参考資料2 総合科学技術会議における検討状況

科学技術基本政策策定の基本方針(案)(抄)

総合科学技術会議基本政策専門調査会(第8回)(平成22年5月19日)配布資料

2.基礎研究の抜本的強化

(1)独創性・多様性に立脚した基礎研究の強化

 ○新しい芽となる研究を不断に生み出していくためには、研究者の自発的発想に基づく多様で重厚かつ独創的な知の創造を目指した研究を推進するとともに、それらを飛躍的に発展させていくことが重要である。また、多様な知識の出会いや衝突により新奇を創出していくには、研究領域、研究組織、国境といった既存枠組みを超え、現象の法則性等を学問領域間で共有するなど、知を横断的に捉えて新たな切り口でアプローチする研究が重要である。
 ○このため、研究者の意欲を高め、新たな挑戦を促し、また全体的な質の向上を図るための改革を推進していく。
  ・研究者が自らの発想に基づいて行う研究を支援するとともに、学問的な多様性・継続性を確保し発想の苗床を確保していくための、大学の基盤的経費(P)の充実を図る

4.国際水準の研究環境の形成

(1)大学及び研究開発機関における研究開発環境の整備

1)大学及び研究開発機関における施設・設備の整備
 ○科学・技術の強化のためには、研究開発及び人財育成の基盤となる大学及び研究開発機関の施設・設備の整備・高度化の促進及び安定的な運用確保が不可欠である。
 ○このため、大学の施設・設備の安定的で効果的な整備、活用を図る。
  ・国立大学法人(大学共同利用機関法人及び国立高等専門学校を含む。)の施設について、重点的に整備すべき施設等を盛り込んだ国立大学法人全体の施設整備の計画を策定し、安定的・継続的な整備が可能となるよう支援の充実を図る。その際、安全・安心な教育研究環境の確保や環境対策等の基本的条件の整備とともに、イノベーションの創出や高度な人財育成に資するキャンパス環境の戦略的整備を推進する。また、若手研究者や海外からの研究者、留学生を惹きつける国際水準の教育研究環境の形成を目指す。
  ・各国立大学法人は、長期的視野に立ったキャンパス全体の整備計画を策定するとともに、経営的視点に立った施設マネジメントの一層の推進が期待される。また、寄附や自己収入、長期借入金、PFI(民間資金等活用事業)の活用など、多様な財源を活用した施設整備を進めることが期待されており、税制上の優遇措置の在り方の検討も含め、これを支援するための取組を進める。同時に、私立大学における研究基盤形成のための施設・設備整備を進める。

(参考)第4期科学技術基本計画策定に向けた今後の検討スケジュール
平成22年6月頃 答申に向けた基本方針案のとりまとめ
平成22年年内 答申
平成23年3月 閣議決定

・総合科学技術会議(第90回)(平成22年4月27日)
 配布資料3-1 第4期科学技術基本計画策定に向けた検討状況(PDF:496KB)
 (※内閣府総合科学技術会議ホームページへリンク)

お問合せ先

大臣官房文教施設企画部計画課整備計画室

Get ADOBE READER

PDF形式のファイルを御覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要な場合があります。
Adobe Acrobat Readerは開発元のWebページにて、無償でダウンロード可能です。

(大臣官房文教施設企画部計画課整備計画室)