資料3 平成28年度国立大学法人等施設整備の方向性(案)

1.基本的な考え方

 国立大学法人等は,創造性豊かな人材の養成,独創的で多様な学術研究の推進,高度先端医療の提供等のための拠点として重要な役割を果たしており,その施設は,これらの活動の基盤を成すものである。
    国立大学法人等施設整備においては,国立大学法人等施設整備5か年計画を策定し,計画的・重点的な施設整備を推進している。現在,平成28年度からの次期5か年計画の策定に向けて,検討を進めており,平成26年7月に取りまとめられた「検討の方向性・課題の整理に関する中間まとめ」(今後の国立大学法人等施設の整備充実に関する調査研究協力者会議)において,次期5か年計画の基本的な考え方が示されたところ。
    平成28年度の国立大学法人等施設の整備においては,中間まとめに示された以下の三つの方向性を踏まえ,計画的・重点的な整備を推進する。 
   
    ○「安全・安心な教育研究環境の基盤の確保」
    ○「国立大学等の機能強化への対応」
    ○「サステイナブル・キャンパスの形成と地域との共生」 

  あわせて,平成27年3月に取りまとめられた「大学経営に求められる施設戦略~施設マネジメントが教育研究基盤を強化する~」(国立大学等施設の総合的なマネジメントに関する検討会)も考慮し,各国立大学法人等における施設の総合的なマネジメントや,多様な財源を活用した施設整備の取組を一層推進する。 

2.個別事業における整備の方向性

 個別事業の評価に当たっては,「安全・安心な教育研究環境の基盤の確保」,「国立大学等の機能強化への対応」及び「サステイナブル・キャンパスの形成と地域との共生」の三つの方向性を重視し,総合的に事業効果が高いと見込まれる事業を優先的に支援することを基本とする。

  (1)安全・安心な教育研究環境の基盤の確保
      ○施設の安全対策(耐震化を含む)や老朽施設の改善を推進し,安全の確保を行う。
      ○老朽化が進行している基幹設備(ライフライン)について,整備実態の把握及び的確な点検を実施し,安全の確保を行う。
      ○災害時に求められる診療機能や研究機能等の確保の必要性を踏まえ,防災機能の強化を行う。
 
  (2)国立大学等の機能強化への対応
      ○国立大学等の機能強化への対応に関しては,国立大学改革プランなど大学改革等に関する政府の様々な検討状況を踏まえ,各国立大学等の強み・特色を最大限に活(い)かし,キャンパスを創造的に再生していく整備を推進するとともに,グローバル化やイノベーション創出,人材養成機能の強化等のための拠点となる施設整備を行う。

  (3)「サステイナブル・キャンパスの形成と地域との共生」
      ○地球環境への配慮や,施設運営の適正化等の観点から,省エネや維持管理コスト削減等に資する整備を行う。
      ○国立大学等が地域・社会と共生していくためのキャンパス整備を行う。

    また,病院事業については,先端医療・地域医療等に対応した教育・研究・診療機能と経営基盤の強化に資するため,各大学附属病院の特徴や地域特性を踏まえた,また変化に対応できる病院施設の整備を計画的かつ着実に整備を推進する。

3.キャンパスマスタープランの充実及びシステム改革の推進

  個別事業の評価に併せて,キャンパス整備の充実に資する全学的な取組について,以下の視点から各法人の積極的な取組を評価するなどにより,各法人におけるキャンパスマスタープランの充実及びシステム改革への取組の一層の促進を図る。
 
    ○ キャンパスマスタープランに関する取組
    ○ 施設マネジメント
      ・ 共同利用スペースの確保など既存施設の有効活用
      ・ 施設を長期間にわたり良好な状態とするための維持管理
    ○ 効果的な省エネルギー対策
    ○ 寄附等による整備など多様な財源を活用した施設整備
    ○ 適正な事業執行

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大臣官房文教施設企画部計画課

(大臣官房文教施設企画部計画課)

-- 登録:平成27年05月 --