国立大学法人等施設整備に関する検討会(平成23年度)(第3回) 議事要旨

1.日時

平成23年9月22日(木曜日)14時~15時30分

2.場所

文部科学省旧庁舎4階 文教施設企画部会議室

3.議題

  1. 「第3次国立大学法人等施設整備5か年計画」の策定について
  2. 平成24年度国立大学法人等施設整備事業の評価及び選定について
  3. その他

4.議事要旨

(○:委員、●:事務局)

(1)「第3次国立大学法人等施設整備5か年計画」の策定について

事務局より、「第3次国立大学法人等施設整備5か年計画」(平成23年8月26日文部科学大臣決定)について説明を行った。

(2)平成24年度国立大学法人等施設整備事業の評価及び選定について

事務局より、委員が実施した「教育研究等への効果」に関する評価の結果について報告を行った。

さらに、事務局より、これらの評価結果や概算要求組替え基準等を踏まえた「平成24年度国立大学法人等施設整備事業の選定の考え方(案)」及び「平成24年度国立大学法人等施設整備事業の評価及び選定一覧(案)」について説明を行い、了承された。

なお、事務局より、東日本大震災を踏まえ、耐震化など安全対策については、補正予算も含め、復旧・復興対策に係る予算などとともに、多様な財源による施設整備、災害復旧等による対応も検討し、可能な限り措置を講じていくこととしている旨併せて説明を行った。

主な意見等は以下のとおり。

○ 来年度の概算要求に多くの事業を盛り込まれているが、これらは文部科学省の概算要求組替え基準の枠内に収まっているのか。

● 関係部局と調整した上で、省全体の要求・要望枠の中に収めている。

○ 今回の事業評価を通じて、各大学の要求内容などの理解が深まったが、同時に評価の難しさも実感された。

● 事業評価については、試行錯誤ではあるが、毎年度、より良い方法を目指して少しずつ改善に努めている。来年度に向け改善すべき点等あれば、随時ご指摘いただきたい。

○ 今後の安全対策に係る課題として、大学の主役である学生の避難スペース等を確保することも重要ではないか。

● 防災機能の強化については、財政的な問題はあるが、可能な限り重点化に努めている。

○ 大学の要求内容を勘案しつつ、委員が実施する評価結果を反映させるという今回の事業評価は、一つのいい試みであったと思う。

○ 現時点で補正予算の要求に附属病院の自家発電設備の整備が盛り込まれていることについて評価したい。現状では、災害時に薬の受け渡しや簡単な診療はできても、手術や検査のため必要な機器を十分動かすことはできない。今後も段階的に充実を図る必要がある。

● 附属病院の防災対応については、今後も各大学の状況を踏まえながら適切に対応していきたい。

○ 施設の耐震化など安全対策について、補正予算など様々な手段を組み合わせて可能な限り実施しようとしている点について評価できる。

○ 委員が実施した事業評価の結果は、事業選定にどの程度反映されているのか。

● 委員に実施いただいた事業評価の結果に伴って全体評価が変わることになった一部事業については、新たに選定されることになったものと、結果的に選定されなかったものがあり、選定事業の中で反映されている。

(3)その他

事務局より、予算に関する今後のスケジュール等について説明を行った。

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文教施設企画部計画課