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4.公募
   ○領域の絞込み
   
開発を推進する領域の絞込み
          国として、早急に開発を着手すべきものとして、平成16年度に開発領域を特定して提案を受けるものは以下のものとする。   

   1 生体内・細胞内の生体高分子の高分解能動態解析(原子・分子レベル、局所・三次元解析)
2 実験小動物の生体内の代謝の個体レベルでの無・低侵襲的解析、可視化
3 ナノレベルの物質構造3次元可視化
4 ナノレベルの物性・機能の複合計測
5 極微少量環境物質の直接・多元素・多成分同時計測

   なお、平成15年8月の「先端計測分析技術・機器開発の進め方について」において指摘した開発領域のうち、上記以外の領域を含め、これら以外の開発領域における提案については、領域非特定型の提案として受けることとする。



   ○提案採択の選定基準
   
提案採択の選定基準
          公募の際には、提案者のアイデアを最大限汲み取るために、単に抽象的な記述にとどまることなく、具体的な開発手順を示した開発計画を受けることが適当である。その際に、開発を進める機器についてもイメージがわかる程度の記述を求める。
   提案採択の選定基準は以下の事項が考えられる。

  ●開発が期待される機器に関する事項
   ・ 将来の研究開発に資するものであること
研究者にとって開発される機器のニーズが明確であること
開発時点において世界初となること(単なる改良ではなく、研究開発活動に非連続的な進歩を与えるものであること)
計画遂行の手順が具体的であること
必要な技術的なブレークスルーが期待できること

  ●実施体制に関する事項
   ・ チームリーダーのリーダシップが十分に発揮できる体制であること
研究現場と近接して開発実施できる場が確保されていること
参画機関の役割が明確であること
参画機関間が密接に連携している体制であること



   ○中間評価の基準
   
中間評価の基準
          中間評価は、第2段階(プロトタイプ製作段階)に移行すべきチームの絞り込み、又は、場合によってはチームの組み替え(再構成)を行うために実施する。
   中間評価の際の基準としては以下の事項が考えられる。

   ・ 目標達成度 
今後期待される機器の性能
開発される機器の事業化可能性・市場性
試薬、ソフト、標準試料、光源、検出器等の開発を含めたシステム全体の熟成度と開発課題の整理と解決策の明確性



   ○その他
   
提案の内容
       基本的には、第一段階の要素技術開発から第二段階のプロトタイプ開発までも見通した提案となると考えられる。ただし、技術によっては、必ずしも、第一段階の初めから開始するのではなく、第一段階の後期又は第二段階からの開始が適切な場合には、柔軟に対応することとする。

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