疾病と薬物の作用に関する知識を修得し、医薬品の作用する過程を理解する。
作用部位に達した薬物の量と作用により薬効が決まることを理解するために、薬物の生体内における作用に関する知識、技能、態度を修得する。
身体の病的変化から疾患を推測できるようになるために、代表的な症候、病態・臨床検査に関する知識・技能を修得する。
発熱、頭痛、発疹、黄疸、チアノーゼ、脱水、浮腫、悪心・嘔吐、嚥下困難・障害、腹痛、下痢、便秘、腹部膨隆、貧血、出血傾向、胸痛、心悸亢進・動悸、高血圧、低血圧、ショック、呼吸困難、咳、口渇、痰、血痰・喀血、月経異常、痛み、意識障害・失神、運動麻痺・筋力低下、知覚障害、関節痛、記憶障害、しびれ、けいれん、血尿、尿量・排尿の異常、視力障害、めまい、全身倦怠感、肥満・やせ、リンパ節腫脹、胸水、食欲不振、吐血・下血、たんぱく尿
医療における薬物治療の位置づけを理解するために、代表的な疾患における治療と薬物療法に関する知識・技能を修得する。
医療における医薬品のリスクを回避できるようになるために、有害事象(副作用、相互作用)、薬害、薬物乱用に関する知識・態度を修得する。
患者情報に応じた薬の選択、用法・用量の設定および医薬品情報・安全性や治療ガイドラインを考慮した適正な薬物治療に参画できるようになるために、疾病に伴う症状などの患者情報を解析し、最適な治療を実施するための薬理、病態・薬物治療に関する知識・技能・態度を修得する。
最適な薬物治療の実現に貢献できるようになるために、神経系・筋に作用する医薬品の薬理および疾患の病態・薬物治療に関する知識を修得し、治療に必要な情報収集・解析および医薬品の適正使用に関する技能・態度を身につける。
最適な薬物治療の実現に貢献きるようになるために、免疫系および骨・関節に作用する医薬品の薬理および疾患の病態・薬物治療に関する基本的知識を修得し、治療に必要な情報収集・解析および医薬品の適正使用に関する基本的技能・態度を身につける。
最適な薬物治療の実現に貢献できるようになるために、循環器系・泌尿器系・生殖器系に作用する医薬品の薬理および疾患の病態・薬物治療に関する基本的知識を修得し、治療に必要な情報収集・解析および医薬品の適正使用に関する基本的技能・態度を身につける。
最適な薬物治療の実現に貢献きるようになるために、呼吸器系・消化器系に作用する医薬品の薬理および疾患の病態・薬物治療に関する基本的知識を修得し、治療に必要な情報収集・解析および医薬品の適正使用に関する基本的技能・態度を身につける。
最適な薬物治療の実現に貢献できるようになるために、代謝系・内分泌系に作用する医薬品の薬理および疾患の病態・薬物治療に関する基本的知識を修得し、治療に必要な情報収集・解析および医薬品の適正使用に関する基本的技能・態度を身につける。
適切な薬物治療に貢献できるようになるために、感覚器・皮膚の疾患と薬の薬理作用・機序および副作用に関する基本的知識を修得し、その作用を検出するための基本的技能を身につける。併せて、薬物治療実施に必要な情報を自ら収集するための基本的技能を身につける。
最適な薬物治療の実現に貢献きるようになるために、細菌、ウイルス、真菌、原虫など、および悪性新生物に作用する医薬品の薬理および疾患の病態・薬物治療に関する基本的知識を修得し、治療に必要な情報収集・解析および医薬品の適正使用に関する基本的技能・態度を身につける。
医薬品としてのタンパク質、遺伝子、細胞を適正に利用するために、それらを用いる治療に関する基本的知識を修得し、倫理的態度を身につける。併せて、ゲノム情報の利用に関する基本的知識を修得する。
適切な薬物治療および地域の保健・医療に貢献できるようになるために、一般用医薬品(OTC薬、1類、2類、3類)およびセルフメディケーションに関する基本的知識を修得する。併せて、薬物治療実施に必要な情報を自ら収集するための基本的技能を身につける。
漢方を用いた薬物治療に貢献できるようになるために、漢方医学の考え方、漢方医学的な疾患概念、使用目標、代表的な漢方の適応、副作用や注意事項などに関する基本的事項を修得する。
最適な薬物治療の実現に貢献できるようになるために、薬物治療に用いられる医薬品の化学構造に関する知識を修得し、治療に必要な情報収集・解析および医薬品の適正使用に関する技能・態度を身につける。
薬物治療に必要な情報を医療チームおよび患者に提供するために、医薬品情報ならびに患者情報の収集・評価・加工などに関する基本的知識を修得し、それらを活用するための基本的技能と態度を身につける。
医薬品の適正使用に必要な医薬品情報を正しく取り扱うことができるようになるために、医薬品情報の収集・評価・加工・提供・管理、EBMの実践、生物統計ならびに臨床研究デザイン・解析に関する基本的知識、技能を修得する。
個々の患者への適正な薬物治療に貢献できるようになるために、患者からの情報の収集、評価に必要な基本的な事項を修得する。
個々の患者に応じた薬物治療を提案できるようになるために、薬物治療の個別化に関する基本的知識と技能を修得する。
薬物の生体内運命を理解し、個々の患者の投与設計ができようになるために、薬物の体内動態およびその解析に関する基本的知識を修得し、それらを応用する基本的技能を身につける。
薬物の生体内運命を理解するために、吸収、分布、代謝、排泄の諸過程および薬物動態学的相互作用に関する基本的な事項を修得する
患者個々の薬物投与設計ができるようになるために、薬物動態の理論的解析ならびに投与設計に関する基本的知識と技能を修得する。
製剤化の意義と製剤の性質を理解するために、薬物と製剤材料の物性、製剤設計、および薬物送達システムに関する基本的知識と技能を修得する。
製剤の性質を理解するために、薬物と製剤材料の物性に関する基本的な項目を修得する。
粉体の性質について説明できる。
薬物の物性や用途に応じた製剤設計について理解するために、製剤の種類、製造、品質などに関する基本的な項目を修得する。
薬物治療の有効性、安全性、信頼性を高めるために、薬物の投与形態や薬物体内動態の制御法などを工夫したDDSに関する基本的知識を修得する。
高等教育局医学教育課