議事1 |
「がん対策基本法」について |
今国会で成立した「がん対策基本法」について事務局から概要を説明。
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議事2 |
改訂案の概要作成に向けた具体的内容の検討 |
1. |
腫瘍についての改訂案審議 |
○ |
提出された改訂案について審議し、主査・副主査一任とすることとした。
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【確認事項】 |
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【治療】2)「放射線療法」には、重粒子も含む。 |
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【治療】5)「支持療法」には、チーム医療や癌の副作用に対する医療も含まれる。 |
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【治療】1)〜3)及び6)は、「がん対策基本法」に基づいて変更。 |
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【治療】4)〜5)については、がん関係学会のガイドラインを引用。
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【修正事項】 |
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改訂案では、“腫瘍”、“良性腫瘍”、“悪性腫瘍”という3種類の用語を使っているが、用語の統一を図るという観点から、【発生原因・疫学・予防】3)、4)及び【診断】5)、6)の「悪性腫瘍」の“悪性”という部分を削除する。
※【病理・病態】3)「良性腫瘍と悪性腫瘍の違いを説明できる。」については除外。
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2. |
医療安全・救急についての改訂案審議 |
○ |
提出された改訂案について審議し、主査・副主査一任とすることとした。
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【修正事項】 |
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A2(1)「安全性の確保」6)について、“コンピテンシー(資質、能力)”の概念が統一されておらず、各分野によって使われ方が異なるため、「医療安全確保には職種・段階に応じた能力向上の必要性を説明できる。」とする。 |
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※ |
当該箇所については、実習等で実践することが各方面から求められてきているため、各大学の医学部教育において、実習体制の構築を求めるような記載にする必要があるため“実践する”という文言を入れる。 |
※ |
印を付けるかについては再度検討する必要があるが、M4〜M6で学ばせるような内容ではないか、という意見もあった。 |
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A2(2)「医療上の事項等への対処と予防」5)について、“・フールプルーフ”という文言を削除。 |
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※ |
用語を医学生に覚えてもらうという観点からすれば、入れた方がいいという意見もあったが、フェールセールまで例示すれば十分なのではないかという議論から。 |
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3. |
地域医療についての改訂案審議 |
○ |
提出された改訂案について審議し、主査・副主査一任とすることとした。
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○ |
その際、学部段階でどのようなことを教えるべきなのか、ということを再整理し、学生に向けた視点と社会に向けた視点の両方を勘案する必要がある、との意見があった。
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【確認事項】 |
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(7)地域医療(新設)の項目は、「F 医学・医療と社会」の(3)と(4)若しくは、(4)と(5)の間くらいに入れるべき。 |
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※ |
(7)といった下位ではなく、上位に格上げするといった観点。 |
※ |
地域医療の中には介護などの件があり、これが(4)に入っているから。 |
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「F 医学・医療と社会」に“地域医療”に関する記載が多数あるため、新設“地域医療”の項目との整合性を図るべき。 |
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例) |
一般目標: |
社会と健康・疾病との関係や地域医療について理解し、‥‥ |
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到達目標: |
3)地域医療の機能と体制… |
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6)地域保健と医師の役割… |
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7)病診連携と病病連携を… |
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新設「地域医療」の3)と5)が内容的に重複しているので、3)に集約すべき。 |
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※ |
これらは、6)ともリンクするので、統合する必要がある。 |
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改訂案に「実習に参加できる」といったような積極的な内容を盛り込むべき。
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議事3 |
コア・カリキュラムにおける技術的な修正のための調査研究作業 |
○ |
提出された改訂案について奈良委員から報告があり、7月上旬までに各WG委員から新たな意見を提出してもらい、提出があった意見については、主査・副主査が取りまとめることとなった。
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その他 |
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今回でコア・カリキュラム改訂案についての審議を終えることとし、最終案については、主査・副主査に一任することとなった。 |
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次回WGの開催日時については、各WGの開催予定等を勘案して医学教育課において設定する予定とした。 |