学校の木造設計等を考える研究会(第3回) 議事要旨

1.日時

平成22年1月25日(月曜日)10時~12時

2.場所

文部科学省 旧文部省庁舎4階 文教施設企画部会議室

3.議題

  1. 事務局からの視察報告等
  2. これまでの委員意見の整理
  3. 取りまとめの骨子(案)について

4.議事要旨

○委員から出された主な意見は以下のとおり。

  • 人口減により少子化が進み、税収が減少する中で、学校施設の有効活用のあり方も取り上げる必要があるのではないか。
  • それほど数は多くないが、昭和56年以前の木造校舎の耐震化は進んでいない。
    実際に耐震化に取り組んでいる事例を紹介して、既存の施設を改修して長く使うという取組も進めるべき。
  • 製材としての利用だけでなく、集成材、合板など、地域の状況に応じたさまざまな木材利用の形が考えられる。
  • 環境配慮について、建設時だけでなく、ランニング時のエネルギーも考慮すべきではないか。
  • 木を使うことが、森林整備につながり、適切に整備保全された森林は、土砂災害の防止など公益的な機能を発揮することも重要。
  • 優秀な大工技術者の育成のためには、大工塾のような取組も重要。
  • 木材を利用した学校づくりの進め方を、自治体の職員に分かりやすいようにフロー図の形式にした方が良い。
  • 実際に安く整備している実績は、大変参考になる。
  • 地域にJAS工場がない場合の木材の品質確保が課題。
  • 茂木中学校など、木材の性能を、地域の大学、研究機関と連携して確認した事例も参考になる。
  • 木造=大変、高いというイメージがあるが、実際に取り組んでみたら、木造=おもしろい、うれしいと読み手に感じさせる取りまとめができるといい。
  • 取りまとめの作成にあたっては、各事例から何を読み取ってもらうのかを意識してまとめることが重要。
  • 木造では、鉄筋コンクリート造、鉄骨造のように簡単に積算できないという課題はある。

 

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