環境教育に活用できる学校施設検討部会(第4回)議事要旨

1.日時

令和元年12月5日(木曜日) 16時00分~18時00分

2.議題

  1. エコスクールの活用に係る事例集(案)について
  2. その他

3.出席者

委員

(委員)  伊香賀俊治、鈴木賢一、田中稲子、長澤悟、長濱裕也(敬称略)
(特別協力者) 五島政一、丹沢広行(敬称略)

文部科学省

(文教施設企画・防災部)笠原施設企画課長、西村施設企画課企画調整官、渡邉施設企画課課長補佐、原施設助成課課長補佐
(総合教育政策局)田中男女共同参画共生社会学習・安全課課長補佐

4.議事要旨

議事要旨
(○:委員・特別協力者の発言、●:事務局の発言)

<事例集(案)について>
○高等学校の学習指導要領を改訂し、環境教育について、関連教科の内容を充実している、とは具体的にどのようなことか。
○改訂された新学習指導要領が、環境教育とマッチしており進めやすいという話を現場の教員から聞いた。新学習指導要領と環境教育の関連性を具体的に記載できないか。
○環境教育に関する記述部分について、総合的な学習の時間が軸となり、カリキュラムマネジメントが行われていくと思うので、総合的な学習の時間にも触れる必要があると考える。
○地球温暖化に関する記述部分について、グラフなど視覚的にわかりやすい表現も入れると良い。
○適切な室内環境の確保は、児童生徒だけでなく、教職員の執務環境としての観点も触れることを検討してはどうか。

●(欠席した委員の意見を代読。)
○子供の発達段階に伴い、取組や体制に違いがあるならば、事例の掲載順を小学校・中学校といった区分としてはどうか。
○教職員の立場で読む際に、小学校・中学校と区分すると関心のあるどちらかだけしか注目しない可能性がある。また、環境教育は総合的な学習の時間が中心となって行われているため、小学校・中学校と区分せず、現在の順序で良いと考える。
○土橋小学校は、環境に対する地域の意識が高まることを目指していた。「さらなる活用」という観点では、児童の学習効果が家庭や地域に影響を及ぼし、環境に優しい生活の在り方まで波及すると良いと思う。
○雄物川小学校は、地下水のほか、菜園等を通じた食育にも積極的で、森林も含め、地域の資源を使って充実した教育がなされていた。校舎は高断熱であり、音環境への配慮など人工的に造られた環境にも随所に工夫が見られた。この校舎を活用し、設計者と協力しながら、人工的に造られた環境に関する学びを増やすことができれば一層良いと思う。
○各事例の取組内容からキーワードを抽出し、事例の目次に記載してはどうか。取組内容に共通的な事項があるならば、共通的なキーワードを使い、事例を括ることにより、事例が一目でわかりやすいのではないか。
○事例の地域的なバランスをみると、沖縄県や中国地方があると良い。
○「クール・ヒートトレンチ」など、文言を統一した方が良い。
○「さらなる活用」欄は、各事例のさらなる活かし方や各学校の特色がわかるようなコメントを記載できると良い。委員の方は、現地調査等を踏まえ、同欄にコメントを記載願います。
●本日御意見いただきました目次に記載するキーワードは、事例ごとに記載している取りまとめ部分から抽出することとなる。そのため、委員の皆様に、各事例の取りまとめ部分について意見を提出していただきたい。

<コラムについて>
執筆担当の委員(長澤部会長、伊香賀委員、田中委員)から記載内容等について報告。


以上

お問合せ先

大臣官房文教施設企画・防災部施設企画課

環境施設企画係
電話番号:03-5253-4111(内線2288)

(大臣官房文教施設企画・防災部施設企画課)