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7.その他
   ○研究開発現場において開発実施を行う際の問題点
   
研究開発現場において開発実施を行う際の問題点
          研究開発現場における開発実施においては、以下の問題点が想定されるが、それぞれのチーム毎に、以下のような必要な措置を講じることが適当ではないか。
研究開発場所の確保   →   参画機関の研究者が容易に集まることのできる場所の確保。
ノウハウ等の秘密保持   →   秘密保持契約の締結、物理的な措置。
   * 秘密保持契約を締結するにあたっては、研究者の論文発表等も考慮し、適当な秘密保持期間の設定。



   ○第2段階終了後のプロトタイプの調達方式について
   
第2段階終了後のプロトタイプの調達方式について
      

   「政府調達に関する協定」との関係上、随意契約を行うためには、機器開発にあたって、世界オンリーワン・ナンバーワンであること、特許等を確保すること等が必要であると考えられる。
   第1段階終了後の評価において、開発される機器が世界初となるかを十分に審査すること、また、開発にあたって、知的財産権化を推進することが必要であると考えられる。

(参考)
●政府調達に関する協定
   ・ 世界貿易機関(WTO)協定附属書4の複数国貿易協定の1つ
内外無差別原則及び調達手続の透明性の確保、国際的な競争機会の増大、貿易の一層の拡大などを目的とする。
一定額以上の調達については、原則、公開入札及び選択入札を原則とし、一定の場合(特許権等の排他的権利の保護と関連するため又は技術的な理由により競争が存在しない場合等)のみ限定入札を認めている。



   ○第3段階あるいは第3段階終了後の機器生産段階への移行について
   
第3段階あるいは第3段階終了後の機器生産段階への移行について
          機器生産段階への移行については、これまで機器開発に従事した研究者、技術者の協力が重要であり、これらの者が積極的に支援していくこと、開発現場の整備、インセンティブの維持が必要であると考えられる。
   機器開発責任機関に対しては、特許等の知的財産の実施権を設定する等、製品化、市場化を円滑にするための措置が必要であると考えられる。
   また、本プロジェクトでは開発された機器を活用したベンチャー企業の設立も期待できる。そのような場合において、ベンチャー企業の設立や当ベンチャー企業による製品化、市場化を円滑にするためには、研究者や技術者等による支援等が必要であると考えられる。



   ○機器の国際標準化戦略について
   
機器の国際標準化戦略について
          機器の開発にあたっては、利用側の観点からの十分な検討を行い、使い勝手のよい機器が開発されることが重要であると考えられる。
   また、使用する試薬、取得データの解析ツール、開発される機器の評価に不可欠な標準試料の開発等も併せて進め、全体システムを対象とした開発を進めることが重要であると考えられる。



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