令和8年4月21日(火曜日)10時~12時
川嶋座長、牛木委員、内田委員、梅原委員、大橋委員、小方委員、小川委員、沖委員、川上委員、小林委員、柴田委員、島田委員、田名部委員、長塚委員、西郡委員、松田委員、安井委員
石橋大学振興課長、田島大学入試室長 他
【川嶋座長】 皆さん,おはようございます。予定の時刻より多少早いのですが,今日出席予定の方,皆さんおそろいということですので,ただいまより大学入学者選抜協議会の第22回を開催したいと思います。委員の皆様におかれましては,御多忙の中,お集まりいただき,誠にありがとうございます。
本日の議題は,1つ,令和9年度大学入学者選抜実施要項について,2つ,その他となっております。
それでは,まず事務局から資料の確認等をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
【田島大学入試室長】 事務局でございます。まずは,本日の会議から委員の変更がございますので,御紹介をさせていただきます。
まず,本日,御欠席でございますけれども,全国都道府県教育長協議会からの指名の委員が,新たに埼玉県教育委員会教育長の石川委員になってございます。
また,全国高等学校長協会の大学入試対策委員会委員長として,新たに都立城東高等学校の校長でいらっしゃいます小林委員に御就任いただいております。どうぞよろしくお願いいたします。
それから,独立行政法人大学入試センターの理事長につきまして,この4月に交代がございまして,新たに牛木委員に御就任いただいております。どうぞよろしくお願いいたします。
続きまして,本日の資料につきまして確認させていただきます。
配付させていただいております資料は,資料1-1,令和9年度大学入学者選抜実施要項の主な変更点(案),資料1-2,令和9年度大学入学者選抜実施要項(案),資料1-3,同見え消し版,資料1-4,総合型選抜及び学校推薦型選抜に係る大学入学者選抜実施要項の趣旨の遵守についてのお願い(案)をお配りさせていただいております。
また,参考資料といたしまして,参考資料1,大学入学者選抜協議会の設置について,2,令和8年度大学入学者選抜実施要項,3,令和9年度大学入学者選抜実施要項に関する主な検討事項,これは前回の会議の資料でございます。参考資料4,令和9年度大学入学者選抜実施要項に関する意見書,全国高等学校長協会からの提出資料でございます。それから,参考資料5,令和6年度大学入学者選抜における好事例集,参考資料6-1及び6-2といたしまして,大学入学者選抜における多様な評価方法の実態把握・分析に関する調査研究の概要と報告書,参考資料7といたしまして,令和7年度大学入学者選抜実態調査の結果(概要)をつけさせていただいてございます。
本日はハイブリッド形式での開催となっております。オンラインで御出席の委員の皆様におかれましては,御発言の際は,「挙手」ボタンを押していただき,指名された後に御発言をお願いいたします。
また,聞き取りやすい御発言,資料参照の際の該当ページのお示し,ハウリング等を避けるため,指名後のミュートの解除,発言後のミュート戻しなど,円滑な会議運営に御協力いただければ幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
【川嶋座長】 それでは,初めに,事務局より,大学入学者選抜における好事例集など,3件の御報告があるということでございますので,事務局から御報告をお願いします。よろしくお願いします。
【田島大学入試室長】 それでは,参考資料5から7に基づきまして,簡潔に御報告を申し上げます。
まず,参考資料5といたしまして,令和6年度大学入学者選抜における好事例集をつけさせていただいてございます。参考資料の34ページ以降でございます。今,画面上でも投影させていただいてございます。
こちらの好事例集につきましては,これまでも2回,同様のものを取りまとめてございますけれども,今回,3回目ということで,令和6年度の選抜につきまして,大学のほうに募集をかけさせていただきまして,その中から選定委員会に選定をいただいたものをこのような形で取りまとめ,この3月に公表をさせていただいてございます。
好事例の選定の基準といたしましては,今,画面に投影しておりますが,ア,イ,ウ,エ,オの5つのカテゴリーで選定をするということで,これは在り方検討会議の提言を踏まえて,こういう観点で選ぶということでやらせていただいているということでございます。
今回の好事例集は,これまでの版からの改善点といたしまして,ポイントを各事例ごとに冒頭に記載をするとともに,委員の評価コメントでございますとか,あとは学生インタビューの結果なども写真とともにふんだんに取り入れて,読みやすい形でまとめさせていただくということを工夫させていただいてございます。
ア,イ,ウ,エ,オのそれぞれの観点に関して申し上げますと,例えば,アの総合的な英語力の評価・育成に関しましては,この好事例集の13ページ,14ページになりますけれども,広島大学の「総合型選抜IGS国内選抜型」で,書面審査に加えまして英語面接もやっていると。入学後もフォローが充実しているということで,選抜,それから,その後のフォローもきちんとするという形での総合的な英語力の育成の仕組みでございますとか,あるいは,イといたしまして,思考力・判断力・表現力に関しましては,例えば,産業能率大学の「未来構想方式(一般選抜)」というところで,試験当日に架空の地域課題の解決についてレポートを書いてもらうというような問題を出している事例などがございます。
また,エの高校との連携をはじめとする高大接続改革に関しましては,例えば,佐賀大学で実施されております選抜をこちらで紹介させていただいておりまして,一般選抜における特色加点制度ということで,一般選抜の際に,併せてどういうところが自分としてアピールポイントかというようなところを自由な形で出していただいて,それを加点をするというような仕組みを設けている例。
それから,オの文理融合の推進やその他の好事例といたしましては,東北大学の「一般選抜/AO入試Ⅲ期」ということで,経済学部におきまして,従来のいわゆる文系型の入試科目の選抜区分に加え,理系型の選抜区分を設けて,経済学部でも数学が重要だということをメッセージとして伝える選抜などが行われているというものがございます。
こういう好事例につきましては,文部科学省としてホームページ載せるとともに,今後,関係の団体等にも周知をいたしまして,各大学の選抜のさらなる改善に役立てていただきたいというふうに考えてございます。
続きまして,参考資料6-1に基づきまして,大学入学者選抜における多様な評価方法の実態把握・分析に関する調査研究について御説明申し上げます。
こちらにつきましては,今お示ししている56ページの次の57ページにございますけれども,調査目的といたしまして,これまでずっと学力の3要素ということで大学入学者選抜改革を進めてきているわけでございますけれども,その中で特に総合型や学校推薦型において活用されることが多い小論文・レポート・エッセイ,それから面接・口頭試問・プレゼンテーション・集団討論,また,総合問題,こういうものにつきまして,多様な実施の方法あるいは定義があるということで,これをどういうふうなものとして捉えたらいいかということにつきまして,現在行われている入学者選抜の実態から,ある程度の共通項を見つけ出していく。その上で,実施する際に注意すべき点等について検討するということで,文部科学省からの委託調査として,昨年度実施させていただいたものでございます。
これにつきましては,2の(3)の調査対象のところにございますとおり,今申し上げた丸1,丸2,丸3のそれぞれの観点で8校ずつ,全体で計24大学から回答を得てございまして,これを踏まえて,全体の報告書をまとめさせていただきました。
次のページを御覧いただきまして,こちらの調査の内容につきましては,沖先生に座長を務めていただいている有識者会議のほうでも内容を御議論いただいて,最終的な報告書としてまとめるという形になってございます。
さらに続きまして,61ページを御覧いただきますと,各評価方法の特徴ということで,これは特に今回のこの後の議題での御議論にも若干関係するかと思うんですけれども,小論文・レポート・エッセイと,面接・口頭試問・プレゼンテーション・集団討論は,実施要項上はこれまで分けずに書かれていたわけでございますけれども,実際には,やはり大学側がそこで問いたい内容は若干異なっているということで,小論文等につきましては,課題文を示して思考力等を見る,あるいは,エッセイなどですと,自分の経験等を踏まえた学びの姿勢等について書いてもらうというようなものが多いわけですけれども,面接になってきますと,むしろ志望の動機や学習歴,人物面を総合的に見るということで,ミスマッチを防ぐでありますとか,プレゼンテーション等ですと,資料を事前に作成しつつも,当日の質疑応答で,実際の場合,面接も併用して,表現力等も含めて見るというような目的で実施されているということがございます。
このような多様な評価方法につきましては,いわゆるペーパーテストとはまた違う,いろいろなやり方,工夫がございますので,今回は,実施上のポイントということで,62ページ以降ですけれども,それぞれの実施上のポイントは,今は項目だけ書いてありますけれども,66ページ以降で,チェックリストという形で,どういう点に気をつけながら実施することが必要かということを,既に実施されている大学,あるいは,今後,実施を検討している大学におかれても実施する際に参考にしていただける内容になるようにということで,このチェックリストは,現時点でこれが何か網羅的であるとか,あるいは,必ずこれをやらなければないというような,そういう強いものを示すという意味ではなくて,これまで実施されている大学で,実際に注意をしながらやってこられている実例などを見ながら共通項をある程度まとめたというものですので,あくまで参考情報ということになりますけれども,こういうものも参考にしていただきながら引き続き入学者選抜の改善に役立てていっていただければということで,これにつきましてもホームページ等に載せつつ,各大学への周知を図ってまいりたいというふうに考えてございます。
それから,3番目,参考資料7といたしまして,令和7年度大学入学者選抜実態調査の結果(概要),こちらもホームページのほうに既に全体の調査結果を公表させていただいてございます。
概要につきましては,例年と大きく違う傾向は,特段,今回もございませんで,個別学力検査における試験問題の公表状況につきましては,約9割が全てまたは一部公表しているということでございます。
また,選抜方法の実態といたしましては,そこに記載させていただいておりますが,一般選抜が45%ということになってございます。
また,大学入学共通テストの利用の実態といたしましては,一般選抜において利用する選抜区分が,国公立はほとんどでございますけれども,私立大学ですと,約43%ということで,その場合に利用する科目につきましても,一般選抜におきましては,特に私大の場合は二,三科目という利用が多いということでございます。
個別選抜の実態につきましては,一般選抜,総合型選抜,学校推薦型選抜で見ますと,当然のことながら一般選抜が圧倒的に多いわけでございますけれども,その中での必要な科目としては,英語が最多で,次いで数学,国語という順番になってございます。
英語資格・検定試験の活用の実態につきましては,現在,国立大学では共通テストに換算するという利用の仕方が一番多いわけですけれども,公立大学では出願資格とするというのが37.5%,私立大学ですと,個別学力検査の結果に換算するというような形が多いという形になっております。
記述式問題等の出題につきましては,国立大学,公立大学ではほぼ全てでございますけれども,私立大学では選抜区分のうち約35%ということになっているところでございまして,記述式問題が出題された選抜区分に係る入学者数は,国立大学,公立大学ですとほぼ全てですが,私立大学の場合は57%ということになってございます。
これにつきましても,在り方検討会議の提言を踏まえて,この項目を選んで調べているところでございますので,また来年度も,令和8年度の結果をまた今年度調べさせていただいて年度末に出すというスケジュールになるという予定になってございます。
資料の説明は以上でございます。
【川嶋座長】 御説明ありがとうございました。
ただいまの3点の御報告に関して,何か御質問等ございましたら,「挙手」ボタン,あるいは画面で手を挙げてお知らせください。いかがでしょうか。特に御質問ございませんでしょうか。
ありがとうございました。
それでは,また詳しい内容については,後ほどお時間を取って御覧いただければと思います。ありがとうございました。
それでは,本日の議題(1)に入りたいと思います。
議題(1)は,令和9年度大学入学者選抜実施要項についてでございます。事務局より関連資料の御説明をお願いします。よろしくお願いいたします。
【田島大学入試室長】 それでは,まず,資料1-1に基づきまして,令和9年度大学入学者選抜実施要項の主な変更点につきまして御説明を申し上げ,その後,資料1-4に基づきまして,遵守についてのお願い(案)につきましても併せて御説明を申し上げたいと思います。
まず,令和9年度大学入学者選抜実施要項の主な変更点ということで,本体資料の1ページ目でございます。
左側が令和9年度の要項の案で,右側が令和8年度の選抜実施要項の記載でございます。対照させてございまして,変更点の案の部分を下線を引いてございます。
まず,第3,入試方法の1(1)の部分でございますけれども,一般選抜の記載につきまして,昨年度,全体の記載を表記の統一をするということと,全体をシンプルにするということで,一般選抜のところの記載ぶりを短くさせていただいたところでございますけれども,この後,御説明申し上げます総合型選抜,学校推薦型選抜と一般選抜との違いがはっきりしないというような御指摘もございましたので,今回,改めて令和7年度の大学入学者選抜実施要項に記載がございました記載を基本的には戻す形で,一般選抜の記載につきまして少し追記をさせていただいております。
内容といたしましては,学力検査,小論文等を主な資料とし,また,大学・学部等の目的,特色,専門分野等の特性によっては実技検査等を主な資料に加えつつということを入れた上で,令和7年度のときには面接は特段特記されていなかったんですけれども,この調査書,面接,入学志願者本人の記載する資料等を組み合わせて,入学志願者の能力・意欲・適性等を評価・判定する入試方法ということで,その点だけ令和7年度版から追記をした形で,今,一般選抜の説明ぶりをこういう変更をしてはどうかという案にさせていただいております。
続きまして,(2)の総合型選抜でございます。
これにつきましては,前回までの協議の内容といたしまして,そもそも総合型あるいは学校推薦型は,一般選抜とは違う評価方法あるいは評価観点でやるというものなので,その点が十分理解されていないのではないかという御意見がございましたので,この点を明記して,「一般選抜とは異なる観点や方法により評価を行うという前提のもと」ということを入れさせていただいております。
その上で,これも先ほどと同じなんですけれども,令和7年度の要項に記載があった「入学志願者の能力・適性や学習に対する意欲,目的意識等を総合的に評価・判定する」という文言を改めて入れさせていただいて,総合型選抜の性格をより明確化してはどうかということで,今の案にさせていただいております。
その上で,留意事項といたしまして,丸1,志望理由書でございますけれども,これまでは「積極的に活用する」となってございましたが,「必ず評価に活用する」ということで,これは前回の会議で資料としてお出しして御協議いただいた内容を踏まえたものでございます。
なお,前回の協議の際に,推薦書について,どう取り扱うかについて,いろいろ御議論がございましたけれども,なかなか推薦書の取扱いについては,いろいろな面で配慮が必要だということが御意見として多かったと思いますので,特段,今回,推薦書につきましては記載事項の変更はしてございません。
続きまして,丸2の部分ですけれども,ここが前回も御協議いただきましたけれども,いわゆる面接等の評価を必ず行うという部分で,「入学志願者の能力・意欲・適性等を多面的・総合的に評価・判定する総合型選抜の趣旨に鑑み,志望する学問分野に対する意欲や適性等に係る面接(ディベート,集団討論,プレゼンテーション,口頭試問等を含む。オンラインによる実施を含む。)による評価を必ず行う」。
配慮事項といたしまして,第13の1(2)に,障害のある方に対する配慮の記載がございますけれども,こういう事項を含めまして,入学志願者の障害等の特性に配慮するということで,面接の実施に際しての配慮はお願いさせていただくということで案をつくらせていただいてございます。
続きまして,次のページですけれども,丸3,これは前回も協議資料の中に入っておりましたが,「言語能力及び数理的思考力を含め」ということで,文理の横断・融合という時代に合わせていくという趣旨を入れさせていただいておりますのと,その後,ただし書でございますけれども,第6の1,これは個別学力検査でございますが,これを活用する場合は,「各大学における学修に必要な範囲で,高等学校段階での基礎的な学習の成果を問うものとし,他の評価方法とのバランスの取れた配分で判定に活用する」ということで,総合型選抜や学校推薦型選抜での個別の学力検査は早い時期に行われることがありますので,そういう場合は特に基礎的な学習の成果ということで,内容について配慮するということと,他の評価方法との間でバランスの取れた配分でということで,学力検査だけで合否を判定することを想定するものではないということを記載させていただいてございます。
丸4につきましては,内容を別のところから移動したものですので,変更はございません。
(3)学校推薦型選抜につきましても,今,総合型につきまして御説明した内容と同じものを基本的には追記をさせていただいておりますけれども,丸1のただし書の部分ですが,ここが面接を必ずやらないといけないのかどうなのかという点につきまして,前回の協議会でも御議論がございました。これにつきましては,いわゆる附属校からの内部進学でありますとか,専願での指定校推薦というようなものについては,高校と大学の間での組織的な連携があって,この中できっちり人物も見て選抜が行えるという性格から,必ずしも面接を行わなくてもいいのではないかという御意見がございましたので,それを踏まえまして,今のような記載,「ただし,高等学校との緊密な連携により,意欲や適性等を含め丁寧なマッチングが図られていると考えられる非公募型の学校推薦型選抜であって合格した際には入学することを入学志願者が確約して受験するものについては,大学の実情に応じて面接の要否を判断することができる」という記載にさせていただいてございます。
続きまして,3ページ目でございますけれども,第4の試験期日等,(1)試験期日の部分につきましては,これまで,昨年度の要項の際には,なお書きで個別学力検査の話が入っておりましたけれども,ここの記載は一旦削除させていただきまして,次の4ページ目のほうに記載させていただいております。
4と5でございますけれども,これは,もともと総合型選抜は願書の受付が9月1日以降,学校推薦型については願書の受付が11月1日以降という時期を記載していた部分でございますけれども,ここの部分で,まず,そもそも今回,年内に総合型や学校推薦型をやってよいのはなぜなのかという点について,必ずしも関係者の間に十分理解がないということが分かりましたので,これはそもそも一般選抜とは異なる観点や方法により時間をかけて丁寧に選抜を行うために早くやってよいということになっているということを,趣旨を含めて明記したほうがよいのではないかということで,今回,その点を追記させていただいてございます。
その上で,その評価に当たって,時間をかけて丁寧な選抜を行うという趣旨を十分に踏まえて,先ほど御説明申し上げました第3の1(2)あるいは(3)の記載の事項を遵守した場合には,教科・科目に係る個別テストを令和9年2月1日よりも前に実施することができるということで,どういう形であれば学力検査を早めにやってもよいかということを明確化するという記載にさせていただいてございます。
第6,評価方法,1(2)のなお書きの部分につきましては,これはまた文理融合等の関係の記載を配慮事項として入れさせていただいてございます。
次のページでございますけれども,3,小論文・面接・実技検査等の活用の第3段落で,昨年度の実施要項で,要は,小論文について,例えば,学力検査と同じような内容を小論文の形式で問うというようなことにならないように留意してくださいということを書いてありましたけれども,これにつきまして,2月1日以前に行う際という限定がかかっていたところ,この限定を外すということで変更を加えてございます。
続きまして,第10,1(3)の部分でございます。募集要項につきまして,前回の協議会で,そもそもどういう選抜を行うかという問題につきまして,各大学がしっかりとしたアドミッション・ポリシーをつくり,そのアドミッション・ポリシーがどういうふうに募集要項の各選抜区分に対応しているのかということを明確に示して,そして対外的な説明を図っていくべきという御指摘がございましたので,この御指摘を踏まえまして,「アドミッション・ポリシーとの関係を整理して示した上で」という文言を追加させていただいてございます。
続きまして,6ページ目でございます。
第13,10(1)の部分でございますけれども,これは留学生を対象とした入試につきまして,日本語能力の参照といたしまして,これまで「日本語能力試験N2レベル相当」という記載でございましたが,「日本語教育の参照枠」において,B2以上という記載に変更をさせていただいてございます。
最後,第14の備考の欄でございますけれども,この備考におきまして,前回の協議の際にも資料にも記載がございましたけれども,年内に学力検査を実施している総合型あるいは学校推薦型選抜があるんですけれども,これにつきまして,これまでも実態として行われていたという御指摘があって,こういうものにつきまして,今回新たに面接を同時にやっていただくというルールにするわけですけれども,これまで長らくそういう選抜が行われていたような地域におきましては,それをすぐに今年の秋から変更するというのは,実態上,なかなか困難な部分がございますので,そういう実態がある大学等については,令和11年度選抜までに面接を導入するという形で,一定の移行期間を設けるということにしてはどうかということでございます。
要項の主な変更事項は以上でございますけれども,加えまして,前回の協議会で御検討いただいた試験運営ワーキンググループのほうで,現在,不正対策について検討していただいてございまして,これにつきましては,そのワーキンググループでの検討の結果を,次回,5月の協議会のほうに御報告いただくことを考えてございますので,そこの点につきましては,まだ現時点のこの変更の中には含まれていないということで御承知おきいただければと思います。
続きまして,資料1-4に基づきまして,遵守についてのお願い(案)についても御説明をさせていただきます。
こちらにつきましては,これは前回の協議会の場で御議論がございまして,実施要項という形で文部科学省からの通知を出すだけではなくて,大学入学者選抜協議会としてメッセージを出すことをしてはどうか。過去,令和3年にも同様のメッセージを出したことがあるので,そういうものを参考にしてはどうかという御議論がございましたので,これを踏まえて,事務局として,例えばこのような形で,何らかの協議会としてのメッセージを出していただくということではどうかということで案をつくらせていただいたものになってございます。
内容といたしましては,まず第一段落は,実施要項の位置づけでございますけれども,毎年,高校・大学関係者による協議を経てつくっているということを記載しております。
第二段落におきましては,昨年度の実施要項の変更の趣旨を記載してございまして,そもそも選抜実施要項においては,「入学者の選抜は志願者の能力・意欲・適性等を多面的・総合的に評価・判定する入試方法による」というふうにした上で,総合型,学校推薦型については,様々な評価方法を組み合わせて丁寧に評価を行うのであれば,2月1日より前に教科・科目に係る個別テストを実施することも可能という形で,令和8年度大学入学者選抜実施要項が変更されたという経緯を記載しております。
その次の段落,「しかしながら」で始まりますけれども,これにつきましては,12月の協議会,それから前回の協議会でも御議論がございましたが,一部の大学における選抜の実態を見ると,2月1日より前に実施される教科・科目に係る個別テストの配点割合が著しく高いまたは他の要素が点数化されていないなどにより,実質的に学力検査の成績に大きく偏って合否判定が行われている総合型選抜や学校推薦型選抜が見受けられる。このような選抜の実施につきましては,これまでの協議会での御議論を踏まえますと,大学入学者選抜実施要項の変更趣旨を踏まえないものであり,大変遺憾ということになるかと思います。
その次の段落で,本来,入学者選抜は各大学のアドミッション・ポリシーに基づきつつ,高校教育における適切な教育の実施を阻害しないようにするということで,2月1日という期日が決まっており,例外として総合型と学校推薦型が位置づけられているという,この位置づけを改めて記載した上で,その次の段落,「この観点からすれば」というところですけれども,2月1日より前に学力検査が評価・判定の大部分を占める選抜を行うことは,実質的な「一般選抜の前倒し」になるということを,これも既に協議会で12月に御議論いただいたことですので,そのまま記載させていただいております。
その次の段落に入りまして,今回の実施要項の案,これは実施要項の案がどういう形で固まるかによって,当然ここの書き方は変わってくるわけでございますけれども,「多面的・総合的に丁寧に時間をかけて評価するという総合型選抜及び学校推薦型選抜の本来趣旨に改めて立ち返り,原則として面接を必ず組み合わせて行うこととする変更を行うこととなりました」と書いた上で,「この場合であっても,教科・科目に係る個別テストの成績の取扱いに当たっては,総合型選抜及び学校推薦型選抜の趣旨を踏まえ,他の評価方法との間でバランスの取れた配分で評価・判定に活用すべきものであり,その成績が実質的に評価・判定の大部分を占めるような選抜の実施は,総合型あるいは学校推薦型の趣旨に鑑みて不適切です」と。
そして,最後の段落ですけれども,これも前回の協議会で御議論がございましたが,各大学においては,改めてアドミッション・ポリシーと各選抜区分における評価方法との関係をしっかりと見直して,評価方法ごとの配点割合を公表することなどを通じて自ら説明をしていくということが求められるということで,これまでの協議会の御議論の状況をこのようなメッセージとしてまとめてはどうかということで案をつくらせていただいてございます。
事務局からの説明は以上でございます。
【川嶋座長】 御説明ありがとうございました。
ただいまの令和9年度大学入学者選抜実施要項に関連する資料1から資料4に関して,どなたでも結構ですので,御意見,御質問があればお伺いしたいと思います。その際には,できるだけ具体的に,どの資料のどの箇所についてということを併せて御発言いただければ大変ありがたいと思いますが,いかがでしょうか。「挙手」ボタンないしは画面で手を挙げてお知らせください。いかがでしょうか。
内田委員,どうぞ。
【内田委員】 御説明ありがとうございました。本日お配りいただいた変更点の比較表の第14,備考のところをお示しいただければ幸いでございます。
ありがとうございます。
今回の改正案につきましては,良識の府たる大学が,日本の将来を見据えた研究,教育活動を行っていく上で,正しく適正な入学者選抜を実施するためにお示しいただいたということで,全高長(全国高等学校長協会)としても感謝を申し上げたいと思います。
一方で,これまで関西,近畿圏で,入学者選抜実施要項に従っていない入学者選抜が実施されてきたという経緯が,受験者あるいは高校の進路指導についても定着してきた側面があり,そういったところにも配慮する文言として備考を盛り込んでいただいたというところについても,併せて評価できるものというふうに考えております。
それで,一番最後のなお書きのところでございますけれども,「遅くとも令和11年度大学入学者選抜までに面接を導入する」という文言についても,実際に令和9年度から実施されない大学については,文科省に連絡した上で対応するということになるのか,なお書きが書いてあるので11年度までに実施すればいいのかという読み取りについて,解釈をお伺いできればと思います。よろしくお願いいたします。
【川嶋座長】 いかがですか,事務局。
【田島大学入試室長】 事務局でございます。
基本的に,今の案に関しましては,これまで一切そういうことをやっていなかったのに令和9年度から新たに始めるということは,そもそも許されていないという前提がございまして,そういう意味では,これまで高校団体の皆様からも御指摘があった,どんどんとルール違反が拡大していくのではないかという点については,一旦そこで歯止めをかけるということにまずなるというふうに思っております。
その上で,令和8年度までに実施をしていた大学の選抜区分につきましては,これにつきまして,令和11年度までに面接を導入するということであれば,それについて一々文部科学省に必ず報告を求めるというものではございませんけれども,ただ,これまでの経緯上,高校団体の皆様,あるいは,ほかの大学団体の皆様からも,個別にここの大学についてはどうなんだろうかというような御質問がある場合もございまして,こういうものについては,我々のほうでも個別に各大学にお考えをお伺いしてきているという経緯がございますので,そういう御懸念があるようであれば,それは文部科学省のほうにお申入れいただければ,我々のほうでもできる限り各大学とも丁寧にコミュニケーションを取っていきたいというふうには考えてございます。
【川嶋座長】 内田委員,ただいまの事務局の説明について,いかがですか。
【内田委員】 ありがとうございました。
既に3月時点で,今回話題になった大学につきましては,総合型選抜をより一層拡大していくんだというようなアピールをされているというふうにも聞いておりますので,こういった縛りについて設けていただいたにもかかわらず枠が拡大されることのないよう,コミュニケーションを図っていただいた上で進めていただきたいなというふうに思います。せっかく大学と我々が協調しながら取り組んできたことがないがしろになることが一番よろしくないと思いますので,ぜひよろしくお願いいたします。
【川嶋座長】 ありがとうございました。
面接を必須にすると大学にどれだけ負担がかかるかという観点,かなり念頭に置いて議論していますけれども,一番面接導入に伴って不利益が生じますのは受験生ですので,すぐに来年度,9年度から導入することは必ずしも受験生にとってもよろしくないということで,遅くても11年度までということで,それでも難しいという大学については文科省のほうに御相談くださいという趣旨だというふうに私は理解しております。
ほかに御意見,御質問ございませんでしょうか。
西郡委員,どうぞ。
【西郡委員】 基本的に,総合型と学校推薦型に面接を原則課すということに関しては異論はないんですけれども,総合型選抜と学校推薦型,共通テストを課すものに関しましては,出願期間を1月末までに設定していることがあります。本学でもそういった形でやっています。そうすると,入試時期が2月に入ってしまって,すごいタイトなスケジュールで選考しなければいけませんので,面接をやることは不可能ではないんですけれども,その場合,一次選考,共通テストと書類審査の一次選考をやったり,あるいは,12月に面接をやっておいて,共通テストで併せて合否判定をするとか,そういった形で,結果的に受験生に負担をかけるというようなことも考えられます。
そういった意味で,総合型とか学校推薦型は専願になりますので,例えば,志望する大学が第一志望かどうかというものを書類によって丁寧に共通テストと一緒に評価するというような手法も実施している大学もありますので,共通テストを課すものに関して,一律に面接を原則課すことによって,その制度自体が硬直化するということに関して,どう考えるべきかということを少し意見を申し上げさせていただきたいと思います。
以上でございます。
【川嶋座長】 ありがとうございます。
主に国公立大学では共通テストを課しているわけですが,どなたか,我が大学ではこのようにして面接を実施しているという事例がございましたら御紹介いただければと思いますが,いかがですか。
私の知る限りは,面接まで済ませて,最後に共通テストで点数に達しなかったというので不合格になるという事例は幾つか聞いております。
大橋委員,いかがですか。
【大橋委員】 今の話題に関して,うちの大学のグローバル人材育成入試では,英語能力の高い学生を主体に,全体20名ぐらい入学している。それは年内に面接を行い,一部の学部については,さらに共通テストも受けさせています。その場合,共通テストを参考にして今後の教育に生かす学部もあれば,共通テストまで含めて合否判定を行う学部もあります。学生数も少ない入試であり,特段問題なく,12年間実施してきています。
それで,全体に関する懸念を言いますが,面接を必須とするという形については,少なくとも公立大学は,その形で学校推薦,総合型選抜を実施してきているので,この形でまとまればよいと思っています。
面接と言うと,普通には個別面接ですが,ある程度の人数でディベートということもあり得ると思います。それを大きく拡張して,何百人規模で,極端に言うと説明会的なことを実施して,質問を受け付けるという形で面接をしたことにするような,我々が考える面接ではないことで逃げ道とされないかは,ちょっと注意したほうがよいというのが1点目です。
2つ目は,先ほどあったバランスの取れた配点に関してです。面接・小論文等の配点を,仮に50%と高くしたとしても,もし,意図的に面接で差をつけないという行動に出られた場合は,それ以外の個別学力テストのほうで合否が決まってしまいます。これでは状況が年内一般入試と変わらないことになってしまうので,合否判定を面接まで含めて実施してほしいです。その意味で,協議会からのお願い文書のほうには,個別テストの成績が,「実質的に評価・判定の大部分を占めるような選抜の実施は不適切です」と書いてあります。なので,実施要項のどこかに,面接を必ず実施するということに加えて,面接を判定に機能させるといったことを入れないでいいかというのがやや心配なところです。
以上です。
【川嶋座長】 ありがとうございました。
面接が実質評価において機能しないおそれもあるのではないかということと,集団討議と称して,説明会等で面接したことにするような大学もあるやもしれないというような御懸念の御意見だったと思います。
長塚委員,どうぞ。
【長塚委員】 私立中高連の長塚でございます。
実施要項とか,大学側の事情というお話とはちょっと違って,実施要項の中に書いていないことなので,ただ,今,面接の方法論について御意見があったので関連して申し上げたいんですけれども,オンライン面接も含まれる,可能ということになったわけですけれども,面接をする側にAIを導入するというような動きがあるのではないかなと。大量に学力の試験をして,そして判定するという年内入試が今,問題になったわけですけれども,そこに面接もするとなったときに,大量にいかに行うかとなると,AI面接ですと何千何万でも同時にできてしまうようなことがあり得るので,いろいろな考え方はあると思うんですが,本来,面接には人手がかかる,時間もかかるものだということで,年内の時間をかけて丁寧に行う入学者選抜に符合するということで面接が今回,導入されるということになったと思いますので,仮に機械的に大量の面接を行うのであれば,まさに年内に行う必要性もなくなるというふうなことにもなるわけです。
また,今回,面接の中に口頭試問もあるんだよというようなこともちゃんと今回も書かれているわけですが,例えば,フランスやドイツの共通テストのほうでは,口頭試問が必ず行われるということになるわけですよね。受験生の個々人の思考力とか対話力などを,教員あるいは試験官がしっかりと口頭試問で確認することができるようになっているわけです。
そういうこともあるので,今回のこの面接導入というのは,むしろそういう入試に近づける機会になってほしいな,大学としてもそういうふうに捉えていただければ,年内に行える入試の意義が高まるのではないかなというふうに思うわけです。
共通テストが随分後に行われるという,そこがちょっとネックにはなると思うんですけれども,とりわけオンライン面接でAI面接を実施するようなことになってしまうと,新たな不正行為にもつながりかねないのではないかなとさえ思いますので,実施要項中に書いてありませんが,AIによる面接というのは,まずは避けていただくというようなことも促しておく必要があるのではないかなと思ったところでございます。
以上です。
【川嶋座長】 ありがとうございました。
私もその辺を懸念していまして,昨日,日経新聞に,就職の採用活動でAI面接が最近,多く導入されているということで,AIの評価の妥当性とか偏りについて記事が書いてありました。ですから,オンライン・オフラインともに対面というか,人が行うということが基本だと思います。その辺りは大学の良識に任せるしかないのかなとも思いますが。
それでは,柴田委員,いかがですか。
【柴田委員】 今回,一般選抜,総合型,それから学校推薦型,平等に平仄を取った整備をしていただいて,大変すっきりしたと思っておりますし,面接を一般入試のほうにも記入していただいたということは大変ありがたいことだと思っております。
ただ,ちょっと今の長塚先生のお話にもあった口頭試問に関連するかもしれないですけれども,5ページのところにございます小論文・面接・実技検査等の活用という段落の3段目でございます。これは,以前は,2月1日以前,教科・科目に関わる試験についてと同じような小論文がないようにということで釘を刺していたところなんですけれども,今回,明白に面接がマストということになりましたので,そこの,例えば,今お話がございましたような口頭試問等,やっぱり教科・科目についての内容を問いたい場合もかなりあるわけですので,この3段目の記載はもうなくてもいいのではないかなと考えた次第でございまして,御検討いただければと思います。
以上です。
【川嶋座長】 ありがとうございます。
結局,この記載がなくても,今回の改定で聞けるのではということですね。小論文・面接で,教科・科目に関わることを確認できると。
【柴田委員】 教科・科目を突き詰めて聞くという本来の面接の在り方から少しブレーキがかかるのではないかなというような気もしましたので,あえて書かなくてもいいのではないかなと思った次第です。
【川嶋座長】 ありがとうございます。
これまでは2月1日以前は,教科・科目に係る内容のテスト,試験,面接等をしてはいけないということがあったので,そことの矛盾というか齟齬があるというご指摘です。
【柴田委員】 整合性を取っていたんだと思うんですけれども,それが外れて,面接はやりなさいということになったので,その面接の内容として,むしろ口頭試問などで,問答でいろいろと知識を深めていくということは望むべき方向ではないかなとも思いますので,あえてここはブレーキをかけなくてもいいのではないかなと思った次第です。
【川嶋座長】 ありがとうございました。
内田委員,手が挙がっていますが,いかがですか。
【内田委員】 今お話が出た小論文の,それこそ専門科目の問題ですけれども,実は今回の問題が起きたときに,当該大学から,国立大学でかなり専門性の高い数学に関する問題であるとか,あるいは,理科,社会に関する問題が出題されているではないかというふうな事例が突きつけられたわけです。完全に基礎学力を問う内容だから年内に実施してもいいというところの縛りが,その文言を外すことによって,また元に戻ってしまったり,あるいは大学間の言い合いになったりというところが,高校にとっては非常によろしくないことにつながってしまいますので,ぜひバランスの取れた試験になるような形で御対応いただくことがよろしいのではないかなというふうに思っている次第です。
言い始めれば切りのない入試制度ではあるのですが,やはり良識という部分を重視しながら,実効性のある要項にしていただければなというふうに思っているところです。よろしくお願いいたします。
【川嶋座長】 ありがとうございます。
ここの縛りは,恐らく本当に共通テストや一般選抜と同じような試験をしてはいけない,そういうような内容の小論文とか面接をしてはいけませんよという趣旨でここに書かれていたものだと思いますので,今日いただいた御意見を基に,また事務局でいろいろ御検討をお願いしたいと思います。
では,川上委員,どうぞ。
【川上委員】 現在までの議論を踏まえたところで,丁寧に資料を作成していただいて,本当にありがとうございました。
まず,資料1-1で,2ページ目のところが出ますでしょうか。
ありがとうございます。
私大連盟を含めたところで,学校推薦型選抜のただし書のところで,意欲・適性を含めたマッチングが図られていると考えられる非公募型のところの記述を入れていただいて,大変感謝しております。
それから,1ページへ戻っていただいて,総合型選抜のところで,先ほどのただし書のところはないんですが,資料1-4で,これだけ大学入学者選抜協議会のほうから大学長に向けたところで,まず,総合型選抜及び学校型選抜について,「多面的・総合的な評価を時間をかけて丁寧に行うために例外的にその前に実施することが認められております」という前提条件の下で,今までの既成事実のところとして,「変更趣旨を踏まえないものであり,大変遺憾です」というところ。それから,ページを繰っていただいて,60ページの冒頭,書き出しのところで,「総合型選抜及び学校推薦型選抜の本来趣旨に改めて立ち返り,原則として面接を必ず組み合わせて行うこととする変更を行うこととなりました」というこの記述の部分,学校推薦型の選抜の趣旨は理解しているつもりです。総合型選抜のところは,先ほど高校側の信頼,それから大学側の信頼のところで,時期的なところで,共通テストを含めたところで,なかなか実施しないところも実際には存在する。これは私立大学においては,大学の規模,それから地域性のところも当然出てきます。それを踏まえて,総合型選抜のところで,ただし書を入れてくださいというお願いはしにくいところは当然あります。ただ,その中で,今後を踏まえたところで,私立大学連盟の中でも総合型選抜については一部例外措置のところも入れてもいいのではないかなという意見が出ていたことはここで発言させていただきたいと思っております。本当に案のところとして,これをセットで考えていけば,私立大学,多くのところで理解していただけるかなと思っております。
以上でございます。
【川嶋座長】 ありがとうございました。
総合型選抜でも,学校推薦型と同様に例外を認めてもいいのではないかということですが,その際の例外というのはどういう総合型選抜になるんですか。
ここではあくまでも大学と高校との関係の中で,十分に受験生の意欲や適性が確認できているという趣旨で書かれていると思いますけれども。
ほかの委員,いかがですか。ほかの委員,いませんか。
横浜国立大学,梅原先生,お願いします。
【梅原委員】 国立大学協会からでございます。
前回も同じ発言をしましたので,そこは繰り返しませんが,面接についてでございます。国立大学協会としては,経過措置期間である令和11年度の選抜までに各大学に適切に導入していただくという方向性を申し述べておきます。
以上でございます。
【川嶋座長】 ありがとうございました。
ほかの委員の方,御意見ございませんか。
具体的に面接でいろいろ抜け道はこちらで考察して,もぐらたたきのようにということになってしまうので,本当に先ほど私も言ったように,あとはもう大学の良識にお任せするしかないのかな,というふうには思います。その意味で,先ほど,協議会からこういう文書を発出するということになっているわけですが。
特にほかの委員,ございませんでしたら,少し私だけ気がついたことをお話しさせていただきたいと思います。
1点は,柴田委員がずっと長年おっしゃっていたフライングの件です。先ほど御紹介された報告の中にあった令和7年度の分析報告書を見ますと,少数ながらですけれども,総合型選抜,学校推薦型,それから一般選抜でも,やっぱり決められた時期より前に募集や試験を始めている大学があるというデータが出ておりました。これについては,何かペナルティ云々かんぬんというお話がずっとありますけれども,その辺りは,今回の資料1-4の中に少し文言を加えるのかどうかということです。ちゃんと選抜実施要項を遵守してくださいということで,そういうような文言を入れてはどうかということ。
あと,1点,学校推薦型ですけれども,これも今お話しした実態調査によると,私立大学だけなんですけれども,令和7年度の入学者のうち,推薦入試で入学した学生の比率が39.9%,大体4割が学校推薦型で私学の場合は入学している。一般選抜で入学した学生よりも上回っている。さらに,学校推薦型で入学した学生のうち,附属学校と指定校から入学した学生さんは約4分の3ということで,私学の場合は学校推薦型で,特に附属や指定校推薦で入学してきている学生の割合が非常に増えているし,多いということなんですが,幾つかの大学の入試要項を調べると,附属学校は言うに及ばず,学校推薦型の入試についての情報がほぼ第三者では見られないという,指定校推薦だから指定校のほうだけに情報が流れればいいというお考えがあるのかもしれませんけれども,選抜実施要項,資料1-2の8ページ目の募集要項,下のほうにありますけれども,ここには,「各大学は,アドミッション・ポリシー,募集人員,出願要件,出願手続,試験期日,評価方法,試験場,入学検定料その他入学に要する経費の種類・額やその納入手続・期限など入学志願者が出願時に必要な事項を決定し,それらを記述した募集要項を令和8年12月15日までに発表する」とあります。推薦入試,指定校推薦における,あるいは,附属校の高校生の方にはその情報がいっているのかもしれませんけれども,一方で,10ページの入試情報の取扱いの(2)のところで,各大学は,入学志願者に対し,大学案内,大学説明会等により,入試方法等の情報の提供に努めるというふうに書いてあるんですが,その募集区分の志願者には情報はいっているのかもしれませんけれども,社会一般からはなかなか情報公表されているとは言い難いので,指定校の要件とか,どこの高校に指定を出しているのかとか,そういうところはなかなか機微にわたるので難しいのかなと思うんですけれども,やはり入試の透明性とか公平性ということを考えたら,その辺りも,ぜひ今後,公表については何らかの取組をしていただきたいと,個人的に,いろいろこれまでの調査とか実態を見て感じたところでございます。
ほかに,この令和9年度大学入学者選抜実施要項(案)について,御質問,御意見がある方はございませんでしょうか。
小川委員,どうぞ。
【小川委員】 どうぞよろしくお願いします。
産業の立場から,毎回同じようなことを発言させていただいておりますけれども,本当に今回,分かりやすく丁寧にまとめていただきまして,ありがとうございました。
やはり産業のほうでそれぞれの専門学科で勉強している生徒たちは,面接を入れていただいて,3年間,学校でいろいろ取り組んだ内容についてをバランスよく見ていただくということが非常に重要なことになっていくと思います。
一部の学校については,年内で推薦で決まったとしても,共通テストまでしっかり指導して,3学年全員に共通テストを受けさせているという事例もございますので,そういうような取組もしているというところでお分かりいただきたいと思います。ぜひ今後も専門学科で学んでいる生徒を大切にし,地域が廃れないような状況をつくっていかなければいけないと常に思っておりますので,御理解いただければと思います。
本当にありがとうございました。
以上です。
【川嶋座長】 御意見ありがとうございました。
ほかの委員,まだ御発言のない委員,御意見ございませんか。
【沖座長代理】 よろしいですか。
【川嶋座長】 沖委員,どうぞ。
【沖座長代理】 沖でございます。
今までいろいろ先生方から重要なことを幾つも御指摘いただいて,なかなか全体をまとまるのが大変だったのかなと思いつつ,いろいろ御意見をいただいて,方向性としては,非常にいい方向へいっているんだなというふうに思います。
今後,最初のところで西郡先生にたしか御指摘いただいていましたけれども,特に,今,9月1日に募集を始めて,共通テストを使うと,実は半年近く入学決定が決まらないというのが総合型選抜の一部では起こっています。もちろんその中でいろいろな丁寧な選抜を行うというのは今回の御提案なわけですし,それ自体は非常に納得感の高いものである一方で,それ自体が,やはり私の所属している大学も加害者側に当たるので非常に悩ましいんですけれども,そのスケジュールそのものを中長期的には考えないといけないのかなということがあります。
あるいは,共通テストを課すということ,原則はその方向だったような気がするんですけれども,一方で,なかなか今の,今回,特に問題になっている年内入試が,学力テストの面で非常にばらばらに試験を行うということを認めてしまっているといます。面接等は,当然,個別に見ないといけないのは当たり前である一方で,基礎学力をどうはかるかということを中長期的にはちゃんと見ないといけないというふうに思うところを,もう一度ここで発言させていただければというふうに思いました。
もう1点,非常に悩ましい御指摘を先ほど川嶋座長から御指摘いただいているのは,附属,系属というふうに我々が呼んでいるような学校,あるいは指定校という制度,指定校の推薦制度は,基本的には専願ということになっていて,その場合に,どういうような要項あるいは基準,そもそも指定基準といったことをどのように公表するかというのは,特に大規模な,また選抜性の高い私立大学では,非常に悩ましい問題として受け止めているところがあります。
公募制であれば,当然,公表しないと逆に話としておかしいということになりますけれども,指定校推薦の場合に,実はこれを公表すると,一部の地域などでは,指定校になるための高校間競争が激化する,それが結果的に高校生にいろいろな影響を与えるということが現実にもう知られておりまして,見えないところでいろいろなトラブルが起こっているということも,実は共有しておいたほうがいいのかなというふうに思います。
情報を透明化していくということは,原則としてはおっしゃるとおりである一方,なかなか現実には簡単にはいかない部分が一部にある。どの程度まで公表し,あるいは悪影響を及ぼすものについては,きちんと公表するのではないという考え方も全体として見ていく必要があるのかなと思いましたので,あえて申し上げました。
以上です。
【川嶋座長】 ありがとうございました。
前半のお話は,共通テストを課さずに総合型選抜,学校推薦型で合否を決めている国立大学等がございますが,一方で,個別で作問しなければいけないということで,これまでも基礎学力の実施が2月1日以前で認められたケースでも,出題ミスとか,採点ミスが学校推薦型とか総合型選抜でありましたと公表する大学は幾つかありました。ですから,沖委員がおっしゃりたいことは,何らかの形の共通テスト等が必要ではないかということで,これは本当に中長期的に,一時,高大接続改革の中でも議論がございましたが,フィージビリティの点で少し課題があるということで先送りになっている状況かと思います。
2点目については,確かに,特に受験競争の早期化が起きてしまう可能性も,指定校の高校に入るために中学校,小学校,受験競争するということも起きますので,なかなか難しい問題かと思います。
柴田委員,どうぞ。
【柴田委員】 すみません。変なことを思い出してしまいました。沖先生の話を聞いていると,以前,高大接続改革の在り方委員会でも出ていたと思うんですけれども,やはり基礎学力を大学として把握するために高大接続テストという構想があったときに,これが現在では高校生のための学力カルテですか,診断というような形で,そちらのほうで……。
【川嶋座長】 高校生の学びのための基礎診断。
【柴田委員】 だったと思うんですけれども,それはしばらくしたら再度検討するというようなことになっていたと思うんですが,その後,それが活用できるような状況になっているのかどうかということをお教えいただければと思いますが,いかがでございましょうか。それが活用できるのであれば,大学としても非常に参考になると思っておりますし,高校のほうもそれほど負担なく実施なさる制度だと理解しておりましたので,いかがでございましょうか。お教えいただければと思います。
【川嶋座長】 聞くところでは,だんだん少なくなっているとかという話がありましたけれども。
では,内田委員,どうぞ。
【内田委員】 今の話題ですけれども,ずっと話としては出ているんですが,実際に文科省が民間に委託をする形で,しかも事業者が複数にわたる形で,それを公平公正の観点から,大学入試に活用するということは非常に難しいことだというふうに認識しておりますし,そもそも入試に関わるものを高校の早い段階でやるということについては,高校教育に大きな影響を与えるという観点からは非常に難しいところがあります。
大学入試というのは,大学から高校に向けた一つのメッセージであるというふうに捉えておりまして,それぞれの大学が高校生にメッセージを出していただくという意味からも,やはり大学の入学者選抜の問題は,我々も常に見ながら指導を行っております。高校で基礎学力をしっかりつける上からは,あまり早期にというところをお考えいただくのは高校側としては適切でないというふうに考えておりますので,付け加えさせていただきます。よろしくお願いいたします。
【川嶋座長】 ありがとうございます。
高校生の学びのための基礎診断は,複数の業者,複数のテストが,文科省が認定するという形で実施されていますけれども,最初の頃は入試には使わないという前提条件で導入されたと思いますが,もし事務局のほうで,現状,分かることがございましたら。ありますか。
【田島大学入試室長】 事務局でございますが,今,内田先生のほうからお話がございましたとおり,あと,川嶋座長からも今お話がございましたとおり,複数の民間事業者から御提案をいただいたものを,必要な要件を満たしているかどうかというところを文部科学省のほうで見させていただいて,それをお勧めするというような仕組みに現在なっておりますけれども,この仕組み自体が,大学入学者選抜には使用しないという前提でできている仕組みになっておりますので,今の仕組みをそのまま大学入学者選抜に使えるのかどうなのかという問題は,今,内田先生のほうからもお話がございましたけれども,実際の実態等もよく見ながら,かなりそこは慎重に見極めないといけないのかなというふうな印象は受けております。
【川嶋座長】 ありがとうございました。
ほかに。
【柴田委員】 よろしゅうございましょうか。
【川嶋座長】 柴田委員,どうぞ。
【柴田委員】 大学としては,例えば,英語の資格試験と同じように,受験した方の参考資料として,もし使わせていただけるのだったら,参考になるのではないかなという考え方もあるわけでございまして,ぜひまた御検討いただければと思っております。
以上です。
【川嶋座長】 ありがとうございました。
島田委員。
【島田委員】 島田です。よろしくお願いいたします。
選抜実施要項の変更点,丁寧にまとめていただいて,どうもありがとうございました。議論の結果をよく酌んでいただいて,私としては,大変よかったと思っているところです。
先生方のお話を聞く中で幾つか考えたことがあります。それは,せっかくできた一般選抜,総合型選抜,それから学校推薦型選抜のルールなので,これにさらに例外をつくるのかどうかということです。確かに,今,3種類の入試があって,評価が多面化しているというのは大変いいことですけれども,各大学は別にこの3種類を必ずやらなければいけないわけではないので,無理せず,できる範囲でやったらいいのではないかと考えます。ということで,あれこれと例外を増やすよりも,ルールにのっとってやることをまずお考えいただくことがいいかなと考えました。それが1つです。
もう1つは指定校推薦の内容の公表の仕方についてです。現在のところ,募集要項がフルに公表されていない場合が幾つかあるというお話でしたが,そういう場合でも,入試字体は恐らくは選抜実施要項のルールに従ってなされているものと信じます。だとしたら,公表できるところはあるのではないか。機微に関わることで,これを公表したら本当にまずいというところは除いて,公表できるところは公表するというような形で,少しでも透明性を図れないものかなと考える次第です。
以上です。
【川嶋座長】 ありがとうございました。牛木委員,どうぞ。
【牛木委員】 入試センターの牛木でございます。
この選抜実施要項については,非常に論点が整理されて問題はないと思いまして,私も賛成でございます。
一方で,今の中で少し出てまいりましたけれども,年内入試が,これで増えてくるというか,それは,例えば,今,大学入試センターの受験者数が49万人,70万弱人ぐらいの受験生の中のそれぐらいでございます。年内入試で,つまり,先取りしたいのは分かるけれども,半分以上が共通テストを使わなくなっていくというふうになると,共通テストの意味がだんだん分からなくなっていくのではないかなということを危惧しております。もともと共通テストは,高校段階での基礎的な学力の達成度を把握するものでもあり,それから,大学の教育を受けるために必要な能力を把握するためというものなので,これが上のほうを取るだけではなくて,下のほうというか,基礎学力を見るためにも使うべきものなので,そういう意味では,年内入試だろうが,一般選抜だろうが,上手に使っていただいて,ここを今の高校の基礎学力の確認,それから大学でやれる能力というところに使っていただかないと,共通テストの人数が減るということは,経営的にも,もちろん質が下がる可能性がありますので,ぜひその辺は今後の課題として御検討いただけたらと思います。
【川嶋座長】 ありがとうございました。
内田委員,どうぞ。
【内田委員】 すみません。度々失礼いたします。
共通テストの問題,非常に良問で,しかも新課程になってから,より考える問題が導入されております。いろいろな意味で,特に国立大学を中心として,総合型選抜,あるいは学校推薦型選抜でも,共通テスト受験を義務づけているところ,私立大学でも,かなり有名大学を中心に共通テストを義務づけているところがございますので,非常にそういった面では,時期を今の時期でやっていただいた上でお考えいただくというところは有効かと思います。
一方で,一部の大学が想定されている基礎学力は,さらに基礎の部分になりますので,そういったところは,学校,大学の実態に合わせて実施をしていただくことがよろしいかなというふうに思います。
さらに,先ほど柴田委員のほうから話が出ました民間のやっているテストではございますけれども,学校単位,あるいは自治体単位の受験に現在なっておりまして,個人で受けるというような資格検定の形ではございませんので,なかなか高校として,そういったところを推進する現状にはないということを改めて付け加えさせていただきます。よろしくお願いいたします。
【川嶋座長】 ありがとうございました。
それでは,松田委員,どうぞ。
【松田委員】 室蘭工業大学の松田でございます。
一応,国大協でもよく入試の話をするので,今回の話もこっそりいろいろその近い話はするんですけれども,よく出るのは,結局,今の制度自体をそろそろ考えないといけない時期なのではないだろうかねという話がよく出てきます。先ほどお話が出ていた時期の問題,共通試験に代わる,昔,安西先生の高大接続の辺りで出ていたあの話なども多分同じバックグラウンドで出てきたものだと思いますけれども,基礎学力試験みたいなものですよね。ああいうものなどの考え方というのは,多分同じ問題意識から出ていたんだと思うんですけれども,年内入試がかなりシフトしている今,ああいう考え方,先ほど内田先生からは,それはそれで高校のほうにかなりひずみが来るというお話でしたけれども,入試のところだけを考えると,やっぱりそういう考え方,もう1回,少し長期的に抜本的な入試制度そのものの見直しみたいなものをそろそろ考えるのは,多分この選抜協議会が一つしかないのかなと思っているので,今回の要項については,非常によくまとまっているし,対症療法としてはもうこれでいいと思いますけれども,もっと大枠の話をそろそろ考える時期かなというふうに思っております。
高校ではなくて大学だけの話を考えると,もう一つ,やはり18歳人口,若年人口が急減している今,実は,大学の入試でいうと,それ以外,例えば留学生ですとかシニアに対するものは個別に全然違う考え方でやっていますけれども,それでいいのかという感覚も,要するに,ある程度一緒に,同じ考え方で一緒の流れの中でやっていくべきものはないだろうかというふうなことも大学側の視点からはあったりするので,それは,要するに,入試制度全部の考え方ですよね。そういうものについて,今後,多分この協議会がそういう起点になるようなものかなと思ったので,今回の要項の話とはちょっと外れますけれども,そろそろそういう考え方,見直しというような議論が始まってもいいのかなというふうに思いました。
以上でございます。
【川嶋座長】 ありがとうございました。
入学者選抜協議会は,暗黙の前提として高校からの進学者を前提にいろいろ高校と大学の関係を議論していますが,そういう非伝統的な入学者,留学生とか社会人とか,そういうところも含めて,大学側の観点からすると,入試をどう考えるかという議論が必要ではないかという御意見だったと思います。
内田委員,どうぞ。
【内田委員】 何回も失礼いたします。
こういった議論になりますと,必ず入試の制度,早期化というところについて話題になることは重々承知しておるんですけれども,今回御検討いただいているのは,やはり高校教育がどんどん前倒しになって,学習指導要領で定められたような高校での学びが確保できないというところが大きな課題であると。入試が前倒しになるということは,今でさえカリキュラム・オーバーロードの状態になって,様々教育活動に支障が出ているところからお考え直しいただきたいという趣旨で御検討いただいているわけで,大学がやはり就職活動等で研究活動,あるいは大学のカリキュラム上,困っていらっしゃることと,高校が今抱えている問題は同一であるという認識から御検討いただくことが適切かなというふうに思っている次第でございます。
共通テストも含めて,時期を早めていただけないかという話は常に議論として出てくるんですが,それを言い始めると切りがない状況になるということは,改めて申し伝えたいと思います。よろしくお願いいたします。
【川嶋座長】 ありがとうございます。
ほかに御意見ございますか。よろしいですか。特にございませんか。
それでは,改めて全体を通して何か追加の御意見,御質問があったら承りますが,いかがですか。要項以外のことで,先ほどの報告書の件とか,ないですか。特にございませんか。
複数の委員から,今後の中長期的な入試制度を考えるべきだという御意見も出ましたし,また要項についても幾つか御意見をいただいております。今後,次回の協議会までに,今日いただいた意見等も含めて,改めて令和9年度の選抜実施要項の必要な箇所は修正等をしていただいて,次回,5月15日ですか,そこで最終的に令和9年度の選抜実施要項については決めたいというふうに考えております。引き続き議論のほど,よろしくお願いしたいと思います。
それでは,最後に,その他として,事務局より今後の予定などをアナウンスをお願いします。
【田島大学入試室長】 事務局でございます。
次回は,5月15日金曜日,10時から12時の開催を予定してございます。
なお,今,川嶋座長からございましたとおり,5月15日でまとまれば,それで一旦,要項については取りまとめていただくことを想定しておりますが,もし引き続き議論が必要な事項が生じた場合の予備日といたしまして,5月22日金曜日,10時から12時も確保をお願いしているかと思います。お忙しいところ申し訳ございませんけれども,この点もどうぞよろしくお願いいたします。
本協議会は,開催日,いつ行っているかということを含めまして,審査の過程は非公開となってございます。未決定の情報が報道されることは受験生にも混乱を招く懸念がありますので,審議において知り得た情報につきましては漏えいすることのないよう,委員限りとしていただき,情報の取扱いに御留意いただきますようお願いいたします。
本日傍聴いただいている各団体の事務局におかれましても,同様に御留意いただきますようお願いいたします。
本日の会議資料につきましては,議事概要と併せまして,実施要項が各大学に通知された後に文部科学省ウェブサイトにて公表することを予定してございます。
なお,会議の内容につきまして,委員の皆様方に問合せ等があった場合には,事務局に御連絡いただけますと幸いでございます。
その他,お気づきの点や追加の御意見等がございましたら,事務局まで個別に御連絡をお願いいたします。
以上でございます。
【川嶋座長】 ありがとうございました。
改めて,全体を通して何か御意見等がございましたら承りますが,いかがですか。特にございませんか。
それでは,これにて本日の会議は終了としたいと思います。本日は,御多用の中を御出席いただきまして,誠にありがとうございました。
── 了 ──