令和8年3月30日(月曜日)15時半~17時半
川嶋座長、内田委員、梅原委員、大橋委員、小川委員、沖委員、川上委員、澤辺委員、柴田委員、島田委員、長塚委員、松田委員、安井委員、山口委員
石橋大学振興課長、田島大学入試室長 他
【川嶋座長】 それでは,予定の時刻になりましたので,ただいまより大学入学者選抜協議会の第21回を開催したいと思います。委員の皆様におかれましては,この年度末の御多用の中,お集まりいただきまして誠にありがとうございます。
既に予告はしておりますけれども,本日の議題は1つ,大学入学者選抜における試験運営に関するワーキンググループについて。2つ,令和9年度大学入学者選抜実施要項に関する主な検討事項について。3番目,その他となっております。
まずは事務局から資料の確認等をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
【田島大学入試室長】 事務局でございます。本日の資料について確認をさせていただきます。
資料につきましては,議事次第に記載のとおりでございますが,配付資料,資料1-1として,大学入学者選抜における試験運営に関するワーキンググループの設置について(案)。資料1-2といたしまして,大学入学者選抜及び大学院入学者選抜における不正行為の防止について(依頼)(令和8年1月19日事務連絡)。資料2といたしまして,令和9年度大学入学者選抜実施要項に関する主な検討事項。参考資料1といたしまして,大学入学者選抜協議会の設置について。参考資料2といたしまして,令和8年度大学入学者選抜実施要項。参考資料3といたしまして,大学入学者選抜実施要項の趣旨を踏まえた適切な大学入学者選抜の実施について(意見書)。参考資料4といたしまして,高校教育改革に関する基本方針(グランドデザイン)。参考資料5といたしまして,令和8年度大学入学共通テストの実施について。参考資料6といたしまして,大学入学者選抜における公正確保について(通知)を入れさせていただいております。
資料について,もし乱丁,落丁等ございましたら事務局までお申しつけをお願いいたします。
続きまして,本日の会議運営につきまして御連絡申し上げます。本日はハイブリッド方式での開催となってございます。オンラインで御出席の委員の皆様におかれましては,御発言の際は挙手ボタンを押していただきまして,指名された後に御発言をお願いいたします。また,聞き取りやすい御発言,資料参照の際の該当ページのお示し,ハウリング等を避けるための指名後のミュートの解除,発言後のミュート戻しなど,円滑な会議運営に御協力いただければ幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
【川嶋座長】 室長,ありがとうございました。
それでは,初めに,今年の1月に実施した令和8年度大学入学共通テストについて,大学入試センター,山口理事長より御報告をいただきたいと思います。
山口理事長,よろしくお願いします。
【山口委員】 大学入試センター理事長の山口でございます。
参考資料5,通しページ,57ページをお開きください。そこからは令和8年度,この1月に実施した8年度の大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト,この実施結果の概要を示してございます。
1ページおめくりいただきまして,58ページには,本年1月17・18日に行った本試験についての実施結果を示してあります。まず,受験予定者数ですが,志願者総数が49万6,237人と前年比で1,000人強増えております。結果として受験した数は,そこに記載のとおり46万人強,前年度比で2,000人強増えております。試験場数は昨年とほぼ同程度,650の試験場にて実施しております。
その実施状況が,下に大きく4項目,整理して示してございます。
まず,繰下げ対象者についてですが,例年あることですけれども,交通機関の遅延等によって試験開始時刻を繰り下げた対象者人数が右側に示してあります。前年度の実績が括弧書きで示してありますが,今年度,1月に行った令和8年度入試では,13大学1,788人と人数的にかなり大きくなっています。それは左側の文字で書いてあるところの2行目です。1大学で試験場単位,試験場全体で繰下げを実施したことから,その1大学で1,741人が対象になったということから増えているということで,繰下げによる大きな影響はなかったというふうに捉えております。
それから2番目,再試験対象者ですけれども,これについては理由は様々ですが,静穏な環境が保持されなかったことや誘導員の誘導誤り等で,6大学で再試験の実施を決定しております。116人が対象となりました。
そして,リスニングの再開テスト対象者は昨年度より若干増えて73人。
それと不正行為については,その下にありますようにスマートフォンの使用,ほかの受験者の答案ののぞき込み等々で7人,これも若干増えておりました。
続きまして,59ページを御覧ください。こちらは1週間後の1月24日・25日に行われた追再試験の実施結果概要です。
まず,受験予定者数は総数で1,065人,内訳として,追試験受験許可者数が969人,再試験受験希望者数が96人です。追試験の許可の理由ですけれども,新型コロナウイルス感染症はかなり落ち着いて34人と大幅に減っております。一方,心配されたインフルエンザは,やはり多くて300人強おりました。そして,その他疾病も287と大きくて,結局969人と,若干前年度より減ったものの,それなりの数で推移しているという状況にあります。そのうち受験した者の数は911人,試験場数は,追試験6,再試験5で合計11でした。
それで,交通機関の遅延による繰下げ対象者は3人2大学ということで,今年は僅かながらあったということです。こちらも順調に終えることができたと思っております。
さらに60ページを御覧ください。
60ページからは,2月5日にプレスリリースをしたもろもろの資料一覧を次のページ等々で示してあります。平均点であったり,もろもろがありますので,ここでは説明を省略させていただきますけれども,得点調整をせずに済んだとかありますが,現在,試験問題の分析評価をして,その報告書を作っている最中でして,そういったものの点検結果をフィードバックして,よりよい試験問題の作成に努めていくということで予定しております。
以上,大変簡単ですけれども,令和8年度共通テストの実施結果の報告でした。ありがとうございました。
【川嶋座長】 山口理事長,御説明ありがとうございました。
では,ただいまの令和8年度の大学入学共通テストの実施状況の御説明について,何か御意見,御質問がありましたら,挙手ボタンないしは手を挙げてお知らせいただければ御指名させていただきます。
いかがでしょうか。特にございませんか。
山口理事長,ありがとうございました。
【山口委員】 ありがとうございました。
【川嶋座長】 それでは,続きまして,議題の1に入りたいと思います。
議題1は,大学入学者選抜における試験運営に関するワーキンググループについてです。この件につきましては,事務局より資料の説明をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
【田島大学入試室長】 では,資料の説明をさせていただきます。
まず,先に資料1-2,3ページを御覧いただければと思います。こちらは大学入試室のほうから本年1月19日に各国公私立大学,それから大学入試センター宛てに出させていただいた事務連絡になっております。この事務連絡は臨時で出したものでして,大学入学者選抜及び大学院入学者選抜における不正行為の防止についてということで依頼をさせていただきました。
先ほど山口理事長から御説明がございましたように,本年行われた大学入学共通テストにおきまして,受験者が電子機器類,スマートフォンを用いて不正行為を行っていた事案が発生したところです。また,これ以外に大学院の入学者選抜におきまして,別人が受験者になりすましてオンライン面接を受験した疑いが強い事案,いわゆる替え玉ということになりますけれども,こちらが報道されているということでございます。このような状況を踏まえまして,各大学におかれましても,改めて不正行為の防止のための対策をお願いしたいということで,基本的に今まで要項のほうにも記載しているところですけれども,試験時間中に使用することを認めていない通信機器の持込みについては,電源を切らせるとかかばんに収納させること。試験監督者が巡視を円滑に行えるように配慮することや,巡視時に注意を要する観点,手の位置や受験者の目線等,こういうものを踏まえて,監督者等に情報共有をお願いしたいと。
また,受験票等の写真と照合を行うことによって本人確認を徹底したり,疑わしい場合にはさらなる追加の身分証明書の提示をお願いするなどの措置ということを検討いただきたいということをお願いしました。
また,不正行為が発生した場合には文部科学省のほうに御連絡いただきたいということもお願いしたところでございます。
このような事案の発生を受けまして,資料1-1のほうに戻らせていただきますけれども,資料1ページ目,このたび,大学入学者選抜協議会の下に大学入学者選抜における試験運営に関するワーキンググループというものを設置してはどうかと考えております。
設置の趣旨といたしましては,大学入学共通テスト及び各大学の学部及び大学院の個別選抜におきまして,通信機器の悪用や別人による受験者へのなりすまし等による不正行為が発生したということを受けまして,試験を実施する各大学が実現可能な対応方法を検討するためにワーキンググループを設置するということとしてはどうかということでございます。
協議事項につきましては,このような不正行為の防止策,その他,試験運営に関して必要な事項といたしまして,実施方法につきましては,協議会構成員の中から座長が指名するとともに,必要に応じて上記の者以外の者にも協力を求めるということで記載させていただいております。
設置期間につきましては,来年3月末までということで,一旦,約1年間という期間にさせていただいておりまして,このワーキンググループの協議結果につきましては,協議会に御報告をいただくということを考えております。
資料1-1の2ページ目のほうに,具体的なワーキンググループの委員名簿の案も掲載させていただいているところでございます。
このワーキンググループにつきましては,令和4年のときに発生をいたしました大学入学共通テストあるいは個別選抜における不正行為の発生に伴うワーキンググループの設置を参考にさせていただいて,基本的にはそれと同様の枠組みで今回も御協議いただくということを予定しておりますけれども,前回は基本的には学部の入試だけを想定していたわけですが,今回,大学院入試における不正が明らかになったということを受けまして,今回は大学院入試まで射程を明確に入れた上で,どのような対応が必要かということについて御検討いただいてはどうかということでございます。
結論につきましては,基本的には令和9年度の要項の中に最終的には盛り込んでいただくということを想定しているところでございます。
事務局からの説明は以上でございます。
【川嶋座長】 室長,御説明ありがとうございました。
ただいまの大学入学者選抜における試験運営に関するワーキンググループの設置について,御説明がございましたが,この件に関して御意見,御質問ある方は挙手ボタン等にてお知らせいただければ,こちらで指名させていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。
昨今いろいろな大学で,日本だけに限りませんが,身代わり受験とか,いろんな機器を使った不正行為がどんどん増えており,それへの対応を具体的に考えていただくというワーキングですけれども,いかがでしょうか。御質問,御意見ございませんか。よろしいでしょうか。
それから,構成員についても2ページ目に具体的に書かれております。今,構成員予定メンバー表が出ております。よろしいでしょうかね。
特に御質問,御意見,ないようでしたから,この資料1-1及びその裏側のメンバー表案にあるとおりにワーキンググループの設置をお認めいただいたということにさせていただきたいと思います。
ちなみに,設置期間,今ここ空白になっていますけれども。
【田島大学入試室長】 これは本日,この協議会で設置を決定いただくということで,この後,さらに省内で決裁を取りまして,その日付からということになるかと思います。
【川嶋座長】 分かりました。
それでは,ワーキングの委員に予定されている先生方,よろしくお願いしたいと思います。よろしいでしょうか。
それでは,この議題1については以上で終わりたいと思います。ありがとうございました。
それでは,議題2に入りたいと思います。本日のメインかもしれませんけれども,令和9年度大学入学者選抜実施要項に関する主な検討事項についてでございます。これに関する資料についても,事務局,石橋課長のほうから御説明をお願いします。
【石橋大学振興課長】 ありがとうございます。大学振興課長の石橋でございます。本日もよろしくお願いいたします。
資料の2を御覧いただければと思います。
資料の2でございますけれども,まず,最初のところで背景,課題というふうに書かせていただいておりまして,今回の要項の改定に当たって,この議論を避けて通れないということで事務局から整理をさせていただいたペーパーとなります。
まず,背景のところでございます。御案内のことを書かせていただいたんですけども,やはり入試そのものに関しましては,その大学に入って学習をしていくに足る適性があるかということを確認していただいているものではございますが,その前提として,初中段階における「知識及び技能」,「思考力,判断力,表現力等」,「学びに向かう力,人間性等」という資質・能力をきちんと確認をすることは必要だということは,もうここにいらっしゃる先生方,御理解いただいていることかなと思っております。
その上で,課題というところでございますけれども,一般選抜のほか,やはり総合型,それから学校推薦型という入試区分があるわけですが,総合型におきましては,最初のポツに書いておりますが,詳細な書類審査と時間をかけた丁寧な面接等を組み合せつつ,志願者本人の記載する資料を積極的に活用し,入学志願者の能力・意欲・適性等を多面的・総合的に評価するというものでございますし,学校推薦型選抜はその下でございますが,調査書を主な資料としつつアドミッション・ポリシーに対応する学習歴や活動歴を踏まえた学力の三要素に関する評価を行った出身高等学校長の推薦書に基づき評価を行うということでございまして,この2つの入試に関しましては,時間をかけた丁寧な選抜を行うとともに,受験者が不合格となった際に一般選抜を受験することができるよう,総合型に関しては9月以降,学校推薦型に関しては11月以降に出願を可能としているという大前提の確認でございます。
昨年のときもそうでしたけれども,現在問題になっているのは,専ら学力検査の成績によって合否を決定しているものがあって,やっぱり時間をかけた丁寧な選抜になっておらず実質的な一般選抜の前倒しということで,これは高校側のみならず,大学側の関係者の方々からも,やはり課題があるというふうに御指摘いただいたのが前回の協議会の議論だったと認識をしております。
やはり総合型,学校推薦型は,本来の一般選抜とは異なる方法で,多様な入学志願者の能力・意欲・適性等を丁寧に見取っていただくということと,やはり一般選抜よりも大きくマッチングをやっていくために必要だということで,今や多くの大学が取り入れてくださっておりますし,この中で,例えば文理横断・文理融合教育を通じた課題解決力の涵養にもつながっているところがあるというふうに考えております。
次のページに行っていただきまして,今回の要項における対応案ということで示させていただいております。
まず1つ目でございますが,これも言わずもがなで,あまり明記されてなかったところではあるんですけども,今回,総合型や学校推薦型が何なのかということが曖昧になってきているようなところもございますので,早期に出願可能な趣旨ということを明記することと,総合型選抜では入学希望理由書等の志願者本人の記載する資料,学校推薦型選抜では高等学校長の記入する推薦書の評価は必須とまずしてはどうかというふうに考えております。
それと加えてですけれども,やはり多面的・総合的に見ていく丁寧な入試方法ということがこの総合型,学校推薦型でございますので,この真ん中のところで,2つ目の黒丸の2行目でございますけれども,志望する学問分野に対する意欲や適性等に係る面接,面接の中にはディベート,集団討論,プレゼンテーション,口頭試問等を含む,オンラインも可ということで,面接による評価を原則必須としてはどうかという御提案でございます。
下の※を見ていただきますと,実は各大学,そんなにやっていないかというと逆でございまして,総合型の場合は大学で92.6,短大は96,学校推薦型においても77.4が大学で,95.6が短大ということで,多くの大学は実は実施していただいているという状況でございます。
そのような形で,まず原則必須としてはどうかという御提案なんですけれども,2点,留意点があるかなと思っておりまして,それをaとbに書かせていただきました。
aは,高等学校との緊密な連携等により,もう既に人物に関して面接をしなくても十分に把握できているというようなこと,例えば附属高校からの推薦等ですね。今日,またほかに御意見ありましたらおっしゃっていただければと思いますけれども,それは面接必須の例外としてはどうかということでございます。また,この例外が必要か,必要じゃないかということも御意見いただければというふうに思います。
それから,bでございますけれども,これまで実は関西圏においては,長らくこのような公募型の学校推薦という,それも整理が必要なものにはなっておりますけれども,そういう入試が行われてきておりまして,高校生のほうも,これを1つの自分たちの入試,どういうふうに受けていくかということを組み立てる中に位置づけられてきているという現状もございますので,やはり経過措置として,令和8年度選抜で既に実施されていたものは,令和9年度選抜から面接を導入することが難しいというふうに判断した場合には令和11年度からやるということでどうかと。ただ一方で,まだやっていらっしゃらないところが来年度からやるということは駄目というふうに整理してはどうかということでございます。
3つ目でございますけれども,どのような配分で判定に活用するかということは,バランスの取れたという整理でどうかということが御提案でございまして,その後,また,これからは,やはり言語能力とか数理的思考力の育成というものも十分配慮するということも,これは文部科学省が今取り組んできている1つでもございますので,書かせていただいていることと,最後でございますが,この要項を遵守ということはずっとこの協議会でも御議論いただいてきたところでございますが,もし遵守できていないというような場合に何らかの措置を講じる必要があるのかというこの点についても,今日御意見をいただければと思っております。
今日ここに書かせていただいた5点は,どれも御意見を賜るべきところと考えておりますので,この後,先生方から御意見頂戴できれば大変ありがたいと思っております。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
【川嶋座長】 石橋課長,御説明ありがとうございました。
この件は本協議会でも一昨年,昨年と,ずっといろいろ議論を重ねてきた点でございます。それぞれのお立場からいろいろ御意見はあるかと思いますので,ただいまの説明と今後の方向性,対応案について,御意見がある場合は挙手をお願いします。
ではまず,内田委員,どうぞ。
【内田委員】 御説明ありがとうございます。非常に重要なポイントだというふうに考えておりまして,昨年度,全高長としても,中高連さんも,大学側がお約束を守る上で,総合型選抜において基礎学力検査を高校教育に影響を与えないというところの条件付で認めるということの御提案を受けて,それを了承した形になっております。
まず,この案が出てきたということについては,後ほど述べさせていただきますけれども,まず,この協議会の場で,一部の大学が実施する早期の学力検査の選抜がよろしくないんだという確認をしていただければと思います。よろしくお願いいたします。
【川嶋座長】 内田委員の御発言の御趣旨は,いわゆる年内入試で基礎学力検査を課すことがよろしくないという,そういう御意見ですかね。
【内田委員】 いえ,早期選抜につながるような選考方法が,今までも,各大学から出ていらっしゃる委員の先生方,これはよろしくないんだということは確認されていると思うんです。発言のところからはされていると思うんです。基礎学力検査がいけないというよりは,今まで,文科省より出される大学入学者選抜の実施要項の趣旨が生きていない,ないがしろにされるような選抜の実施がよろしくないんだという確認はされているかと思うんです。その確認をこの場で再度する必要があるんだというふうに思います。ぜひお願いできればと思います。
【川嶋座長】 総合型選抜ですと,9月選抜開始で合格発表が11月以降,推薦型は合格発表が12月以降という形になっているのですが,それ自体がよろしくないということなのですか,スケジュール的に。
【内田委員】 私の言い方がちょっとまずいですかね。総合型選抜とか学校推薦型選抜がよくないというお話ではありません。大学入学者選抜実施要項の趣旨については,かなり丁寧にそれぞれの選抜の意味が記載されているわけですけれども,一部大学についてはその趣旨を反映していない,学力検査の一般入試と同じような形で,早期選抜,高校生の早期の合格発表を狙った制度ということで実施をされているので,そのことについてよろしくないということの確認をしていただきたいという趣旨です。
【川嶋座長】 分かりました。選抜実施要項の趣旨,先ほども御説明があったとおりで,学校推薦型,総合型選抜,いずれも時間をかけて丁寧に選抜を行うということで,一般選抜より早く入試を行うという取決めになっているところ,その趣旨が徹底されてないということですね。協議会では,これまでも十分,この2つの選抜の趣旨は守るようにということは共通の理解になっていると思うのですが,ほかの委員の方,今,内田委員からの御意見について,何か御質問とか御意見ございますか。
小川委員,どうぞ。
【小川委員】 いろいろ御説明ありがとうございました。私は内田委員の御発言に全く賛同しております。やはり,言葉はちょっと適切ではないかもしれませんが,真っ当に大学を経営している,ルールに基づいてやっている大学が不利益を被るという,そういう大学の入試の制度の崩れかけている状況というのは,やはりよろしくないのではないかと思いますので,ここで意思の統一をもう一度していただければありがたいです。
よろしくお願いします。
【川嶋座長】 ありがとうございます。
では柴田委員,どうぞ。
【柴田委員】 柴田でございます。内田先生,小川先生のおっしゃること,非常によく分かるんですけども,例外をもって確認するというのはなかなか難しいんで,我々としては,この選抜協議会の定めた実施要項に沿って選抜が行われるべきであるという総括的な確認ということで整理されてはどうかなという具合に感じております。
私,以前から一般入試においても日程がずっと守られてないということを大変懸念していたんですけれども,それを含めて,改めて,これに則って厳正に実施されるべきであるというようなことを確認するというのが,あるべき姿であろうと考えております。
以上でございます。
【川嶋座長】 ありがとうございます。
この場におられる委員の方は,当然,この選抜要項の趣旨を守るべしという立場で全員おられると思いますけれども,各大学レベルになるとなかなかその趣旨が徹底されないのが現実で,先ほど課長の御説明にあった一番最後のところの,何らかのペナルティーなりサンクションというところにつながってくるかと思いますけれども,内田委員,どうぞ。
【内田委員】 御発言ありがとうございました。文科省から,今回は,いつもの我々の協議,合意に基づいてというよりは,まず御提案をいただいているんです。何でこんなことが出てきたのということは,今後要項が発表されますと,趣旨に則っていない高校にとっても,それから大学にとっても,それから受験者にとってもよろしくない選抜については是正されるべきだというところについて説明していくわけですけれども,一方で,高校生にとっては早く大学が決まるということは利益じゃないかということは,実施している大学の主張として去年,今年と言ってきたわけです。そういったことをきちんと確認して封じておくためにも,入学者選抜実施要項の確認,これの徹底というところは図っていかなければいけないという合意が必要ではないか。それに基づいて,文科省からも提案があったという理屈づけが必要ではないかということで申し上げた次第です。
【川嶋座長】 ありがとうございます。
ほかの委員の方はいかがですか。
毎年,選抜実施要項が6月までに公表されると,文部科学省のほうで各種団体向け等に説明会が開かれているわけですが,そのときにも当然,同じようなことが徹底して説明されていると思うのですが,今回,内田委員のおっしゃるように,この場で,そのような合意が改めてされたとして,どのような形で社会というか関係者に伝えていくか,従来の文部科学省による説明を通じてということなのか,それとも協議会で何かコメントを出すとか,ここはある意味,紳士協定の場なので,あまり拘束力があるというわけではありませんけれども,今回,内田先生がおっしゃるように,前回までは,今回,協議の場である,出ている団体のほうからこういうふうにしますという御提案があって,それを協議会で認めてということだったんですが,今回はそうではなくて,文部科学省からこういう御提案が改めて出されたという趣旨は,これまでの協議会での議論のされ方とは多少変わった性格を持つものかなとは思っております。この辺りはどのように社会に伝えていくかというところは少し工夫が要るのかなというふうには思いますが,ほかに何か御意見ございますか。
先ほど申しましたけれども,6ページの一番最後の課題のある大学に対して何らかの措置を講じることについて今後検討してはどうかというところにもつながってきますので,令和9年度に向けて,今回のこの協議の場での様々な意見や,文部科学省からこういう方向性が出てきたということについて,従前とは違うということをどこかで何らかの形で発信していくということは私個人も必要かなと思っております。
内田委員,どうぞ。
【内田委員】 よろしいですか。今までも,これからも,大学入学者選抜協議会の場というのは,高校側,大学側,それから文科省ということで,協議をして合意をしたことについて要項に反映するという場であることは間違いないと思うんです。今までの会議でも,全ての委員の方がよろしくないよねという確認はできているので,高校からの一方的な意見ではなくて,大学も,それはよくないんだよという認識は持たれているし,それから文科省も,このまま放置しておくと様々な形で影響が出るという確認は,話を進める上の大前提だと思うんですよ。記録にも残る会議なわけですし,今後,協議については,要項を発表のときに趣旨説明はされるわけですので,そういったところを明確にしておくというところについてお願いをした上で,今回,提案についてお話をさせていただければと思いますが,いかがでしょうか。
【川嶋座長】 ありがとうございます。協議会ではこれまでもこの要項にのっとって実施するということは当たり前というか,そういうふうに考えてきたわけです。ですから,その辺については,何ら御異論はないというふうに思いますけれど,どうやってその点を公表するかについては少しテクニカルなこともございますので,また事務局とも相談しながら考えていきたいと思います。
また,今後も協議会を開催される予定もありますので,またそのときにでも,どのように協議会の意見を集約した上で,社会に対して,あるいは関係者に対してどうやって改めて伝えるのかということについて,今後も議論すると同時に事務局にもいろいろ検討していただきたいと思います。
その上で,今回,提案があった6ページの今後の検討の方向性について,各委員のほうから御意見を承りたいと思いますが,いかがでしょうか。
内田委員,どうぞ。
【内田委員】 すみません,時間を取っていただきましてありがとうございました。
今回御提案いただいた面接を実施するというところにつきましては,1つの手だてではないかなというふうに考えております。関西地区のほうからもまだ今のところ具体的な反応というのはないですけれども,総合型選抜の意図について,あるいは大学入学者選抜実施要項の趣旨については,今までの校長会での,関西地区の校長先生方からの御意見でも特に異論はないところでありますので,それを経過措置も含めましてどう実施をしていくかというところが今後の課題ではないかなと思っている次第です。
一方で,今回,関東のある大学であるとかそのほかの大学で基礎学力検査を実施した際に,調査書点,それから小論文の点数については,小論文は事前提出ということもありますし,また,学力検査が200点なのに対して小論文が10点,それから調査書が10点ということで,ほとんどが学力検査の得点ということで,実質一般選抜と何ら変わらない状況が展開したというところ。実際,受験者の数が公表されたようですけれども,去年に比べて伸び悩みをしているというところもあります。今回,面接を実施される提案をされるということですけれども,オンラインも可ということになりますと,時間は多少,負担も大学側がかかる一方で,同じような形で点数が10点とか,低い点数設定をされてしまうと,意味のないものになりかねないじゃないかというところがちょっと危惧されるところであります。趣旨をどう大学側で捉えてもらって,実施をしていくかというところについては,ある程度ひもつきじゃないですけれども,徹底していく必要があるかなと。
一方で,それぞれの大学の状況であるとか選抜の趣旨というのはアドミッション・ポリシーに従って実施をしていただくことになりますので,そうすると,この協議会の場で点数割合についてというところについては,なかなか難しいというところについても理解はしているつもりです。また,そういったところも含めまして,大学側,それから私学も含め,中高連さんも含めて御意見を頂戴できればと思います。よろしくお願いいたします。
【川嶋座長】 ありがとうございます。今日の資料の3つ目の黒丸で,バランスの取れた配分という,ここのバランスというのは誰がどうバランスが取れていると判断するのか,なかなか難しくて,結局は大学の見識に任せられるところもあるかもしれませんが。
長塚委員,どうぞ。
【長塚委員】 長塚です。ありがとうございます。
黒丸で5つほどがございますので,そのうちの上3つについて,私立中高連のほうから少し意見を申し上げたいと思います。
まず1つ目なんですけど,2行目に学校推薦型選抜では高等学校長の記入する推薦書の評価を必須ということにしたらどうかということなんですけども,推薦型選抜で,いわゆる専願の場合とは違いまして,公募型で併願可能な場合,これはもう実質的には総合型選抜,さらには一般選抜と同等の意味合いを持ってきますので,推薦書を求めなくてもいいんじゃないかという意見が結構あるんです。併願可能なこの公募推薦というのは,それはもう総合型として実施していただければいいんじゃないかなと。確かに,推薦書が必要だとなれば一定の歯止めになるかもしれないんですけども,併願可能な公募型がもし広がって,推薦書が安易に求められるというようなことになりますと,高校現場の負担は相当増大してくるということを危惧しているわけです。これが1つ目のことに関してです。公募型推薦の場合は必ずしもそうでなくていいんじゃないかと,別な選抜型で認められればいいんじゃないかということです。
2つ目の黒丸ですけど,この総合型の学校推薦型全体に面接評価をすると,これはもう賛成です。そもそも選抜の実施要項,参考資料もいただいておりますけど,その6ページにも書いてありますが,一般選抜でも学力検査,小論文・面接などを主な資料とするということになっているわけで,一般選抜でもですよ。ですから,年内に実施する入試については,面接実施は当然なことだろうというふうに思われます。
ちなみに一部の国立大学では,将来全ての選抜を総合型にするとか,あるいは,早速一般選抜も全員に面接を導入する予定であるというようなことを公表されている大学がございますよね。中等教育の成果を多面的に見る上で,面接の実施というのはむしろ全ての大学入試に必要なことではないかというふうに思われます。これが2つ目です。
最後に3つ目。今議論もあった3つ目のところなんですが,総合型と学校推薦型における教科・科目に係る個別テストに関してです。これは,面接などのほかの評価方法との間でバランスの取れた配分でということなんですが,この言い回し,なかなか適切な配分基準を示せないということを意味しているというふうに思われます。各大学や学部に対応した個別学力試験というのは2月1日以降に実施することになっているわけですから,本来は,基礎的な学力を見るという共通テストの内容を,その内容と実施時期を改めることにしたらどうかと。これは,以前から中高連としては標榜していたところでございます。大学進学者が多くを占めている私立高校としては,今後の高校教育改革の動向を踏まえて,高校生の資質・能力を育成することに資するような大学入学者選抜になることを期待しております。
長くなりましたが,以上でございます。
【川嶋座長】 長塚委員,3点承りまして,ありがとうございました。
川上委員,よろしくお願いします。
【川上委員】 日本私立大学連盟教育研究委員長をしております川上でございます。
まず,検討事項に対する意見の前に,先ほど内田委員をはじめとするいろいろな方から御意見いただきました。また,日本私立大学連盟として真摯に受け止めたところで,前回に引き続き検討させていただきます。御意見ありがとうございました。
では,先ほどの資料,6ページのところを出していただけますでしょうか。ありがとうございます。
今回の検討事項のところの2つ目のポチのところとして,面接に関する事項のところで,志望する学問分野に対する意欲や適性等に係る面接等のところが書かれております。評価を原則必須としてはどうかという提案のところが入っております。
皆様方,よく御存じのように,学校推薦型選抜においては公募,それから公募型での専願,それから非公募,それから非公募でも専願,いろいろなタイプがございます。それらの実際の入試状況のところを鑑みまして,非公募型専願のところの指定校推薦や内部進学者について,対象外にするかどうかというところは,協議の議論のところとして重要であると考えています。そこの中で,この面接に関しては,特にいわゆる内部進学のような,附属高校から推薦であったり,非公募型であっても専願の要素の強い指定校推薦については,大学と高校の連携関係,信頼関係というのがもう随分できているかなと思っております。それらを踏まえたところで,面接必須というところで例外措置というのは,ぜひ,大学側にとっても高校側にとってもメリットもありますし,受験する学生さんにとっても1つの検討事項ではないかというところで,ここで発言をさせていただきます。御検討のほう,よろしくお願いいたします。
以上でございます。
【川嶋座長】 川上委員,ありがとうございました。特に,附属学校等からの進学者に対しての面接は例外とするほうがよいのではないかという御意見でした。
島田委員,どうぞ。
【島田委員】 ありがとうございます。島田です。
論点が5つ挙がっておりまして,一番上,あるいは2つ目についてお話をしたいと思います。
推薦書の評価を必須とする,あるいは面接の実施を必須とするというようなことが挙げられておりますけれども,私が最も重要だと考えるのは,選抜方針と選抜方法との整合性というのを大学がいかに説明しているかというところかなと思います。方針と方法との整合性を説明することを必須とするということが前提になるのではないかなと思います。これは以前から述べているとおりです。
そうした上で,まず最初の論点ですけれども,校長の記入する推薦書の評価を必須とするということになると,受験生の学力よりも学校の推薦力みたいなものを評価することになりはしないかという危惧があります。こういう書きぶりだからいい評価だとか,こういう書きぶりだと点数が低いというようなことになってしまうと,推薦書を書かれる高校の先生方の負担が非常に大きくなるように思われます。このような学生を求めるために,こういう特性を持った生徒を推薦してほしいという意図であれば,推薦書を評価するというよりは,推薦の要件としてそれを確認するというような在り方も,またよいのではないかと思います。
それから,2つ目の論点ですけれども,面接を実施する,しないということに関しては,私は選抜方針と選抜方法との整合性ということ次第だろうと思います。ということで,場合によっては面接を導入しない場合というのもあっていいのではないかと思っています。
以上です。
【川嶋座長】 ありがとうございました。
続いて,大橋委員,どうぞ。
【大橋委員】 大橋です。よろしくお願いします。
この6ページの論点について,まず1番目,今の島田先生の御意見にかなり近いのですが,推薦書を正当に評価できるかどうかというのが,難しい点があるかと思います。本学では,一般選抜で調査書を評価に含める努力をある時期やりました。担任の先生が書かれと思われますが,相当熱の入った推薦があったり,非常に冷静にここがいい,ここが悪いと書かれている場合もあり,それを点数化して合否判定に含めてしまうことに,関わった教員たちはすごく悩んだと聞いています。学校長の推薦書だと担任よりも生徒との距離がある場合もあり得ます。この推薦書の評価,点数化を必須というのは,実際の運用では,生徒にとって正しい評価になるかは相当よく考えないといけないし,たとえば推薦書を定式化できるかなどをよく考えないといけないと思います。
あと,2番目というか,面接については,これは多分,大学でアドミッション・ポリシーに従って本当にいい学生を採るにはどういう手段がいいかということで決めていただくのがいいと思います。うちの場合は,幾つか指定校という高校があって,結構密な関係はあるんですが,逆に,だからこそ推薦入試のところでは割合みっちり面接はして,それで受け入れているということはあります。
取りあえず上2つですが,以上です。
【川嶋座長】 ありがとうございました。
続きまして,内田委員,どうぞ。
【内田委員】 度々失礼します。先ほどは面接についてコメントいたしましたので,そのほかの項目について意見を述べさせていただきたいと思います。
今年度の大学入学者選抜実施要項のところで,全高長のほうから推薦書の共通様式について,神奈川県でやっている事例を文科省のほうにお示しをし,今年,盛り込んでいただいたところでございますけれども,やはり学校推薦型,特に公募について,それぞれの大学で様式が異なる形になりますと,なかなか高校側としても負担が大きいという話は継続して出ているところでございます。ましてや,それを評価するということになりますと,大学の委員の方から,今意見が出ましたように,なかなか困難な側面が出てくる。こういった内容を書いたから不合格になったのではないかなというようなことも言われかねない状況が想定されますので,場合によっては大学のアドミッション・ポリシーに従って受験者が記入したものを,ある意味そういったところについて認め,高校側が推薦をするというような形に持っていくというところが1つの解決策ではないかなと考えているところでございます。
2番目の面接については,先ほど申したとおりでございますけれども,オンラインによる実施を含むというふうな記載がございまして,冒頭に話がありました,入学者選抜における不正行為,替え玉というところについては,推薦についても当然出てくる可能性はありまして,これが個人の単位で出てくると非常によろしく,推薦はともかくとして,特に総合型の場合には起こりかねない案件ですので,オンラインによる実施まで広げてよろしいのかどうかというのは検討が必要ではないかなというふうに思います。
3番目のバランスというところについては,非常に難しいところですので,最低限のところについて指針を示すなどの方法があるかなというふうに思います。
4番目の文理横断,それから言語能力や論理的思考力,これは,趣旨として盛り込むことについては賛成であります。
課題のある大学に対して何らかの措置というところは,今までも議論として出てきたところかと思いますので,今回,確認をされて,実際に歯止めがかからないということを避けるためにも,防止措置を今後検討していくというところについても賛成であります。
先ほど,長塚委員のほうから出ました共通テストの早期化というところについては,なかなか学力検査の選抜について早期に実施するということになりますと,高校全体,特に3年生については,私立学校が中高一貫教育を取っているのに対して,公立については,高校単独で存在している学校が多いところもありまして,我々全高長,国立・私立・公立,全て加わっておりますけれども,なかなか早期化というところについては共通した意見を持っておりませんし,共通テストの前倒しというところについては慎重な意見が多いというところについて申し添えておきます。
よろしくお願いいたします。
【川嶋座長】 ありがとうございました。
梅原委員。お願いします。
【梅原委員】 国立大学協会としてコメントさせていただきたいと思います。梅原です。よろしくお願いいたします。
国立大学協会としては,総合型選抜や学校推薦型の選抜におきまして,学力検査だけで合否が決まるというようなことがあってはならないというふうに考えてございまして,令和8年度の複数の評価方法を適切に組み合わせて選抜を行うという実施要項の見直しにつきましては,従来からの国立大学としての考え方に沿うものであるというふうに受け止めてございます。
今後も,各国立大学では総合型選抜,学校推薦型選抜の学力把握の取組を,高校での学習の影響,あるいは受験生への負担に十分配慮した形で実施していきたいというふうに考えてございます。国大協としても,高等学校における適切な教育の実施を阻害することのなきよう,引き続き各大学へ実施要項の趣旨をよく理解した上で遵守するということを促していきたいというふうに考えてございます。
それから,令和9年度からの変更案につきましては,各国立大学において総合型選抜,それから学校推薦型選抜,どちらも選抜の趣旨に鑑みて,推薦書や志望理由書等の評価を適切に行っていると考えておりますため,評価必須とする変更については問題ないと国大協としては考えてございます。
面接につきましては,経過措置期間である令和11年度選抜までに,各大学にて適切に導入いただければいいというふうなところでございます。
以上でございます。
【川嶋座長】 ありがとうございました。
ほかの委員の方で,御意見をまだいただいていない方は,いかがでしょうか。
沖委員,どうぞ。
【沖座長代理】 沖でございます。お世話になります。よろしくお願いいたします。
まず,先生方,それぞれの立場からの委員の皆様の御意見は非常に参考になるもので,伺っていてなるほどなということを強く思うものが多くありました。
私も今まで高大接続改革,あるいは自分の所属している都市部の大規模私立大学で様々な入試制度を実施,運営したり,あるいは開発をしたりという経験の中で,いろいろなことを思いながら今日のお話を伺っておりました。
それぞれの先生方,お立場を踏まえて非常に説得力のあるものであるとすると,もう一つ,私の今までやってきたことも御紹介して御判断いただくのがいいのかなというふうに思うわけです。
今回のこの対応策の議論というのは,恐らくはこの,今,1枚にまとまっているので,論点が非常にかちっと出てしまっているんですけれども,もともとは参考資料2でしょうか,令和8年度の要項の中の,例えば第6の5であるとか,どういう選抜をしているのかという説明が具体的に載っている箇所との関係で,いろいろ議論されているなというふうに思うわけです。
面接の有無というのと,あともう1つ,すみません,丸ポチの順番でちょっと確認をさせていただきたいのが,1番目のものというのは,総合型では志願者本人の記載する資料ということで,恐らく参考資料2,全体では11ページ,要項では7ページ目のところの上のほうにある5ですかね,11ページの上のほうのところに,志願者本人が記載する資料や高等学校に記載を求める資料等の活用ということで,これを義務化する中でも,総合型では前者のほうで,学校推薦型では後者のほうというようなニュアンスで,実際には多分,ここの書きっぷりが変わるんだろうと思います。あるいは,その前の活用の仕方のところの書き方が変わるんだろうというふうに思うわけです。
実は,ここではまとめて書いてあるのに対して,それぞれの選抜方式で必要なものを各学校のAP,大学側のアドミッション・ポリシーなりで定めて要求している,要請しているという形になっている。ここを細かくさらに分けるというふうに考えるのかどうかで,考え方が相当違うだろうと思います。
少なくとも,例えば学校推薦型であっても学習計画書など,何らかの課題を出してもらうということは当然あるでしょうから,まさにこれまでも高校の代表の先生方から出ているような,推薦状が本当に義務であるべきなのかどうかは,もうちょっと丁寧に議論してみてもよいでしょうし,実際の志願者の書いているものを出せばよいとすると,あまりここを分ける必要はないかもしれない。ただ,何らかの形で第6の5のもののどれかを必須にするという話であるならば,話としては筋が通るのかなというふうに思うわけです。
実は2番目の話,面接,ディベート,集団討論,プレゼンテーション,口頭試問等を含むというのが,やはりその前のところ,6の3ですかね,小論文・面接・実技検査等のということで,10ページの真ん中辺りにある記述を反映しているわけです。
ところがこの中では,実は小論文と実技検査を外していてということになりますかね。ディベート,集団討論,プレゼンテーション,口頭試問ということで,ここに書かれているうちの一部だけ使うんだという設定になっていて,そうすると実は,小論文とかエッセイなんていうようなものというのは,やはり学力を確認するような試験が入りかねないので,それは厳に慎むべきだというところを,ほかのところにちゃんと書いてはあるんですけれども,ここでまとまっているがゆえに,この一部だけ必ず必須にするということで,従来と大きく考え方を変えるという話をするかどうかということを,ちょっと気をつけないといけないだろうというふうに思います。
結局のところ問題になっているのは,第4でしたでしょうか,昨年度記述を変えたところで,どちらか一方で「または」にしていたところを,「及び」とか「等」というふうに直せばよいのかなというふうに,事前にこの資料を復習しながら思っておりました。
今ちょうど出していただいています第4の2の(1)試験期日の最後のところの「ただし」の前のところにありますね。調査書等の出願,総合型学校推薦において,2月1日よりも――要するに今回問題になっているのは,まさにこの2月1日より前に教科・科目に関する個別テストを実施する場合の話を本来しているはずで,今回の議論はそれを超えて,全部の学校推薦総合型に網をかけるぞと,全面的に性格を変えましょうという御提案のように聞こえるので,この,絞って話をするのか全体に網をかけるかで,論点はまた異なるだろうと思います。
特に,この2月1日より前に教科・科目に係る個別テストをやっているという場合には,今御提案いただいたような,出願書類に加えて第6の3,すなわち面接等,「及び」とかですね,さらに出願の際に別に出していただいているような評価方法と必ず組み合わせろというような形で,この2月1日より前にやる場合にはより丁寧にやりましょうというふうに直すだけでも,実は相当規制はかかるだろうというふうに思われるわけです。
ただし,今回の議論はもしかするとこれを超えて,網羅的に学校推薦や総合型の面接を義務化するということかもしれません。資料の話は従来やっていることの延長だと思いますので,1つ目のポチはそれほど違和感はないんですけれども,2つ目はかなり性格を変えるだろうと思います。
確かに,その下にデータを出していただいているとおり,学校推薦型では2割以上の大学では面接をしていないわけです。これは恐らく私の経験でいうと,指定校推薦で明らかに学校が,高校側と大学側の連携が緊密に取られている,あるいは,私どものところでやっているのは,合格を出した後にガイダンスなどで大学に来ていただいて説明会を行って,相談も乗る,あるいは1月の共通テストも受けていただく。だから,基礎学力などの判定は学力テスト,共通テストで必ずやるということで,その点数を合否判定にしないとしています。しかし,合否判定に使うとすると学力テストをどうしても前倒しせざるをえないという,先ほどから出ている話になってしまって,これは今回は多分議論としては難しくて,中長期的な課題,従来から私が申し上げているような中長期的な課題としてはそのことを考えなければならないわけですけれども,現状においての修正で考えた場合に,ここだけを直すのか網羅的に直すのかというのは,御判断が必要かなというふうに思います。
今,途中まで説明した点でいうと,学校推薦型で面接をしないというのは,実は従来面接をやっていた学部がやめているんです。これはなぜかというと,高校側からガイダンスなどもやっているのに,なぜわざわざ11月に東京まで――地方の受験生もかなり多いので,地方出身の学生を採りたいというアドミッション・ポリシーとか大学の方針でやっているこの指定校推薦を,合否判定のために面接を入れるとすると,面接で不合格になる場合があると高校側が受け止めるというリスクがあります。実際一部の高校からそのように伺ってきました。なので,合格判定の前に面接を行うということをやめてきたという経緯がございます。
もちろん,それでもやはり考え方として,東京に来てもらってでも面接を行うのが正しいんだという御判断が高校側にもあるということであれば,これは,我々としては面接をやらない理由は実はあまりなくなります。ただしその場合には,専願と言っていながら実際には不合格が生じる可能性があります。面接あるいはディベートなどが不得意な高校生が来た場合には,残念ながら,評価基準などを踏まえて,専願でありながら不合格にするということが起こり得るということまで見越した上で,この議論をしないといけないだろうと思います。
これ,脅しているように聞こえると大変恐縮で,そうではないんです。「丁寧にやる」ということの意味が何であるのかということを考えた場合に,特に学力だけで見るということが問題だというのはおっしゃるとおり,私も大賛成で,非常に今回の議論は大事だというふうに思っているがゆえに,全体を変える議論にするのか,まずは目の前で起こっていることをきちっと直すのかということの議論は,丁寧に腑分けしたほうがいいだろうと思うわけです。
その点で言いますと,今回例外で出していただいているようなマッチングが図られている事例があります。それをきちっと説明できない大学は駄目だと思いますので,マッチングの具体例を説明するということを要件として,また,こういう形で入学前教育であるとか,高校と大学で連携をしているということを説明ができる状態であれば,面接等は行わないことを可とする例外をつくるというようなことは,考えられてもいいのかなと考えるわけです。
具体的には附属・系属校とか,内部進学と呼ばれている選抜制度でして,これも実は推薦されると簡単には不合格にできないものになっています。かつて私が直面した事例では,中高一貫の学校の場合に,中1で,6年後に連続している大学に入学できるということを約束して入学させているのに,高校3年次の面接で落としていいのかというふうに,高校の先生方から相当厳しく問われました。
そうした形で,今,面接を実施している学部としていない学部がありますけれども,その辺りもそれぞれの学部のアドミッション・ポリシーに基づく考え方によるわけです。この辺りまで全部一律にかけるかどうかについては,ちょっと慎重に議論してもいいように思うわけです。
それ以降の3番目,日程の問題は,実はこれ,恐らく,特に今回の議論の前提になっているのが,6月7月にいきなりこういう試験やるぞというので10月11月にやると。誰もほとんどチェックできないような状態で行っていたというようなことが問題の一つなんだろうと思います。つまり,総合型や学校推薦型で学力検査をやっていながら,2年前周知がちゃんと機能しなかったということの問題でしょう。これもちゃんと確認したほうがよいでしょう。
今回はこの提案で問題ないと思うんですけれども,今後,2年前周知をどのように考えるか。現時点では,志願者への影響が大きい学力検査を新規に実施する,ないし変更する場合には2年前までに周知するという立てつけに,今の要項はなっているんですけれども,そこをどう直していくのかということも中期的には考えないといけないだろうというふうに思います。
バランスの取れた配分,並びに最後の何らかの措置というのは,恐らく今,「知の総和」答申を踏まえて中教審でも議論を始めている認証評価の問題などと連携をさせるということが,最終的には一つの枠組みなんじゃないかと考えます。この協議会でも検討すべき点もあるわけですけれども,もう少し大きい会議体でも,文部科学省の中でもぜひ連携を取っていただいて,こうした問題をどこまで,どこで,どのレベルで考えるかを検討していただけると良いのではないでしょうか。恐らく一番目に見える形になるのは認証評価の基準で,基準が遵守されておらず,高校教育に悪影響を及ぼしているのであれば,そこで課題が指摘される,場合によっては認証評価で不可がつく,メダルが取れないというような形にするというのも一つの考え方ではないかと思いまして,ちょっと長くなりましたけども,申し上げた次第です。
以上です。
【川嶋座長】 ありがとうございました。
それでは,松田委員,どうぞ。
【松田委員】 室蘭工業大学の松田でございます。ただいままでの御意見,大体,趣旨には全て賛成なんですけども,一つ,本学に特有の話かもしれませんけども気になる点が,今までの議論の中で,総合型選抜と学校推薦型選抜,附属学校とかそういうことはあるにしても,ほとんど同じ趣旨のものというふうに議論されているように感じていて,本学の場合,実は両方やっているんですけれども,アドミッション・ポリシーが少し違うということもあって,学校推薦型のほうでは実は面接はしておりません。
何が違うかというと一番は,附属校だとさらに密接なんでしょうけども,校長先生のほうから出していただいた資料の中で,理数系に特に強いと。ほかは微妙でも特に強いというところを学校推薦の一つのアドミッション・ポリシーにしているということもあって,それに関する活動歴というか,そういうものを抽出して,ある程度それに重みを置いて点数化しているということもあるのと,あと本学,学校推薦型は実は相当後ろに,前期日程の直前ということで,センター試験といいますか,入学学力試験,共通試験を受けさせて,その理数の点数も参考にすることにしているということもあって,総合型選抜とは明らかにアドミッション・ポリシーが違うという中でやっています。
そういう中で,面接,正直言うと大変だなという。全部やることになったら。まあ,やっても一般の話とは全然違うのでいいんですけれども,要するにアドミッション・ポリシーに我々が沿ってやっていると思っていることでもあかんのかと。要するに,一緒くたにされて面接中心主義になるのかという感覚が,ちょっと今までの議論中であります。
もちろん点数自体,ある程度の比率でそういう調査書ですとか本人のいろんなものを今まで評価してきて,例えば一番有名なものでは数学オリンピックみたいなものから,学内のいろんな活動歴,それに一々ある程度グレードをつけて評価して点数化するという面倒くさい作業を中でやっているということもあって,そういうことをやっていても結局それは信用されないで,面接というと信用されるんだなという感覚があって,何か,アドミッション・ポリシーとのつながりというか,そこで説明できれば,それで納得していただけるような説明ができればいいんじゃないかなというのが,ちょっと感覚にはあります。ただ,今までもそう言いつつここまで来ているので,やはりある程度そういうことが必要なんだという,おっしゃっている意味は分かります。
内容についてというよりは,かなり細かい話ですけれども,面接で全てアウフヘーベンするのかという感覚がちょっとあったので申し上げました。国立大学としてはどこの大学も,総合型にしても学校推薦のほうも,学力のみでやるということにはみんな反対しているし,そういう大学はないというように信じております。
以上でございます。
【川嶋座長】 ありがとうございました。
引き続きまして,柴田委員,どうぞ。
【柴田委員】 柴田でございます。皆さんの御意見,それぞれ納得できるところが多いんですけれども,今,公立大学を含めて大学は非常に多様化しておりまして,入学者選抜の目的も,セレクティブなのかマッチングなのか,あるいはリクルートなのかというようなので,いろいろスタンスが違うんじゃないかと思います。
それに共通したものとして,ここに御提案になっておられます推薦書,それから面接というのを必須にしてはというお話が出てきて,これをどういう具合に取り組むかというのは,恐らくこれも大学によって,実際におやりになる実態はいろいろ変わってくるんじゃないかなと思うんですけれども,最初にも述べましたように,我々は今,この実施要項の制定というのが外部に対するアウトプットになるわけですから,これをどういう具合に徹底していただくのかということを考えますと,やはり5番目にございます,何らかの措置を講じることについてというところを,前回川嶋先生が「おてんとう様なのか北風なのか」というふうにおっしゃったと思いますけれども,やはり何らかのチェックを入れるようなことが必要なんじゃないかなと思っております。
先ほど認証評価でいかがかというんですけれども,認証評価は今変革期に入っていて,どういうものが将来出てくるのか分からないということと,それから,あれは6年に1回ぐらいの周期なので,なかなか即効性もないのではないかなと思っていまして,前々から考えていたのは,今推進されております高等教育の修学支援新制度というのがございまして,これはまさに今我々が議論しております入学者選抜の延長上にあるわけですよね。
だから,この制度で大学として,たしか確認大学というのがあって,確認要件というのが,これに適用するかどうかというのがございますので,その一環としてこの実施要項に則った学生を選抜しているかというのは,取り入れてもそれほど違和感がないのではないかなという具合には考えておりますし,この制度から外れると,やはり大学にとっては非常に大きな影響が及ぶんじゃないかなという具合に考えております。
どういう形で今ある検討事項を取り入れるかというのは今後の工夫次第だと思うんですけれども,やはり最後の5番目,「何らかの措置」というのは一つの肝ではないかなと,以前から,一般入試においても日程が全然守られていないというのを非常に感じていた人間としては思っている次第でございます。
以上です。
【川嶋座長】 ありがとうございました。
澤辺委員,どうぞ。
【澤辺委員】 私立短期大学協会からです。まず,資料,先ほどから見ております6ページのところですが,総合型選抜,学校推薦型選抜の部分で面接を入れていくという部分は,数字でも表していただきましたとおり,短期大学協会といたしましては多くの短大が実施しているというところですので,そういう形で特に問題のほうは生じないかなというふうに考えているところです。
また,総合型選抜のほうでの志願者本人が記載する資料,こちらのほうはやはり評価として必要になってくるかなと思いますが,次に書かれております,学校長が記入する推薦書の評価,恐らくここの言葉だけを取ってしまいますと,それこそさきに議論になっていましたとおり推薦書自体の評価というふうになってしまいますので,この内容を踏まえての面接というような形でしていただければ,その推薦書の内容と実際の受験者が合っているのかどうかというところ,ここは見ていく必要があるのかなというふうに思いました。
また,2つ目の黒丸の中にありますマッチングの部分,丁寧なマッチングが図られているという場合,これは面接必須の例外としていくということは,今の状況からしますと附属校や,いろいろと高大連携しているところはありますので,必要なのかなというふうに考えております。また,経過措置についても,皆さんがそろってということになると必要になるかなと思っています。
次の,バランスの取れた配分での判定,これは本当に難しい部分がありますが,何か指針を示していただく形も一つかと思いますが,それがどういう内容になるかによって,短期大学としてうまくそれがはまるのかどうかというのは,少し心配するところになっております。
また,ここまでの教育のところ,ここは非常に私どもとしても重要だというふうに思っております。共通テストを受験しない短大の受験生というのも多い形になってまいりますので,できる限り高校段階での勉強はしっかりして,そして入学していただきたいというところから,やはり選抜要項の9月から出願であるとか,学校推薦型選抜のほうも11月というところ,ここはしっかりと守っていって,高校側の勉強をしっかりするようにしてもらいたいと。こういったことが守られていない場合には,大学も含めて何かしらの措置というのは必要かなというふうに思うところです。
また,短期大学といたしましては,毎回この会議で申し上げておりますが,専門学校の部分になります総合型選抜も6月からやっております。高校までの勉強をしっかりとやってもらうということに関しては,やはり,大体高校生の20%以上が専門学校に進学いたしますので,「知の総和」ということを考えるのであれば,やはり修学支援の対象にもなっております専門学校も,この選抜実施要項の対象にしていくということを強く要望いたします。
以上でございます。
【川嶋座長】 ありがとうございます。
安井委員,どうぞ。
【安井委員】 私立大学協会の安井でございます。今回の検討事項で一番最後に出ている,課題のある大学に対して何らかの措置を講ずることについてというところが一つ大きな肝だとは思うんですが,本来であれば,課題のある大学に対して措置を講ずることがないように検討するというところが,この協議会での重要なところかというふうに思っています。
学力で教科・科目に係る評価というのは,年を越えて2月以降ということになっているわけですから,そこへ集中するという,いわゆる点数がそこに配置されるということ自体が,これは本来のこの実施要項が守られていないということなんだというふうに思いますし,また,私は大学の認証評価もやっているんですが,これは評価の話ではないと思っています。
やっぱり,そこに行かないようにするためにどうするかというところが,この協議会でも考えていかないといけないんですけれども,この実施要項の中に,「バランスが取れた」という言葉とか「原則必須」という言葉が使われていて,必ずしもこうしろああしろとは書いていないんですけれども,やはり先ほどの例に挙がった大学みたいに,調査書というか,高等学校の調査書は10点,論文が10点で,いわゆる学力検査が100点というような,完璧にこれはバランスが崩れているわけですけど,それをこの実施要項の中に書くというのは,いかにも大学入試に関してはあまりいい書き方ではないなというふうに思うので,ここは川嶋座長にお願いして,協議会としての立場で意見を述べる必要があるかなというふうに私は考えます。
本質的には,各大学が自らの入試要項に,例えば3対3対4みたいな形で書いていくというのが,これは自主的に大学が,自分はどこを中心に考えているかということなので,それは自分で表明をすべき事項だと私は思っていますけれども,やはりこの協議会としては,バランスが取れているというのはそういう意味ではないよと。学生のいいところを引き出すという意味で,学力検査以外のものについて,総合型とかあるいは高等学校等の推薦型というような形をつくっているのだから,それが学力のところだけ高くなるというのはおかしいよという話は,協議会として何らかの意見書を,これまでも一回出したことがあると思いますけれども意見書を出して,ここに何らかの措置を講ずることがないような対応を,ぜひ取っていただきたいなというふうに思っているところです。
大学も多様化していますので,面接の在り方,あるいはスポーツであれば実技もあるわけですし,いろいろな対応の仕方もあると思いますので,何を選ぶかということに関しては面接だけというわけでもないですし,先ほど沖先生が言われたとおり,いろんな考え方がありますので,この「原則必須」というあたりの書き方については,これは選抜実施要項としてどのように書き込むかということについては,もうちょっと議論が必要かなというふうには思いますけれども,あくまでも「原則」と書いてありますし,あるいは「面接など」という表現もありますけれども,ここにあまり抑制的な言葉をどんどん並べていくというよりは,この協議会としてこういう意見が主なので,皆さんそういう形で展開してくださいというような意見書を発出するほうが,紳士協定としては無難かなというような気がいたしておりますので,一言言わせていただきます。
以上です。
【川嶋座長】 ありがとうございました。
続きまして,小川委員,いかがですか。
【小川委員】 お時間のないところすみません。産業教育の立場でいつも言わせていただいていることですけれども,共通教科の勉強が少ないということで,私自身は不利だとは思っていないのですけれども,その辺りの視点を先生方,非常に持っていていただいてありがたいと思っていますし,それから,上の黒ポチの5番目までについては,本当に今回,一歩も二歩も踏み込んだ御提案をいただいたと感謝しております。
やはり活動歴とか面接等の部分を丁寧に見ていただくということは,今後もぜひ議論をしていただきたいなと思っておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。
それから一番最後の「何らかの措置」についても,丁寧な議論の中で決めていければと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
以上でございます。
【川嶋座長】 ありがとうございます。
ほかの委員の方,よろしいですか。
どうぞ,入試室長。
【田島大学入試室長】 それでは事務局から,チャットのほうに内田委員と長塚委員からコメントをいただいているので,それをまず読み上げさせていただきます。
内田委員から,まず,学校推薦型指定校や系属や附属校の面接については,実施対象から外すことについて反対するものではありませんという御意見と,それから,昨年度,大学入学者選抜実施要項の発表直前に,該当大学の進路指導主任対象の説明会が実施され,要項の趣旨に反する大学入試が実施されました。今回の議論を踏まえた要項が発表される前に早期選抜を実施する大学が新たに出ないよう,何らかの各大学への周知策をお願いいたしますというコメントをいただいております。
それから,長塚委員からは,面接を原則必須とすることについて,既に多くの大学で実施されていることからしても,高校現場での負担や混乱はあまりないものと思います。むしろ生徒には,多面的・総合的な評価であるとのメッセージになるのではないかと思いますというコメントをいただいているところでございます。
それから,先ほど沖委員から御発言がございました,現行の要項との関係について,ちょっとだけ説明を補足させていただきたいと思います。
参考資料2の,全体の資料でいうとまず6ページ目のところに,入試方法というものがございまして,この中に,一般選抜,総合型選抜,学校推薦型選抜というものの定義的なものがそれぞれ記載をされているところです。
こちらで,先ほどお話がありました,まず(2)の総合型選抜につきましては,丸1のところで,「入学志願者自らの意志で出願できる公募制という性格に鑑み,志願者本人の記載する資料を積極的に活用する」という表現になっているところです。
それから,(3)の学校推薦型選抜につきましては,まず,「出身高等学校長の推薦に基づき,調査書を主な資料としつつ,以下の点に留意して評価・判定する入試方法」となっておりますけれども,その上で,丸2のところで,「推薦書の中に,大学・学部等のアドミッション・ポリシーに対応する志願者本人の学習歴や活動歴を踏まえた学力の三要素に関する評価についての記載を求める」というような記載があるところでございます。
こういう,それぞれの選抜そのものの性格をどういうふうに捉えて,あるいは補強していくのかという観点と,その次のページ,第4の,試験期日等の2,教科・科目に係る個別テストの期日についてはという部分で,昨年入れていただいたなお書きの部分,先ほど沖委員からも御発言があった,ここの部分にどういう記載をしていくのかという,そういう論点の違いがあるかなと思っておりまして,要は,総合型とか学校推薦型は多面的・総合的だから,もうすべからく,例えば面接あるいは推薦書や志望理由書が要るというような考え方に立つかどうかということと,一方で,この期日との関係で,2月1日より前に実施されているもので,しかも教科・科目に係る個別テストを実施する場合にはどうするかという,この場合はかなり限定された状態になってまいりますので,先ほどから意見が幾つか出ております,例えば附属学校とか指定校推薦というようなものについては,この期日よりも前に,いわゆる学力検査あるいは教科・科目に係る個別テストというものを実施しているのかしていないのかとか,そういうことも例外措置としてどう検討するかというようなことについての考慮要素にはなり得るのかなというふうに,お話を伺って思いましたので,この要項のそれぞれの立てつけにつきまして,ちょっと補足で説明をさせていただきました。
さらに追加で,今,チャットのほうで長塚委員から,専願の推薦であっても不合格になることは問題ないのではないでしょうか。公募の総合型から始まり,推薦型,指定校推薦や内部推薦もあり,一般選抜,共通テスト型,個別試験型と,試験日程が異なる多段階の選抜日程となっていますので,受験生には,早期に決定することが有利であるとの受け止めが広がらないように希望しますという御意見。
また,内田委員からも,同意見ですというコメントをチャットでいただいているところでございます。
事務局からの補足は以上でございます。
【川嶋座長】 ありがとうございました。
今,入試室長が御紹介,先ほど沖委員も御紹介されましたけれども,6ページの3つの選抜方法・区分についての趣旨や選抜方法について,このとおり実施していただければ別に何ら問題が起きないけれども,その行間を読み過ぎてというか読み間違えて,必ずしもここに書かれている趣旨の入試を行っていない一部の大学があるということで,一昨年から議論が続いているということになります。
沖委員がおっしゃったように,入試制度全体をバインディングするような内容なのか,それとも一部の,いわゆる年内入試で基礎的な学力試験を実施するような場合に限るのかとか,それからまた,島田委員の御意見にございましたけれども,基本的には各大学のアドミッション・ポリシーと入試方法の整合性,これが保たれていればいいのではないかと。それから安井委員からは,バランスを取りたい割合はやはり各大学の判断ではないかとか,あまり事細かにこの入学者選抜実施要項で決めるべきではないというような御意見とか,今日は本当に,第一読会でいろいろ御意見を賜ったところでございます。
本日,この5つの検討課題について,それぞれについていろいろ,それぞれの立場から御意見を伺ったところでございまして,本日これをもってどうのこうのということにはなかなか至らないのかなというふうに,私自身は考えております。
【川嶋座長】 どうぞ,石橋課長。
【石橋大学振興課長】 事務局のほうから申し上げて恐縮です。この後,議論を整理していくときに,今,室長から申し上げた点は結構大きな点かなというふうに思っておりまして,先生方の御感触をお聞きしたいんですけども,今まさに座長もおっしゃっていただいた,参考資料2の入試要項の6ページ目にある,一般選抜,総合型選抜,それから学校推薦型選抜のそれぞれのことは,もう長年このように整理をしてきていただいておりまして,ここの中に,もし,もうちょっと正確に書いたほうがいいというようなことがあれば書けばいいということが一つあるとは思うんですけれども,今,沖委員から御指摘いただいたように,今課題となっている,年内に学力検査を中心に行った,そういう入試が今後さらに進まないように,その歯止めとして面接を必須とするという考え方を取るのかというのは,結構大きな整理の仕方の差が出てくるかなと思っておりまして,この辺り,高校側からも,もしよろしければ御意見いただいておくのが,整理としては必要かなというふうに思いましたので,もう少し,よろしければお時間ある中で,その点について御意見を,大学側,高校側からいただければと思います。よろしくお願いいたします。
【川嶋座長】 分かりました。
いかがですかね。この現行の選抜実施要項,2ページ目に書かれている3つの選抜実施要項,ここをかなり大幅に改定するのか,あるいは年内入試の,いわゆる基礎学力テストを課す年内入試についての歯止めをかけるような形での修正を行うのか。方向性としては非常に大きな違いがあると思うのですけれど,これについて,それぞれの各団体から出ている方の御意見をお伺いできればという課長の御意見です。
では,内田委員。
【内田委員】 ありがとうございます。課長からの御提案については,現行で早期学力選抜を実施している大学への抑止という点では有効だというふうに考えております。
また,入試というのは受験者と大学のキャッチボールで決めていくというところがあると思いますので,面接は既に多くの大学が実施されているということもありますので,非常に,長塚先生が言われたように,これをやることによって支障もないと見られますので,ぜひ御検討していただければと思っております。よろしくお願いいたします。
【川嶋座長】 ありがとうございます。面接は必須とすべきという御意見と承りました。
ほかの委員の方々,いかがですか。
面接と,あと,大きくいえば推薦書の問題,必須かというところもありましたけれど,推薦書ってなかなか,書いた人によって内容も違ってくるし,評価は難しいのではないかという御意見も複数の委員からいただいておりますが。いかがですか。
内田委員,どうぞ。
【内田委員】 ただいま推薦書についてもお話がありましたけれども,こちらについては,先ほど申したとおり書面について共通化を図っていただいているというところもございますので,これ単独でというところはなかなか難しいところかと思います。慎重な検討が必要かなというふうに思っております。
受験者からのものを裏打ちするなどの手だてで解決できるのであれば,その方向性がよいのではないかというところについては重ねて申し上げます。
以上です。
【川嶋座長】 ありがとうございます。 長塚委員,どうぞ。
【長塚委員】 すみません,推薦型選抜よりも総合型選抜のほうが早いんですよね。ですから推薦書が必要で,先に入試があって,その次に推薦書を必要としない総合型があるというのであれば,推薦書がないと出願できないということになるかもしれませんが,先ほども言ったんですけど,総合型が先にできていて,その中で併願も含めた応募ができるのであれば,推薦書を本当に必要とするという受験の仕組みは総合型で先にやっていただいて,本当に必要な推薦書だけが出されるというのが望ましいんじゃないかなと。入試日程が逆ならば別なんですけども,そのように素朴な疑問を今まで感じていたものですから,改めて申し上げました。
以上でございます。
【川嶋座長】 ありがとうございます。
ほかの委員の方々,いかがですか。
内田委員のほうからは,できるだけ選抜実施要項の公表は早くしていただきたいという御意見もチャットでいただいておりますけれども。例年6月頃ということですけれども,今回はいろいろ課題がありますし,なかなか合意点が見いだせないということなので,これからまた,後でアナウンスメントがあるかと思いますが,引き続き御議論願うことになるかと思いますが,ほかの委員の方々,いかがでしょうか。
よろしいですか。大橋委員,どうぞ。
【大橋委員】 内田先生の御意見にほぼ賛成で,面接は各公立大学でも問題なく,総合型・推薦型選抜を中心に実施していて,効果は上がっており,判定にも生かされていると思います。
推薦のほうは,先ほども言いましたが,評価をする上では,記入される方の熱の入れ方等でそのまま評価に持っていくのは難しいです。
ただ一方で,推薦型選抜で推薦書等を全く選抜には使わないと表明するのもおかしいと思われるので,推薦書等とほかのものを組み合わせて総合的に評価するというような形でうまく取り込めれば,推薦型選抜として適切な方法と思います。以上です。
【川嶋座長】 ありがとうございます。
今の実施要項での推薦型選抜は,そのような評価をするようにということが書いてあるんですけれど,それを守っていただけないというところが。それも一部の大学に限るんですけれども,そこあたりが難しいということですね。
先ほどから多様化というお話もありましたけれども,ますます今後少子化が進むと,各大学にとっては学生確保というのは非常に経営上の大きな問題になりますので,ますますこういう事態も増えてくるかもしれないので,どこかでちゃんと歯止めをかけるというか,ちゃんとしましょうということを決めたいということでございます。
ほかにいかがでしょうか。
島田委員,どうぞ。
【島田委員】 ありがとうございます。面接は既に多くの大学で実施しているということですので,これを必須にすることは技術的には可能なのかもしれないですけれども,実際に行われている面接がどこまで判定に有効なものになっているのかということは,また別な問題として研究が必要なことかなと思います。
何かに歯止めをかけるために面接を必須化するということだと,誰も幸せにならないような気もします。「このような選抜の方針なので,このような面接が必要なのだ」という内容がきちんと考えられてこないと,判定にも思うようには生かせないだろうし,バランスの取れた配分で活用ということにもなかなかなっていかないのではないかなと思います。
というわけで,面接を必須化することに反対はしないけれども,必須化したところで,それが実質的に働かないとあまり意味はないのではないかなと思います。
以上です。
【川嶋座長】 ありがとうございます。
今回のケースでいっても,配分が非常に,200点対20点というほとんど意味をなさないような配点もあったので,実効性をどう保つかというのは非常に重要な課題だと思います。
柴田委員,どうぞ。
【柴田委員】 面接についてですから,いろんな面接のやり方があるのは,各大学,していると思うんですが,たしか医学部では大体今,一般入試においても面接がもう必須になっておりまして,それである程度のスクリーニングができるというようなことでいろいろ工夫されております。
たしか文科省のデータにもあったと思うんですけれども,MMIというんですか,マルチプル・ミニ・インタビューという,割と客観性が高いような面接というのもあるという具合に言われていますので,そういうものもいろいろ共有されたらいいんじゃないかなという具合には考えました。
以上です。
【川嶋座長】 ありがとうございます。
医学部では,ある意味言い方は悪いですけど,不適格な志願者を排除するために,一般選抜でも,多くは個人と集団と両方で面接をやっているんですけれど,志願者の数が違うので,どこまでそれが通用するかという現実的な課題があるかと思いますけれども。
ほかにいかがでしょうか。だんだん時間迫ってきますので,次回までにまた事務局のほうで,課題整理をしていただくために,今日,御意見があれば全て承りたいと思いますが,いかがですか。
もうこれ以上,今日のところは出ませんでしょうか。
それでは,本当に長い間,御議論いただきましてありがとうございます。本日の資料2,令和9年度大学入学者選抜実施要項に関する主な検討事項については,本日,様々な御意見を承ったところでございます。
今のところ,それぞれの観点から御意見いただいて,一定の方向性にということは,残念ながら本日の議論では集約できませんでした。この点については,次回4月に実施予定の協議会で引き続き議論を行いたいと思っております。
先ほども内田委員のほうから御意見ございましたけれども,選抜実施要項はできるだけ早く関係団体に公表するということもあって,なかなか時間を十分取った上で議論することも難しい状況にございます。
そこで,次回の協議会において,要項の改正を事務局から示してもらう必要があるため,各団体におかれましては,今回の議論のほか追加の意見等があれば,4月3日,金曜日まで,今週末ですかね,御提出いただければ幸いと存じます。
それでは,そのほかについて,事務局のほうから今後の予定等も含めて御案内をお願いします。
【田島大学入試室長】 失礼いたします。事務局でございます。
まず,その他といたしまして,参考資料6,参考資料の75ページ,最後のページになりますけれども,こちらについて簡単に御報告させていただきます。
3月13日付で各大学宛てに,大学入学者選抜における公正確保についてという通知を出させていただいております。
今回の通知の内容といたしましては,第2段落にございますが,「しかしながら」で始まっております,今般,留学生を対象とする入学者選抜におきまして,定められた合否判定基準に従わずに,一部の受験生のみに対して実施されていた事前面談により得られた,本来は在留資格を判断する際に活用するべき経費支弁能力に関する情報を合否判定に用いていたという事例,また,編入学試験につきまして,特定の者のために,学内規程や募集要項に則しない日程や方法によって選抜を行っていたというような事例が見受けられたというところでございます。
これまでも既に入学者選抜実施要項等でお示ししているとおり,公平性・公正性の確保に関して,取組を引き続きお願いしたいということで,各大学に周知をさせていただいておりますので,御報告させていただきます。
引き続きまして,今後の予定でございますけれども,先ほど川嶋座長からございましたとおり,令和9年度の要項につきまして,本日の御発言に追加での御意見があるようでしたら,今週末,4月3日,金曜日までに事務局まで御連絡をいただければと思ってございます。
次回の本協議会の開催につきましては,4月を目途に日程調整をさせていただいておりますので,引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
本協議会は,開催日を含めまして,審査の過程は非公開となってございます。未決定の情報が報道されることは受験生にも混乱を招く懸念がありますので,審議において知り得た情報につきましては漏えいすることがないよう,委員限りとしていただき,情報の取扱いには御注意いただきますようお願いいたします。
本日傍聴いただいている各団体の事務局の皆様におかれましても,同様に御留意いただきますようお願いいたします。
本日の会議資料につきましては,議事概要と併せまして,実施要項が通知された後に文部科学省ウェブサイトにて公表することを予定してございます。
最後に,委員の退任についてでございますけれども,今回の会議をもちまして御退任される委員の方々を御紹介させていただきます。
まず,独立行政法人大学入試センター理事長の山口委員。
それから,本日御欠席でございますが,全国高等学校長協会(大学入試対策委員会委員長)の渡邊委員。
全国都道府県教育長協議会理事である日吉委員。
以上の3名が,本日の会議をもって御退任というふうに伺っているところでございますので,御報告いたします。
その他,お気づきの点や追加の御意見等ございましたら,事務局まで御連絡のほう,よろしくお願いいたします。
【川嶋座長】 ありがとうございました。
それでは,今日の全体の議論を通じまして,何かこの場で御発言ございましたら承りますけれど,いかがでしょうか。
よろしいですか。特にございませんか。
【石橋大学振興課長】
今回,ちょっと大きな議論を今していただいておりますので,我々からは,今協議会が議論をしているという前提の中で,少し状況をマスコミに説明させていただいておりますので,恐らく明日の朝刊等には載るということになります。
これはどういう意図かと申し上げますと,やはり,実際どうなるんだという声が上がってきまして,不正確な情報が出るのはむしろよくないというふうに判断をいたしましたので,ポイントとしては,面接の必須化に向けた議論が必要ということで,協議会が今まだ検討中の状態ではあるということはお示ししないと,また混乱を招くかなと思いましたので,そのような対応させていただいているということを,ちょっとこの場で御説明させていただきました。
以上でございます。
【川嶋座長】 ということで,情報管理にはくれぐれも御留意いただければということになります。
よろしいですか。
それでは,あと3分,4分ございますけれども,これにて本日の会議は終了したいと思います。本日は年度末の本当に御多用の中,お集まりいただきましてありがとうございました。
それでは,これにて閉会いたします。ありがとうございました。
── 了 ──