平成22年10月19日(火曜日)10時~12時
旧文部省庁舎4階 文教施設企画部会議室
【委員】青木栄一、上野佳奈子、小野島惠次、國分達夫、髙間專逸、巽公一、長澤悟、宮本文人(敬称略) 【特別協力者】屋敷和佳(敬称略)
【文教施設企画部】岡技術参事官、長坂施設企画課長、野口企画調整官
【文教施設企画部】都外川施設助成課長補佐 【初等中等教育局】 (高校教育改革PT)天野教育制度改革室専門官、沓澤産業教育振興室産業教育調査官 (教育課程課)梶山教育課程企画室長 【高等教育局私学部】真野私学助成課専門官 【スポーツ・青少年局】朝倉企画・体育課運動部活動推進専門官
(○:委員の発言、●:事務局の発言)
・事務局より資料1、資料2に基づき高等学校施設整備指針の改訂の素案について説明。
○ 高等学校が多様化する中で、どの程度のことまで指針に書き込むのか。指針の性格について見直す必要もあるかと思う。
○普通学科、総合学科、単位制高校などのタイプごとに分けて見やすい書き方を検討してみてはどうか。
○ 社会性を養う点で道徳教育は重要で、特にホームベースの在り方は重要な観点である。
○ 普通学科、専門学科でも選択制の場合があるので、履修人数の多少への対応の観点は単位制、総合学科だけに限定しない方が良いと思う。
○ 表現力を身につける観点から、発表などに利用できるよう少なくとも1学年全員が収容できる空間は必要だと思う。
(第1章総則)
○ 学校現場としては発達障害の生徒がかなり増えてきており、特別支援教育の観点は重要である。例えば、学習支援室のような室・空間の充実が重要になってくると思う。
○ 長寿命化は施設の更新や維持管理の観点も重要である。
○ 特別教室型、教科教室型と限定をせずに多様な運営・施設を想定した記述をしたらどうか。
● 多様な運営・施設についての考えは理解できるが、指針の中では便宜上2つの型にわけている。
○ キャリア教育の観点から、進路指導や履修指導は重要な部分を占めるので、例えばガイダンスルームや相談室が重要になってくると思う。
(第2章施設計画)
○ 最近の緊急車両は大型化しているため、緊急車両の進入に関する記述は「望ましい」より「重要である」の方が良いのではないかと思う。
(第3章平面計画)
○ ホームベースについては、道徳教育を行う視点からの記述も重要である。
(第4章平面計画)
○ 普通高校などでは、夏季講習などで大勢の生徒を一斉に教える場合は大きな部屋が必要になってくる。そのような観点から履修人数の変化については総合学科、単位制のみに限定しない方が良いと思う。
○ 美術については光環境や照明についての観点も重要である。
○ 利用しやすさを考慮して、書架の配置は重要である。また図書の日焼け防止の観点から日光との関係についても重要ではないかと思う。
○ 便所は生徒指導上の安全性に関する記述も書けないか検討してはどうかと思う。
● トイレについて「武道場を屋内運動場と別棟にして計画する場合は、屋内運動場とは別に、武道場にも計画することが重要である」とあるが、この点について御意見を伺いたい。
○ 武道場は裸足で体育館は靴を履いているので、トイレの使い方は違ってくると思う。この点も踏まえて適切な表現かどうか検討してみる余地はあると思う。
○ 生徒と教職員とのコミュニケーションは重要であると思うが、同時に情報管理の観点を考慮した計画も重要である。
○ 「コミュニケーション」の記述は例えば具体的に「相談」などとした方か良いのか、限定しない方がよいのかは一つの論点かと思う。
(第5章詳細設計)
○ 維持管理のしやすさは重要である。設計時の工夫で維持管理がしやすかったり、維持管理費を抑えることができる。
○ 維持管理については、第1章の長寿命化にも関係するので、設備の更新、メンテナンスのしやすさについても記述を検討してみてはどうか。
○ 高校では高価な機材も多いので、盗難防止の観点からの記述も重要である。
○ 快適環境は、光、音、熱、空気の4要素で決まるが、項目によって4要素の記述にばらつきがあるので、整理してみてはどうか。
(第6章屋外計画)
● 今回追記した環境の観点で、屋外ならではの課題について記述できないか検討してみてはどうか。
・事務局より資料3に基づき今後のスケジュール案について説明。
指導第一係
電話番号:03-5253-4111(代表)(内線2291)、03-6734-2291(直通)
-- 登録:平成23年04月 --
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