学校施設における非構造部材の耐震対策の推進に関する調査研究(第7回) 議事要旨

1.日時

平成25年7月22日(月曜日)13時30分~15時30分

2.場所

文部科学省旧庁舎4階 文教施設企画部会議室

3.議題

  1. 今年度の調査研究事項について
  2. 屋内運動場等の天井等落下防止対策について

4.出席者

委員

岡田主査、宇留間委員、壁谷澤委員、清家委員、中埜委員、矢崎委員、山田委員、齋藤委員

文部科学省

関文教施設企画部長、長坂技術参事官、新保施設企画課長、奈良施設助成課長、山下計画課長、森防災推進室長、廣田防災推進補佐

オブザーバー

佐藤安全教育調査官、石崎建築防災対策推進室長(国土交通省)

5.議事要旨

(1) 事務局より人事異動について連絡

(2) 事務局より資料の確認

(3) 国土交通省から技術基準の検討状況の説明

(4) 今年度の調査研究事項(案)について

・事務局より説明

(5) 校舎等の非構造部材の耐震対策について

・事務局より説明

(○:委員の発言、●:事務局の発言)

○耐震化ガイドブックや耐震化事例集の見直しでは、建築物非構造部材以外にも、設備や家具も含めるのか。
●中心的に考えていただくのは、建築的な対策だが、ガイドブック見直しの際には家具の転倒のようなものを含めたい。

・清家ワーキンググループ主査より調査分析の方向性に対して、私案の説明

○設備や家具については、つりテレビや棚置きテレビなど、時代が変わっているものは新しいものに換えていくなど、個別に見ていくというのはどうか。
○是非そのようなことでお考えください。
○校舎の天井等は、国交省の基準でいうとほとんど対象とならず、規模や仕様でふるい分けができないため、対策指針の書き方が難しい。また、大学などでは研究設備などの被害によって被害額が大きくなっている。被害額の観点からも分析してはどうか。
●基本的には高所から落下してくるなど、人的被害に着目して検討を行っている。
○音楽室は天井撤去の対策は難しい。体育館みたいに全部外せでは済まないが、どのような対策が可能か。
●音楽室は吸音も必要で、その場合の対策をどうすればいいのかというのが頭の痛いところ。
○音楽室の天井は付け方をきちんとするしかないのではないか。
○建物が新耐震以降の被害なのか、新耐震以前の被害が多いのか、被害のなかったものも母数を書いておくといい。
○今年度できるだけ早い時期に、御指摘のような、耐震補強したものか、してないものか、建築年代はどうなのかというものをまとめたい。
○校舎のつり下げ式照明の対策も検討してはどうか。
○載せられる対策があれば、今後ガイドブック等に反映をしたい。

(6)屋内運動場等の天井等落下防止対策について

○今後作成をする耐震対策事例集と、既存の耐震対策事例集の位置づけについて確認をしたい。
●天井や窓ガラス、外装材・内装材など、非構造部材全般にわたって、部位ごとに対策の事例をまとめたのが既存の事例集であり、この対策事例集について今後見直しを図っていく。その中で、まずは屋内運動場等の天井の対策事例を先行してまとめる予定。
○今後の耐震対策事例集には、新しいことを反映していこうということだが、既存の内容は多く残るのか。
●残るところも、新しく反映するところもあるが、天井については、少なからず全面的に差し換えることになる。

(7)その他

・今年度ワーキンググループの検討体制について、委員追加の提案
・事務局より、今後のスケジュールの確認


―― 了 ――

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