすること。
	 上階の床衝撃音の対策については、床の構造タイの質量を増し、剛性を上げるとともに、乾式二重床や床と構造上独立した天井(天井裏には吸音材を敷く)の設置を想定すること。
	 なお、床の質量を増やす方法については、構造上の負担も増しコストアップにつながるため、過剰な仕様とならないよう注意すること。
	 末尾の表現として太線部分は適当か。
	【事務局】
	・削除する。
	
	・P23<その他>学校施設の空気調和設備、給排水衛生設備等の機械設備計画を踏まえた構造設計標準とする。
	  太線部分を追記してはどうか。
	【事務局】
	・追記する。
	
	・資料2 P53 検討会(第2回)資料1-3(2)代表的なユニットプラン、についても、全体の改訂方針や、他の資料との整合性において混乱がなく、分かりやすいと思うため(2)代表的なプラン(A~Dタイプ)に修正してはいかがか。
	【事務局】
	・(2)代表的なプラン(A~Dタイプ)に修正する。
	 
	・<平面計画・断面計画> の節で、ユニットの平面形は~など、ユニットという文言が残っていたので、すべて、プランは、~など、プランという文言に書き換えてはいかがか。
	 <構造計画>の節で、上から3行目の、各ユニットに生じる水平力は、~や、以後で出てくるユニット、という文言も同様。すべてプラン、としてはいかがか。(5行目、下から10行目も同様。)
	  26ページの下から9行目のユニットの組合せ、も、各プランの組合せ、に修正するのがよいと思う。
	 末尾の39ページ、40ページのスケジュール表にも、最下段で、中廊下型ユニットプランについて、とあるが、中廊下型プランとするのがよいと思う。
	【事務局】
	・共通で「ユニット」を「プラン」に修正する。
・今後の検討スケジュール(案)について、意見はなかった。
・その他について、主な意見は以下の通り。
	 
	・参考資料2 第3回WG議事概要P9 以下の通り修正。
	 (修正前)
	 木造は子供たちの体のスケールになじみやすいため、柱もその構成要素だと思う。そうした構成要素を、事例を通して示しても良いと思う。
	 (修正後)
	 木造校舎は子供たちの体のスケールになじんだ計画・設計が行いやすい。柱もそのための要素の一つだと思う。そうした要素は他にもあると思うので、事例を通して示しても良いと思う。
	【事務局】
	・修正する。