資料2 これまでの議論における主な意見

新学習指導要領等への対応

・多様化が進む子供に対応する教員が十分に勉強や研修を行える環境づくりが重要。
・タブレット端末等ICT機器を使った学習が日常的に可能な教室環境の在り方や,職員室の環境についても議論が必要。
・子供たちが対話を含めて丁寧に学習活動を進めていくためには,少人数学習に対応できる空間が重要。
・従来の室名にとらわれず,そこで行う活動に着目して,スペースや機能等の必要性をまとめることも検討する必要はないか。
・主体的・対話的で深い学びを行う上で,複式学級など子供の数が少ない環境では,学校間だけではなく,他の教育施設を結ぶICTの整備も重要。
・インクルーシブ教育システムの充実や合理的配慮への対応をどのように進めていくかは、引き続き課題。
・アクティブ・ラーニングなど学びの質向上に向けた取組が進んできたことも踏まえ,旧来のものから変わっていない机や椅子について在り方を議論することも必要ではないか。
・施設面の改善が教育の質の向上に寄与する側面をとらえ,施設整備から見たカリキュラム・マネジメントの在り方が提起できると良い。

学校施設の諸課題への対応

・複合化を行う上で、常に安全管理とのバランスが課題。学校敷地の中だけでなく,地域全体で子供たちの安全性を確保するという視点も重要。
・財政規模が縮小している自治体においては学校施設という単体ではなく,学校群あるいは地域の公共施設と一緒に施設整備を考えることが必要になってきている。
・現状における学校施設整備の最大の懸案は老朽対策。施設整備指針にも既存施設の機能等を向上する方法に関した記述を充実させる必要があるのではないか。
・地域住民との連携・交流スペースについては,計画段階から必要性や活用方法について議論をしておくことが必要。
・職員室に作業や打合せ,リフレッシュなどができる多目的な共有スペースがあると良い。
・様々な教育用具等を効率的に収納できるスペースを設けることは,空間を豊かに使うためにも重要。

中・長期的な視点での学校施設整備への対応

・学校の環境をつくる上で、ソフトとハードを結び付けるコーディネーター役を担う人材や組織の在り方を検討していくことも必要。
・学校施設の長寿命化が進められる中,教育の様々な変化に施設がついていけるよう、長期的な視点を持った施設整備が重要。

※下線は前回の資料から追加した意見。

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