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大学が高等教育機関として優れた人材を育成・確保する重要な役割を担っており,これを実現するために教育に関連する施設,また学生の視点に立った施設の整備充実が必要である。 |
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現行の「緊急整備5か年計画」では整備の傾向が科学技術の振興を目的とした「研究」に傾いているが,科学技術を支える人材育成の観点から「教育」について,施設の充実が重要である。 |
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法人化後,競争的環境の中で,「教育」に係る施設の充実は不可欠である。 |
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教官のみならず学生も含めたユーザーの満足度が低い施設は質の高い施設とは言えない。学生の満足度の向上は教育の成果の向上につながる。 |
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教育では,講義室,実験室はもとより教室以外のキャンパスライフの仕掛けが重要。 |
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学生の視点に立った施設として,これまでは学習のためのスペースとして図書館や自習の場などに主眼がおかれていたが,同時にコミュニケーション等を促す憩いの場の整備も重要である。 |
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学部教育,共通教育に係る施設はスペースの拡充もさることながら,質の向上が課題ではないか。教育施設の老朽化が著しい。 |
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学生が長時間滞留して,ディスカッションできるような環境がない。 |
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今後の少子化・高齢化が進む中で,既存の学生だけでなく社会人をはじめ,生涯教育を目指していく大学が多いと思うので,広い世代に利用しやすい教育環境やバリアフリーにも配慮して,すべての世代に目を向けた教育施設としての大学を考えなくてはいけない。 |
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教育施設は,必要となる基本的水準が確保されているか否かを確認しつつ,継続的に質を維持する必要がある。 |
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教育は研究に比べ,その成果や評価が見えにくいことが,施設についても予算化されにくいことにつながっているのではないか。 |
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一番施設を利用している学生が問題点を分かっていると思うが,学内でその意見を吸い上げていく仕組みがない。学生の意見を取り入れるべき。 |
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学生の視点に立った施設は重要だが,その際,施設の修繕やメンテナンスについて,教職員はもとより,学生まで意識を浸透させるべき。現在の施設の使い方は非常に乱暴である。 |