長崎大学高度安全実験施設に係る監理委員会(第10回) 議事録

1.日時

令和4年3月11日(金曜日)15時00分~17時00分

2.場所

文部科学省 研究振興局会議室(17階)・・・事務局
Web会議システム・・・委員等

3.出席者

委員

(委員)笹川主査、筧委員、春日委員、加藤委員、河本委員、平尾委員、平川委員、堀委員、小松原委員
(説明者)長崎大学 調学長特別補佐(感染症共同研究拠点・核兵器廃絶研究担当)、安田感染症共同研究拠点高度安全実験施設設置準備室長、渡部感染症共同研究拠点学長特別補佐、深尾感染症共同研究拠点地域連絡部門長、中嶋感染症共同研究拠点施設・安全管理部門長、岡野施設部長

文部科学省

池田研究振興局長、坂本大臣官房審議官、高木研究振興戦略官、鈴木先端医科学研究企画官、齋藤計画課長

4.議事録

【笹川主査】それでは、定刻となりましたので、ただいまより第10回長崎大学高度安全実験施設に係る監理委員会を開催させていただきます。委員の皆様方におかれましては、年度末のぎりぎりで大変お忙しい中、御参加いただきまして、大変感謝しております。本当にありがとうございます。
それでは、まず事務局から出席委員数の確認をお願いいたします。
【鈴木企画官】研究振興戦略官付、先端医科学研究企画官の鈴木でございます。どうぞよろしくお願いいたします。本日は、全9名全ての委員に御出席いただいており、設置要綱第3条(5)に基づく会議開催に必要な定足数に達していることを御報告いたします。
また、昨年の夏に事務局側に3名人事異動がございましたので、併せて御紹介いたします。
研究振興局長として池田が着任いたしております。それから、大臣官房審議官として坂本が着任いたしております。坂本につきましては遅れて出席させていただきます。それから、私、先端医科学研究企画官として鈴木が着任いたしております。
それでは、開会に当たりまして、研究振興局長の池田より一言御挨拶申し上げます。
【池田局長】研究振興局長の池田でございます。先ほど事務局から紹介がありましたとおり9月に着任いたしました。よろしくお願いいたします。第10回の長崎大学高度安全実験施設に係る監理委員会の開催に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
議員の皆様方におかれましては、大変御多忙の中、この委員会に御出席をいただき、誠にありがとうございます。新型コロナウイルス感染症は、発生より2年以上が経過した今も世界中で猛威を振るっております。グローバル化に伴い、感染症が国境を越えて拡大するリスクが高まっており、平時からの感染症対策の重要性を改めて実感しているところでございます。また、我が国において、未知の病原体や、病原性の高い病原体を扱うことのできる体制を整備することの社会的重要性、必要性もますます高まっております。
そうした中、長崎大学におきましては、BSL-4施設が昨年7月に竣工し、現在、設備の搬入を進めているところと聞いております。引き続き、長崎大学として、施設の安全性確保に万全を期しつつ、地域の理解を得るための努力を継続され、国における感染症研究の中核機関の一つとしての役割を果たせるよう、全学を挙げて、学内体制の整備を進めるなど、着実に取組を進めていただきますよう期待しております。
本委員会は、今回をもって第1期の最終回になります。委員の皆様方にはこれまでの御尽力に改めて感謝を申し上げますとともに、施設設置に向けた取組が円滑に進みますよう、長崎大学の安全性確保や住民理解などについて、それぞれの専門的見地から忌憚のない御意見や御助言をいただければ幸いでございます。本日はよろしくお願いいたします。
【鈴木企画官】ありがとうございました。本設置要綱第4条の規定により本委員会は公共の安全性確保に支障を及ぼすおそれがある内容を含む検討を行うため、非公開とされております。投影資料や説明内容には機微な内容にわたるものもございます。録画や録音、写真撮影は厳禁とさせていただきます。また、事前に登録されていない方の傍聴も禁止させていただきます。御理解と御協力のほどお願い申し上げます。
それでは、プレスの方はここで退室をお願いいたします。
退室が確認できましたので、それでは、笹川主査、議事の進行をお願い申し上げます。
【笹川主査】ありがとうございます。それでは、本日の配付資料につきまして、事務局より確認をお願いいたします。
【鈴木企画官】本日の配付資料を御説明させていただきます。事前に委員の先生方にはメールで送付させていただいておりますが、本日は、画面でも共有させていただきますので、適宜御参照ください。
資料につきまして、議事次第を御確認ください。資料1としまして、長崎大学感染症共同研究拠点研究棟の建設工事の状況について、資料2としまして、地域理解の促進に向けた取組について、参考資料1として、長崎大学高度安全実験施設に係る監理委員会設置要綱となっております。御確認をいただければと存じます。
【笹川主査】ありがとうございました。資料の方、よろしいでしょうか。もし見にくいようでしたら御連絡いただければと思います。
それでは、本日の議事に入らせていただきます。まず、議題1、感染症共同研究拠点研究棟建設工事の状況につきまして、資料1に基づきまして、長崎大学より説明をお願いいたします。できれば5分程度での説明をお願いいたします。よろしくお願いいたします。
【長崎大学】長崎大学の施設部でございます。では、資料1、建設工事の状況について御説明させていただきます。1枚めくっていただきまして、実験棟、研究棟の概要でございます。図面上、赤く塗っているところ、これが完成しました実験棟です。BSL-4を扱える施設になります。こちらは昨年7月30日に竣工しまして、準備しているところでございます。本日は、左側の青いところ、研究棟の建物について御説明させていただきます。
次のページ、スケジュールを御覧ください。左側に工程表を赤く塗っておりまして、3月の頭の時点が現在、一点鎖線を引いているところでございます。建物工事はほとんど完了いたしまして、内装の仕上げ、また、施工業者による社内自主検査や調整を行い、今後、エレベーターや消防設備などの検査を受ける準備を整えているところでございます。
次のページを御覧ください。これは2月の中旬から2月末にかけての現在の写真でございます。左上の写真を御覧ください。北側から撮った写真でございますが、左の奥の高い方の建物がBSL-4の実験棟でございます。手前の建物、これが研究棟でございます。7階建て3,600平米でございます。
上段右側の写真を御覧ください。角度を変えた写真でございます。建物の手前にはコンクリートのポールが建ったり、重機が写っておりますが、建物周辺の外構工事を行っている様子でございます。
下段の写真を御覧ください。左側からですが、これは2階の研究室の外装工事は完了した状態の写真でございます。中央は、3階の小会議室の工事が完了した状態でございます。一番右側の写真は研究棟の足元、野球場になりますので、グラウンドの復旧工事、その他、材料が今、搬入している様子の写真でございます。今後3月24日の完成に向けて作業を進めているところでございます。現在のところ、非常に順調に進んでいるということでございます。
説明は以上です。
【笹川主査】ありがとうございました。
それでは、長崎大学の御説明に対して、何か御質問、御意見等ございましたらお受けいたします。大変すばらしい建物が完成したということで喜ばしく思っております。
【河本委員】河本ですけど、1点、よろしいですか。
【笹川主査】河本先生、どうぞ。
【河本委員】この研究棟と実験棟の間で人が行き来することがあると思うんですが、これは実験棟と、それから管理棟の間で直接つながった、例えば通路などでつながっているということはないんですよね。
【長崎大学】BSL-4の実験棟と、今回建設中の研究棟は通路等ではつながっておりません。BSL-4単体でしっかりセキュリティを取っておりますので、そこは別の建物と御理解いただければよろしいかと思います。
【河本委員】ありがとうございます。
【笹川主査】あと一つぐらいをお受けできますが、御意見、御感想ございましたらお願いいたします。よろしいでしょうか。堀先生どうぞ。
【堀委員】はい。順天堂の堀でございます。すばらしい設備ができて、私もそこへ行きたいなと思っている次第でございます。ちょっとお伺いしたいんですけど、内装工事、これからまだまだ少し仕上げが入ると思うんですけど、空気圧の、いわゆる圧格差とか、あとはフィルター等での除去の具合とか、そういう機能検査というのは終わったのでしょうか。それともこれからでしょうか。
【長崎大学】BSL-4の実験棟における室内の圧力差の確認につきましては、中身は空っぽの状態では当然終わっております。現在、いろんな実験装置を搬入し、据付けを終わろうとしております。そして、陽圧防護服では入れるような状態になったところで、再度確認を、検査しようと考えております。
【堀委員】分かりました。今、進捗の中にそのお話がなかったので、改めて確認させていただきました。ありがとうございました。
【笹川主査】どうもありがとうございました。よろしいでしょうか。特にないようでしたら、先に進ませていただきます。ありがとうございます。
それでは、続きまして、議題2の方ですね。安全確保の方策等に関する検討状況についてということで、ここに移らせていただきます。長崎大学より御説明をいただきます。
・長崎大学から施設の概要、感染症法に規定される施設基準への対応状況、運用に係る規則等の検討状況について説明。
・各委員からの質疑に対して長崎大学から回答。
それでは、次の議題に移らせていただきます。議題3番目は、地域における理解促進に向けた取組について。これは資料2にございますので、再び長崎大学の方から御説明をいただきます。
よろしくお願いします。
【長崎大学】調でございます。説明の前に、一言だけ私の方から。
最近のことで、コロナで色々なことができないという状況がございまして、それについても御説明いたしますが、協議会が開けないとか、住民の自治会においても役員会すら開けないとかいう状況もあり、講演会が開けない、あるいは反対の集会も開けないというようなことがあるんですけど、一方では、工事はほぼ順調に予定どおり進んでいるわけですが、そういう状況のアンバランスがございます。そういう認識の上で御説明を聞いていただければと思います。
よろしくお願いいたします。
【長崎大学】資料2で総務部門を担当しております渡部から報告をさせていただきます。
資料2の2ページ目になりますけれども、まず、地域連絡協議会の開催状況ということでございます。
協議会の趣旨につきましては、これは従前どおりでございますけれども、地域住民の安全・安心の確保等についての協議をするため、県、市、長崎大学による協議会の下に地域連絡協議会を設置しているというものでございます。
構成メンバーにつきまして、前回の監理委員会で御報告させていただいた昨年の3月以降若干の入れ替わりはございましたけれども、自治会長ですとか、公募によるその他地域住民等、学識経験者・専門家、行政として県と市からの参加者、それから大学のメンバーといったような構成には変化はございません。
続きまして、3ページ目になります。開催実績ということで、平成28年以降、回を重ねてまいりまして、次の4ページ目になりますけれども、前回の監理委員会以降で言いますと、第35回以降5回開催しております。これまで第39回まで開催をしているというところでございます。
特に、昨年の6月2日の第37回につきましては、これは竣工前になりますけれども、BSL-4の実験棟の視察といった形で開催いたしました。先ほどコロナ禍でという話もございましたけれども、右側の写真にありますとおり、会場での開催とオンライン参加を併用するような形で、昨年来開催をしてきたところでございます。
実は、1月にも開催を予定しておりましたけれども、長崎でもコロナの感染者の急増により延期となりまして、第40回につきましては再来週の3月23日に開始ということで、今年度につきましては、計5回開催する見通しとなっております。
続きまして、5ページ以降になりますけれども、過去5回の開催状況、議題、それから主立ったやり取りをこちらに掲げております。
昨年の3月に実験棟、BSL-4施設本体の工事自体はおおむね完了して、その後、試運転調整、それから7月末の竣工に至ったということですので、大きな議論の流れとしましては、従来の施設の構造ですとかハード面から、運用面に重点がシフトしてきているといったことが言えるかと思います。
詳細のやり取りの御紹介は割愛いたしますけれども、特に5ページ目の下段の第36回で、最初の意見のところにありますように、前回の監理委員会で、地域住民からの要望書等を御紹介させていただきまして、その際の監理委員の方から意見を頂戴できたことを御報告して、この地域協議会の委員からありがたかったという謝意の表明がございました。
次の6ページ目の上の段ですけれども、第37回、先ほど申しました実験棟の視察でございましたけれども、ここの意見にも上がっておりますとおり、まさに百聞は一見にしかずということで、実際の施設を見ながら説明を聞いたことで、すとんと理解できたというような御意見をいただいた一方、ヒューマンエラー等についてもしっかりと今後取り組んでほしいといったように、セキュリティ対策などに関して議論するよい機会になったと感じております。
7ページ目、これは昨年10月の直近の第39回の結果になります。
今後につきましては、施設の運用段階に入るということで、規則類の整備、それから緊急時の情報伝達といったような内容の協議が想定されますので、引き続き県や市とも連携を図りながら、地域住民とのコミュニケーションに対応してまいりたいと考えております。
では、引き続いて8ページ目以降、お願いします。
【長崎大学】地域連携部門の深尾でございます。8ページ目以降、私の方から説明をさせていただきます。
先ほど来からお話しさせていただいておりますように、コロナ禍という中で、なかなか密接な地域理解活動というのはできていない状況ではございます。8ページ一番上にございますように、今年の1月、2月に、地元の自治会を対象にした幾つかの説明会を実施しようとしておりましたけれども、長崎もまん延防止措置が出ましたので延期にしております。これは、その2つの自治会だけではなくて、長崎大学の坂本キャンパスを取り囲む6つの自治会に対して働きかけを行っておりましたが、ここに名前のない自治会からは、役員会さえ開けてない状態なので辞退をしたいという御回答をいただいております。
ここで予定しておりましたのは、写真での説明に加えて、私どもの方で動画の資料も用意しておりまして、実際に実地で見ていただいたような形で、内部の様子について理解をしていただこうということで計画をしておりました。百聞は一見にしかず、実際に動物の移送等を心配する声がかなりあったものですから、例えば実験室に入るドアの厚みであるとか、そういったものを実感できるような資料を用意しているところではあるんですけれども、現状では実施できていないというところでございます。
とは言いながら、着実に情報を出していくということが、こういう地域理解活動では非常に重要ですので、関係団体を対象とした説明会、特にここでは報道機関向けの勉強会というのを昨年の5月19日に実施をしまして、これは7月の竣工を前に、報道関係者の理解を高める、深めるということで実施をいたしました。
それを受けた形で7月29日に、施設の竣工・引渡しについて、学長による記者発表を実施いたしました。ここではまだ設備等が入っていない状況ではありますけれども、やはり動画をお見せして、記者の方々に御理解をいただいたということです。
6月2日に、先ほど協議会の委員の方を御案内して、実地見学をしていただいたとお話し申し上げましたけれども、それ以降、6月2日を合わせて通算29回、長崎県議会、長崎市議会、あるいは長崎大学のBSL-4施設の設置を応援していただいている医療・経済団体、あるいは周辺の自治会長さん、限定したメンバーではございますけれども、視察等を開催いたしまして、実地に建物の状況を御確認いただいているところです。
続きまして、9ページを御覧いただきたいんですが、これまでいろんな地域イベントにも参加しておりますと、あるいは市民向けの公開講座等を幾つもやっておりますというお話をしていましたが、地域のイベント自体が現在中止になっておりまして、以前、この監理委員会の場でも、調のサンタクロース姿をお見せしたことがあったと思うんですが、あれも昨年に関して言いますと、開催をしておりませんでした。
ただそういう中でも、地元の浦上天主公園のオープニングセレモニーとか、クリスマスコンサート&イルミネーション点灯式等には参加をし、周辺の方との間で顔の見える関係というのを築いていくということを実施しております。
それと、市民向けの公開講座については、オンライン開催、あるいはオンラインと実地のハイブリッドの開催等を昨年3回実施いたしまして、感染症に関する理解を深めていただくということを進めております。今回、コロナの関係もありまして、住民の方、あるいは学生・生徒さん、こういった方たちが非常に感染症に対する関心を深めております。長崎県の医師会が、コロナ感染症に関する啓蒙のテレビ番組を作っているんですけれども、そういったところも長崎大学として協力をして、ウイルス感染症、あるいは、こういう感染症というのはどういうものなのかというような理解を深めるための取組を実施しているところです。
それと、地域連絡協議会の様子についても、「BSL-4 Report」という形で発行して配布して、現状報告をしていると。発行回数は十分ではないんですけれども、もう少しこういったところも深めながら、理解をさらに促進していきたいと考えているところです。
調から最後、もう一言申し上げます。
【長崎大学】今のような取組の中で、住民の方々は、特に施設を見た方々からは、今まで我々が口頭で説明してきたことについて理解が深まったというような意見が多く聞かれました。
一方で、いいものはできたけれども、ヒューマンエラーの問題や、予算が削られることで安全が揺らいでしまうとか、将来のことだけれども経年劣化に対する対応であるとか、そういう御指摘を受けたということでございます。
以上です。
【笹川主査】ありがとうございました。
ここはもう時間の関係で、質問は特にお受けませんけれども、よろしいですね。
それでは、一応用意した議題はここまでだと思います。
その他、何かお気づきの点がございましたら、お一人ぐらいは受けられますが、いかがですか。よろしいですか。 
【笹川主査】春日先生、どうぞ。
【春日委員】ありがとうございます。これまで本当に大変注意深く丁寧に施設の準備を進めていただきまして、本当にありがとうございます。これから運用の段階に入ると思いますので、中嶋先生がおっしゃっていましたように、継続的に長期にわたって維持管理を進めていくには、ぜひ国からのしかるべき予算措置をしっかりと継続的にお願いしたいと思います。
また、長崎大学におかれましても、稼働後の地域の方、関係者とのコミュニケーションをこれまでどおり、また、これまで以上に丁寧に継続していただければと思います。
以上です。ありがとうございます。
【笹川主査】春日先生、ありがとうございました。
あとは、この維持管理費、ランニングコストがどのくらいかかるか。感染研のBSL-4を見ていますと、こちらは相当かかるなという心証を持ちましたので、国の方としても、どういうふうにしてこれから負担をしていくのかなというのは、少し課題かなというふうに思っておりますが、ぜひよろしくお願いいたします。
それでは、鈴木さん、今後の予定等につきまして御発言いただけますか。
【鈴木企画官】ありがとうございます。
本日は、長時間にわたりまして貴重な御討議を賜り、ありがとうございました。
今後の予定につきまして、報告をさせていただきます。
本日は、BSL-4施設の運用規則等につきまして、組織運営の体制等について御確認をいただきました。また、施設の建設が整い、その詳細について長崎大学から御報告をいただいたところでございます。
このように一つの区切りとなりましたので、本監理委員会は、今回第10回をもち、第1期としての最終回とさせていただきます。この場を借りましてこれまでの先生方の御支援、御協力につきまして、改めて深く御礼を申し上げます。
次回以降の第2期におきましては、施設の整備に加え、新体制にて運用規則や地域理解促進の取組の確認を進めてまいりたいと考えております。詳細につきまして準備を進めてまいりますが、先生方にも様々な形で御支援、御協力を賜ると思っておりますので、その際にはどうか御協力を賜れましたら幸いでございます。
1期につきましては今回最終回となりますが、改めまして、これまでの多大な御協力につきまして御礼を申し上げます。
事務局からは以上でございます。
【笹川主査】鈴木さん、どうもありがとうございました。
これで第10回、今まで多分4年近くかけて最低年2回は開催をして、途中からコロナの問題が出まして、各先生方、あるいは事務局の方、長崎大学の方、それ以来久しくお会いできることなく最終回を迎えてしまいまして、この間、大変貴重な御意見をいただきまして、私も大変拙い進行係でしたが、大変先生方には助けられてここまで持ってくることができましたので、改めて感謝いたしますとともに、また、長崎大学の調先生、それから中嶋先生以下、関係各位の方にも、大変真摯な対応をしていただきまして、この委員会を代表いたしまして、心より深く御礼申し上げます。
ぜひ4月より、また新たな体制で出発されて、これが引き続き発展して、我が国のこの領域の感染症の研究に資する、あるいは国際的ないい人材がここから育っていくこと、そして最終的には、これが臨床に様々な形で、またこれから様々なパンデミックが起こるときには、こういうふうな設備、BSL-4を頂点とした我が国のこの施設が活躍、活動することとなるというふうに私も思ってございます。
その前、20年、あるいはその前も入れますともう30年近く、春日先生は多分、今そういうことを思い出しておられると思いますけれども、大変長い、長い道のりだったと思いますけれども、ここまでこぎ着けてこられて、今日は建物の外観も見せていただきまして、浦上天主堂、周囲の景色とも非常に調和の取れた、やはり文化程度高い国ならではのBSLの施設が大学に造られたということは、これはひとえに委員会の先生方の御尽力、御支援のたまものだというふうに思っております。本当に返す返す感謝をいたします。
本当に先生方、どうもありがとうございました。また、大学の先生方、どうも本当に御苦労さまでございました。
以上をもちまして、第1期の監理委員会、これで終了させていただきます。
本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。 

── 了 ──

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