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はじめに

 本調査研究協力者会議は、平成17年5月の発足以来、近年の医学教育改革の動向を検証するとともに、新たな課題の解決を目指した医学教育の改善・充実方策について検討を重ね、これまで、二次にわたる報告をとりまとめ、提言を行ってきた。
 平成18年11月には、地域医療を担う医師の養成・確保や社会的要請が強い事項に対応する医学教育モデル・コア・カリキュラム(以下「モデル・コア・カリキュラム」という。)の改訂等について、第一次報告としてとりまとめたところである。
 具体的には、入学者選抜における地域枠の在り方、学部教育・卒後教育における地域医療を担う医師養成の在り方、地域医療を担う医師確保に関する大学病院の役割、モデル・コア・カリキュラムの改訂(地域保健・医療、腫瘍、医療安全等)等について具体的な提言を行ったところである。
 さらに、同年12月には、医学部における入学定員の在り方について、第二次報告としてとりまとめたところである。
 具体的には、医師の不足が特に深刻と認められる県の大学医学部等における期間を付した定員増の在り方や要件、期間を付した定員増に当たって求められるもの等について具体的な提言を行ったところである。
 本調査研究協力者会議においては、その後も残された課題について検討を行ってきたところであるが、このたび、これまでの議論の結果を、最終報告としてとりまとめた。
 文部科学省をはじめとする関係者においては、第一次報告、第二次報告、そして最終報告で提言した改革を着実に推進し、医学教育の改善・充実に不断に取り組むことを要請する。

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