資料8 平成23年度国立大学法人等施設整備事業における事業選定の考え方(案)
平成23年度国立大学法人等施設整備事業における事業選定方針(案)
国立大学法人等施設の整備を推進するため、「平成23年度国立大学法人等施設の整備方針」に合致した事業のうち、総合評価が「S」の事業の中から、各法人の要求順位を尊重しつつ選定。
なお、概算要求事業は、本検討会での審議を踏まえ、最終的には、予算の状況等を勘案しつつ、文部科学省において決定。
具体的な事業選定の視点(案)
1.質的向上への戦略的整備
- 卓越拠点:グリーン・イノベーションやライフ・イノベーション等の分野で世界トップに立つための先端研究施設の整備で教育研究効果が高い事業
- 国際化:外国人研究者への対応や留学生受入れ等の国際化の推進のための研究・交流スペースの整備で教育研究効果が高い事業
- 高度専門:医学部定員増に対応するための教育研究施設の整備で教育研究効果が高い事業
- 大学特性:大学の特性を発揮するための教育研究活動を展開する上で必要となる総合研究棟等の整備で教育研究効果が高い事業
- 学生支援:学生の教育研究活動を支援するための図書館、学生支援センターの整備で教育研究効果が高い事業
2.附属病院機能の充実
○ 病院再開発整備等事業
大規模な再開発事業を長期にわたり、教育・研究・診療を継続しつつ計画的に順次整備していくことが必要であるため、すでに開始されている再開発整備計画に沿って実施する事業は、基本的に全て選定
また、新規開始の再開発事業については、病院の将来計画、施設整備計画、資金計画等が十分検討されている事業を選定
この他、教育・研究・診療機能の維持・向上・強化のため、設備の老朽化・機能劣化への対応や新たな設置等の必要性が認められる事業を選定
3.「安全・安心な教育研究環境の確保」及び「地球環境に配慮した教育研究環境の実現」の推進
(1)「元気な日本復活特別枠」関係施設整備
- Is値0.4以下の施設のうち、多数の学生等が利用する附属学校、講義棟、図書館、学生交流施設の耐震対策及び環境対策
(2)教育基盤施設整備
- Is値0.4以下の施設の耐震化を平成24年度までの2か年で解消するため、教育研究施設、学生寄宿舎、管理施設の耐震化事業(各戦略カテゴリー共通)
- 事故等が発生し安全上の課題があるなど、危険性が高い基幹・環境設備の整備事業