平成21年3月12日(木曜日)
旧文部省庁舎 2階 第2会議室
藍澤部会長、伊香賀委員、和泉委員、大塚委員、小峯委員、新保委員、高井委員、長澤委員、中村委員
(文部科学省)布村部長、岡技術参事官、長坂施設企画課長、森企画調整官、山本専門官、その他関係官
(環境省環境教育推進室)大河原係員
・資料3について意見交換が行われた。主な意見は以下のとおり。
(第2章に関する意見)
○ 「2.学校施設のCO2排出量推計 (CO2排出総量のマクロ推計)」において、4つのケースの内容の具体的内容はP67において記載されているが、P17の図表16の下部にも記載してはどうか。
(第3章に関する意見)
○ 現場では、明るさの環境基準を担保しながらも、窓側と廊下側の明るさが異なり、窓側の明るさに廊下側を合わせようと廊下側の照明をつけるため、必要以上のエネルギー消費となり、エネルギーの無駄が発生している。
○ 学習指導要領の改正によって、授業時数の増加となるが、授業時数の増加は授業日数の増加に繋がり、それにより夏季休暇が短くなり、暑い時期における学習が増えるため学習環境に更に配慮が必要になることを記載した方がよい。
○ 報告書には温熱環境が主に記載されているが、空気環境についても記載した方がよい。
○ 環境負荷の少ない建材について、リサイクル建材よりもエコマテリアル(優れた特性・機能を持ちながら、より少ない環境負荷で製造・使用・リサイクルまたは廃棄ができ、しかも人に優しい材料(および材料技術))や天然建材の利用推進を行う方が先ではないか。
(第4章に関する意見)
○ 通風については、積極的に促進するような表記にした方がよい。
○ CO2排出量の地産地消の概念も盛り込んだ方がよい。
○ (すぐにできることから取り組む)において、もっと具体的に記載した方がよく、緑化による日射遮蔽、雨水の再利用、省エネ型蛍光灯の導入など具体的に例示をしてはどうか。
○ ベンチマークを活用することが、現場の先生達が環境対策を講じる上での負担軽減になるということを記載した方がよい。
○ 学校における省エネ対策と機器の更新は一緒に論じるのではなく、まず省エネ対策を行い、その後に機器の更新を考えるといったように段階的に考えるべきである。
○ 「見える化」という言葉については、あまり現場には馴染まない言葉であるため、表現について再度検討を行った方がよい。
○ 報告書の発送は、教育委員会だけでなく、自治体にも行って欲しい。
○ 「見える化」により、無駄なエネルギーを省くことを検討することが重要である。
○ 太陽光だけでなく、太陽熱についても、もっと記述した方がよい。
○ バイオマスについては、「環境負荷を低減」というよりも、「カーボンニュートラル化」と表現した方が適当である。
○ 今回の報告書のなかで、学校でできることのみを集約したパンフレットにして、学校に配布したらどうか。
以上
指導第二係
電話番号:03-5253-4111(内線2292)