資料1 薬学系人材養成の在り方に関する検討会前回(第8回)会議での主な意見

薬学系大学院博士課程(4年制)について

  • 臨床研究を行うには教育のための病院及び薬局を有していることが重要。設置されていない大学についてはどのような協力関係を築くのか、大学院の設置とともに考えておくべき
  • 臨床研究をサポートする医療スタッフの確保が重要
  • レギュラトリーサイエンスは重要であるが、教える側の教員の確保が困難
  • レギュラトリーサイエンスは、モデル・コアカリキュラムには入っているが、共用試験の範囲外となっているのが現状
  • 大学、企業、PMDAを含む行政が人材交流を行うことにより、いい教育・研究ができる
  • 6年制を基礎とする大学院においては地域の指導者(リーダー)になれる高度な薬剤師の誕生を望んでいる。現場では、優秀な薬剤師がジェネラリストとして高度で幅広く技能、知識を活かせることが必要
  • 6年制を基礎とする大学院博士課程で養成する人材の適正人数を考えると定員設定は慎重にすべき
  • 臨床薬学を普及するには医師とのパートナーシップが必要。医師やコ・メディカルとジョイントした共同研究や学会の在り方を検討すべき
  • 大学院生が治験のCRCなどの共同研究に携わることができれば非常に効果的である
  • 大学院生がリサーチ・クエスチョンをもとに、サイエンティフィックな研究をすることも効果的
  • 医療薬学の領域の英文誌を薬学のコミュニティ全体で育てることが必要
  • 6年制の教員の多くは基礎系出身であり、そのような教員だけで医療薬学に関する博士の学位審査を行うのは問題。薬学以外の教員を入れた審査をすることが必要
  • 基礎研究と臨床薬学では博士論文の評価が異なると思われるが、双方の立場から評価されうる研究となることが必要
  • 今後設置される大学院の現実を見据えながら、フォローアップを行い、いい方向にしていくことが必要
  • ワーキング・グループを設置して、これらの問題解決を図ってはどうか

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