平成21年12月22日(火曜日)16時から18時まで
文部科学省旧文部省庁舎4階文教施設企画部会議室
石橋委員、磯山委員、中埜委員、藤村委員、矢崎委員
岡技術参事官、藤井防災推進室長、山本施設企画課専門官 他
○委員発言 ●事務局発言
事務局より資料の説明を行い、各委員より発言があった。
内容が確認され、了承された。
点検項目案の試行について報告を行った。
(総論について)
○学校については「休暇日」ではなく「休業日」と表現とした方が適切である。
○非構造部材の耐震点検・対策は、学校設置者が中心となり、関係者の協力により実施するものである。マニュアル及びチェックリストの活用のイメージ図は、学校設置者が自主的に判断し、学校等へ働きかける体制を示した方がよい。その示し方として、誰が誰に働きかけるか、時間の流れ等を、矢印や枠の形を工夫することにより示してはどうか。
(点検項目について)
○本マニュアルの点検項目は網羅的ではないため、「一斉」点検で専門家に依頼する場合は、本点検項目に限らず、各学校等の状況を考慮しながら、専門家の目で幅広に実施することが望ましい。また、そのような項目(本マニュアルの点検項目以外の項目)があることを記載した方がよい。
○その際幅広に実施することが望ましいが、各設置者の財政状況を考慮する必要がある。
○効率的に点検するため、「定期」点検の項目は「一斉」点検の時も実施することとしてはどうか。
●点検項目は、どのような意図により取捨選択したのか、その趣旨を明記し、また、本マニュアルに記載された点検項目以外の内容も、各学校等の状況に応じて実施することが望ましい旨を記載したい。
○学校設置者が点検する項目について、複数の学校を管理する設置者が、全ての学校を点検することは時間・労力の面から困難であり、実際には、学校からの報告を受けて専門家に点検を依頼し、実施することになると思う。
○本マニュアルによる点検は、建築基準法に基づく定期点検に合わせて実施すれば取組やすいだろう。
○「学校及び学校設置者が点検する項目」において「異状が認められる場合は詳細な点検を実施する」とあるが、詳細な点検は学校設置者等が行うことがわかるよう説明を追記した方がよい。
○文言の表現は工夫が必要である。例えば、「エキスパンション・ジョイント」について、「校舎のつなぎ目」と注釈を加えるなど、学校職員にも理解しやすい表現を用いた方がよい。
○本マニュアルの点検項目の記載の解説として、点検項目の前段に図とともに詳細な説明を追記した方がよい。
○学校職員用チェックリストについて、学校を単位とする取りまとめシートがあれば、各室の内容が整理され、活用しやすい。
●学校設置者用チェックリストに記入する際、学校単位で取りまとめるため、学校設置者用チェックリストが学校ごとの取りまとめシートの役割を果たすと考えている。
○学校設置者用チェックリストは、本マニュアルの点検が建築基準法で定められている定期点検と関係することを考慮し、点検機会ごとにシートを分けるなどの工夫をしてはどうか。シートを分けることにより、例えば、日常点検ではこれだけ点検すればよいと視覚的に示した方が、学校職員等がより取り組みやすいと思う。
●本マニュアルの公表に併せて、文部科学省のホームページにチェックリストをエクセルファイルで掲載し、点検機会ごとにソートするなど点検者が各々の状況に応じて加工し、活用できるよう工夫する予定である。
○チェックリストに記載された項目以外に弾力的に項目を増やせるよう、リストの末尾に空欄を設けるとよい。
○チェックリストは白黒で印刷した場合も使えるように配慮した方がよい。
●次回第6回会議は最終回として2月18日(木曜日)に開催する。イラスト作成・デザイン調整したマニュアル(案)についてご審議いただく予定である。
大臣官房文教施設企画部施設企画課防災推進室