次期学術情報ネットワーク整備について(中間取りまとめ)‐SINET3からSINET4への移行‐ はじめに

 学術情報ネットワークは、我が国の大学等における学術研究及び教育活動全般を支える最先端学術情報基盤(CSI: Cyber Science Infrastructure)の中核を形成するものであり、我が国が世界をリードする最先端の学術研究を推進するためにも、CSIの更なる高度化に向けて、学術情報ネットワークの整備を図っていく必要がある。

 科学技術・学術審議会学術分科会研究環境基盤部会学術情報基盤作業部会(以下、「作業部会」という。)においては、学術情報ネットワークの今後の整備の在り方に関する審議を行い、平成20年12月、『学術情報基盤整備に関する対応方策等について(審議のまとめ)‐ 情報基盤センターの在り方及び学術情報ネットワークの今後の整備の在り方 ‐』をとりまとめた。この審議のまとめにおいて、平成23年度から運用開始を予定している次期学術情報ネットワークの整備の基本方針が示されるとともに、その実現に向けた検討課題等が明らかされたところである。

 これを受け、文部科学省では、次期学術情報ネットワークの構想及び国の財政措置の在り方を含めた具体的な整備方策について検討を行うため、平成21年2月、研究振興局長の私的諮問機関として「次期学術情報ネットワークに関する検討会」を設置した。本検討会は、これまで計6回にわたって、学術情報ネットワークの整備・運営主体である情報・システム研究機構国立情報学研究所から整備方針等について説明を聴取するとともに、それを踏まえた審議を行った。

 本とりまとめは、平成22年度概算要求を見据えつつ審議を行ってきた次期学術情報ネットワークの基本的な考え方、構成及び必要経費の確保に関する事項について、審議の内容を中間的にとりまとめたものである。

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研究振興局情報課学術基盤整備室

(研究振興局情報課学術基盤整備室)