【資料3-2】 大学通信教育等における情報通信技術の活用に関する調査研究協力者会議における対面授業及びインターネットを活用した授業に関する主な意見

【大学通信教育を取り巻く現状に関する意見】

・高校卒業後社会人を経験なしに入学する学生の比率が増加している。
・低年齢入学生の勉学意欲の低下を感じる。
・身体的、精神的な理由で通信制を選ぶ若年者が増えている。
・受講生一人一人へのケアが以前より求められるようになっている。
・学生数が減少し、規模の経済的な方法は成り立たなくなっている。
・メディアを利用した授業が増加している。
・多くの大学で面接授業を非常に重視している。

【対面授業の意義、利点に関する意見】

・学生、教員相互のコミュニケーションが十分に取れるので、充実した指導ができる。
・教員や他の学生と交流することで、学生の孤立を防げる。
・メディア授業にはない臨場感がある。
・学生の満足感、達成感が高い。 

 【インターネットを活用した授業の意義、利点に関する意見】

・ネットへの接続環境があれば時間と場所の制約がなく、海外在住者にも教育が提供できる。
・学習者の時間的、経済的な負担を抑えつつ、地域を超えて学生と教員、学生相互の意見交換や交流を行うことができる。
・対面授業を受けたいが、身体的な問題のために通学が困難な学生にも対面授業と同等の教育を提供できる。また、画像や音声の加工により、個々の学生の障害に応じた対応をとりやすい。
・インターネットを通じた学生同士の交流により、孤立感、孤独感等の不安を解消できる。
・学習履歴の記録を蓄積することで、学生の復習や、教員の教育内容改善に活かすことが容易。
・郵送によるやりとりと比較して、オンラインの方が、学生の反応や、質疑応答に関して即応性がある。
・オンデマンド配信型の授業は学生が授業や教材を繰り返し視聴することが容易なため、反復学習に適している。 

【インターネットを活用した授業の課題、限界に関する意見】

・本人確認や定期試験における不正防止を完全に実施することは困難であり、学位授与にふさわしい能力確認のプロセス及びガイドライン等が必要。
・授業コンテンツの開発、維持、運営に多額の費用、時間がかかり、教員の負担が大きい。
・学生が能動的に参加しないと、一人で授業を視聴することによる孤立化が生じ、学習の継続が難しい。
・面接授業と比較して学習者の理解度を把握しづらい。
・書くことに慣れていない学生にとってWeb上の議論は非常に時間がかかる。
・教育の質を担保するための指導補助者配置の基準が必要。
・実技科目が実施できない。
・高齢の教員のICT活用能力に課題がある。 

【インターネット大学における課題に関する意見】

・学部段階の学生に対するキャリア教育が不十分。
・専任教員が教育・研究を行う環境が適切に保障されていない。
・社会人以外の学生に対するキャンパスライフの提供。

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高等教育局専門教育課情報教育推進係

-- 登録:平成25年06月 --