(資料2)東北大学、岩手医科大学提出資料

「東北メディカル・メガバンク計画」実施における東北大学と岩手医科大学の連携の基本的な考え方

平成24年5月

東北大学
岩手医科大学

  1. 「東北メディカル・メガバンク計画」において、被災地への医療関連人材派遣による健康調査・コホート調査、15万人規模のバイオバンク構築、ゲノム情報等の解析等の各実施内容について、東北大学及び岩手医科大学が全面的に連携して行う。
     図らずも、未曾有の痛ましい経験を共有した東北大学及び岩手医科大学が全面的に協力し、一丸となって地域医療の復興及び東北発の次世代医療の実現を目指す。
  2. コホート調査について、東北大学及び岩手医科大学で15万人以上の地域住民コホート及び三世代コホートを実施する。住民コホートは8万人以上、三世代コホートは7万人規模を目標とする。

    ・ 住民コホートについては、東北大学が宮城県域における被災地沿岸部を中心に5万人以上、岩手医科大学が岩手県域における被災地沿岸部を中心に3万人程度を行う。

    ・ 三世代コホートについては、東北大学を中心に7万人規模で実施する。実施に当たり、岩手医科大学が協力して、岩手沿岸被災地区、および県南地区における収集も含めることとする。
     
  3.  東北大学及び岩手医科大学のコホートの調査項目については、15万人規模のコホートとして一体的に活用できるよう、東北大学と岩手医科大学が協力し、基本的な部分について同一のプロトコールのフォーマットを作成することとし、詳細については今後両大学間で調整する。
  4. 得られた生体試料や関連情報について、最終的には東北大学のバイオバンクに集約するが、岩手医科大学にバックアップ設備の設置も検討する。
  5. その他、医師派遣を含めた被災地支援を両県の交流を密とし一層の促進を図ることとする。

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