政策評価に関する有識者会議(第59回) 議事要旨

1.日時

令和5年5月22日(月曜日)

2.場所

Web開催(Webex)

3.議題

  1. 座長の指名について
  2. 今後の政策評価・EBPMの取組等について
  3. その他

4.有識者委員からの主な御意見

1. 座長の指名について

○南島委員が座長に指名された。
 

2. 今後の政策評価・EBPMの取組等について

○文部科学省より資料1-1~1-5に基づき、今後の政策評価・EBPMの取組等について説明があった。その後、質疑応答がなされた。委員等からの主な意見は以下のとおり。
 
(亀井文部科学省EBPMアドバイザー(オブザーバー))
・ EBPMについては、政策を実施する前にKPIという形でモニタリング指標を設定するのだが、ややもすると定量的なを指標を求めがちで、さらには一つのKPIに政策評価を全て委ねてしまう場合があってそれが本来の意図を損ねる場合がある。政策の社会への介入効果を検証し、迅速に改善につなげることこそが重要。
・ 政策評価を公開の場で行うことが、いわゆる「官僚機構の無謬性」をより堅牢にしてしまう可能性もあるため、公開・非公開を含め、政策効果を高める観点からの建設的な議論を重ねることが肝要。
 
(南島委員)
・ これまで政策評価制度は「アカウンタビリティ」に重きが置かれてきた。この点についてはホームページ等において関連情報の公開が進められてきたところである。これからは政府全体の方針として「改善」を重視する方向が示されている。この点が重要である。
 
(林委員)
・ 行政事業レビューの予算編成過程への積極的活用について、予算との連動は極めて重要な論点であるが、具体的にこれまでのプロセスから何が大きく変わるのか。

3. その他

○文部科学省より資料2に基づき、令和5年度政策評価等に係る主なスケジュールについて説明があった。その後、質疑応答がなされた。委員からの主な意見は以下のとおり。
 
(湯浅委員)
・ これまでの議論を踏まえ、新しく仕組みを大きく変えていくというのは良い方向性。EBPMの実践のためには政策体系と各事業とのロジックを改めて整理し、適切な指標を設けることが重要であるところ、どのようなタイムラインで進めていくのか。

以上

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大臣官房政策課政策推進室