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資料3 獣医学関係学部・学科の定員抑制についての経緯

「定員の在り方」に関する論点~ここまでの議論より抽出~

<議論の前提>
●「定員の在り方」について議論するにあたっては、「獣医学教育の水準の向上」という視点を常に念頭に置くことが必要である

 ◆諸外国(特にアジア地域)の獣医系大学の規模・教育内容が飛躍的な充実を見せる中、全ての獣医系大学は獣医学コミュニティが議論してきた教育基準・評価基準を満たすべきであり、単に大学設置基準の求めを満たすのみでは、国際的な信頼を勝ち得ることはできない。

 

◆具体的には、各大学には以下の諸点に取り組むことが期待されている
 →モデル・コア・カリキュラム記載教科についての教育体制の整備
 →定員のより厳格な管理
 (総定員の管理を行う一方で、実入学者数が一定程度超過している状態が継続)

●獣医系大学の総定員を管理する仕組みは今後とも継続すべきである

●併せて、大学院教育の充実につなげるという視点も不可欠である

※「資料2」を参照

 

<その他、獣医師の需給について考える際の留意事項>
●少子高齢化の影響により、我が国の総人口・18歳人口ともに減少期にある

●地域/職域における偏在を是正するには、処遇の改善が必要である

●獣医師国家試験に、獣医師の需給を調整する機能を求めるのは不適当である
 →国試の目的は、あくまで獣医師に求められる知識と技術の有無の確認


<獣医系大学が地域において果たすべきとして掲げられた機能>

●地域の二次診療・高度獣医療の拠点としての機能

●現役獣医師の卒後教育拠点としての機能

●感染症事案発生時における地域の危機管理拠点としての機能    

                                                    

※「これまでの議論の整理」より抜粋

<整理>獣医系大学の定員については、以下の2つの観点から検討する
 1.獣医師免許を必要とする診療獣医師の需給
 2.獣医師免許が必須でない研究職(大学教員を含む)の需給

 

1.獣医師免許を必要とする診療獣医師の需給
<主要な需要の増減要因>

 需要を増加させる要因

 需要を減少させる要因

・伴侶動物診療の高度化・専門分化

  →伴侶動物の高齢化 、飼主の意識変化

・産業動物獣医師や公務員獣医師の採用に困難を抱える地域の存在

・伴侶動物の飼育頭数の減少
      →飼主の高齢化、住宅事情の変化

・診療現場におけるチーム獣医療の推進による診療効率の向上

   →動物看護師資格の高位平準化など

・家畜飼養頭数の減少

・畜産農家1戸あたりの飼育家畜頭数の増加による診療効率の向上

 

<主要な供給の増減要因>

 供給を増加させる要因

 供給を減少させる要因

 ・獣医師免許を持ちながら、現在は獣医療から離れている者(免許保有者の約12%と推計)の活用の促進
→主として子育てを終えた女性免許保持する状況の改善者の現場復帰策の推進

 ・各獣医系大学の定員管理の厳格化の推進
  →930人の定員に対して約1,050人が在籍

 

2.獣医師免許が必須でない研究職(大学教員を含む)の需給

 需要を増加させる要因

 需要を減少させる要因

 ・教育改善・研究機能強化のための大学教員(研究後継者/教育者)養成の拡充

・ライフサイエンス分野における獣医学の知見の有用性に対する理解の広がり

 ・他の学問領域(生物学、農学、畜産学、薬学等)出身者のライフサイエンス分野への進出

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高等教育局専門教育課

-- 登録:平成26年07月 --