資料2 「獣医学系大学院の在り方」に関する論点~ここまでの議論より抽出~

 「獣医学系大学院の在り方」に関する論点~ここまでの議論より抽出~


<進学者の確保に関連する論点>
●学部段階において、ライフサイエンス分野に対する学生の興味をこれまで以上に喚起したり、その重要性についてアピールするような教育を行うべき

●大学院の振興を考えるなら、学生に対する経済的支援についても考えておくことが必要


<研究後継者/大学教員の養成に関連する論点>
●今後より一層、大学教員の養成に取り組むべき。コア・カリキュラムの実施や、参加型臨床実習の展開、さらには教員と学生の比率の改善を想定すると、明らかに教員の層は薄い

●獣医学教育の改善充実の観点からも、TAやRAとなりうる大学院生の増加は重要である


<ライフサイエンス研究への貢献に関連する論点>
●ライフサイエンス研究は、今後の我が国の成長の源。単に動物の健康のみならず、人間の健康にも密接な関わりを持つ獣医学に対するライフサイエンス分野からの期待は大きく、そうした声に応えるためにも大学院の充実が必要。

●学部における6年間の獣医学教育では、ライセンスの取得に向けた教育という正確を強めざるを得ない。ライフサイエンスを視野に入れるならば大学院の活用が必要

●動物の体についての知見を持つ獣医学修了者は、人間の疾病予防の分野でも活躍できる素地を有している。

●獣医学からライフサイエンスにアプローチすることで、トランスレーショナル・リサーチの進展が期待できる

●ライフサイエンス分野の高度化に対応し、畜産をはじめとする隣接分野と共同して、互いの得意分野を補い合う形での教育を展開することが重要

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