化学物質の基本的性質を理解するために、原子・分子の構造、熱力学、反応速度論などの基本的知識を修得し、それらを応用する技能を身につける。
物質を構成する基本単位である原子および分子の性質を理解するために、原子構造、分子構造および化学結合に関する基本的知識を修得する。
物質の状態および相互変換過程を理解するために、熱力学の基本的知識を修得する。
複雑な系における物質の状態および相互変換過程を熱力学に基づき解析できるようになるために、溶液および電気化学に関する基本的知識を修得する。
物質の変換過程を理解するために、化学反応速度論および反応速度に影響を与える諸因子に関する基本的知識と技能を修得する。
化学物質(医薬品を含む)をその性質に基づいて分析できるようになるために、物質の定性、定量などに必要な基本的知識と技能を修得する。
化学物質を正確に分析できるようになるために、分析に用いる器具の使用法と、得られる測定値の取り扱いに関する基本的知識と技能を修得する。
水溶液中での物質の性質を理解するために、各種の化学平衡に関する基本的知識と技能を修得する。
試料中に存在する特定の化学物質を確認し、その量を正確に知るために、定性および定量分析に関する基本的知識と技能を修得する。
化学物質の構造およびその量を知るために、各種機器を用いた分析法の原理とその応用に関する基本的知識と技能を修得する。
試料に含まれる物質を物理化学的性質の違いによって適切に分離し定性・定量するために、各種分離分析法に関する基本的知識と技能を修得する。
臨床現場で分析技術を適切に応用するために、代表的な分析法の基本的知識を修得する。
化学物質(医薬品および生体分子を含む)の基本的な性質と反応性を理解するために、代表的な有機化合物と無機化合物の構造、物性、反応、分離法、構造決定法などに関する基本的事項を修得する。
基本的な有機化合物の構造、命名法、物性、反応性を関連づけて理解するために、電子配置、電子密度、化学結合や立体構造などに関する基本的事項を修得する。
脂肪族および芳香族化合物の性質と反応を理解するために、それぞれの基本構造、物性、反応性などに関する基本的事項を修得する。
官能基が有機化合物に及ぼす効果を理解するために、カルボニル基、アミノ基などの官能基を有する有機化合物について、物性、反応性に関する基本的事項を修得する。
医薬品や生体分子の構造決定を理解するために、核磁気共鳴(NMR)、赤外吸収(IR)、質量分析(MS)などの代表的な機器分析法の基本的事項と構造決定法を修得する。
医薬品や生体分子に含まれる無機化合物・錯体の性質や機能を理解するために、代表的な無機化合物・錯体の構造、物性、生体内機能に関する基本的事項を修得する。
医薬品の標的となる生体分子の機能を理解するために、生体分子の基本構造とその化学的な性質に関する基本的事項を修得する。
医薬品の標的となる生体分子の機能を理解するために、生体分子の基本構造とその化学的な性質に関する基本的事項を修得する。
医薬品の生体内での作用を理解し、生体反応を化学に基づいて説明するための基本的事項を修得する。
医薬品の作用を化学構造と関連づけて理解するために、医薬品に含まれる代表的な構造とその性質に関する基本的事項を修得する。
自然界に存在する物質を医薬品として利用するために、代表的な生薬の基原、特色、臨床応用および天然生物活性物質の作用、単離、構造、物性などに関する基本的事項を修得する。
薬として用いられる動物、植物、鉱物および藻類、菌類由来の生薬の基本的性質を理解するために、それらの基原、性状、含有成分、品質評価などに関する基本的事項を修得する。
医薬品資源としての天然物の重要性と多様性を理解するために、複雑で多様な天然生物活性物質を構造によって分類・整理するとともに、天然生物活性物質の利用に関する基本的事項を修得する。
生命現象を細胞レベル、分子レベルで理解するために、生命体の最小単位である細胞の成り立ちや生命現象を担う分子に関する基本的事項を修得する。
生命体を構成する細胞の成り立ちを理解するために、細胞膜や細胞内小器官の構造と機能に関する基礎的事項を修得する。
生命の活動単位としての細胞の成り立ちを分子レベルで理解するために、その構成分子の構造、生合成、性状、機能に関する基本的事項を修得する。
生命活動の担い手であるタンパク質、酵素について理解するために、その構造、性状、代謝についての基本的事項を修得する。
生命情報の伝達と機構を理解するために、遺伝子の発現とその制御に関する基本的事項を修得する。
生命活動が生体エネルギーにより支えられていることを理解するために、エネルギーの産生、および糖質、脂質、タンパク質、核酸の代謝に関する基本的事項を修得する。
生命現象を細胞の機能とその相互作用に基づいて理解するために、細胞間コミュニケーションの方法と役割に関する基礎的事項を修得する。
生命体を構成する細胞の一生を理解するために、細胞周期と分裂、細胞死に関する基礎的事項を修得する。
生命体の成り立ちを個体、器官、細胞レベルで理解するために、生命体の構造と機能調節などに関する基本的事項を修得する。
人体の基本構造を理解するために、各器官系の構造と機能に関する基本的事項を修得する。
生体の維持機構に関わるダイナミックな情報ネットワーク機構を物質や細胞レベルで理解するために、代表的な情報伝達物質の種類、作用発現機構などに関する基本的事項を修得する。
内的、外的要因によって生体の恒常性が崩れたときに生ずる変化を理解するために、生体防御機構とその破綻、および代表的な外的要因としての病原微生物に関する基本的事項を修得する。
ヒトの主な生体防御反応について、その機構を組織、細胞、分子レベルで理解するために、免疫系に関する基本的事項を修得する。
免疫反応に基づく生体の異常を理解するために、代表的な免疫反応の破綻および免疫反応の臨床応用に関する基本的事項を修得する。
微生物の基本的性状を理解するために、微生物の分類、構造、生活史などに関する基本的知識を修得し、併せて代表的な微生物取扱いのための基本的技能と態度を身につける。
感染症を理解するため、ヒトと微生物の関わりおよび病原微生物に関する基本的事項を修得する。
高等教育局医学教育課