学校施設の水害対策検討部会(第1回)議事要旨

1.日時

令和3年12月13日(月曜日)14時00分~16時00分

2.場所

新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、オンラインにて開催

3.議題

  1. 学校施設の水害対策検討部会について
  2. 今後の検討の進め方について
  3. 学校施設における水害被害状況等調査について
  4. その他

4.出席者

委員

木内望,小山毅,山海敏弘,瀧健太郎,田村和夫,山田あすか(敬称略)

文部科学省

大臣官房文教施設企画・防災部

下間文教施設企画・防災部長,野口参事官,小林参事官付災害対策企画官,早田参事官付専門官,田中参事官付参事官補佐

オブザーバー

文部科学省総合教育政策局

森本男女共同参画共生社会学習・安全課安全教育調査官

国土交通省水管理・国土保全局

朝田河川計画課河川計画調整室長,松山河川計画課課長補佐

5.議事要旨

(〇:委員発言、●:事務局発言)

(1)学校施設の水害対策検討部会について

・事務局より、本会議の設置や運営について説明を行った後、木内部会長より、瀧委員が部会長代理に指名され、了承が得られた。
・事務局より、文部科学省における学校施設の水害対策の取組について、説明を行った。
・国土交通省水管理・国土保全局朝田河川計画課河川計画調整室長より、国土交通省における水害対策の取組について説明を行った。

(2)今後の検討の進め方について

・事務局より、今後の検討事項等について説明を行い、各委員より発言があった。
 
● 水害対策の取組の方向性、水害リスク情報の把握方法、水害リスクを踏まえた施設設備面の対策方法について検討し、提言をまとめていきたい。整理された情報が学校設置者によって活用され、対策が進み、水害が起きても児童生徒の安全の確保や学校教育活動の早期再開がなされる、水害に強い学校施設の実現を目指したいと考えている。
 
〇 個別の学校施設について置かれた状況に応じてどのような対策を実施するか、また、域内の学校施設を全体的に眺めて、どういう順番で対策を実施するかという考え方について整理をするという認識で間違いないか。
● そのとおりである。
 
〇 今回の検討対象である水害に、津波は含まないという認識で間違いないか。
● そのとおりである。
 
〇 水害対策の基本的なイメージとして、ハザードの規模と頻度で整理していくことは賛成である。加えて、人口分布、避難所の指定状況等、地域の方々や要配慮者にとっての当該拠点の必要度を考慮する必要があるのではないか。
 
〇 避難所として使用するため、もしくは学校教育活動の再開のためといった事象ごとに、学校施設の中でどのような機能が重要かを整理し、水に対して脆弱な機能が何かを検討した上で、対策のレベル分けが必要ではないか。
 
〇 避難所として使うか否か学校施設の用途によって対策は変わってくると考えられるため、「機能」という別の軸からも考える必要があるのではないか
 
〇 構造や工法について、学校施設のどの部分までを水害に対して強くつくるか、用途別に考える必要があるのではないか。
 
〇 学校施設の立地について、移転や新築する際に、水害のリスクとして配慮するポイントも併せて整理した方が良いのではないか。
 
〇 設備の対策を考えるに当たっては、災害後、どの程度の期間使用できうるものに設定するかが重要となる。

(3)学校施設における水害被害状況等調査について

・事務局より、学校施設における水害被害状況等調査について説明を行い、各委員より発言があった。
 
〇 被害状況について、全体像を見るだけでなく、特徴的なものを選んだ上で、例えば浸水後の時間の流れの中でどのように復旧していったか、学校教育活動が戻ったかなど、幾つ絞った上でイメージが分かるような形で整理してはどうか。
 
〇 浸水深と機能の被害の程度といった軸で整理してもよいのではないか。
 
〇 水位がどれぐらいの時間で高くなり、どれぐらいの時間で下がっていったのかという情報を、可能な範囲で集められたら良いのではないか
 
〇 電気や水等のライフラインの状況を調べてはどうか。

(4)その他

・事務局から、今後のスケジュールを説明し、会議を終了。

お問合せ先

大臣官房文教施設企画・防災部参事官(施設防災担当)付

電話番号:03-5253-4111(内線2239)

(大臣官房文教施設企画・防災部参事官(施設防災担当)付)