平成27年4月21日(火曜日)10時00分~11時30分
文部科学省旧庁舎4階文教施設企画部会議室
(○:委員、●:事務局)
(1)主査の選任について
「国立大学法人等施設整備に関する検討会について」(平成13年8月22日文教施設部長決定、平成27年4月1日最終改正)2(5)及び4(2)に基づき、委員の互選により主査を選任した。
(2)国立大学法人等PFI事業の考え方について
事務局より、「国立大学法人等PFI事業の考え方(平成28年度概算要求に向けて)(案)」について説明を行い、審議の上、原案どおり了承された。
主な意見は以下のとおり。
◯:国費(施設整備費補助金)以外の多様な財源の活用について重要になってきているが、どのような考え方なのか。
●:別紙1の「PFI事業の検討例」に示すように、国費による整備の他に多様な財源による整備として、受益者負担による整備、外部資金等を活用した整備、大学の自助努力による整備などをミックスした整備を考えている。また、事業者の独立採算による整備において民間収益施設を入れることによって事業の魅力アップを併せて検討いただきたいと考えている。
○:「国立大学法人等PFI事業の考え方」は公表されているのか。また参加する事業者は知っているのか。
●:本検討会の配付資料としてホームページで公表している。また、大学に対しては周知している。事業者も見ることは出来るが、特段周知はしていない。
(3)PFI事業評価基準について
事務局より、「PFI事業評価基準について(案)」について説明し、原案どおり了承された。
主な意見は以下のとおり。
○:一昨年度策定された「アクションプラン」を踏まえ、今回「基準」に推進すべき事業タイプを記載したが、これらには該当しないが、事業としては十分にVFMは出ている、という場合にはどう考えるのか。
●:例えば受益者負担による整備や、外部資金を活用した整備ということで外部からの収益施設を入れることで、規模が小さくても収益施設の併設に当たると考えている。また、事業の内容の工夫によっては複数の建物の維持管理保全を包括することによって4の事業スキームに当たると考えている。
◯:「アクションプラン」には、従来のものとは異なるものを一定期間内に強力に進めることによって、量的に件数を上げるという目的もあるが、官民の意識を変えていこうというメッセージも込められている。
その他の事業類型は必ずしも市場性とは関係ないので包括管理や業績連動などは規模の小さい事業でも十分出来る。運用で注意が必要。
(4)平成26年度概算要求(PFI)事業の一部変更について
事務局より、「平成26年度概算要求(PFI)事業の一部変更について」について説明を行い、審議の上、原案どおり了承された。
主な意見は以下のとおり。
○:事業内容の一部変更を行うきっかけとなったVFMの低下要因として、物価が上がったことによる、との説明であったが他の要因はないのか。
●:VFMの低下要因としては他に、市場変動により借入金利と割引率が低下している、ということが考えられる。
○:つまり、物価や金利の状況が計画遂行期間中に大きく変動したので改めて条件を見直し、民間の創意工夫が反映させやすいような変更を織り込んで、VFMを再度計算した、ということでよいか。
●:はい。
(5)その他
事務局より、平成26年度選定事業の進捗状況及び今後のスケジュール等について説明した。
大臣官房文教施設企画部計画課整備計画室