令和2年4月24日(金曜日)~5月8日(金曜日)(書面会議)
開催方法:書面会議
有信睦弘、伊香賀俊治、上野武(主査)、江口亨、甲斐知惠子、岸利治、斎尾直子、下條真司、恒川和久、宮浦千里、山本仁、丹沢広行(特別協力者) ※五十音順、敬称略
1.事例集(案)について
(1)特色あるラボデザインに関する事例集(仮称)(案)(資料3)に対して、委員に意見 求めたところ、以下の意見が提出された。
〇資料3全体を通して
・とても参考になる特色あるラボデザイン事例と留意点をまとめていただいていると思う。是非、施設を整備する側のみならず、施設を使用する側へも施設要望を具体的に整理するための有用な資料として周知していただくことを希望する。
〇第1章について
・目次に「ウェット」と「ドライ」の区分が分かりやすいように表記してはどうか。
・本文中及び図に「図1」「表1」等の追記や、4つの観点(オープン/フレキシビリティ/コミュニケーション/セキュリティ・セーフティ)を色分け表示した方が分かりやすい。
・4つの観点の定義について、もう少しわかりやすく修正してはどうか。
・ドライの定義について、実験系以外のラボも意識し表記を見直してはどうか。
〇 第2章について
・事例一覧及び建物概要の表において、一部改修施設の場合は、「新築+既存改修」などに正しく表記した方が良い。
・(個別事例の具体な箇所について)より見やすく、かつ、分かりやすくするために、図面、外観写真等の追加や、文章を修正してはどうか。
・事例7、11、24について、概要、設計コンセプト/プロセスに工夫した点や関連部署との連携など、もう少し追記してはどうか。
・事例3のタイトルについて、同じタイトル欄内に付記しているコンタミネーションの説明の繰り返しであることから見直してはどうか。
・事例20、21、25は「オープン」の観点も含めてよいのではないか。
〇留意点について
・本章について、「留意点」という表現は堅いイメージがあり、また、「国立大学等施設設計指針」との関係も考えると、「(事例から読み取れる)今後のラボデザインにおけるポイント」という位置づけにしてはどうか。
・本文の始めに目次のようなものがあれば分かりやすい。
・文章中の表記の修正・補足及びもう少し柔らかい表現とするなど工夫した方が良い部分がある。
・「構想・計画段階」において、キャンパスマスタープランなどとの整合性は重要だと思うので、加筆すると良いのではないか。
・セキュリティ等の検討では、留意点として「バイオハザード対策」も追記した方が良い。
・スマート化に関するポイントを追記してはどうか。
・(設計・施工段階の)リノベーションの際の視野を広げる方法として、自然採光の取り入れだけではなく、ガラス間仕切りや開口部の増設なども追記してはどうか。
・(運用段階の)ICT活用によるセキュリティ対策においては、薬品管理の安全性は重要であるので表現を強調してはどうか。
・コミュニケーションへの配慮等には、ICTの活用事例なども踏まえて追記してはどうか。
(2) 資料3に係る事務局からの提案に対して、委員に意見を求めたところ、以下の意見が提出された。
・現在の第3章「アンケート調査」を巻末資料へ移すことについては賛成。しかしその際には、現在の第4章「今後のラボデザインに向けた留意点」の後に結びとなる章を構成した方が良いと思う。
(3)事例集のタイトルを「特色あるラボデザインに関する事例集」とする提案について、反対等の意見はなかった。
2.その他
委員からの意見を踏まえ修正等を行った資料によって、次回(第6回)を最終回会議として、審議することとなった。
―了―
整備企画係
電話番号:03-5253-4111(内線2322)